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開城工業団地入居企業 「とんでもない要求」激昂
聯合ニュース　2009/06/11 18:41送稿
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2009/06/11/0200000000AKR20090611101800001.HTML

（ソウル＝聯合ニュース）イ・ドンギョン記者＝北朝鮮が11日、南北の開城工業団地の実務会談で、労働者の賃金を
現在の4倍にあたる300ドルを要求したのと関連し、入居企業の代表は「とんでもない要求」と激昂した反応を見せた。

政府当局者によると、北朝鮮は、現在、社会保険料を含め、平均75ドル台の1人当たりの勤労者の月給を300ドルに
引き上げるように主張した。また、年間引き上げ率は10〜 20％と要求した。

これに対し、匿名を要求した入居企業の代表者A氏は、「個人的には北朝鮮が操業停止を念頭に置いた措置だと
考えている」と声を高めた。

彼は、「300ドルは中国とベトナムの賃金水準の倍以上のもので、グァテマラやコスタリカなど中南米のレベルだ」とし、
「これは交渉の余地がない」と話した。

A氏は、「北朝鮮は途方もなく高い賃金を言っておいて、開城工業団地の操業停止の因果責任を韓国政府に押し
つけるつもりだ」と言い、「双方が信頼していない状況で、交渉がまともに成り立つ訳がない」と悲観的な立場を示した。

しかし、他の入居企業の代表のB氏は、「北朝鮮がまた会おうとしたのは交渉の余地がある」と言い、「あまり希望を
持てないが、悲観的になる必要もない」と語った。

B氏は、「国内企業もそうだが、賃金交渉というものは、一、二回会って決めることができるものではない」とし、「今後の
交渉で、政府の役割を期待して見なければならない」と付け加えた。

彼は、「賃金はいくつかの重要な問題の一部」とし、「通行などその他の条件も無視できない交渉の対象だ」と指摘した。

B氏は、「北朝鮮側が公式的に賃金の引き上げ案を提示しただけに、私たちも、私たちができることができる上限を
それなりに決めなければならないようだ」と語った。

開城工業団地の企業連合の経営陣は、 12日午前、協会事務室で対策会議を開き、第2回南北実務協議の結果に
ついての公式見解を出すことが分かった。