ソウル再び'塩化カルシウムまみれ'どうするのか 【聯合配信 朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2010/01/06/2010010602476.html?Dep0=chosunmain&Dep1=news&Dep2=topheadline&Dep3=top 街路樹短命化・車両腐食など憂慮。ソウル市塩使用拡大・親環境製品検討
降雪観測以来最悪の大雪が降って除雪作業に苦労したソウル市が、今度は道路の上に残っている塩化
カルシウムと塩など除雪剤の処理問題で苦心している。
6日ソウル市によれば市と25自治区は今回の大雪にる道路結氷を防ぐため60万包台(25s基準)の塩化カル
シウムと塩を道路に撒いた。ソウル市と自治区だけでなくアパート団地でも周辺の道路や歩道の結氷を防ぐ
ために塩化カルシウムを購入して使用したため、実際に使われた塩化カルシウムと塩の使用量はこれより
はるかに多いと推定される。
大雪にともなう交通大戦争を防ぐためにばく大な量の塩化カルシウムなどを散布したことで、ひとまず急な火は
消したが、残った塩分が深刻な環境汚染を誘発するという点で新しい悩みの種になっている。塩化カルシウムと
塩などは雪を溶かす効果があるが、土壌の塩分を高めて街路樹と植物の寿命を減らすと分かった。道路などの
塩分は橋梁構造物と車両を腐食させるのはもちろん、道路を凍結させて致命的な交通事故を誘発したりもする。
ソウル市は天気が好転して結氷危険がなくなれば、水清掃で道路に残った除雪制を洗い落とす計画だが、寒波が
当分続く展望なので現在としては方法がない状態だ。ソウル市のゴインソク道路企画官は“副作用が憂慮されると
いう理由で除雪剤を撒かないわけにもいかない”として、“天気が良くなれば道路の水清掃等を通して残った塩化
カルシウムと塩を清掃する計画だ”と話した。
ソウル市は除雪剤の環境汚染問題を減らすために、塩化カルシウムより環境に及ぼす影響が少ない塩の使用
量を徐々に伸ばすという計画も持っている。塩化カルシウムは塩よりはやく雪を溶かすが、金属腐食性も1.3倍程度
強いと伝えられた。特に塩化カルシウム溶液に塩を混ぜて散布する方式は、塩化カルシウムより持続効果が良い
ながらも塩化カルシウム使用量は減らすことができるため、ソウル市は最近混合方式を拡大している。これを通じて
ソウル市は来年までに塩使用量を除雪剤5年平均使用量の50%以上に増やす計画だ。
ソウル市は環境にほとんど悪影響を与えない‘親環境除雪剤’を使う方案も検討している。ゴ企画官は“親環境製
品は塩化カルシウムより価格が2〜5倍高いというのが短所だ。しかし、除雪剤の環境汚染問題が常に指摘されて
いるだけに、モデル使用してみた後採択可否を決める”と話した。