【wktk】韓国経済ワクテカスレ 105won【五輪霧中】

このエントリーをはてなブックマークに追加
152日出づる処の名無し
>>151のつづき
だが東アジアは相変らず資本市場に高い壁を作っていたし、固定相場制を維持していた。これは米国が金融投機資本を前面に出して,
世界経済秩序を米国中心に確立するのを遮ることだった。東アジア諸国は単純に外国籍資本の東アジア地域での利潤追求を越えて,
米国が新自由主義政策と理念を通じて,世界経済秩序を新しく米国中心に再編するのに障害として作用していた。

新自由主義政策を単純に言えば全てのものを市場に任せなければならないということなのに,大部分東アジア諸国は国家主導の下、
高度成長を維持していたし、これは色々な開発途上国らに多くの影響を与えていた。それは新自由主義政策と理念を拡散させるのに
一つの障害物になったしこれを破綻させる必要があったのだ。

米国と金融投機資本の状況
それなら米国と金融投機資本の状況はどのようだったのだろうか? まず冷戦秩序の解体を上げられる。韓国をはじめとする東アジア諸国
は社会主義陣営と直接対立する冷戦の前哨基地のような役割をしてきていた。外国資本の直接的支配と収奪は民族感情をそそのかして,
革命が起きる誘引を提供することがあるので極度に気を付けないわけにはいかなかったし,社会主義経済圏との体制競争で優位を占める
ために米国は多くの援助と借款を支援したし(もちろんこれがより一層経済を従属的に作ったが),国家が主導する経済体制を米国も
暗黙的に承認していた。

だがソ連が崩壊になって冷戦秩序が解体されながら,米国の立場ではもうこういう必要がなくなった。東アジア地域も、もう利潤を
収奪できる一つの市場に過ぎないようになったということだ。米国の立場では最も利潤をたくさん獲得できる体制で東アジア経済秩序
を再編する必要性が大きくなったのだ。

これと共に当時米国としては新しい成長動力が必要な状況であったということを理解しなければならない。1990年代入ってきながら,
米国は以前のように莫大な戦争を通して,軍需産業のお腹を満たしながら,経済成長を成し遂げる事は限界に直面することになった。
もちろんイラク戦争など戦争経済は相変らず作動したがこれよりは1990年代初めに鉄鋼,家電をはじめとする米国の製造業もアジア諸国
に押されて,競争力が落ちる状況がより一層拍車を掛けた。米国は新しい動力が必要であり、これを金融産業で探した。
結局、金融独占資本の流れを防ぐものなどを解体させる要求が大きくなることになったのだ。

上記のような状況を考慮してみるならば、東アジアの経済危機は米国と金融独占資本が新自由主義的秩序再編のための圧力を強く作用
したことを察することができる。全てのものが米国と金融独占資本により東アジア諸国の危機状況を利用して,危機をそそのかして
新自由主義的体制改編をしようとしたのを否定することはできない。
このような米政府の意図と金融独占資本の動きが韓国の1997年IMF事態をはじめとする東アジア経済危機状況でどのように現れたのか
もう少し詳細に調べよう。
(つづく)3/5