【政治経済】平成床屋談義 町の噂その247

このエントリーをはてなブックマークに追加
8592/3
N:鳩山さんは「日本は対米従属、言いたいことも言えずに無理な負担をしてきた」とおっしゃいましたが、
なぜこのような関係・構造になったのか、説明していただけませんか?

前:わが党は反米・離米ではない。あくまでも日米同盟が機軸。日米安保はアジア・太平洋地域の安定の
ための公共財として認識しているし、それを前提にアジア地域の発展のために貢献する。東アジア共同体
といっても米国をハブにするんじゃなくてコミットメントさせるつもりなのだから、批判は当たらないよ。
だけど、小泉のように対米関係さえ上手くいけば、その他の対中・対韓関係も上手くいくというような自民党
の外交政策は間違いでしょう。
だから、わが党はもう少しアジアに軸足を置いて、しかしアメリカも取り込んで上手くやろうとしてるんです。

N:民主党のこれまでの発言を聞くと、政権誕生後すぐにオバマ政権と摩擦が生じると懸念されていますが?

前:わが党は全ての主張をすぐにアメリカと交渉するつもりはありません。当然優先順位を決めてやります。
まずは鳩山オバマの信頼関係を築くところからですね。このことは対話を持ったアメリカ高官に伝えています。

N:ですが普天間基地移設のように国家間の合意が成立したものまで見直すといっていますが、受け入れ
られないのでは?これまで自民党政権が構築してきた戦略的パートナーと言う関係を転換するようにも
思えるのですが、民主党はどのような日米関係を目指しているのですか?

前:対話の中で米国側は「われわれはオバマに政権交代した。この合意もブッシュ政権が決めたものだけど、
国家間の合意だからきちんと守ろうとしている。お前らも政権交代したからと四の五の言わずに守れよ」と
言って来ています。一方で、わが党はこれまで国民に約束してきたこともありますし、さらに逆に言えば自民党
政治の元では「沖縄に関する特別行動委員会(SACO)」だって十数年も全然進んでいないじゃないですか。
わが党は(それらに対してまとめて)別のアプローチで問題を解決するんですから、別に「ヤンキー・ゴー・ホーム」
と言っている訳じゃなく、きちんと代替案を示してやろうとしているんですから問題ありませんえん。