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[深分析]日帝以後100年間'規制まぜこぜ'酒産業 【朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/12/17/2009121701602.html
 生マッコリに果物混ぜれば酒税6倍に。免許・原料・瓶の栓まで規制
 酒ビンにも税金、施設規制でビール会社2ヶ所だけ。マッコリ復活は規制緩和のおかげ

 全南(チョンナム)霊岩(ヨンアム)にあるマッコリ製造業者三湖(サムホ)酒造場のイ・ブソン(72)氏は、2006年に霊岩特産
物のイチジクを入れた生マッコリを開発したものの、生産出来ずにいる。殺菌されたマッコリにだけ果物を添加することができ、
生マッコリは規制されているためだ。果物を入れた生マッコリは果実酒に分類されて税金が5%から30%へ高くなる。酒造場で
一緒に仕事をする息子イ・ヒョンジン(30)氏は、"イチジク生マッコリを開発しても、税金のために出荷できずにいる"とした。

 1909年日帝が酒税法を作って酒を規制し始めて100年が流れた。専門家たちは100年が過ぎた今でも大韓民国の酒産業は
'規制まぜこぜ'と批判する。製造免許・原料・生産・流通まですべて規制の塊りだ。酒ビンと栓も規制対象だ。日本酒や外国の
ウイスキーやワインが世界的な酒に成長したが、我が国の酒は'規制'にしばられて競争力が弱くなって行った。酒貿易赤字
額は4億3415万ドル(2008年)に達する。10年前に比べて赤字規模が4.6倍大きくなった。'まずい酒'しか飲めない消費者も規制の
被害者だ。

◆焼酎原料はすべて同じで
 現在全国の焼酎会社10社で作る焼酎は一兄弟だ。焼酎原料の大部分を占める酒精(エタノール)の原料を政府が決め、その
販売を大韓酒精販売という会社が独占しているためだ。国税庁関係者は"酒精は麻薬や銃砲のように国家の管理を受けなけ
ればならないという趣旨"と説明した。大韓酒精販売社長はたいてい国税庁退職官僚らが引き受ける。
 我が国のビールメーカーは2社だけだ。50年以上全国の営業地域を分け合って市場を支配してきた。二つの会社が作る
ビールも12種類に過ぎない。その上味も他国のビールより劣っていると消費者らは不満だ。'ヨーロッパ ビール見聞録'を
書いたイ・ギジュン全南(チョンナム)大教授(人類学)は、"酒文化の核心は多様性なのに、私たちのビールは千編一律的"
といった。国内消費者らが高い価格を支払いながらも外国産ビールを探す理由の一つだ。昨年のビール輸入額は3937万
ドルで、10年前の1998年輸入額(84万ドル)の47倍だ。

◆施設も規制、瓶の栓も規制
 ビール会社が2社しかないのも規制のためだ。1850kL以上の醗酵施設を整えるべきとされていて、これは500mLビールを
一日に1万本程度生産出来ない限りビール業界に参入できないことになる。このために1975年(十白ビール)、1994年(カス
ビール)があったときの3巴戦を除けばビール市場は常に2巴戦だった。

(1/2) つづきます
418:2009/12/18(金) 13:45:10 ID:F7h+Kk7r
>>417 つづきです
 日本の場合は2004年にビール設備基準を2000kLから60kLに大幅に緩和して270余りの中小会社がビールを作っている。
施設規制が厳しすぎるという批判が出るや、9月に公正取引委員会はこの基準を大幅に下げて、新規参入の突破口を開くと
発表した。だが法改正権を持っている企画財政部関係者は、"緩和方針があるだけで、どの程度まで基準を緩和するのか
決定されたことがない"とした。

 焼酎・ビールの瓶の栓も国税庁が指定した三和(サムファ)王冠とセワングム金属工業の2ヶ所から全量納品受けなければ
ならない。1985年から始まった寡占だ。栓の数量を課税基準にするべきという理由でできた規制だ。だが缶ビールとパック焼
酎は瓶の栓がなくても、機械で出庫数を数えて税金を付ける。瓶の栓規制はなくても関係ないという話だ。ある国策研究所研
究員は、"セワングムg金属の社長が地方国税庁長出身であるぐらいで、瓶の栓会社に対する国税庁の影響が強い"と話した。
 酒ビンも知らず知らず規制を受ける。米国・英国・ドイツ・日本など大部分の国家は酒ビンの中の内容物にだけ税金を付ける。
だが私たちは酒のビンにまで酒と同じ税金を付ける。美しい容器にマッコリを入れようと試みれば、容器にも間違いなく税金を
付ける構造だ。

 日本のインターネットショッピングモールでは韓国マッコリを買うことが出来る。だが韓国のショッピングモールではマッコリを
買うことはできない。我が国ではマッコリのインターネット販売が禁止されているためだ。政府は8月に伝統酒育成策を発表して
今年末にインターネット販売を許すと発表したが、これもまた来年下半期まで延期された。酒税法改正に時間がかかるという
理由からだ。法が改正されても、伝統酒製造業者のホームページと農水産物流通公社で用意した別途のホームページだけで
注文できる展望だ。

◆最近のマッコリ復活は規制緩和の力
 ジョン・ホヨル公正取引委員長は、"マッコリの人気理由は結局規制緩和のおかげだ"と話す。1977年までは米でマッコリを
作れないようにしていたし、1998年まではマッコリに植物を添加できず、2000年までは醸造場がある市・郡地域の外にはマッ
コリ搬出を禁止していたなど、規制が徐々に解除されたためというものだ。

 昨年のマッコリ出庫量は17万6398kLで2003年(13万8162kL)に比べて28%増えた。1990年代中盤に始まったマッコリ輸出は
少しずつ増えて2003年には1676kLを記録し、2008年には5457kLで5年で3.3倍に増えた。イ・トンピル韓国農村経済研究院
選任研究委員は、"まだマッコリには撤廃するべき規制が少なくない"としながら、"しかしマッコリの復活は税金を簡単に高く
得るために作った規制が、どれくらい酒産業を押さえ込んでいたかを見せる代表的な事例"と話した。

(2/2) 以上です
っ【既成の規制に寄生】