【Hebei Spirit号】インド人船員による韓国に対する抗議活動強化

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710借りてきた猫車@スティルルームメイド ◆NuKoZMtnXM
http://lloydslist.com/ll/home/blogView.htm;.065acf6a61c52eed94766d1ba7da5d95d4ecd58a?blogId=20001016841
Unite against criminalisation
罪人扱いに対し団結せよ

By Lloyds List Comment|2009年10月30日

 Hebei号の船員二名(Jasprit Chawla氏とSyam Chetan氏)は、ロイズリスト・アジアが選ぶ今年の
ニュースメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。彼らの記録は歴史に埋没するかもしれないが、
同様の事件が起きた際、戦う意思は持ち続けなければならない。

 Hebei Spiritの船長と一等航海士は、公海を旅した他の者達のように、冷静かつ穏やかな態度を
見せている。
 二人は韓国による逮捕と勾留から開放され、6月に本国への帰国を果たした。彼らは全国的な有名
人として帰還をインド中から歓迎され、故郷であるデラドゥンとゴアで祝福を受けている。

 木曜の夜、彼らは受けた支援の数々、特にHebei Spiritの管理会社であるV.Shipsと、その社長で
あるRoberto Giorgi氏からの支援について丁重に語った。

 しかし、再三再四にわたり、このような事件の犠牲者を出してしまう、海運社会の利己的性格に
ついては、彼らは容赦ない批判を加えている。

 2007年12月、Hebei Twoが指揮するタンカーが錨泊中にクレーンバージに大穴を開けられた事を受
けて、彼らは18ヶ月以上もの間、韓国からの出国を妨げられていた。

 この事故によって起こった原油流出は、韓国史上最悪の環境災害を引き起こしている。二人の船員
は船舶破壊の罪で有罪判決と懲役刑を受けていたが、この判決は後に韓国の大法院によって覆された。
その後、大法院判決を受けて開かれた高等裁判所における差し戻し審によって、最終的に船舶破壊容
疑については無実が確定している。

(1/2)
711借りてきた猫車@スティルルームメイド ◆NuKoZMtnXM :2009/10/31(土) 03:25:12 ID:0mvtuGj7 BE:1901135669-2BP(888)
>>710の続き

 二人が手に余る事故に巻き込まれた立場であるにもかかわらず、原油流出の結果引き起こされた、
一般市民の抗議と政治的喧騒のスケープゴートとして扱われた点が、この事件においては特に顕著で
ある。

 Chawla船長は、こうした罪人扱いに対する海運業界の取り扱いについて、鋭い指摘をしている。
「問題は、船主やP&Iクラブを含む業界の誰もが、自身の利益に気を配る事に忙しいという点だ」と、
彼は語る。「我々は、こうした問題に取り組む際、団結して事に当たる必要があるだろう」

 より強い団結によって、何が成し遂げられるだろうか? 二人が開放された際、Giorgi氏は核心的な
指摘を行った。彼は国際海事機関によって採択可能な国際法の草案を通じ、強力なガイドラインの制
定を推し進めようとしている。これは標準的な国際法規を確立する事により、このような事件の際に
不当な勾留を排除する事が目的である。

 ノルウェーでのフル・シティや台湾での土佐など、Hebei号の事件を思い出させるような事件が次々
と起こっている。国家による船乗りに対する攻撃的な措置は、もはや例外的なものとは言えない。よ
り迅速な行動が必要であろう。

(2/2)以上です