ファンド・貯蓄全部はたいても家計の借金返せない
マネートゥデイ|ペ・ソンミン記者|入力2009.04.28 12:02
http://media.daum.net/economic/view.html?cateid=100035&newsid=20090428120207766&p=moneytoday [昨年家計金融余剰史上初めてマイナス、低金利で利子償還負担は減って]
株式とファンドへの投資損失が大きくなったため家計の金融資産を全部処分しても借金(家計負債)を
返すことができないことが明らかになった。
韓国銀行が28日に発表した金融安定報告書(13号)によれば、昨年の家計の金融余剰は-94兆5000億
ウォンと2002年以後で初めてマイナスを記録した。 家計金融余剰は金融資産から金融負債を引いた
もので、それがマイナスとなったことは資産を全部処分しても借金を返すことができないということを
意味する。 また2002年から家計資産に対する市価評価がされていらいの事実上史上最初の事だ。
昨年の家計の金融負債は前年より7.9%増加した802兆ウォンで、可処分所得に比べては1.4倍にも達した。
韓銀は家計の保有株式とファンドの評価損失拡大で金融余剰が2002年以後初めてマイナスを記録したと
明らかにした。
また資産価格(不動産と株式)指数で実質化した金融負債規模が、昨年株式および不動産価格下落で
大きくなったと説明した。 家計金融資産対応金融負債比率も2007年の43.4%から昨年には47.8%と大幅
に拡大した。
ただし低金利傾向が続く事で、今後の家計の元利金償還負担は軽減されることと韓銀は説明した。
実際に昨年7.5%に達した、利子/可処分所得比率は今年には5.8%に落ちると韓銀は予想した。
だが実質および名目賃金の上昇率がマイナスとなって、今後の家計の所得は全般的に減ることが明らか
になった。 昨年4分期の物価上昇率を反映した実質賃金上昇率は-5.9%、名目賃金上昇率は-1.7%であった。
所得が減ったうえに為替レートなどの影響で物価上昇まで起きた事が影響を及ぼして家計の所得水準が
減ったのだ。
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