★喫茶居酒屋「昭和」参百八日目

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29地球の裏側 ◆/lYVcP7um2
もう一つ情報。

上記の関門海峡海上交通センターにこういう事例がありました。
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/kanmon/toukei/collision/2ju-shoutotsu.htm
これのA号とC号の衝突位置が今回の事故の衝突位置と非常に近いのではないで
しょうか。また、このA号はB号とも衝突していますが、今回も同じような状況
で、韓国船が左舷に逃げたのではないでしょうか?
管制所の左舷回頭指示は最初の追い越し船との衝突回避とも考えられます。

韓国船が無茶な航路を取る理由:
釜山からの日本向けコンテナは、その大半が釜山経由の日本向けで、韓国発
は多く有りません。これは、釜山経由の日本向けコンテナは、必然的に日本
直行のものと価格競争がある事を意味します。南米からですと、日本向けも
韓国向けも輸送運賃は同じです。そして日本向けには釜山経由も含まれて
います。
つまり、釜山まで来た日本向けコンテナは、それを日本へ輸送する運賃がゼロ
という事です。韓国お得意の、無理をしてでも「シェア」を取れば勝ち論理
です。
しかし、その無理のしわ寄せは、釜山-日本間に集中します。釜山-日本向け
のコンテナはおそらく相当安い料金で運んでいるはず。でなければ辻褄が合い
ません。これで利益を上げようとするなら、数をこなすしか方法は無いでしょう。
数をこなすには船の速度を上げれば良いのですが、それは出来ない相談です。
船の速度は燃料消費と密接に関係があり、指数関数的な関係を持っています。
ですから、船の速度は経済速度に固定されます。もうお判りと思いますが、
船の速度を上げずに時間短縮するためには、距離を短くするしかありません。
それが、漁船団への突入や、狭水道での追い抜きに繋がっています。

釜山みたいな荷扱いが悪い港を無理矢理維持するために、日本人の命や財産
が危険にさらされるのは相当に理不尽な事と思いますね。