【wktk】韓国経済ワクテカスレ163won【木枯らしのゥヲンドル】

このエントリーをはてなブックマークに追加
88日出づる処の名無し
〔アングル〕新興国の危機拡大でユーロ一段安の恐れ、09年初頭にも対ドルで等価の可能性
2008年 10月 29日 15:07 JST

[ニューヨーク 28日 ロイター] 外国為替市場で対ドルでのユーロ下
落が続いている。新興市場国への金融危機の悪影響が一段と深刻になると、
これらの市場に多額の融資をしている欧州系銀行が打撃を受けるためユーロ
が一段安となり、来年早々にも対ドルで等価水準になるとの見方がでている。
 ユーロは7月半ばに1ユーロ=1.6000ドルを突破し史上最高値を
更新したが、その後は金融危機の影響によるユーロ圏経済の成長鈍化を背景
にユーロ安が進み、今月28日には対ドルで2年半ぶりの安値をつけた。最
高値からは22%下落したことになる。
 金融危機の影響は先進国に留まらず、これまで今回の危機の影響は軽微と
みられていた新興国でもリスク許容度の低下に伴い資金の逃避が起こり、
東欧、中南米やアジアなどで株価と通貨が急落している。欧州の銀行はここ
10年で新興国市場で積極的に融資してきており、ここにきて損失拡大懸念
が増大している。
 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ニューヨーク)で外為ストラテジー・
チームを率いるマーク・チャンドラー氏は「新興国市場への総額4兆7000
億ドルの海外からの融資残高のうち、4分の3は欧州の銀行によるものだ」
と指摘。「欧州各国は米国が無責任だったために今回の危機が起こったと米
国を槍玉に上げているが、欧州でも自分たちの責任で起こった危機が足元で
頭をもたげている。しかも欧州発の危機は、米国発のサブプライム危機より
も深刻な影響を及ぼす恐れがある」と警告する。
 こうしたなか、HSBCホールディングス、BNPパリバ、ソシエテ・ジェ
ネラルなど欧州の大手金融機関の株価が急落。新興国市場のなかでも特に中・東欧
での事業拡大があだとなっている。
 既に欧州各国政府は金融機関の国有化や公的資本注入などの救済策を実施
し金融システム安定化に努めているが、欧州経済のリセッション(景気後退)
入り回避には不十分との声が上がっている。