>>265 の櫻井よしこブログ記事から抜粋
2008年11月27日
「韓国の危機、中国が支配確立か」『週刊新潮』’08年11月27日号 日本ルネッサンス 第339回
『韓国は米国発の金融危機で、自国の外貨準備が揺らいでいると見られる。
各国政府が保有する外貨は、貿易黒字によってもたらされるだけではない。
他国から借りて外貨を積み上げる場合もある。韓国の場合、2,600億ドルの
外貨のうち貿易黒字で稼ぎ出した「真水」は約6割にとどまるといわれる
(『日本経済新聞』2008年2月18日、「黄信号点灯、韓国の経常収支」
鈴置高史編集委員)。
とすれば、危機に直面して使える外貨は、約1,500億ドルということだ。
だが、韓国の外貨準備のうち、約500億ドルがファニーメイ(米連邦住宅抵当
金庫)に投資されていたとの情報もある。事実であれば、500億ドルは失われ
たも同然だ。』
『 中国が狙う韓国の経済支配
イランは07年9月から、原油取引はドル以外の通貨でなければならないと
定めた。ドルを締め出すことで米国の影響力を排除しようというわけだ。
中国とロシアは今年10月末、2国間貿易の決済には、段階的に中国人民元
とルーブルを増やしていくと合意した。ブラジルとアルゼンチンもまた、
今年10月3日から2国間貿易の決済にドルではなく自国通貨を使う制度を導入
した。サウジアラビアなど産油国で構成する湾岸協力会議(GCC)は2010
年の統一通貨結成を目指している(『毎日新聞』11月11日朝刊)。
(つづく)