>>319のつづき
これは為替レート下落が営業利益を助けるが、外貨換算損失や外貨評価損失などを拡大して純利益には減少要因
として作用するためと説明した。分期別で見れば為替レート効果がさらに明確になる。昨年4分期の韓国企業(39社基準)
の売り上げ増加率はウォン基準で13.4%とファインプレーしたが、ドル基準では-23.2%と大幅のマイナスを見せた。
世界的にも為替レートにともなう悲喜が交錯した。昨年日本企業の売り上げ増加率は0.5%と米国(7.8%)とヨーロッパ(5.4%)
に比べて顕著に低いが、ドル基準として見れば日本・ヨーロッパ・米国の順に順位がさかさまになる。研究員は「昨年は為替
レートの下落が企業実績に肯定的に作用したが、これから為替レートが上昇すれば実績は大きく悪化するだろう」と指摘した。
今年1分期も企業実績が改善される兆しはないと評価した。
予想より悪くはなかったが、絶対的な成長性や収益性は昨年4分期よりさらに低いということだ。
研究員は「全体的に企業実績が下落する中で企業間実績格差が拡大して、競争は深刻化する」としながら
「産業構造調整が加速化して家計購買力が萎縮することによって今年の実績は昨年より減る可能性が大きい」と見通した。
業種別では電子・自動車など耐久消費材業者の実績が昨年4分期を基点に急落したと分析した。
概して私たちの主力輸出品という点で世界経済の不振が私たちの経済に大きい影響を及ぼしていると憂慮した。
http://www.yonhapnews.co.kr/economy/2009/05/09/0325000000AKR20090509035900002.HTML(韓国語)