現代自労組の賃上げ主張に批判の声(上)〜(下)
http://www.chosunonline.com/article/20080908000035 http://www.chosunonline.com/article/20080908000036 http://www.chosunonline.com/article/20080908000037 「現代自動車は、下請け業者以上の賃金をもらうべきだとして、労使合意案の否決運動に乗り出すというが、まったく話にならない。
わたしたちは1997年以降、課長クラス以上の賃金の据え置きが2回もあったし、現代自労組が主張する医療費や大学の授業料100%免除などという規定は、
わたしたちにとってはしょせん雲の上の話でしかない」
この文章は7日、現代自に車のシートを納品しているハンイルイファ労組のパク・ハンヨン事務長が、金属労組・現代自支部が運営している現場労働組職のインターネット掲示板に書き込んだもの。
労組員が同案を否決に追い込んだ理由の一つが「下請け会社よりも賃金の引き上げ幅が少ない」というものだった。
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その下請け会社として名前が挙げられたハンイルイファの労組事務長は「これまで、われわれの賃金の引き上げ率は現代自よりも低かった。
ましてや賃金水準などは比較にならない」と話している。
さらに「会社側が一方的に譲歩した」という非難まで浴びている労使暫定合意案でさえ否決されると、一部では「労組の利己主義」を叫ぶ批判の声が高まっている。
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また「現代自の競争力を根本的に低下させる恐れのある勤務制度の変更については、一切話し合われていない」と指摘する声もある。
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>>437続き
面白すぎてアンダーラインだらけですwww
◆「夜は設備を休めるべきだ」と主張する現代自労組
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今回持ち上がった現代自労使の暫定合意案には、これまで工場を昼夜「10時間+10時間」の体制で運営してきたのを「8時間+9時間」に調整し、
夜の12時以降は機械を休ませるという「昼間の連続2交代制」案が盛り込まれている。
労使は、来年9月から全面的に取り入れる方向ですでに合意しており、生産時間の短縮により生産台数が20%ほど減るという分析も出ている。
(中略)
また、ベンツやBMW、クライスラーの車を委託生産しているオーストリアのマグナ・シュタイヤーの場合、需要の多い作業ラインは24時間3交代制で運営されている。
こうした状況について、ある証券会社の自動車専門アナリストは「生産が追いついていないのに、工場を休ませるべきだと主張する自動車労組は、この世で現代自だけだ」と皮肉っている。
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◆従業員一人当たりの生産台数「61.9対29.6」
韓国の自動車メーカーの生産性が低下していると指摘されるようになったのは、何も昨日今日に始まったことではない。
2007年末基準で自動車1台を生産するのに要する時間は現代自が30.1時間で、生産性がトヨタ(22.4時間)の74%水準にすぎない。
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また、06年末の各社の事業報告書によると、トヨタの従業員一人当たりの生産台数は年間61.9台と、29.6台水準の現代自よりも優秀だ。
現代自が労組の要求通り昼間の連続2交代制に移行した場合、現代自の従業員一人当たりの生産台数はさらに低下する、というのが専門家たちの指摘だ。
さらに、現代自労使は1年中、賃金・団体交渉に明け暮れていると批判する声もある。金属労組が要求している中央交渉を1年ごとに変更する場合、
会社側の立場からすると、毎年金属労組と中央交渉を行わなければならなくなるほか、現代自支部と1年ごとに賃金交渉、2年ごとに団体交渉をそれぞれ強いられることになる。
労働部が今月発表する予定の「団体交渉費に関する研究報告書」によると、ドイツは交渉のための有効期間を設けておらず、賃金・団体交渉も別途に行っていない。
また、日本は最長3年で、米国は法規定を設けておらず、通常4、5年ごとに賃金協約について話し合うことになっている。
これについて、成均館大学の趙俊模(チョ・ジュンモ)教授は「韓国は外国に比べて賃金・団体交渉の頻度が多く、
交渉期間も5−6カ月にも上るため、互いに消耗戦といった印象が強い」という。
また産業研究院によると、2006年の自動車4社が国内全体の労使紛争に占める割合は、生産への支障で94.7%、輸出支障額で実に98.3%に上った。
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