【政治経済】平成床屋談義 町の噂その118

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905♭音叉♪ ◆YAMAHA//qE @株主 ★
新政権、求められる構造改革と”軍事大国化”(上)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080919/171080/
新政権、求められる構造改革と“軍事大国化”(下)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080922/171276/
(前略)
旗印のない民主党

 ――  問題は、この後に予想される総選挙の結果次第となりますね。

 渡辺 総選挙では本質的な問題はあまり議論されないと思います。
ただ、与党と民主党のどちらが勝つかによって、2つの課題を今後どうするかターニングポイントになると思います。

 まずは自公与党が多数を取れるかどうかで違います。取った場合は確実に参議院の改変が起きます。
とにかく衆院選で政権を取れば、2つの課題を絶対にこなさなければなりません。
最初にテロ新法、それに構造改革の手当てのため公約した緊急経済対策を進めなければなりません。

 すると財源をどうするかという問題が出るので、税制改革をすぐにやらなければなりません。
恐らく自公が勝った場合は、参議院を改革して民主党を割ってとにかく衆参両院で多数派を作って突破するでしょう。

 問題は自公が過半数取れなかった場合です。民主党には2つ選択肢があって、
民主党が他党と組まないと過半数を取れない場合は、公明党に手を突っ込むか、
それか社民と共産を引っぱってくるか。この場合、公明に手を突っ込む方が簡単です。

 ところが民主党は自民党と違って、党内では急進派か新漸進派か全く議論していません。
自衛隊の海外派遣の恒久法についても議論していない。そもそも代表選をやらなかったのは、結局できなかったから。
やれば衆院選を戦えないので蓋をするしかなかったのです。

 いずれにしても民主党政権になれば、福田康夫政権が抱えた以上の問題を抱えます。
民主党は去年の参院選で、反構造改革、反大国化の旗を掲げて支持された面があります。

 いつかは旗印を変える必要があったのですが、ついに変えるチャンスは衆院選まで来なかった。
もともと小沢代表は大連立を機に変えたかったのですが、民主党が言うことを聞かなかったのです。