ロッテのM&A、誰も止められない 【ビジネス朝鮮】
http://businessnews.chosun.com/site/data/html_dir/2010/01/26/2010012601134.html [アンカーコメント]
ロッテグループが国内流通業界1位に満足せずに、買収合併など攻撃経営を広げていてその背景に
関心が集まっています。報道部ハン・サンミ記者です。
[リポート]
米国系コンビニエンスストアーバイザウェーが激しい競合の末に結局ロッテの手へ渡りました。引き受け
金額は当初の業界予想より高い2千740億ウォン台です。 ある日系コンビニエンスストアー業者が当初、
引受け候補として議論されましたたが、強大な資金を動員したロッテを越えることができませんでした。
ロッテグループのコンビニエンスストアーセブンイレブンは、競争業者ファミリーマートとGS25に大きく押さ
れる状況でした。しかし今回の買収合併をステップにしてコンビニエンスストアー市場まで支配するように
なると予想されます。
ロッテの攻撃的歩みはこれだけではありません。27日に入札締め切り予定のGSデパートとGSマート引き
受け競争にも参入しています。ロッテがGSデパートとマートの引き受けに成功すれば、全国にデパート29店と
大型マート69店舗を確保することになり、流通業界最大の恐竜に位置づけられることになります。
このような買収合併推進は、ロッテグループが持つ豊富な流動性が一役買います。バイザウェーとGS
デパート・マート引受け金だけでも2兆ウォン近く必要ですが、資金力動員に大きな問題がないということが
ロッテ側の立場です。また昨年12月に釜山(プサン)ロッテ光復店オープンと、韓国ユニバーサル・スタジオ、
蚕室(チャムシル)第2ロッテワールド大規模投資に出るなど足速な動きを見せています。
[インタビュー]オセジョ/延世(ヨンセ)大経営学科教授
“ロッテの立場では既存の良いブランドイメージと資金力、そして吸収したことで現れる統合的システム
シナジーを極大化できるために、こういう攻撃的経営を展開しているようです。”
手綱を緩めないでいるロッテの攻撃経営が、競争業者と流通市場再編化にどんな影響を及ぼすのか関心が
集まっています。