ttp://news.www.infoseek.co.jp/society/story/20091214_yol_oyt1t01153/ 宮内庁に意見1千件超、羽毛田長官支持が多数 (読売新聞) [2009年12月15日3時6分]
天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が特例扱いで決まった問題は、「二度とあってほしくない」と苦言を呈した
宮内庁の 羽毛田 ( はけた ) 信吾長官に対し、民主党の小沢幹事長が14日、「辞表を出して言うべきだ」と応酬し、さら
なる波紋を広げている。
同庁には羽毛田長官を支持する声が相次ぎ、識者からは小沢幹事長の発言を疑問視する意見も聞かれた。
羽毛田長官は14日夜、天皇陛下のお住まいの御所から宮内庁の長官室に戻った後、待ち構えていた報道陣に応対。
「これまでの(1か月)ルールで会見をお断りした国に、『うちは政治的に重要でないのか』と言われた時、どう答えたらい
いのか」と、改めて陛下と習副主席の会見の設定に苦言を呈した。
同庁によると、政府内で申し合わせて「1か月ルール」を厳守することになった2004年以降、例外が認められたのは1度
だけ。05年1月にタイから上院議長の会見希望が寄せられた時で、1か月前という期限を1日過ぎていたが、同国は直前
のインド洋大津波で被災していたため、「やむをえない」と政府が判断して会見が実現した。
天皇の政治利用という観点から、今回の会見に羽毛田長官が懸念を表明した11日以降、同庁には、電話や電子メール
で1000件以上の声が寄せられているという。その多くは「特例扱いはおかしい」として羽毛田長官に賛成する意見で、
長官を激励するものも目立つという。(後略)