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三星とLGのLCD相互購買に‘空証文’の兆し　【聯合配信　東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20100120/25527839/1
　昨年8月MOU履行できず。'需給事情+信頼不足'原因指摘

　政府の仲裁により2年余りの調整が終わり、苦労して実現した三星とLGのLCD相互購買が了解覚書(MOU)
締結から5ヶ月が過ぎても、適切に行われていない。'需給状況が良くない'ということが表面的な理由だが、
相互信頼不足と競争心理が実質的な背景だと指摘されている。

　20日知識経済部とディスプレー業界によれば、LGディスプレーのクォン・ヨンス社長と三星電子のチャン・
ウォンギ社長は昨年8月25日、イ・ユンホ状況部長官(当時)が参加した中で、LCDパネル相互購買・供給の
ためのMOUを締結した。

　三星電子は昨年9月から自社で生産していない43.18cmモニター用パネル4万枚以上を、毎月LGディスプレー
から買い入れ、LG電子は同じく三星電子から55.88cmモニター用パネル4万枚以上を買うというのがMOUの
骨子だった。自社で生産していないモニター用LCDパネルを台湾など海外から輸入してきた二つの競争業者が、
年間1千億ウォン台に達することと推算される製品を相互に購買することにしたことは画期的だった。

　特に二社はモニター用LCDパネルのうち相互購買が追加で可能な品目を、昨年末まで選定することにする
など、協力を強化することにしていた。

　しかし三星とLGの関係者たちは、"まだ明確な取り引きがなされていないと理解している"として、両社間の
相互購買MOUが相変らず履行されないでいるということを確認した。

　これと関連した表面的な理由で、政府と二社の関係者たちは"LCD需給事情が厳しいため"と明らかにした。
しかし政府と二社が需給事情に対する予測をせずにMOUを締結したと見るのは苦しく、両者またはどちらか
一方が相互購買を望まないなど他の理由があるという分析が説得力を持っている。

　これに対して証券業界のあるアナリストは、"ディスプレー産業や物流費用節減などの側面で相互購買が
必要な部分はあるが、世界で一・二位を争う業者どうしで取り引きするよりも、第3の業者が取り引き相手に
なるほうが気楽だと見なければならない"と話した。また"'相手方にさらに利益になるのではないか'という
相互不信も作用しているだろう"と診断した。