パワーインカムファンド不完全説明販売訴訟棄却
裁判所 "投資危険知らせた"ウリィ銀行相手の損害賠償訴訟を棄却
林上演記者 | 2009/03/27 11:25 | 問い合わせ 833
http://stock.mt.co.kr/view/mtview.php?no=2009032711215806005&type=1 裁判所は個人投資者がウリィ銀行を相手に申し込んだ、パワーインカムファンド不完全販売損害賠償請求訴訟に
対して棄却決断を出した。
これは去年金融監督院がパワーインカムファンドの不完全販売紛争調停でウリィ銀行に その50%を賠償しなさい
という指示を出したことと相反した結果なので注目される。
27日ソウル中央地方裁判所は、パワーインカムファンド投資者 N(81歳)さんが申し込んだ損害賠償請求訴訟(1審)
を棄却した。
Nさんは去る 2004年 12月にパワーインカムファンドに 1億5000万ウォンを投資した、後に 8400万ウォンほど損失を
被った。ここで Nさんは "販売社が元金損失の可能性に対してまともに説明しなかった、危険が大きい商品をすす
めた"と昨年末にウリィ銀行を相手に訴訟を申し立てた。
これに対して裁判所は "販売社が運用実績によって収益が配分される実績配当商品として投資元金の損失が発生
する場合もあるという投資マニュアルを交付して、内容確認書に署名も受けている"と棄却理由を明らかにした。
Nさんが敗訴となった事にはNさんの過去の投資経験も寄与した。パワーインカムファンド加入当時まで 12回にわた
って元金損失が発生する場合がありえる金融商品に加入するなど投資経験が足りないとは思いにくい"と説明した。
パワーインカムファンドの不完全説明販売と関連去年金融監督院紛争調停委員会では 50% 賠償判決を下した事がある。
今度の法院の決定が金融監督院判決と異なったことは、当時の紛争調停申請者の場合にはファンド加入経験がなかった
し投資説明も提供受けることがなかったからだ。
金融監督院関係者は "当時の判決では、ウリィ銀行がファンド加入の経験がない申請者に、このファンドを販売しなが
ら投資マニュアルを提供しなかったし、‘元金損失の可能性は大韓民国国債の不渡り確率と同じ水準でほとんどない’
と言うふうに勧めて元金保障預金と誤解するよう説明したからだ"と言った。