銀行延滞率上昇どぎまぎ…‘回復信号か管理での降下か’
ハンギョレ | ギムスホン記者 入力 2009.04.20 14:20 | 修正 2009.04.20 15:00
http://media.daum.net/economic/view.html?cateid=1041&newsid=20090420142003665&p=hani [ハンギョレ] 銀行の半期収益性診断 & 見込み
今年高空行進中期・家計貸し出し延滞率 3月末 'ぱったりと'
"輸出など経済状況悪くなって" "3月特殊性のため"
今年に入って険しい上昇勢を見せた国内銀行の延滞率が去る 3月末には下がり始めた。金融業界には延滞率
上向きが止まった事に対して景気回復信号という分析と、銀行の積極的な延滞率管理による '管理での降下'と
いう解釈がでている。
金融監督院が去る 15日に発表した今年 3月末現在の国内銀行の貸し出し延滞率は 1.46%で、延滞率が急騰
した1月末(1.50%)と 2月末(1.67%)に比べてはかなり低くなった。去年 3月末(0.91%)に比べると 0.55%ポイント高く
なったが、12月末 0.38%ポイント、1月末 0.58%ポイント、2月末 0.66%ポイントなどずっと上昇傾向で来たことを
勘案すれば、よほど改善したという評価だ。
詳細項目別で見れば、中小企業貸し出し延滞率が 2月末は 2.67%が 3月末 2.32%で 0.35%ポイントも減ったし、
家計貸し出し延滞率と(0.73%) 住宅担保貸し出し延滞率(0.56%)も一ヶ月前に比べてそれぞれ 0.16%ポイント、
0.14%ポイントずつ低くなった. ただ大企業貸し出し延滞率は 2月末より 0.08%ポイント上昇した 0.70%だったが、
これは新韓銀行の大企業貸し出し延滞率が、ちょっと増加した事によることで特定大企業のみ流動性に問題が
起こったという推定が可能だ。
このように急騰した銀行延滞率上昇勢がた下がった事をどのように解釈しなければならないか? 金融圏関係者
たちは 3月の特殊性を考慮しなければならないと指摘する。毎年 1〜2月には延滞率が上がって半期の末であ
る 3月には、銀行の集中的な延滞率管理で上昇幅が下がるという話だ。延滞率には表面延滞率と実質延滞率
がある。表面延滞率は銀行が不良資産を売却するとか会計帳面上の損失で、定めた償却処理した後集計する
延滞率で、実質延滞率は売却や償却処理以前の延滞率だ。金融監督院で発表した延滞率は表面延滞率で、
銀行が不良資産を売るとか損失処理をして積極的に、延滞率を低めた結果だ。なおかつ一部の銀行は元金
償還余力がない中小企業への貸し出し満期を延ばすとか、延滞金償還用で新規貸し出しを行う方式で延滞
債券管理に出ているという話も出る。
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>>642の続き
しかし金融業界では 3月末に延滞率上昇勢に歯止めがかかったことを、景気回復の兆しや政府の積極的な
通貨供給政策と連関をつけて解釈しようとする意見がもっとも多い。単純に銀行の半期末の延滞率管理效果
のためではなく、企業現場でお金が回り始めるなど経済状況がちょっと良くなった結果という説明だ。実際
第 1四半期の会社債純増額が 15兆4千億ウォンで去年年間純増額(9兆1千億ウォン)を上回るほどに、企業ら
の資金調逹が易しくなったし、3月の輸出も前月よりは増加した。それに韓国銀行の積極的な基準金利引下に
よって企業らの利子償還負担も減った。政府の積極的な中小企業貸し出し拡大政策も延滞率改善に寄与した
ことに分析される。
一市銀役員は "昨年末には今年に入って景気がもっと悪くなることを予想したが、実際には思ったより悪く
ならなかった"と "銀行の不良資産売却や償却による效果を勘案しても、延滞率の上昇勢が止まっている
のが事実"と言った。彼は "3月に入って京人公団や南東公団の一部工場の出物たちが取り引きされている
など、景気が少しずつ良くなっているし、4月中旬まで延滞率も 3月よりむしろ、低くなるなど状況が良くなっ
ている"と付け加えた。他の市銀の関係者も "最近政府の多様な流動性支援政策が效果を発揮して、延滞率
上昇勢が止まって安定段階に入った感じがする"と言った。
しかし 3月末の延滞率下落反転が成り行き転換につながって、銀行の上半期の収益性改善に寄与するか
どうかに対してはもうちょっと見守ろうという意見が多い。景気回復動向の長続き可否が不透明のうえ、構造
調整の対象である中小建設・造船・海運業を中心に潜在的な危険材料たちが散らばっていて、延滞率の成り
行き的下落反転を易しく占うことができないせいだ。なおかつ 3月の就業者数が 1年前より 19万5千名も減る
など雇用事情が外為危機水準並みに悪くなっていて、現在までは比較的安定的な家計への貸し出しの延滞
率上昇を無視することができない状況だからだ。
市銀関係者は "最悪の事態は去ったように、一応 4月末の延滞率は見ると判断ができる"と言った。グォン
ヤングベ韓国投資証券アナリストは "去年第 4四半期と比べると、肯定的な信号たちが見えるが相変らず
多様な不安要因たちが多い"と "特に景気回復の可否を述べる事は出来ない。今後の推移をもうちょっと
見守る必要がある"と説明した。
金再虞三星証券アナリストは "政府の政策的支援で上昇幅が緩和されたことであって、不良はそのまま
続いていることだから、変わったことは何もない"と "景気が回復しなければ、無理やりに増やした貸し出し
が延滞率の急騰につながる場合もある"と警告した。 (2/2)以上です。