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だらだらとニコ動にあげられていたグルジア関連ニュース見てたけど、双方ガチなのが困る。
暴走機関車さんのレスみて気づいた事があったので補足。
溜池通信あたりで警鐘を鳴らしている今後起こりうる経済危機は「ドルそのものの信用崩壊」ってのがあるんだわ。
で、ドルの信用ってなんだろうと突き詰めてゆくと二つ。
石油が買えるというある種の石油本位制度と、歯向かう敵なしの軍事力がその源な訳だ。
で、このグルジアってのがNATO加盟交渉なんぞをやっており、ここで見方が二つに分かれる。
A グルジアを「NATO加盟国として扱う」場合。
全面戦争という可能性もあるが、アメも欧も露にそこまでする覚悟がない。
なによりアメは大統領選挙中。NATOという「大西洋の盾」に関するデリケートな問題はそのまま選挙に絡みかねない。
B グルジアを「NATO加盟国として扱わない」場合。
グルジアの敗北は必死。そして、NATOが動かないという事実はNATO拡大傾向に冷や水をぶっかける形となる。
軍事力の裏付け無い外交がどいう効果を生むかというと我が国を見れば分かるわけで、
間違いなく中東でのアメリカの影響力が低下する。
どっちにしろ、ドルは信用を失う。
で、そんな時にドル高に動くとなるならば、政治的な介入しかありえないわけで。
禿ども数千羽を焼き鳥にした日銀砲の欧米版が今、撃たれているんじゃない?