トランスデジタル社社長ら初公判 起訴内容を認める 東京地裁
2010.7.9 12:01
経営破綻(はたん)した情報通信関連会社「トランスデジタル」(東京都港区)の資産を一部の債権者に不正に譲渡したとして、
民事再生法違反(特定債権者に対する担保供与)罪などに問われた同社社長、後藤幸英被告(44)ら5人の初公判が9日、東京地裁(近藤宏子裁判長)で開かれた。
5被告は起訴内容を大筋で認めた。
起訴状によると、後藤被告らは平成20年8月、トランス社が民事再生法適用を申請する前に、3億円の債権を持つ食品販売会社に資産を優先的に譲渡し、ほかの債権者に不利益を与えたとしている。
また、トランス社元副社長、鈴木康平被告(55)ら2人は、
同年7月に同社の新株を発行して投資事業組合などから計8億8千万円の入金を受けたように装い、増資したとする虚偽の事実を公表したとして、金融商品取引法違反(偽計取引)などの罪でも起訴されている。
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100709/trl1007091204004-n1.htm