改めてみる経済指標"分かってみれば所々虚数"
ノーカットニュース|入力2009.05.02 06:03 |
http://media.daum.net/economic/view.html?cateid=1037&newsid=20090502060307123&p=nocut [CBS経済部記者]
最近一週間発表された経済指標-3月経常収支(韓国銀行)、4月貿易収支(知識経済部)、4月消費者心理
指数(韓国銀行)、4月企業景気実体調査指数(韓国銀行)、3月産業活動動向(統計庁)等-を調べれば、
概して内容が似ている。 '史上最大の黒字'をおさめ、指標が'急速に改善'しているということだ。
しかしこういう経済指標には所々虚数が挟まっていて、より慎重な分析が必要だという指摘だ。
先に66億 5千万ドルと月単位で史上最大という3月経常収支を見てみよう。 主要理由は輸出減少傾向が
鈍化して、商品収支が70億ドルに肉迫する黒字をおさめたためと分析された。
しかし輸出増加率がマイナス19.4%からマイナス17.8パーセントとかろうじて1.6パーセント鈍化したことに
意味を付与することは困る。
その上通関基準で見れば輸出増加率はむしろマイナス22パーセントで減少傾向が拡大した。
特に船舶輸出が全体輸出で39億ドル以上を占めるのに、これはすでに2、3年前に受注した物件であって
実際に入ってくるドルは、それほどにならないという点に留意する必要がある。
4月の貿易収支黒字も60億ドルを越えて、史上最大だが、同じ分析が可能だ。 大規模黒字の原因が為替
レート効果によって船舶輸出が40パーセント程度増加したことに起因するためだ。
全部世界の景気低迷により輸出より輸入がさらに大幅に減って、発生した不況型黒字であるだけに意味が
半減するという話だ。 さらにすでにウォン・ドル為替レートは下がって行っていて、今後は交易に悪影響を
受けるため楽観するだけではない。
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