“現低金利基調は損失より利益が大きい” 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/3/01/20091113/24088904/2 イ・ソンテ韓銀総裁“当分景気回復焦点…新型インフルが経済に衝撃与える場合も”
金利2%凍結9ヶ月
韓国銀行が基準金利を9ヶ月連続凍結した。イ・ソンテ韓銀総裁は当分低金利基調を継続すると示唆した。
韓銀は12日金融通貨委員会を開いて、基準金利を今の2.0%で維持することに決めた。今年2月に基準金利を
史上最低値の2.0%に下げて3月から9ヶ月連続で凍結したのだ。
韓銀が基準金利を凍結したことは、最近の景気のはやい回復傾向にもかかわらず、今後の景気展望に対する
不確実性が相変わらずだと判断したためと解説される。
この日の金利凍結発表は大多数の専門家が予想したとおりだ。だが市場は金融緩和の副作用を強調してきた
‘鷹派’イ総裁の発言程度が一層やわらいだのに注目した。“イ総裁の任期が終わる来年3月まで金利を上げない”
という展望まで出てくるほどだ。この日の債権市場では国庫債3年物金利が0.08%ポイント急落するなど、債権金利が
いっせいに下降傾向を見せた。
イ総裁は記者懇談会で、“現状況では低金利基調を維持する利益が損失より大きい”として、“これから通貨政策は
国内需要の拡大程度と世界経済回復推移を見守って、当分景気回復に焦点を合わせて運用する”と明らかにした。
事実上、今年末まで金利を上げる意向がないことを表わしたのだ。
景気状況に対しては楽観的だと分析した。イ総裁は“国内景気は夏から状況が良くなり、輸出が着実に増加して
いて内需も多少好転した”とし、“3分期からは民間需要も増えて輸出も当分大丈夫であると見えて、景気回復傾向が
4分期以後にも続くだろう”と話した。また“4分期にも高くはないけれどプラス成長ができる”としながら、“だが年間
成長率がプラスかはまだ明らかでない”と話した。
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韓銀によれば4分期成長率が前期対比プラスならば年間成長率も0%を越える可能性が高いが、季節調整変化の
要素などが相変らず不透明で、正確な年間成長率は4分期実績が出てきた後に知ることになる。景気展望に対しては
不確実性を強調した。イ総裁は“米国、ヨーロッパなど銀行の与信活動がまだ活発でなく、主要国の景気展望も不確か
だ”として、“国内では財政政策効果が弱くなるはずなで、民間の消費と投資がどれくらい支えるのか確信できない”と
話した。
彼は“新型インフルエンザが最近2〜3週で急速に拡大して、冬の間持続するならば国内経済に相当な衝撃を与える
可能性がある”と指摘した。韓銀は新型インフルが拡大する場合、国内総生産(GDP)を0.2〜0.3%ポイント減少させうると
見ている。
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