>>567の続き
低金利基調が持続することで、個人たちが借金をしてバブル膨脹に寄与した。個人への貸し出しは
1999年 192兆ウォンなど 100兆ウォン台にとどまっていたが, 2000年 241兆ウォン、2001年 304兆ウォン、
2002年 391兆など毎年 30% 近い急増を見せたし去年には、とうとう 648兆ウォンにまで増した。
■ 証券市場・不動産・IT バブル3つのキー
1999年から株式市場は ITベンチャーブームに乗って異常過熱で走り上げた。外為危機を乗り越えて
第2の跳躍のために政府は、政策的にベンチャー企業を育成した、その結果行先を判断しかねていた
資金が ITベンチャー創業熱風に注ぎ込まれ、 ITバブルと証券市場バブルが生まれた。
株価は外為危機を経て 98年6月にコスピ指数が 277.37まで落ち込んだが、'バイコリア'の余波で浮動
資金が入って来ると、らわずか 1年6ヶ月で 1,059.04にまで達し、再び 2001年 400台まで沈むローラー
コースターのような場勢を広げた。コスダック指数も 98年 610ラインで 2000年 3月 2,834.4まで上がっ
てから同じ年末には 525.8まで下がるなど急騰落を見せた。
ITバブルもあっという間に脹れ上がりそして、裂けてしまった。ベンチャー投資への熱気がおさまって景気
回復速度がバブル膨脹に追い付くことができないと、2001年以後ベンチャー熱風は急激に沒落した。
ベンチャー企業数は 1999年(4,294社)以後、雨後の竹の子のように増えて 2001年 1万1,392社で頂点を
付けた後、2003年には 7,702社と 1年の間 32%も急減した。
2001年以後、不動産市場の過熱はバブルの決定版だった。家賃は市中の流入によって周期的に小康
状態と上向きを繰り返しながら不動産不安をけしかけた。
住宅価格は 2001年、02年 9.9%、16.4%ずつ急上昇してから 2005年〜2007年に再び上昇期を経た。政府が
出した各種不動産規制政策にも、ものともせずにソウル江南圏再建築アパートを震源地として 'バブルセブン
'が家賃上昇を主導した。
ソングズンヒョック韓国開発研究院(KDI) 博士は "流動性があふれれば、その行先は不動産と株式しかない
のに、資産市場のバブルが景気のサイクルとかみ合って、ジグザグ式で動く場合には経済不安要因になる
しかない"と "今の景気低迷を脱する過程でも、過剰流動性の経路は外為危機直後に似ている様相を見せる
こと"と言った。
(2/2)以上です。