【wktk】韓国経済ワクテカスレ 197won【チョウセンメクラチビゴミムシ】
■海運業界‘連鎖倒産’の渦に陥るか
海運業界が迷路に陥っている。財政が比較的健全だった中堅業者までが法廷管理を申請した。
船1隻を海運会社3〜4社が都合して使う、いわゆる'傭船チェーン'に原因があると指摘されている。
船主に船を借りた後、手数料を支払って2次、3次と船を貸していくこのチェーンには、海外企業等も
絡まりあっている。
韓国船主協会に9日現在まで登録されている海運業者はすべてで164社。この中で50%以上が
1〜2隻だけの船を所有する零細海運業者だ。これらは国内外の大型船会社から所有船舶数の何倍もの
船を借りて営業をする。この方式は業界の状況が良ければ問題ないが、昨年末からの金融危機と
原材料価格の急騰の余波で市場が凍りついたとたんに問題が炸裂した。中国鉄鋼業者などが直ちに
大量の契約を破棄したためだ。このため傭船料を支払いできない末端業者が急増した。船主らが
2次業者に訴訟を起こせば末端業者まで連鎖して訴訟が相次いだ。
2007年の海運収入基準で国内7位のサムソンロジティクスが最近法廷管理を申請したのも
このためだ。大型バルク船社であるスイスアルマダのシンガポール法人が法廷管理を申請し、
4000万ドル以上の傭船料を受けることができない危機に瀕している。また昨年下半期に業界状況が
底に沈みつつあるにも関わらず、無理に船舶2隻を買い入れたのも資金難悪化の原因として挙げられる。
国内外の企業等が絡まりあった'傭船チェーン'の副作用に経営判断失敗が重なって、堅実な企業が
崩壊することになったのだ。問題は、サムソンロジティクスの他にも国内企業等が海外船会社から
受けることが出来ない傭船料が2億ドルに肉迫するという点だ。業界は上位3〜4の会社を除いては
安全な企業が無いと見ている。 実際にアルマダシンガポール法人には全世界で50社もの業者が
関わっているほど傭船チェーンは強大な威力を発揮している。
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