医療関係者暴行危険水位…何かあったか 【聯合配信 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20100106/25234377/1 治療不満・誇大妄想で医療スタッフ暴行・殺害
最近患者の健康と生命を世話する医師と看護師らが、患者からの暴行と脅迫に苦しめられてついに殺害されることまで
相次いで発生し、医療関係者らが恐怖に震えている。ついに大韓医師協会など7つの保健医療団体は6日記者会見を通じて、
政府の対策作りを促した。
協会などの主張の根拠になる、これまでの医療関係者暴行および脅迫・殺人事件を整理してみる。
最近の例では昨年11月末、原州(ウォンジュ)のある泌尿器科医院で前立腺治療を受けていた患者キム某(34)氏が、注射を
しようとする看護師2人に凶器を振り回して1人を死亡させた事件だ。キム氏は被害妄想に苦しめられて、計画的な犯行を犯した
と発表された。また昨年3月末京畿道(キョンギド)富川(プチョン)のある泌尿器科医院で1年間診療を受けていた患者ベク某(73)
氏が診療に不満を抱いて、院長パク某(69)氏に凶器を振り回して死亡させた。
2008年11月にも釜山(プサン)のある病院で、腎臓治療中の某(41)氏がこの病院の腎臓内科長室に押し入り、あらかじめ準備
していた凶器でキム某(49)科長の胸など6ヶ所を刺して重体にさせた。 腎臓治療を受けていたが症状が悪化した中で、医師が
高い薬を処方するとし不満を抱いたと伝えられた。2008年6月大田市(テジョンシ)のあるアパート地下駐車場で、A(45)氏がそれ
まで診療を受けていた大学病院泌尿器科医師B(41)氏を凶器で刺して死亡させた。
医療スタッフに対する脅迫と病院爆破威嚇もあった。2007年9月患者キム某(61)氏はインプラント手術に誤りがあったとし、歯科医
C氏を凶器で威嚇して2千100万ウォン相当を強請り盗ろうとした。
2008年4月には釜山(プサン)の某病院で患者キム某(48)氏が、携帯用ブタンガスボンベ4個を入ったまま"病院を爆破させてやる"
と威嚇した後、ある看護師の顔に当てて使い捨てライターをつけるなど10分間余り暴れまわった。交通事故で入院治療を受けて
いたが、泥酔状態で他の患者と医療スタッフに乱暴を働いたために強制退院させられ、腹立ちまぎれの犯行と明らかになった。
その他に治療に不満を抱いて医師を相手に人質劇が続き、医師を脅迫して麻薬類の投薬を受けたこともあった。
大韓医師協会チュァ・フンジョン スポークスマンは、"医療スタッフを暴行すれば他の患者の生命を威嚇してしまうという点で、
加重処罰して厳重に対応しなければならない"として、"外国の場合総合病院など規模の大きい医療機関には警察が常駐する
など社会的保護を受けているだけに、我が国医療スタッフも公権力の保護が必要だ"と話した。