980 :日出づる処の名無し:2010/01/04(月) 19:56:34 ID:d1CAw6eF
>>977をいろいろ訂正。
>>977では年収=給与所得にしているけどこれはおかしかった。それでも、35歳前後の
給与が400万強あるのは明白で、300なんて数字は出てこないし、97年の600も異常。
で、いろいろ考えた。
これ下がってるとすると株式特損くりこんだ?じゃあ昔より青年〜中年層の株式投資が
盛んになってる?あるいは役員報酬なりストックオプションなりを年収に繰り入れたデータ
つかってる?でも97年も対外不況だったよな社長・役員に若く付く人間が昔は多くて
自社株の値上がり分がある?とか。でも結論でないから、元データをあたることにして
>>960の本を買ってきた・・・愕然とした。
該当部分
>総務省が行った「就業構造基本調査」をもとに、30-34歳の男性の年間所得を分布で
>表した<図4>を見ると、一目瞭然だ。
>1997年には、500-600万円台が最も多かったのだが、2007年には、それが300万円
>台になり、年収のピークが200万円も低くなっている。
あほかああああああああああっっっっっ!!!!!NHK・・・お前本気か?いや、正気か?
この調査はネットで公開されてる(
ttp://www.stat.go.jp/data/shugyou/2007/index.htm)
から見てもらえば分かるけど、分布中央値・分布形状ともにほとんど変わってない。中央値の
減少は、
>>968で示したデフレで完全に説明できそう。そもそも、統計の見方で平均がいいか
中央がいいかとかいう議論は色々あるけど、ピークで語る阿呆なんぞ始めて見た。そんなもん
度数分布の切り方でいくらでも変わるじゃねえか。
この調査でも、400万代までは100万刻みなのが500万-は200万刻みになっている。
これを全て100万刻みになるだけで、「500-600万が300万に!」は「400万代が300万代に」
になるし、採用する年度を替えればたぶん同じ位置にピークがある年はこの前後で簡単に
見つけられるだろう。何しろ、300万代と400万代の人数差は、ピーク値の10%ほどしかないん
だから。いずれにせよ、無意味。上の振りで書いたいろんな悩みも全て無意味。この著者そんな
こと考えてない。単純に所得分布だし、アホ。
ああ、こんな低レベルな代物に突っ込み入れるために1600円・・・('A`)