'海運業構造調整船舶ファンド' 1号スタート…17隻4800億ウォン
ニューシス|キム・ヒョンソプ|入力2009.07.16 06:03
http://media.daum.net/economic/view.html?cateid=1038&newsid=20090716060305254&p=newsis 【ソウル=ニューシス】
政府が海運業構造調整のため、推進した最初の船舶ファンドがスタートする。
国土海洋部は構造調整基金を活用した。最初の船舶ファンドの'ケムコグルロボル1〜17号船舶投資会社'
を認可したと16日に明らかにした。
17隻の船舶投資会社のファンド造成額は、約4800億ウォンとなり、国内海運会社から運航中の船舶17隻を
買いとり、これを5年間海運会社に再賃貸する計画だ。
購入資金の40%にあたる1900億ウォンは、構造調整基金が出資し、外換銀行とハナ銀行が20%に該当する
1000億ウォンを貸し出す。 残り1900億ウォンは海運会社が履行保証で参加する。
http://photo-media.daum-img.net/200907/16/newsis/20090716060305522.jpg ファンド運用は、3日の韓国資産管理公社(KAMCO)が子会社で設立したケムコソンバグニョン鰍ェ引き受ける。
資産管理公社は船舶売却代金をドルで海運会社に支給し、元金は満期の3〜5年後に一括償還するようにした。
これを通じ、不況期に海運会社の傭船料の負担を最小化し、海運業の運航競争力を高めるという計画だ。
国土部によれば、今回の買い入れ対象船舶らは債務が殆どないものなどだ。 売却代金は大部分が海運会社
の財務改善と流動性の拡充に活用されると期待される。
船舶ファンドというのは、流動性が悪化した海運業体の船舶を船舶投資会社が市価で買い入れた後、船主から
傭船料を受けて船を貸し出し、後ほどまた売ることだ。 我が国は2004年の初めての導入以後、昨年末まで総
73社の船舶投資会社が認可され、5兆ウォンの船舶金融が造成され、107隻の船舶が確保された。
今回の船舶ファンドは4月に政府が発表した'海運産業構造調整と競争力強化方案'により、構造調整基金を活用
した最初の事例だ。 突然訪れた、海運不況に国内船舶が安値で海外に売られる国富の流出防止と、海運会社
への流動性の供給のために導入された。 資産管理公社は総4兆ウォン規模の船舶ファンドを作る計画だ。