正男ファンクラブ

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011123000438

　【ソウル時事】北朝鮮の金正日労働党総書記の死去を受け、三男金正恩氏の新体制が事実上動き始めた。
新体制では、金総書記の実妹・金慶喜氏が地位を高めた一方、長男で正恩氏の異母兄・金正男氏は排除
されたもようで、「金ファミリー」も明暗が分かれた。

　聯合ニュースによると、マカオと北京を行き来している正男氏は、２８日の告別式に姿を見せなかった。
正恩氏との確執が伝えられる異母兄は新体制への悪影響が及ぶとみなされ、招待されなかったようだ。
専門筋は「正男氏の北朝鮮での政治生命はこれで終わり」と話す。

　金総書記の異母弟・金平一駐ポーランド大使も告別式に姿を見せなかった。
正恩氏と仲が良いとされる次男・正哲氏の姿も確認されておらず、要職に就く可能性は低そうだ。
　一方、女性たちは存在感を増している。金慶喜氏は２８日、序列を１４位から５位に上げた。

夫の張成沢・国防委員会副委員長とともに正恩氏の「後見人」としての影響力を強める見通し。
　これまでほとんど表に出なかった正恩氏の妹ヨジョンさんとみられる女性も、弔問の場面が何度も報じられ、

告別式にも参加した。将来的に、金慶喜氏と同様、最高指導者の妹として力をつけることも考えられる。
　また、聯合は告別式の映像で、正恩氏の側に２０代とみられる別の女性が映っているのを確認した。
金慶喜氏らにも遠慮なく振る舞っており、正恩氏の妻の可能性もあるとしている。（2011/12/30-15:41）