売春取り締まり警察、浴槽を剥ぎ取る理由 【釜山日報配信 東亜日報】
http://localen.donga.com/news/3/02/20091219/24928876/1 警察が売春を根絶するための業者取り締まり時に、ベッドなどを押収するように方針をたてたが、警察署では
押収物を保管・処理する空間と予算が不足して頭を痛めている。
19日釜山(プサン)警察庁によれば、今年1〜11月の売春業者取り締まり件数は全617件であり、このうち物品を
押収した件数は268件になる。今年に入って釜山地域では警察が売春業者を取り締まって、ベッド、CC(閉回路)TV、
看板などを押収・廃棄処分する作業に集中している。これは事業主が取り締まりにあっても'ズボン社長(?)'を前に
出して堂々と営業を継続する場合が増えたためで、施設を押収して再犯の可能性を減らす目的で導入された。
●押収すれば実績さらに高く評価、苦労してベッドなど運んでも保管・廃棄予算不足
警察は取り締まり実績を評価する際に、取り締まりだけよりも押収措置までした場合には、倍程高い点数を付与
して押収を奨励している。これに伴い一線警察は売春業者を取り締まって押収物まで運ぶために苦労している。
高い建物からベッドなどを運び、排水管を壊さないように浴槽を外すなどの手間に戦々恐々としている。一部では
'肉体労働が仕事ではない'と不満をさく烈させる。
この過程で一線警察署は押収物保管のスペースや予算が不足して困難を訴えている。押収物保管所が非常に
不足する場合には警察署の駐車場に積んだり、管轄区庁に保管中だ。不法成人ゲームセンター取り締まりで押収
されたゲーム機の場合、管轄区庁のゲーム産業関連部署で積極的に管理する傾向であるが、売春業者の押収物は
管理する部署が少ない実情だ。押収物を廃棄処分する予算も用意しにくい。警察は検察から押収物廃棄指示が下り
次第、担当警察官の立会いのもと廃棄処分して、その過程を詳細に写真で撮っておかなければならない。
押収物が多い場合には処理費用も莫大になるが予算はわずかだ。釜山A警察署の場合、直ちにベッド7個など
押収物を廃棄処分しなければならなかったが、費用がなくて管轄区庁に協力を要請した状態だ。またB警察署では
10月に一部押収物を廃棄処分するために100万ウォン余りがかかったが、事前の予算がないため手配に苦労した。
警察関係者は"売春業者の施設を押収してこそ取り締まり実績が上がるので、取り締まりにだけ終わらないで
積極的に押収しているが、運んだり保管するのが容易でなくて後ほど廃棄処分しようとするなら費用がかかる"と
して、"人材や予算などの支援が必要だ"と話した。