ELS収益率操作疑惑…関係当局調査開始 カナダの銀行関与の可能性が提起されて
2009/05/14 20:30送稿
http://www.yonhapnews.co.kr/economy/2009/05/14/0325000000AKR20090514196200008.HTML (ソウル=聯合ニュース)ク・ジョンモ記者=
国内で販売された株価連係証券(ELS)の収益率が操作されたという疑惑が提起され、関係当局が調査を始めた。
14日の証券業界によれば韓火証券が販売したELS商品の満期日の先月22日の場の終了を控えた間際の時間に
突然大規模な売却数が出て、この商品の基礎資産の中の一つSKの株価が最初の基準株価の75%未満に下がって、
元金の損失が発生した。
この商品は満期日にポスコとSKの株価が最初の基準株価の75%以上ならば年22.0%の収益率が支給される商品だった。
場の終了前にはポスコの株価は当時最初の基準価の80%水準を維持していたがSKの株価は最初基準株価の75%で
ある11万9千600ウォンを少し上回る水準だった為にSK株価の動きが投資家らの関心を引いていた。
10分間進行された終了間際の時間に13万株の売り物があふれて、午後2時50分現在12万500ウォンだったのが場の
終了の時には11万900ウォンまで落ちたのだ。終了間際の10分前までの取引量は17万株余りであった。
特にこの中で7万株ほどが外国系の証券会社が注文したと発表されて、市場の一部ではこの商品のヘッジを担当した
カナダの銀行が売却注文を出して、わざと株価を下落させたのではないかという疑惑が起きている。
この銀行は商品のウォン発行者でありヘッジを担当したカナダの銀行で、SKの株価が最初の基準株価の75%以上ならば
投資家らに元金の122%を払わなければならないが、この日のように最初の基準株価の74.6%と75%未満ならば元金の
74.6%だけ払えば良いため、それだけの差額を得ることができる。
商品の投資金額は66億ウォンである点を勘案すれば、この銀行がわざと株価を落としたとすれば銀行は31億ウォンの
差額を得ることができたことになるわけだ。
韓火証券関係者は"元金の損失を被った投資家が嘆願を提起したからなのか、最近金融当局から関連内容を
問い合わせしてきた"として"証券会社が利害当事者ではないので、措置をする訳には行かないが当局で明確に
操作したことと結論を下すならば、損害をこうむった投資家らに法律上での請求など支援をする計画だ"と話した。