平頂山事件 民主議員「日本政府に公式謝罪求める」
ttp://www.asahi.com/politics/update/0507/TKY200905070073.html 中国遼寧省の平頂山村で1932年に旧日本軍が村民を虐殺したとされる平頂山事件で、
民主党議員有志を代表して相原久美子参院議員が5日、同省撫順市で事件の生存者3人と
面会し、公式の謝罪などを日本政府に求めていくことを約束した。
抗日ゲリラによる襲撃の報復として旧日本軍が住民を銃殺した事件は、犠牲者が800人とも
3千人ともいわれる。生き残った3人が96年、日本政府に6千万円の損害賠償を求めて東京
地裁に提訴、最高裁まで争ったが06年に敗訴した。
このため生存者と弁護団は日本政府に対し、賠償を求めない形で(1)公式な謝罪(2)犠牲者を
供養する記念碑などの設置(3)事実を究明し後世に伝える――を求めることを決め、民主党議員
24人の協力を取り付けた。
相原議員は生存者の前で「日本政府が謝罪もせず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。真の安定
した日中関係を築くには戦後補償問題の解決が不可欠。皆様の要求が実現するように努力します」と
述べた。生存者の王質梅さん(87)は「日本から議員が来てくれて感謝する。生存者は少なくなって
いるので早く解決してください」と話した。