【政治経済】平成床屋談義 町の噂その301

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182日出づる処の名無し
ttp://online.wsj.com/article/SB10001424052748704779704574553491570666698.html
Why Japan Needs a 'Hatobama' :Tokyo's new leader faces a rough 2010 without some pragmatic adjustments.
By IAN BREMMER AND NOURIEL ROUBINI DECEMBER 30, 2009, 7:36 P.M. ET
何故日本に「鳩オバマ」が必要なのか 日本の新指導者は実際的な(政策の)調整がなければ2010年には困難に
見まれよう By IAN BREMMER AND NOURIEL ROUBINI  WSJ寄稿評論、30日

バラク・オバマ大統領と同じように日本の鳩山首相は選挙期間中に、経済と外交の、多数の大げさな(extravagant)政策
の約束をしたのだが、オバマ大統領は柔軟性と(現実に)妥協する姿勢をみせている。鳩山首相は同じように(現実的に変
身)することができるのだろうか? もし出来ないのであれば、日本の2010年は波乱含みのものとなろう。

日本の財政赤字がGDP比200%に向けて拡大している事からすれば鳩山首相の約束はオバマ大統領以上に野心的な
ものとも言える。彼は無駄の削減、国民の(生活の)ための経済をいい。幾つかの小さからぬ政府支出を公約し、戦後最
大規模の95兆円の予算案を提示している。首相は国債発行を44兆円に制約し、日本郵便の民営化を停止し、日本の
Co2排出を、2020年までに90年比で25%削減することを目指している。この約束は間もなく、大変高いものにつくことが
解るはず(will soon prove too costly to keep. )である。

外交政策では鳩山政権は対等な日米関係をいい、普天間のヘリコプター基地にかかわる日米合意のいざこざを解決出来
ずに引きずっている。この問題についてはアメリカ政府が既に幾つかの、ぶっきらぼうな警告を出している。政府のNSCの
核不拡散戦略部長のCarolyn Leddyは鳩山政権を非難して「安全保障政策上の総合失調症」と呼んでいる。

日本国内の鳩山政権の支持率は低下しており、不支持率は共同通信の調査で11月の25%から今月は38%になった。
鳩山首相が選挙で公約し福祉政策を余りに多く実行すれば、日本経済は成長無く、財政赤字が悪化することになりかねな
い。鳩山政権が東アジアの安定化のために必須である日米同盟を不安定化させる懸念もある。