秋刀魚と新米に釣られて来ますたw
えっと、まず、マーチスは航路管制はしますが、通行船舶に指示、命令を
行う権限は付与されておりません。指示、命令をするには、海保の巡視艇
に司法海上保安官が座乗している事が必要だと思った。
なるほど、また状況がはっきりしますた。
韓国船の前方を同航していた船が何なのか判りませんが、早鞆瀬戸で自船が
速度を落とす可能性があったのでしょう。それと韓国船の速度が早いため、
船長は追突の危険を感じたのだと思います。
マーチスに連絡したのは、言葉の障害のためでしょう。内航船舶で英語で
十分な意思疎通が可能な乗組員が乗船している可能性は大きく無いです。
で、マーチスは先行船からの連絡を、韓国船に中継した。もちろん英語で
です。で、このバカ船長は、それを追い越しの指示と受け取ったわけです。
多分、このバカ船長の英語レベルもクソだったんでしょうね。
それと、突っ込むなら韓国船側が、「右から追い抜くつもりだった」と明言
してるところでしょう。前に張った図を見れば判りますが、早鞆瀬戸で低速
航行する船を右側から追い抜く事はできません。座礁します。つまりこの
韓国船の船長には、追い越し行為に付随する危険を認知していなかった、と
言う事を明確に自身の口から述べている訳です。そして、これまでの事故経緯
を知っているマーチスは、この韓国船の操船を「危険な操船を行う船舶」と
認識していたかも知れません。(それについては
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/kanmon/ に詳しい)
事故当時の潮流はここで判ります。
http://www.mirc.jha.or.jp/cgi-bin/online/w/w-tcp?AREA=kanmon 設備の悪い船や古い船で、増速余地の無い船は早鞆瀬戸で立ち往生や迷走する
危険があります。関門で4ノットは決して早い潮流では無いですが、実際にその
場にあると、かなり凄まじいですよ。音を立てて流れてますから。