【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part978
≪ 極東・北朝鮮スレ FAQ ≫
★連絡板って何ですか?
このスレで言う連絡板は、下記内に設けてある「拉致連絡板 Vol2」のことです。
◆拉致関連 総合◆
http://myjulia.jog.buttobi.net/ (不定期に『連絡板のURL』を変更しますので、トップからお入り下さい)
★拉致連絡板とこのスレ内容との違いは何でしょうか?
このスレには、様々な規制がありますので、情報を全てうpすることが難しいのです。
で、拉致連絡板の方に、詳細をまとめて、うpしてあります。
また、拉致連絡板は過去ログも時系列に格納してありますから、
いわゆる「資料庫」のようなスタンスになってます。
★連絡板見れないんですが
この↓URLの「拉致連絡板」は閲覧不可になってます。
※HPスペース提供の会社が潰れた模様
http://www.startingweb.com/bbs.cgi?job=bbsidx&bbsid=3842 現在は、「拉致連絡板 Vol2」が稼働中です。
★過去ログが読みたい
『●を買って読みましょう』
または、にくちゃんねる等のサービスを使うか、◆拉致関連 総合◆で探してください。
極東・実況・鬼女・N議論の4スレ分が適当に収容されています。
但し、膨大なスレッド数なので、全てを網羅出来ていません。
>>4 テロ支援国家指定解除に懸念 専門家から相次ぐ (1/2ページ)
2008.4.18 18:05
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080418/amr0804181804016-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮の核計画の申告問題で、米国と北朝鮮の協議が22日に平壌で再開される。プルトニウムによる核計画など申告内容について詰めの協議を行う。米国は申告提出にあわせ、テロ支援国家指定解除と対敵通商法適用終了に向
けた手続きを開始する見通しだ。拉致問題で動きがないなか、核問題でも大きな進展が見らぬままに指定が解除されることに対し、専門家からは日米同盟に悪影響を与えるとの懸念が相次いでいる。
米国務省当局者によると、ソン・キム朝鮮部長を中心とする代表団は22日から数日間、平壌に滞在する。すでに抽出されたプルトニウムの量や申告対象となる核施設、検証方法について、北朝鮮側と協議するとみられる。これに関連し、国家安全保障会議
(NSC)のワイルダー・アジア上級部長は17日の記者会見で、申告対象となる核施設には寧辺だけでなく、核実験場なども含まれるべきと強調した。
ライス国務長官は同日の記者会見で、検証作業には「一定の時間がかかる」と述べており、検証終了の前に米側もテロ支援国家指定解除と対敵通商法の適用終了方針を議会に通告するとみられる。
議会調査局(CRS)朝鮮問題専門官のラリー・ニクシュ氏は、米朝が合意を発表し、中国が6カ国協議の再開を呼びかけた場合、「日本は合意に同意するか、異議を唱えるか難しい選択を迫られる」と指摘した。CRSは拉致問題に関する報告書で、「日本の安
全保障に資さない形で、ブッシュ政権が北朝鮮との交渉をまとめた場合、日本の指導者にとって、米軍基地を含めた米国の戦略的権益を支援することを、国民に説得するのは難しくなる」と警鐘を鳴らした。
マイケル・アマコスト元駐日大使は米紙クリスチャン・サイエンス・モニターへの寄稿で、日米の食い違いは深まっているとし、「日本の当局者たちは平壌との交渉における米国の『裏切り』に不満を言っている。北朝鮮は米国と同盟国を分断しようとしている」と指
摘した。
(2/2ページ)
元国防総省東アジア地域問題部次長のチャック・ダウンズ氏も「指定解除は日本との関係を傷つけることになる。北朝鮮は日本人拉致を続けており、毎日テロ行為をしているといえる。指定を変更すべきでない」と主張した。
米下院では外交委員会のロスレイティネン共和党筆頭理事らが、北朝鮮による核・ミサイル技術のイラン、シリアなどへの拡散停止や、日本人拉致被害者の解放など、一定条件を満たすまでは、解除を差し止める法案を提出している。賛同者は増え、共同提
案者は40人に達している。
核申告不十分なら解除せず
http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008041901000156.html 【ワシントン18日共同】米国務省のマコーマック報道官は18日、米政府が満足できる核計画申告を北朝鮮が行わなければ、
北朝鮮に対するテロ支援国家指定の「解除勧告を(ブッシュ米大統領に)行うことはない」と明言した上で、
申告内容を裏付ける核施設査察など「検証措置」に同意するよう求めた。国務省で記者団に語った。
米政府は、北朝鮮のウラン濃縮計画、シリアへの核拡散疑惑、プルトニウム、無能力化を進めている寧辺以外の核施設などに関する正確な情報が包括的に盛り込まれて初めて「申告といえる」(ホワイトハウス高官)としている。
6カ国協議筋によると、米朝はシンガポールで8日、濃縮と核拡散疑惑については、双方が都合よく解釈できる玉虫色の表現を申告の付属文書に盛り込むことで暫定合意した。
しかし申告の核心となるプルトニウムや申告対象施設では隔たりが残っている。報道官は「すべてが合意されるまでは何も合意されていないのに等しい」と述べた。
補佐官訪韓し拉致問題連携へ
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014084221000.html 4月19日 6時14分
拉致問題を担当する中山総理大臣補佐官が、来週後半にも韓国を訪問する方向で調整が進められていることが明らかになり、拉致を含めて北朝鮮の人権問題に強い姿勢で臨んでいるイ・ミョンバク政権との連携をより緊密にするねらいがあるものとみられます。
日本と韓国の政府筋によりますと、拉致問題を担当する中山総理大臣補佐官は、来週後半、中央アジアのウズベキスタンと韓国を訪問する予定です。このうち韓国では、25日にも南北関係を担う統一省や外交通商省の幹部などと会談する方向で最終調整が
進められているということです。日本側は一連の会談の中で、日本人拉致の真相究明につながる情報収集に関して韓国側の協力を要請する考えです。韓国のイ・ミョンバク政権は、韓国人拉致被害者や、朝鮮戦争で捕虜となったままいまだに戻れないでいる
韓国人など、北朝鮮が引き起こした人権問題に強い姿勢で臨んでおり、北朝鮮への融和政策をとってきた前政権との違いを鮮明にしています。このため日韓両国は、一連の会談を通じて拉致問題をめぐる連携をより緊密にし、かつ、そうした連携を北朝鮮に示
そうというねらいがあるものとみられます。
>>6 67 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2008/04/19(土) 13:06:38 ID:0qK7N1Cy
ttp://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2008/apr/103778.htm Daily Press Briefing Sean McCormack, Spokesman
Washington, DC April 18, 2008
国務省定例記者会見記録、4月18日(部分)
Q:北朝鮮の核開発計核の申告について、その満たすべき要件は何か?
A:我々は北朝鮮の申告をまだ見ていないわけで、6者協議のほかの参加国も同じだが、
その申告についての如何なる判断も提出された申告を見てからでなければ行う事が
できない。それ故、申告についての大統領や国務省の判断と言うのは、それを見る
までは有り得ない。
それに加えて、申告がなされたなら、ライス国務長官の既に述べているように、そ
れは強い検証の対象になる。さらにアメリカのみならず6者協議の参加国で北朝鮮
以外の国からみて、申告に虚偽や騙しや、ミスリードするような要素があれば北朝
鮮はそうした行為に対する責任を問われる事になる。
これは6者協議の成果主義に基づくものであるから、北朝鮮が行なうべき事項につい
て成果が出せないのであれば、如何なる協議の進行もない。例えば北朝鮮が得るはず
であった支援など受け取る事は無い。
>>10 71 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2008/04/19(土) 13:16:20 ID:0qK7N1Cy
>>67 ttp://www.chunichi.co.jp/s/article/2008041901000156.html 核申告不十分なら解除せず 米、北朝鮮のテロ指定で 4月19日 09時36分 共同
【ワシントン18日共同】米国務省のマコーマック報道官は18日、米政府が満足できる
核計画申告を北朝鮮が行わなければ、北朝鮮に対するテロ支援国家指定の「解除勧告を
(ブッシュ米大統領に)行うことはない」と明言した上で、申告内容を裏付ける核施設査
察など「検証措置」に同意するよう求めた。国務省で記者団に語った(ry
#共同記事の書いているようなテロ支援国家指定とか、解除という言葉を広報官は使って
#いないので、厳密にはこの記事に虚偽がある。広報官の暗示しているのは共同の記事の
#いっていることなのだけれど、あえてそれを言っているのは一部メディアがトバシ記事
#を書き捲くっている為。
また共同か・・・
米韓首脳会談 同盟の再構築図る
2008.4.19 18:58
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080419/amr0804191856017-n1.htm 李大統領夫妻は18日夕、キャンプデービッドに到着。ブッシュ大統領夫妻の出迎えを受けた。山荘内の案内を受けた後、夕食会に出席した。韓国側の説明によると、夕食会前にブッシュ大統領は李大統領に対し、新しい米韓関係の構築を呼び掛けたという。
李大統領は北朝鮮が核兵器を廃棄し、開放すれば、10年以内に北朝鮮の国民所得を3000ドルにするため支援を行うとする構想など、新政権の北朝鮮政策を説明。「包容政策」を進めた盧武鉉前大統領とは異なり、核放棄に重点を置き、6カ国協議を通じ
て核問題の解決を目指し、米国や日本との連携強化も進める方針を伝える。
李大統領は18日、キャンプデービッド訪問前にワシントンでライス国務長官、ゲーツ国防長官と相次いで会談した。
米韓首脳会談 「21世紀の戦略同盟」へ (1/2ページ)
2008.4.19 19:01
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080419/amr0804191901018-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】ブッシュ米大統領は19日の李明博韓国大統領との首脳会談で、米韓関係を「21世紀の戦略同盟」に発展させていくことで合意する。ブッシュ大統領が李氏を韓国大統領としては初めて大統領山荘キャンプデービッドに招いたのも、
盧武鉉前大統領との間ではぎくしゃくぶりが目立ったなか、米韓同盟を修復し、強化したいとの強い意欲の表れといえる。
両大統領の会談は初めてだが、国家安全保障会議(NSC)のワイルダー上級アジア部長は「かなりの共通点がある」と指摘する。ともにビジネス界出身で、地方自治の経験がある。ワイルダー氏は特にキリスト教への深い信心、人権への関心、自由と民主
主義、市場経済を信条としている点など、「価値観」の共有を強調した。
李大統領が15日のニューヨークでの講演で、21世紀の米韓同盟の軸の1つとして、「価値同盟」を挙げたのと通じるものだ。
盧武鉉政権下で、韓国はイラクに兵力を派遣するなど米国の進める「テロとの戦い」に貢献してきた。しかし、「北東アジアのバランサー」論を展開する盧前大統領に対し、米側は不快感を隠さなかった。「大統領同士の相性も合わなかった」(ビクター・チャ前
NSCアジア部長)。
(2/2ページ)
ブッシュ大統領は「重要」と位置づける外国の賓客を、キャンプデービッドやテキサス州クロフォードの私邸に招く。小泉純一郎元首相が両方に招かれたのとは対照的に、盧前大統領とはホワイトハウスで会談しただけだった。
米シンクタンク・ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員は李大統領について「盧前政権の5年間に損なわれたものを取り戻し、韓国を正しい政策へと導こうとしている。日米両国との著しい関係回復により、対北朝鮮で政策調整をすることが可能
になった」と、同盟強化の姿勢を評価する。
ただ、北朝鮮政策で日米韓3カ国連携を再構築する動きは進んでいるものの、来年1月までの任期切れを控え、ブッシュ政権は北朝鮮との直接対話を繰り返すなど、合意を急ぐ傾向にある。北朝鮮は韓国との対話を拒否するなど、3カ国の分断を図ろうとし
ている。
米韓自由貿易協定(FTA)も米議会多数派民主党の反対で、承認の見通しはたっていないなど、今後に多くの課題を抱えている。
米韓首脳会談 北の核申告見極め、テロ支援国家解除を判断とブッシュ大統領 (1/2ページ)
2008.4.20 01:31
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080420/amr0804200132000-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】ブッシュ米大統領は19日(日本時間20日未明)、訪米中の韓国の李明博大統領とワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで会談。会談後、共同で記者会見した。ブッシュ大統領は北朝鮮に対し、核計画や拡散活動に関する
申告を検証可能な形で行うよう求めるとともに、申告が行われた後に内容を検討したうえで、北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除などを判断する考えを示した。
両首脳は米韓関係を「21世紀の戦略同盟」に発展させていくことで合意するとともに、北朝鮮の核開発問題については、6カ国協議を通じて朝鮮半島の非核化の実現を目指していくことを確認。在韓米軍の規模を現状維持することでも一致した。
会見で李大統領は、「どんな状況であれ、北朝鮮の核保有を容認しない」と述べ、「国際情勢の急激な変化などにより、韓米同盟も新たに変化する必要に迫られている」と強調した。その一方で、北朝鮮について、「(米韓)両国は敵対的意思はなく、北が国際
的な孤立から脱し、住民生活が改善されることで一致した」と語った。
会談で李大統領は、北朝鮮が核を廃棄し、開放すれば、10年以内に北朝鮮の国民所得を1人当たり3000ドルにするため支援を行うとする構想など、李政権の対北朝鮮政策を説明した。
また、両首脳は米韓自由貿易協定(FTA)の早期批准のために両国が努力することで一致した。ブッシュ大統領夫妻は今夏、訪韓することになった。
韓国大統領が大統領山荘に招かれたのは初めて。盧武鉉前大統領との間ではぎくしゃくぶりが目立ったが、李大統領とは米韓同盟を修復し、強化したいという米側の強い意欲の表れといえる。
(2/2ページ)
国家安全保障会議(NSC)のワイルダー上級アジア部長は「両大統領にはかなりの共通点がある」と指摘する。共にビジネス界出身で、地方自治の経験があるが、ワイルダー氏が特に強調したのが、キリスト教への深い信心、人権への関心、自由と民主主義、
市場経済を信条とする「価値観」の共有だ。
米シンクタンク・ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員は李大統領について「盧前政権の5年間に損なわれたものを取り戻し、韓国を正しい政策へと導こうとしている。日米両国との著しい関係回復により、対北朝鮮で政策調整をすることが可能
になった」と、同盟強化の姿勢を評価する。
ただ、北朝鮮政策で日米韓3カ国の連携を再構築する動きは進んでいるものの、任期切れを控え、ブッシュ政権は北朝鮮との直接対話を繰り返し、合意を急ぐ傾向にある。北朝鮮は韓国との対話を拒否、3カ国の分断を図ろうとしている。
>>1 乙です。まあ、気を張り過ぎないように。
問題は「北」情勢…天皇訪韓、いぜん難関 李大統領とご会見へ
4月20日19時35分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080420-00000937-san-int 日本に到着し、笑顔でタラップを降りるイ・ミョンバク韓国大統領(右)夫妻=20日午後5時56分、東京・大田区の東京国際空港
【ソウル=黒田勝弘】日本を訪れている韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は21日、福田康夫首相との日韓首脳会談の後、午後に宮中で天皇・皇后両陛下
と会見する。会見では、李大統領の方から儀礼としてあらためて韓国への招きがあるとみられているが、日韓の懸案として残っている天皇訪韓問題は依然、難
関が多く、李明博政権下でも実現は不透明だ。
韓国側からは元首の大統領が日本を公式訪問しているため、その答礼としての天皇陛下の韓国招請が歴代大統領から行われてきた。李大統領も日本メディ
アとのインタビューで実現に向けての努力を語っている。
李明博政権は反日色の強かった盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権とは異なり、日本との関係改善、強化の方針を強調し「過去にとらわれるべきではない」「もう日本
に謝罪や反省は求めない」など、未来志向的な日韓関係を目指している。
しかも大統領選で圧勝し、最近の国会議員選挙でも与党が過半数を占めるなど政権の安定度は高い。韓国世論も歴史を背負った昭和天皇とは異なり、今上
陛下には拒否、否定の感情はほとんどない。こうした背景から「政権初期に懸案の天皇訪韓を実現させてはどうか」との声が内外にあるのは事実だ。
したがってこの問題は基本的には日本側の判断、決断にかかっているが、日本側には「まだ積極的に推進しようという雰囲気はない」(ソウルの外交筋)のが現状だ。
以前から最大の難関は「安心して訪韓できるのか」「不祥事はないか」という安全問題といわれてきた。その意味で最近の「北朝鮮」をめぐる情勢は大きな障害
とみられている。
拉致問題などを背景に日朝関係は依然、よくないし、韓国との南北関係も北朝鮮は李明博・保守政権の誕生で「逆徒・李明博」などと韓国非難を高め雰囲気は
悪化している。こうした状況下では、北朝鮮が韓国世論に対し“天皇訪韓反対”を扇動する可能性は強い。「北朝鮮情勢の安定がない限り天皇訪韓は難しい」(同)
というわけだ。
陛下は日韓共同開催だった2002年サッカーW杯を前に、古代史にさかのぼって「韓国とのゆかり」を語られるなど韓国へのご関心は高い。「『できれば陛下の
お心を生かしてさしあげたい』との声が日本側の一部にはある」(同)というが、やはり政治的に情勢はまだ熟していないようだ。
<拉致問題>曽我ひとみさんが署名活動 新潟・佐渡
4月20日20時10分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080420-00000066-mai-soci 北朝鮮による拉致被害者、曽我ひとみさん(48)が20日、新潟県佐渡市で被害者の救出を求める署名活動をした。78年8月の事件から間もなく30年。
共に拉致され消息が依然分からない母ミヨシさん(当時46歳)を気づかいながら早期解決への支援を呼びかけた。
黒のスーツ姿の曽我さんは真野公園で、観光客らに署名を求めた。夫ジェンキンスさん(68)も姿を見せ、4時間半で559人の署名が集まった。
曽我さんは「母はどこでどうしているのか。高齢なので一日、一時間が大切」と思いやった。そして「最近、拉致問題の言葉をあまり聞かなくなったが、今日
の活動で、みなさんが心の中では被害者に一日も早く帰って来てほしいと思っていることが分かった」と話した。
署名活動は「曽我さん母娘を救う会」(和田二則会長)などの主催。今回で計5990人が署名した。【磯野保】
<李大統領>初の訪日 21日に日韓首脳会談
4月20日19時18分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080420-00000052-mai-pol 韓国の李明博(イミョンバク)大統領は20日夕、東京・羽田空港に到着した。21日午前に首相官邸で福田康夫首相と会談する。
李大統領の来日は、就任後初めて。大統領として初の外遊となった米国訪問の帰途で、福田首相とは2月の就任式の際に次ぐ2回目の
首脳会談となる。
19日の米韓首脳会談で米韓同盟の再構築に向けて合意したことを受け、日米韓の連携強化を確認する。北朝鮮核問題や、日韓経済連
携協定(EPA)交渉などがテーマとなる。
李大統領は経済人を同行しており、首脳会談後に日本経団連主催の昼食会にも出席する。21日夜に帰国する。【須藤孝】
核検証達成が協議進展条件 米が意向と韓国大統領 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080420/kor0804201658001-n1.htm 聯合ニュースによると、
訪米中の韓国の李明博大統領は19日、ブッシュ大統領との首脳会談後に韓国記者団に対し、
北朝鮮核問題で、米国が北朝鮮に求める厳格な申告と検証が達成されない限り6カ国協議の進展は難しいとの見通しを示した。
李大統領は、米国の最大の関心事は核拡散であり、申告、検証の「部分的解決」には応じないと指摘。
「6カ国協議が適当な申告や検証で進んでいくことはない」と述べた。
李大統領は「過去に韓米両国間の信頼関係はなおざりにされたが、今回(米韓首脳)会談を通じ韓米同盟関係が一層強化された」と評価。
会談では両国間の懸案である大量破壊兵器の拡散防止構想(PSI)への韓国の正式参加や韓国軍のアフガニスタン再派兵問題をブッシュ大統領は持ち出さず、配慮してくれたと述べた
(共同)。
>>19 譲歩批判に反論 米大統領、北朝鮮の核申告で
2008.4.20 18:50
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080420/amr0804201847005-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】ブッシュ米大統領は19日の米韓首脳会談後の記者会見で、北朝鮮の核計画の申告問題について、「地域の利益にならない取引は受け入れない」と述べ、米政府が要求を取り下げ、譲歩しているとの批判に反論。「完全な申告」かつ
「検証が可能」であるかを見極めてから、北朝鮮に対するテロ支援国家の指定解除などを判断する考えを示した。
大統領は「北朝鮮が全面的な核申告を行ったという段階には至っていない」と述べ、22日から平壌で再開される米朝協議などを通じて、引き続き北朝鮮に抽出されたプルトニウムの正確な量や核施設の開示を求めていく方針を強調した。
大統領は申告問題に関し「さまざまなうわさが飛び交っている」としたうえで、「いろいろ意見を言う前に北朝鮮が何を言うか待とうではないか」と沈静化を呼びかけた。
ボルトン前国連大使ら対北朝鮮強硬派は、最終的に北朝鮮との交渉結果を受け入れるか決める大統領本人に対し、安易な妥協を図らないよう警告している。大統領が来年1月の任期切れを控え、「成果」をあげるために交渉を急いでいるとの懸念が広まっ
ているためだ。
米紙ワシントン・ポストは18日付の社説で、「プルトニウム提出という目標を達成するならば、大幅な譲歩も正当化されるが、政府高官らは北朝鮮がプルトニウムを引き渡すとはみていない。全面公表を逃れようとする北朝鮮をなぜ大統領は許すのか」と、
大統領の姿勢に疑問を投げかけた。
共同で会見した韓国の李明博大統領は「申告、検証が満足のいくものでなかったら、一時的な達成はあるかもしれないが、長期的にはより深刻な問題を引き起こす」と述べ、安易な妥協を戒めた。
申告をめぐっては、ウラン濃縮と核拡散疑惑に関して、プルトニウムによる核計画とは別文書に分けるうえ、北朝鮮は米側の主張を「認識する」との表現に止まるとみられている。ライス国務長官も「検証に一定の時間がかかる」として、検証完了前に見返り
措置の実施に踏み切る可能性を示唆していた。
北朝鮮“米韓関係強化”非難
4月21日 11時34分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014107941000.html# 韓国のイ・ミョンバク大統領がアメリカを訪問して米韓の同盟関係の強化を訴えたことについて、北朝鮮は「民族の利益を損なうものだ」として非難しました。
これは、北朝鮮の朝鮮中央通信が21日朝、アメリカにある北朝鮮を支持する団体が声明を出したとして伝えたものです。北朝鮮はこの中で、韓国のイ・ミョンバク大統領がアメリカを訪問したことについて「親米屈従行為だ」と決めつけました。また「イ・ミョンバク
はアメリカを行脚しながら同盟関係の立て直しばかりを口にしたが、民族の利益に代えられるものではない」として、大統領がアメリカとの同盟関係の強化を訴えたことを厳しく非難しました。北朝鮮はさらに、米韓の自由貿易協定の批准に向けた動きなどを直ち
に中止するよう求めました。今回の声明は19日に行われた米韓首脳会談には直接触れていませんが、終わったばかりのイ・ミョンバク大統領の初めての訪米を早くも非難したもので、米韓関係強化に対する北朝鮮の強い警戒感をうかがわせています。
“歴史問題 未来志向に”
4月21日 16時28分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014115631000.html# 韓国のイ・ミョンバク大統領は、歴史問題をめぐって日韓関係が再びぎくしゃくする事態は防げるとして、未来志向に基づき、北朝鮮の核問題や経済などで両国の協力関係を強めることに意欲を示しました。
イ・ミョンバク大統領は21日午前、福田総理大臣との共同記者会見で「両国が強い風にも揺れない、しっかり根づいた木のような関係を構築していかねばならない」と述べました。そのうえで、歴史問題をめぐって日韓関係が再びぎくしゃくするおそれはないか
という質問に対し「過去の歴史は常に記憶しておかなければならないが、過去にこだわるあまり未来に向かう支障となってはいけない。日本の政治家個人の不愉快な発言について、いちいち敏感に反応する必要はない」と述べ、歴史問題に冷静に対応するこ
とで関係悪化は防げると強調しました。また、北朝鮮の核問題では、核を放棄すれば国際社会と協調して大規模な経済協力を行い、北朝鮮の1人当たりの国民所得を3000ドルに引き上げるというみずからの「非核開放3000構想」について、「福田総理大臣
からも支持を得られた。北東アジアと世界の平和と繁栄のために協力をさらに強化していかねばならない」と述べました。一方、経済の分野で、イ・ミョンバク大統領は「両国の経済協力をバランスよく拡大しなければならない」と述べ、対日貿易赤字の縮小に
向け日本からの輸入に依存しがちな韓国の部品・素材産業を育成するために日本からの投資を促す考えを示しました。
日韓首脳 緊密に協力で一致
4月21日 16時28分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014115211000.html# 福田総理大臣は、日本を訪れている韓国のイ・ミョンバク大統領と会談し、北朝鮮がすべての核開発計画を完全かつ正確に申告することなどが盛り込まれた6か国協議の合意内容を実現するため、アメリカも含めた日米韓3か国がいっそう緊密に協力してい
くことで一致しました。
福田総理大臣は、イ・ミョンバク大統領を総理大臣官邸に迎えて首脳会談を行ったあと、そろって記者会見に臨みました。この中で、福田総理大臣は「日韓関係を成熟したパートナーシップ関係に格上げすることがわたしたちの仕事だ。ことし後半の韓国訪問
などを通じて大統領と率直に話し合い、協力して『日韓新時代』を切り開いていきたい」と述べました。これに対し、イ・ミョンバク大統領は「就任後、韓国と日本が過去を直視しながらも、共同のビジョンを持って未来に向かって進まなければならないと明らかにし
てきた。きょうの会談で両国が強い風にも揺らぐことのない根を深く張った木のような関係を作っていかなければならないと共感を覚えた」と述べました。会談では、北朝鮮の核開発問題が取り上げられ、北朝鮮がすべての核開発計画を完全かつ正確に申告
することなどが盛り込まれた6か国協議の合意内容を実現するため、アメリカも含めた日米韓3か国がいっそう緊密に協力していくことで一致しました。さらに、福田総理大臣が「拉致、核、ミサイルの問題を包括的に解決し、日朝国交正常化を早期に実現した
い」と述べたのに対し、イ・ミョンバク大統領も「拉致問題の解決のため、できるかぎり協力したい」と述べ、日本の立場に理解を示しました。一方、貿易や投資の自由化を進めるため、3年以上にわたって中断しているEPA・経済連携協定の締結交渉の再開に
向けて、実務者レベルでの協議を6月中に開くことで一致するなど、経済面での関係強化を確認しました。また、イ・ミョンバク大統領が、日本に永住する在日韓国人に地方参政権を与えるよう積極的な検討を求めたのに対し、福田総理大臣は「韓国側の関心
は理解している。この問題では、さまざまな議論が行われているが収束していない。引き続き国会などの議論の行方に注意を払っていきたい」と述べました。
韓国大統領が北京五輪開会式出席へ
2008.4.21 20:02
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080421/kor0804211959003-n1.htm TBSテレビの番組に出演し、日本の若者らと対話する韓国の李明博大統領=21日午後、東京都港区(代表撮影) TBSテレビの番組に出演し、日本の若者らと対話する韓国の李明博大統領=21日午後、東京都港区(代表撮影)
韓国の李明博大統領は21日夕、TBSテレビで日本の市民との対話番組に出演し、チベット暴動をめぐる中国政府への批判から北京五輪ボイコットを呼び掛ける動きが出ていることについて「五輪は平和のシンボルだ。隣国での開催なので開会式には出席
したい」と述べた。チベット情勢に関しては「一日も早く平和的な解決をしてほしい」と訴えた。
李大統領は、北朝鮮核問題をめぐり「韓国は決して北に強硬路線を取っているのではない。歴代政権よりフレキシブルで誠実に対応するつもりだ」と説明。
盧武鉉前政権などによる対北朝鮮「包容政策」が「結果的に北の核武装をもたらし、国民もそのことに失望している」と指摘。日本人拉致問題にも関心を持ち続け、南北対話で取り上げたいとした。
米専門家チームが韓国到着、22日から北朝鮮で実務者協議
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080421-OYT1T00800.htm 【ソウル=浅野好春】北朝鮮の核申告問題をめぐる米朝実務者協議のため、米国務省のソン・キム朝鮮部長率いる米専門家チームが21日夜、韓国入りした。
一行は22日、板門店から陸路で北朝鮮を訪れ、2日間にわたって協議した後、24日にも韓国に戻る予定だ。
21日夜に仁川国際空港に到着したキム部長は記者団に、「北朝鮮では外務省や原子力総局の当局者と会談する。申告、検証問題について詳細な論議ができることを期待している」と述べ、核計画の申告内容を精査するための「検証」に関しても突っ込ん
で話し合う姿勢を示した。
(2008年4月21日23時13分 読売新聞)
李政権非難の連載開始 北朝鮮の党機関紙
2008.4.23 00:41
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080423/kor0804230038000-n1.htm 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は22日、韓国の李明博政権の対北朝鮮政策を中心に非難する論説の連載を開始した。韓国政権の非難論説を連載形式で扱うのは異例とみられ、北朝鮮による李政権に対する圧力攻勢は今後、さらに強まりそうだ。
連載1回目となる同日の論説は、李明博大統領の先の訪米を「売国反逆行為を敢行した」と批判した上で、米国や日本に精通した人物を閣僚などに起用していると指摘。今後も連載を通じ「外部勢力に依存し、自主統一と平和繁栄という民族の志向に逆行す
る李政権の反逆的な正体を暴露する」と強調した。(共同)
【国内】「戦後の朝鮮人学校閉鎖は人権侵害」 救済申し立てへ[04/23]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1208940436/l50 「戦後の朝鮮人学校閉鎖は人権侵害」 救済申し立てへ
2008年04月23日
戦後まもなく、植民地支配から解放された在日朝鮮人たちがつくった朝鮮人学校に対し、
文部省が48年に児童らの日本の学校への就学や日本語教育の義務づけを通達するなどして、
閉鎖に追い込んだのは不当な人権侵害に当たるとして、大阪府や埼玉県に住む当時の教員や児童が
24日、日本弁護士連合会人権擁護委員会に人権救済を申し立てる。
連合国軍総司令部(GHQ)が「非常事態宣言」を出すほど抵抗が激しかった兵庫と、
警官隊の発砲で在日朝鮮人が死亡した大阪の運動は「4・24阪神教育闘争」と呼ばれ、
60年の節目に向け、市民団体が関係者からの聞き取りなど準備を進めていた。
申し立てるのは、大阪府東大阪市の住職、金蒼生(キム・チャンセン)さん(66)ら数人。
「通達などによる学校閉鎖は、民族的集団を破壊する意図で児童を集団的、強制的に移動することを
禁じたジェノサイド条約に違反する」と主張。
運動への弾圧についても、国の責任の明確化を勧告するよう求める。
同調査団などによると、朝鮮人学校は、戦時中の使用禁止などで母国語を話せなくなっていた
在日朝鮮人たちが、民族の言葉を取り戻そうとつくった。48年時点で約6万人が学んでいたが、
GHQと日本政府は、日本の学校教育法を無視した「治安問題」ととらえて通達を出し、
各都道府県は学校閉鎖などを命令。53年までに約4万人が日本の学校に移ったとされる。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200804230036.html
北朝鮮外相 今週末から訪中へ
4月23日 6時56分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014157381000.html# 北朝鮮のパク・ウィチュン外相が今週末から中国を訪問することになり、両国の伝統的な友好関係を確認するほか、6か国協議・議長国の中国に対して、懸案の核開発計画の申告を行うのかどうか注目されます。
中国外務省の姜瑜報道官は、22日の記者会見で、楊外相の招きで、北朝鮮のパク・ウィチュン外相が、今月26日から4日間の予定で中国を訪問することを明らかにしました。姜報道官は「中朝の関係進展は、朝鮮半島の安定に役立つものであり、両国の互
恵関係をいっそう進めていきたい」と述べ、パク外相の訪問に期待を示しました。パク外相としては、今回の訪問で、中国との伝統的な友好関係を確認するとともに、ことし特に厳しい見通しの食糧事情の改善に向け、中国の支援や協力を引き出したい考えとみ
られます。さらに、キム・ジョンイル総書記の中国訪問の可能性についても話し合うとみられます。北朝鮮は、核問題をめぐり、懸案となっている核計画の申告について、どのような内容とするか、ピョンヤンを訪問中のアメリカ国務省の当局者と詰めの話し合い
を行っています。この協議の行方とともに、パク外相が今回の訪問中に、6か国協議・議長国の中国に対して、懸案の核開発計画の申告を行うのかどうかも注目されます。
米国務省高官、北朝鮮次官と会談
2008.4.23 09:24
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080423/amr0804230920002-n1.htm ケーシー米国務省副報道官は22日の記者会見で、北朝鮮の核計画申告をめぐる実務協議のため訪朝したソン・キム国務省朝鮮部長らが6カ国協議の北朝鮮首席代表、金桂冠外務次官と会談したことを明らかにした。
同副報道官によると、キム部長らは無能力化が進む寧辺の核施設には出向かず、23日も平壌で申告をめぐる協議を続行。申告内容の検証方法についても話し合われる見通しだとしている。(共同)
北のシリア核開発支援、米が議会説明へ
2008.4.23 09:32
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080423/amr0804230926004-n1.htm 【ワシントン=山本秀也】複数の米メディアは22日、米政府が北朝鮮によるシリアの核開発支援の情報を米議会に開示すると伝えた。イスラエルによる昨年9月のシリア領空爆で破壊された施設に関する内容だ。24日に秘密会として開かれる上下両院の
情報特別委員会で、中央情報局(CIA)が説明にあたる。
空爆対象は北朝鮮の関与した核関連施設とみられてきたが、詳細は明らかにされていなかった。シリアへの核拡散が裏付けられた場合、北朝鮮の核問題に関する6カ国協議での合意を無視した形となり、米側はウラン濃縮計画とともに正確な申告を迫る。
国家安全保障会議(NSC)のジョンドロー報道官は、「安保問題や情報工作に関する議会説明は、定期的に行っている」と述べる一方、個別の説明内容に関する確認は拒んだ。米議会からは、北朝鮮からシリアへの核拡散疑惑をめぐり明確な説明を米政
府に求める政治圧力が高まっていた。
イスラエル紙ハーレツは今月6日、米、イスラエル両国の首脳補佐官級で協議した結果、空爆対象施設に関する情報を議会向けに開示することで合意したと報じていた。
北朝鮮核疑惑で秘密公聴会 24日に米
2008.4.23 12:55
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080423/amr0804231253009-n1.htm 複数の米議会筋は22日、ブッシュ米政権が24日に議会上下両院の外交、軍事、情報特別委員会の所属議員に対し、北朝鮮のシリアへの核拡散疑惑に関する秘密公聴会を開催することを明らかにした。米議会の対北朝鮮強硬派や親イスラエル議員は、
同疑惑を含む北朝鮮の核計画申告をめぐり、米政府が大きく譲歩したと批判している。6カ国協議の進展を目指す政権側は機密情報も開示し、理解を求めるとみられる。
保守系の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は22日、中央情報局(CIA)がイスラエル情報も交え、北朝鮮がシリアの原子炉開発を支援していたと確認する見通しだと報道。イスラエルが昨年9月にシリアの施設を空爆した際、北朝鮮労働者が
現場にいたことも明らかにされると伝えた。議会筋の1人は同紙の報道に懐疑的な姿勢を示した。(共同)
「積極的な経済協力を」 韓国の新駐日大使会見
2008.4.23 18:37
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080423/amr0804231253009-n1.htm 権哲賢・駐日韓国大使は23日、ソウルで記者会見し、日韓新時代の具体化について「過去と違う姿を見せないといけない」と述べ、日本が経済協力などで積極的な対応を行うよう求めた。
権大使は20、21日の李明博大統領訪日で両国関係に「進展があった」とし、日韓関係が大きく改善されることへの期待感を表明。福田康夫首相の支持率が低下していることに「心が痛い」と語った。
北朝鮮による日本人拉致問題に関しては「拉致は人権問題であり、解決しないといけない」と言明。一方で「個人的見解」として、拉致問題に固執して日本だけが北朝鮮の核放棄の見返りとなる経済・エネルギー支援に参加しないことへの懸念を示した。
権大使は17日に着任。李大統領の訪日に随行した後、会議のため一時帰国した。(共同)
6カ国協議は「時期尚早」
http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008042401000163.html 【ワシントン23日共同】アービジュー米国務副次官補(東アジア・太平洋担当)は23日、
平壌で同日まで行われた米国と北朝鮮の実務協議で、北朝鮮の核計画申告問題が広範に話し合われたと述べる一方、
6カ国協議の再開時期を口にするのは「時期尚早だ」と明言し、米朝間の隔たりが埋まらなかったことを示唆した。米下院で一部記者と会見した。
6カ国協議をめぐっては「5月下旬までの開催が目標」(柳明桓・韓国外交通商相)などの声も出ているが、
副次官補は「簡単ではない」と述べ、米政府はより厳しい現状認識を持っていることをうかがわせた。
時事ドットコム:核申告に検証措置明記を=北朝鮮に要求−米高官
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008042400120 【ワシントン23日時事】アービズ米国務副次官補(東アジア・太平洋担当)は23日、
6カ国協議の合意に基づいて北朝鮮が提出する核計画の申告に、検証措置を明記するよう北朝鮮側に求めていることを明らかにした。
副次官補は記者団に対し、「北朝鮮の(核開発に関する)これまでの歴史を振り返れば、われわれは北朝鮮が提供する情報が正確かどうかを見極める手段を確保しなければならない」と語った。
具体的検証措置については言及を避けたが、原子炉など核施設の運転記録提出や、核施設の査察許可を求めていることを示唆した。
ただ、北朝鮮が応じるかどうかはなお不透明だ。
1970年代に外国人女性28人が北朝鮮拉致、仏紙
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2008/04/24/0300000000AJP20080424000700882.HTML 【パリ23日聯合】北朝鮮の特殊要因が1970年代に28人の外国人女性を拉致していたとフランスの日刊紙ル・フィガロが23日に報じた。
同紙が最近の各種証言を基に伝えたところによると、北朝鮮は横田めぐみさん(1977年拉致)ら日本人のほか、
フランス人3人、イタリア人3人、オランダ人2人、中国人2人ら、合わせて28人の外国人女性を拉致した。
拉致されていたレバノン人女性3人が1979年に解放され証言したことで、こうした外国人拉致の全容が明るみになりだしたとしている。
また、日本政府関係者が「北朝鮮は日本人だけでなくフランスやイタリア、オランダ、ルーマニア、レバノン、シリア、マカオ、タイ、韓国などの国民も拉致した」と話したとも伝えた。
同紙は、日本政府は自国民の拉致問題に敏感に対処しているフランスのサルコジ大統領が7月に訪日する際、日本人とフランス人の拉致問題が取り上げられるよう望んでいるとの見方を示している。
日本は公式に確認された日本人拉致被害者数を17人と発表しているが、実際の被害者数は100人余りに達するものと推定している。
拉致家族 ヒル氏が面会の意向
4月24日 5時44分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014187211000.html# 来週ワシントンを訪問する拉致被害者の家族らとの面会に、6か国協議でアメリカの代表を務めるヒル国務次官補が応じる意向を示していることがわかりました。家族らは、拉致問題が解決に向かわないかぎり北朝鮮に対するテロ支援国家の指定を解除
しないようあらためて要請することにしています。
拉致被害者の家族会の事務局長で増元るみ子さんの弟の増元照明さんらは、来週、ワシントンを訪問し、アメリカ議会の関係者と会って拉致問題の解決に協力を求めることにしています。今回の訪問で、被害者家族らは、アメリカの北朝鮮に対するテロ
支援国家の指定解除の行方が注目されるなか、北朝鮮との交渉担当者であるヒル国務次官補との面会を求めていました。これに対し、ヒル次官補側がスケジュールの調整がつけば被害者家族との面会に応じる意向を示していることがわかりました。今回、
ヒル次官補との面会が実現すれば、去年11月のワシントン訪問の際に続いて2回目となります。北朝鮮に対するテロ支援国家の指定解除をめぐっては、ライス国務長官が、ことし2月、北朝鮮が核計画の申告などの義務を果たせば拉致問題に進展がな
くても解除に踏み切る考えを示しています。このため、被害者家族らは、今回の訪問で、ヒル次官補に対し、拉致問題が解決に向かわないかぎりテロ支援国家の指定を解除しないようあらためて訴えることにしています。
訪朝も検討 山崎氏らが超党派日朝議連を発足へ
2008.4.24 23:07
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080424/stt0804242304005-n1.htm 自民党の山崎拓元副総裁と民主党の岩國哲人元副代表らが24日、国会内で会談し超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(仮称)を月内にも発足させることで合意した。日朝国交正常化に向け核・ミサイル・拉致問題の解決を進める狙いがあり超党派
議員の北朝鮮訪問も検討する。今後、与野党各党に参加を呼びかける。
山崎氏は会談後、「核・ミサイル・拉致問題を包括的に解決するとした日朝平壌宣言に基づき日朝国交正常化を目指す」と強調。岩國氏は「拉致問題の解決なしに正常化はあり得ない。正常化なくして拉致問題の解決はない」と語った。
一方、町村信孝官房長官は24日の会見で、山崎氏が日朝関係の前進に意欲を示していることについて「いろいろな政治状況、外交状況によるが、議員外交が展開できる状況にはない」と不快感をにじませた。
>>29 北がシリアの原子炉建設支援米CIAが議会に説明
2008.4.24 23:38
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080424/amr0804242338010-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】米中央情報局(CIA)は24日、上院軍事委員会に対し、昨年9月のイスラエル軍によるシリア空爆について説明した。非公開で行われたが、シリアの原子炉とみられる施設に北朝鮮作業員がいたことを示すビデオを証拠としてみせた
もようだ。空爆されたシリアの施設は、北朝鮮の寧辺にある核施設と構造が似ており、核爆弾の原料となるプルトニウムの製造を計画していたとみられるという。
米政府はこれまで空爆について一部の議員を除き、説明してこなかった。この日、上下両院の各委員会に説明するだけでなく、24日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、ホワイトハウスはビデオの公表も準備しているという。
北朝鮮は近く核計画の申告を6カ国協議の議長国・中国に行う予定だが、申告前にシリアとの協力について公表することは、今後の交渉に影響が出る可能性もある。米政府は8日の北朝鮮との協議で、核拡散疑惑に関し暫定合意に達したが、米政権内の対
北朝鮮強硬派は、「大きな譲歩」と批判してきた。
シリア、北朝鮮ともに核協力を否定している。
シリアの核疑惑施設に北朝鮮作業員?米情報当局が映像開示
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080424-OYT1T00610.htm 【ワシントン=宮崎健雄】米情報当局は24日午前(日本時間25日未明)、米議会で開かれた一部の議員を対象にした非公開の会合で、北朝鮮とシリアの核協力の実態を説明した。
内容は明らかでないが、複数の米メディアによると、シリアの核疑惑施設内で北朝鮮の作業員とみられる人物を撮影したビデオ映像などを開示した模様だ。
24日付ワシントン・ポスト紙によると、開示される映像に映し出された原子炉の炉心構造は北朝鮮・寧辺(ヨンビョン)の原子炉と酷似しており、北朝鮮とシリアがこれまで否定してきた核協力を裏付ける内容。北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の進展にも
影響を与えることは必至だ。
ゲーツ国防長官やペリノ大統領報道官も23日の記者会見で、核協力情報の内容について、近く公表する見通しを示していた。
核協力疑惑は、イスラエルが昨年9月、シリアの疑惑施設を空爆したことがきっかけで浮上。報道や民間専門家の分析から、北朝鮮の協力を受け、建設途中だった原子炉施設との見方が強まっていた。ビデオは空爆前に撮影されたもので、空爆の支持を
取り付けるため、イスラエルから米国に提供されたものだという。
(2008年4月25日01時34分 読売新聞)
シリア核施設の写真公表 北施設に酷似 米情報当局
2008.4.25 10:18
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080425/amr0804251017005-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】米政府は24日、昨年9月にイスラエル軍が空爆したシリア東部の核施設や、シリアを訪れた北朝鮮科学者の写真などを公表した。破壊された原子炉は北朝鮮の寧辺にある実験用黒鉛減速炉に似ているとし、昨年8月の段階で完成
間近だったという。
米情報当局は「北朝鮮だけが過去35年間、このタイプの原子炉を建設してきた」と指摘。2001年以降、寧辺の核施設から北朝鮮の科学者がたびたびシリアを訪れたとし、北朝鮮の支援によって建設された核施設であると強調した。
シリア人の横に立つ北朝鮮科学者の写真も公開された。英紙フィナンシャル・タイムズによると、この科学者はチョン・チブという名前で、核問題をめぐる6カ国協議にも出席していたという。
米情報当局は施設や北朝鮮科学者の写真がいつ、だれによって撮影されたかは明らかにしていない。
ペリーノ大統領報道官は声明で、シリアが原子炉の建設を国際原子力機関(IAEA)に通知しなかっただけでなく、原子炉が破壊された後、直ちに隠ぺい工作を行ったとして非難。シリアに対し、核活動について説明するよう求めた。
シリアのイマド・ムスタファ駐米大使はCNNテレビに出演し、原子炉とする米政府の説明について、「空想にすぎない。この政権は他の国の大量破壊兵器についてもでっちあげてきた」と否定した。
米情報当局は公表に先立って、上下両院の軍事委員会や外交委員会のメンバーらに非公開で説明した。
バイデン上院外交委員長(民主)は報告を受け、北朝鮮との交渉は継続すべきとしつつも、「北朝鮮が拡散をしていないとの確認できない限り、米国は制裁を解除すべきではない」と述べ、早期のテロ支援国家指定解除には反対する考えを示した。
北朝鮮は核計画の申告を近く行う予定となっているが、見返りにテロ支援国家の指定解除と対敵通商法の適用終了を求めている。米政府は8日に行われたシンガポールでの北朝鮮との協議で、ウラン濃縮や拡散疑惑に関しては、プルトニウムによる核計画
とは別文書にし、非公開にすることで暫定合意に達したとみられている。
米政府が北朝鮮とシリアの核協力に関する情報を公式声明で確認したのは初めて。これまで空爆についてイスラエル、米政府ともに沈黙を守ってきた。
北朝鮮はシリアの核開発に協力していた 米政府、証拠公表
2008.4.25 19:20
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080425/amr0804251921016-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】米政府は24日、昨年9月にイスラエル軍が空爆したシリアの施設はプルトニウム製造を目的とした原子炉だったとするとともに、「北朝鮮がシリアの核活動を支援していたと確信する」との声明を発表した。ブッシュ政権が北朝鮮とシ
リアの核協力の存在を確認したのは初めて。北朝鮮の核拡散活動の実態が明らかになったことで、核問題をめぐる6カ国協議の行方にも影響を与えそうだ。
声明は破壊された原子炉について、「平和目的ではなかったと信じるに足る十分な理由がある」とし、核兵器開発が目的だったと断定した。そのうえで、北朝鮮の核拡散活動阻止には、「厳格な検証の仕組み」を作りあげることが必要と強調した。
米中央情報局(CIA)の説明によると、北朝鮮とシリアの核開発協力が始まったのは1997年。2001年からシリア東部アル・キバル近くの渓谷地帯で原子炉の建設が始まった。CIAは同施設と北朝鮮の寧辺にある実験用黒鉛減速炉を比較。建物や炉心
部分に類似点が多いとしたうえで、「この35年間で、同じ構造の黒鉛減速ガス冷却炉を製造しているのは北朝鮮しかない」と指摘した。
また、寧辺の核施設から北朝鮮の科学者がたびたびシリアの施設を訪れていたとし、寧辺の核開発責任者がシリアの原子力委員会のトップと並んだ写真も公開した。英紙フィナンシャル・タイムズによると、科学者はチョン・チブという名前で、6カ国協議に
も出席していた。
同高官によると、空爆直前の昨年8月時点で原子炉は稼働目前で、米政府は外交的解決とともに軍事力の行使も検討した。イスラエルはこれに、「いまそこに存在する脅威」と認識し、空爆に踏み切ったという。
同高官は北朝鮮の支援の理由について「現金だ」と述べ、資金獲得目的との見方を示した。
CIAは施設や北朝鮮科学者の写真がいつ、だれによって撮影されたかは明らかにしていない。ペリーノ大統領報道官はシリアが原子炉の建設を国際原子力機関(IAEA)に通知しなかっただけでなく、原子炉が破壊された後、直ちに隠蔽(いんぺい)工作を
行ったとして非難。シリアに核開発の説明を求めた。
シリアのイマド・ムスタファ駐米大使はCNNテレビに出演し、「空想にすぎない」と否定した。
北核問題 正確な申告求める 米大統領報道官
2008.4.26 08:48
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080426/amr0804260851001-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】ペリーノ米大統領報道官は25日、北朝鮮とシリアの核開発協力を公表したことについて、「北朝鮮が核計画の申告に前向きに取り組むことを期待する」と語った。同報道官は拡散活動に加え、プルトニウム、ウラン濃縮による核活動
についても「より完全かつ正確」に申告するよう求めた。
マコーマック国務省報道官は同日の記者会見で、拡散問題についてはこれまでの北朝鮮との交渉のなかで取り上げたとし、米政府として重視して取り組んできたと強調した。
ただ、25日付の米紙ワシントン・タイムズは、米政府当局者の話として、検証部分に関する暫定合意の変更を目指し、交渉をやり直すと報じた。8日にシンガポールで行われた米朝協議の結果、北朝鮮は米側の拡散に対する懸念を「認識する」ことでいった
んは決着したが、議会だけでなく政権内からも批判の声が強まっていた。
米政府は24日、昨年9月にイスラエル軍が空爆したシリアの施設はプルトニウム製造を目的とした原子炉だったとするとともに、「北朝鮮がシリアの核活動を支援していたことを確信する」と発表した。
公表を仕掛けたのは対北強硬派? (1/2ページ)
2008.4.26 00:08
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080426/amr0804260008000-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】昨年9月のイスラエル軍によるシリア空爆後、沈黙を守ってきた米政府が24日、北朝鮮とシリアの核協力の実態を公表した。公表遅れの理由について、米情報当局高官は「シリアの報復を懸念したため」と説明する一方、今後、
北朝鮮に完全かつ正確な核計画の申告を促すための「米国の立場が強まる」と強調した。ただ、共和党を中心に政権の北朝鮮政策への反発が広がっており、ある交渉担当者は「この先の見通しはわからない」と述べている。
米政府関係者は公表について「ホワイトハウス主導で進められた」と語る。チェイニー副大統領の補佐官ら「対北朝鮮強硬派」は、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)ら国務省の「交渉推進派」が、拡散疑惑で具体的な進展もないまま、8日のシンガ
ポールでの協議で北朝鮮と暫定合意に達したことを「大幅な譲歩」と批判。交渉の流れを変えるためにも公表に積極的だったという。
推進派は北朝鮮による核計画の申告間近での公表に消極的だったが、ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)は申告問題で合意に達しても、「議会の理解なしに北朝鮮への資金援助などは円滑に進まない」(同関係者)と判断、公表に賛成したという。
また、CIAで北朝鮮情勢を分析した米シンクタンク、ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員は「政権内には北朝鮮との暫定合意に対する広範な批判があった」と述べ、情報当局にも暫定合意への不満があったとの見方を示した。
情報当局高官は公表で、「北朝鮮が拡散活動を認め、完全かつ正確なプルトニウムとウラン濃縮の活動を開示することにつながることを信じる」と語った。
(2/2ページ)
ヒル次官補らは今後、北朝鮮とシリアの間で「現在進行形の協力はない」として、申告作業を進めていく考えだ。しかし、共和党内では大統領候補に内定したマケイン上院議員が暫定合意に反対を表明したほか、下院情報委員会筆頭理事のフックストラ議
員も「6カ国協議で合意が成立しても、議会承認は相当困難になった」と述べている。
ブラウンバック上院議員は北朝鮮の人権問題に対する国務省の取り組みを不服として、対応に変化がない限り、次期駐韓大使に指名されたスティーブンス国務次官補代理の承認を阻止する考えを示した。
民間訪朝を一部不許可、韓国政府
2008.4.26 11:30
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080426/kor0804261131001-n1.htm 韓国統一省は25日、北朝鮮の金剛山で26日から始まる民間行事の「南北青年学生団体代表者会議」に出席するため訪朝を申請した42人のうち8人に対し「国家安全保障や公共の秩序を侵害する憂慮がある」として不許可決定を出した。聯合ニュースが
伝えた。
韓国政府は、対北朝鮮政策をめぐり李明博大統領への非難を強める北朝鮮が当局間対話を中断する一方で、自国の主張に理解を示す人物や団体を選別して交流していると警戒している。不許可には、韓国で北朝鮮の主張に沿った言動をする可能性があ
る人物らの北朝鮮との接触を断つ狙いがあるとみられる。
韓国からの訪朝には統一省の許可が必要。
今回不許可とされたのは、国家保安法で「利敵団体」と規定された団体に所属するメンバーら。(共同)
北朝鮮外相が訪中へ出発
2008.4.26 12:33
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080426/kor0804261232004-n1.htm 北朝鮮の朴宜春外相が26日午前、中国を公式訪問するため平壌国際空港から高麗航空の定期便で北京に向け出発した。昨年5月に就任した朴外相の訪中は初めて。
楊潔●外相ら中国側との会談では、北朝鮮の「すべての核計画申告」をめぐる米朝の調整を踏まえ、6カ国協議の今後の進め方も取り上げられるとみられる。北朝鮮のシリアへの核協力問題で米国が画像を公表したことに対し、中朝間でやりとりが行われる
かどうかは不透明だ。
空港では金永日外務次官、中国の劉暁明駐北朝鮮大使が朴外相一行を見送った。(共同)
●は(簾の广を厂に、兼を虎に)
シリア 北朝鮮支援問題で国際原子力機関に協力表明
2008.4.26 11:33
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080426/kor0804261133002-n1.htm 【ニューヨーク=長戸雅子】シリアのジャファリ国連大使は25日、同国が北朝鮮の支援を受けてプルトニウム生産が可能な原子炉建設を進めていたとされる疑惑について、「われわれに隠すものなど何もない。国際原子力機関(IAEA)はわれわれの主張の
正しさを目のあたりにすることになるだろう」などと述べ、IAEAの調査に前向きに応じる姿勢を強調した。国連本部で記者団に語った。
一方で核兵器保有が公然の秘密となっているイスラエルについてもIAEAは査察を行うべきだと主張した。
ジャファリ大使は疑惑の根拠となった米中央情報局(CIA)の報告について「有効な根拠のない主張でCIAの組織的欠陥を示している」と批判。さらに「米国の主張は昨年9月のイスラエルの(施設への)攻撃を正当化するためのものだ」と述べた。
南北連絡事務所の設置を拒否、北朝鮮党紙が論評
2008.4.26 12:58
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080426/kor0804261257005-n1.htm 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は26日の論評で、韓国の李明博大統領が訪米中に提案した南北の連絡事務所設置について「誰にも通用しない小手先の政策であり、取り下げるべきだ」と拒否する立場を明らかにした。提案に対する北朝鮮の反応
は初めて。
北朝鮮は李政権の対北朝鮮政策が、過去2回の南北首脳会談で合意した内容を覆すものだと反発、当局間対話を中断する方針を打ち出している。今回の提案拒否で、南北対話再開の糸口を見いだすことは当面困難な情勢となりそうだ。
論評は同提案について「これまでも南朝鮮(韓国)の歴代政権が持ち出したが、北南関係を国と国の関係へ転換し、分断を恒久化しようとする狙いがあり、非難を受けてきた」と指摘。2000年の南北共同宣言と07年の南北首脳宣言を順守するよう求めた。(共同)
オバマ氏「直接対話」主張 米大統領選、北朝鮮政策で前哨戦
2008.4.26 16:36
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080426/amr0804261632010-n1.htm 米大統領選の民主党候補指名を争うオバマ上院議員と、共和党指名を確定したマケイン上院議員の間で、北朝鮮政策をめぐる応酬が始まった。
ロイター通信によると、オバマ氏は25日、シリアとの核協力について「北朝鮮と直接対話をしないブッシュ政権下で進行した出来事」として、ブッシュ大統領の失態と批判。首脳間の対話にも積極的に乗り出すべきだとの持論を展開した。
一方のマケイン氏は、シリアとの核協力について「非常に厄介な話だが驚く内容ではない。北朝鮮はもう10年以上、誠実な行動をしてこなかった」と冷静な受け止め。オバマ氏の主張を念頭に「金正日(総書記)のような独裁者と無条件でどうやって対話するの
か、米国民に説明すべきだ」などと批判を浴びせ、北朝鮮に厳しく対処する姿勢を強調した。(共同)
「対北追加制裁を」家族会など国民集会
2008.4.27 20:00
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080427/kor0804272003002-n1.htm 北朝鮮に追加の経済制裁を−。拉致被害者の「家族会」や支援組織「救う会」などは27日、東京都千代田区の日比谷公会堂で全国規模の国民大集会を開き、進展のみられない拉致問題の解決に向け、政府に対北圧力を強化するよう求めた。
会場には、約2000人が訪れ、韓国の拉致被害者家族も参加した。横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(72)は「拉致も核も、人間の生命をないがしろにする問題。どちらも生命の問題として、一つの力となって訴え続けてほしい」と訴えた。
北朝鮮の核問題がクローズアップされるなか、家族には「拉致問題を動かすためには、『現状維持では駄目だ』という北朝鮮へのメッセージが必要」との思いがある。
「北朝鮮の全く誠意のない対応を見ると、非常に怒りを感じる。この怒りが大きな力の原点となり、みなさんとともに戦いたい」。家族会代表で、田口八重子さん=同(22)=の兄、飯塚繁雄さん(69)は、こう世論の支援を呼びかけた。
一方、米国では、北朝鮮のテロ支援国家指定を解除する議論が取りざたされ、近く新たな報告書が出される見込みだ。指定理由には日本人拉致問題が含まれており、指定継続を願う家族会は28日、再び訪米する予定になっている。
拉致被害者救出訴える集会
4月27日 19時2分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014262201000.html# 北朝鮮に拉致された日本と韓国の被害者の家族が東京で大規模な集会を開き、韓国の新政権が拉致問題に強い姿勢で臨もうとしている今こそ、日韓が連携して問題解決に取り組んでほしいと訴えました。
集会では、はじめに日本の拉致被害者家族会の代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんが訴えに立ち、「拉致から30年たった今でも多くの人が北朝鮮に連れ去られたままです。韓国の新政権が拉致問題に真剣に取り組む姿勢を示していることに期待して、
韓国の被害者家族とともに闘っていきたい」と述べました。続いて韓国の被害者家族で朝鮮戦争中に父親を拉致されたチェ・グァンソクさんが、「先日の日韓首脳会談で、イ・ミョンバク大統領が『拉致問題解決のために努力する』と明言したことは非常に心強く、
国境を越えて力を合わせていきたい」と呼びかけ、6月にソウルで日本や海外の被害者家族とともに大規模な集会を開く考えを示しました。このあと横田めぐみさんの母親の早紀江さんは「核問題と拉致問題の2つがあって難しい状況ですが、どちらも人間の命
をないがしろにする問題であり、両方の解決に向けあらゆる国々が1つになって北朝鮮に訴え続けてほしい」と呼びかけました。また、増元るみ子さんの姉の平野フミ子さんは「日本と韓国がともに手を取り合って被害者を返せと北朝鮮に言うべきときが来たと感じ
ています。被害者が羽田空港に降り立つことができるよう力を貸してほしい」と訴えました。集会では「核計画の申告問題でアメリカと北朝鮮が合意するかどうか注目されるなか、拉致問題も正念場を迎えている」として、▽北朝鮮に対するテロ支援国家の指定を
拉致問題解決まで解除しないようアメリカ政府に要請するとともに、▽日本政府に北朝鮮への追加制裁の実施を求める大会決議を採択しました。
核開発を明確に否定 シリア大統領
2008.4.27 22:18
ttp://sankei.jp.msn.com/world/mideast/080427/mds0804272223005-n1.htm シリアのアサド大統領は27日付のカタール紙アルワタンが掲載したインタビューで、シリアが北朝鮮の支援を受けて原子炉を建設していたとする米政府の主張を明確に否定した。
大統領は、イスラエルが昨年9月に空爆したのは「建設中の軍事施設であり、核施設ではない」と従来の主張を繰り返した上で「衛星から丸見えの、対空防衛施設もない砂漠の真ん中に核施設を建設するのは合理的だろうか」と指摘した。
さらに「イスラエルで核兵器を使用すればパレスチナ人が死亡する。論理的ではない」と述べ「仮にイランが所有しても、シリアは核兵器を求めない」と言明。中東での戦争は通常兵器による戦いに留まるとの見方を示し「イランも同じ見解だ」と訴えた。(共同)
北、米国の核追及姿勢を批判
2008.4.27 23:25
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080427/amr0804272325004-n1.htm 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は27日の論評で「米国は核と関連して、他国を非難し問題視する資格も名分もない」と強調し、6カ国協議の「すべての核計画申告」で、プルトニウムや高濃縮ウランによる核活動やシリアとの核協力などを追及する
米国の姿勢を批判した。
米国がシリアとの核協力問題で証拠とする画像を公表したことには直接触れなかったが「核計画申告」に対する厳格な検証を求める米国の姿勢への反発をにじませた。
論評は米国について「誰かの核疑惑や核秘密接触などを取り立てて騒いでいる」とした上で「プルトニウムを生産、貯蔵し続け、イスラエルや日本の核開発にも協力している」と指摘。「最も危険な国は米国だ」と主張した。(共同)
拉致被害者の家族会訪米団が出発
2008.4.28 12:00
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080428/kor0804281201004-n1.htm 米国に向け出発する拉致被害者家族会事務局長の増元照明さん=28日午前、成田空港米国に向け出発する拉致被害者家族会事務局長の増元照明さん=28日午前、成田空港
米国による北朝鮮のテロ支援国家指定を解除しないよう働きかけるため、拉致被害者の「家族会」と支援組織「救う会」のメンバーは28日午前、米国へ向けて成田空港を出発した。
訪米団は、家族会事務局長で、増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟、照明さん(52)と、救う会の島田洋一副会長。
出発を前に、照明さんは「日本の立場への協力を得たい。指定を解除すると、北朝鮮に余裕を与える。拉致問題を人権問題としてとらえてほしい」と語った。
北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補らとの面会を予定しており、5月4日に帰国する。
プーチン大統領「北朝鮮許せない」 拉致問題に“激怒” 日露首脳会談
2008.4.29 01:07
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080429/plc0804290111000-n1.htm ロシアのプーチン大統領が26日の福田康夫首相との首脳会談で、北朝鮮による日本人拉致事件について「許せない行為だ」と述べ、かつてない強い口調で北朝鮮を批判し、拉致問題解決に向けての協力を惜しまない考えを示していたことが明らかになった。
北朝鮮に隠然たる影響力をもつロシアの首脳の「怒り」が、北朝鮮を動かす圧力になる可能性がある。
政府関係者によると、プーチン大統領の「許せない」発言は、首相が北朝鮮の拉致問題に言及した際に飛び出した。首相が「ロシアの影響力を行使してほしい」と要請したところ、大統領は北朝鮮を厳しく非難し、「極東地域の安定のために今後も日本に協力し
ていく」と応じたという。
プーチン氏は5月7日の大統領退任後も首相としてメドベージェフ次期大統領との「双頭」体制で対外戦略を推進するとみられ、日本政府内には「ロシアの北朝鮮への強硬姿勢は援軍になる」との見方がある。
ただ、日露関係筋は「拉致問題でロシアが真剣に北朝鮮の尻をたたくとは思えない。北方領土問題で日本側を懐柔するために、日本を後押しするポーズをみせているのではないか」と指摘している。
【在日】「保険料を納めてないから支払われないという誤った理解が社会に広がっている」大阪高裁・無年金訴訟で原告ら[04/29]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1209446441/l50 京都同胞高齢者年金訴訟控訴審 大阪高裁 またも不当判決
差別を合憲と判断
京都府在住の70〜90代の在日同胞高齢者5人が、外国籍を理由に国民年金制度から除外され
何ら救済措置もとられず無年金のまま放置され、長い間精神的苦痛を受けたとして日本に
損害賠償を求めた訴訟(2004年12月提訴)の控訴審判決で、大阪高等裁判所は4月25日、
「国の裁量権の範囲内で違憲ではない」などとして原告側の控訴を棄却した。
傍聴席からは「不当判決だ」と声が挙がった。
原告の一人、玄順任さん(82)は、1分もかからなかった判決言い渡しを受け、
「あっけなくて何が何だかさっぱりわからない。裁判官にきちんと理由を述べてほしい」としながら、
「都合の良い時は日本人として扱い、都合が悪くなると朝鮮人だからと差別する」日本政府の対応、
大阪高裁の不当判決を批判した。
原告側弁護団の伊山正和弁護士は記者会見で、「社会に広がっている誤解を解きたい」とし、
(1) 国民年金なので外国人には適用されない、
(2) 保険料を納めていないから支払われないという
誤った理解が社会に広がっていることに懸念を表した。
(1) については、国籍条項が撤廃され外国人についても加入・保険料納付が義務化された。
(2) については、年金受給に必要な25年の納付期間を満たせない者について、
日本人にのみ経過措置がとられた結果、一部の在日外国人高齢者、障がい者が無年金状態に陥った。
核兵器を年2個生産可能 シリアの「原子炉」
2008.4.29 11:17
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080429/amr0804291117003-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】米中央情報局(CIA)のヘイデン長官は28日、昨年9月にイスラエル軍によって空爆されたシリアの原子炉について、完成していれば1年間に1個か2個分の核兵器を生産可能なプルトニウムを製造することができた、との見方を明らか
にした。
米政府は24日、施設について稼働目前の原子炉と発表したが、米情報当局の高官が原子炉のプルトニウム生産規模に関し、具体的に言及したのは初めて。ロイター通信などが、同長官のワシントン市内での講演後の発言として伝えた。
ヘイデン長官は原子炉について、北朝鮮の寧辺にある黒鉛減速炉と同じ規模で、同様の技術で使われていたとしたうえで「生産の割合は寧辺と同程度だったであろう、と推定している」と述べた。
米政府は声明で「平和目的ではなかったと信じるに足る十分な理由がある」とし、核兵器開発が目的だったとの認識を示していた。
一方、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は28日、韓国首席代表の金塾外交通商省朝鮮半島平和交渉本部長と会談した。ヒル次官補は会談後、記者団に「北朝鮮が義務をすべて履行すれば、
われわれも義務を完了する」と述べ、北朝鮮がシリアへの核拡散も含む核計画の申告を行えば、テロ支援国家指定解除などの措置をとる意向を改めて示した。
拉致被害者の家族らに補償金支給へ、韓国政府が決定
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080429-OYT1T00509.htm 【ソウル=竹腰雅彦】韓国統一省は29日、北朝鮮による韓国人拉致被害者の家族らに、慰労金など計11億500万ウォン(約1億1500万円)の補償金支給を決めたと発表した。
【ソウル=竹腰雅彦】韓国統一省は29日、北朝鮮による韓国人拉致被害者の家族らに、慰労金など計11億500万ウォン(約1億1500万円)の補償金支給を決めたと発表した。
拉致被害をめぐり、韓国政府が補償金を支給するのは初めて。李明博(イミョンバク)政権は対北朝鮮政策で人道問題解決を最優先課題に掲げており、拉致問題にも積極的に取り組む姿勢を示したものだ。
韓国政府は現在、480人を北朝鮮による拉致被害者と認定している。今回は申請があった143件のうち、被害者家族への慰労金や、拉致された後韓国に帰還した人への定着金など31件を支給対象とした。残りについても順次、補償金支給を検討する。
慰労金は被害者1人当たり、3000万ウォン(約312万円)程度になる見込みという。
北朝鮮は、韓国人拉致被害者について、「自らの意思で渡ってきた」などとして拉致そのものを認めていない。
(2008年4月29日20時27分 読売新聞)
対北朝鮮政策の変更示唆か 韓国統一相
2008.4.30 01:41
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080430/kor0804300142000-n1.htm 韓国の金夏中統一相は29日の国会委員会で、昨年10月の第2次南北首脳会談で交わした首脳宣言を含む過去の南北合意に関し、「南北間協議を通じ実践可能な履行方法を検討できるよう期待している」と述べた。聯合ニュースが伝えた。
李明博政権は、核放棄進展を南北経済協力推進の前提とし、協力事業拡大を盛り込んだ首脳宣言の合意履行を棚上げする姿勢を示してきた。金統一相が対北朝鮮政策に変更の意思があることを示唆した可能性があるとの見方が出ている。(共同)
779 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2008/04/29(火) 17:26:22 ID:7Pd4i0fo
ttp://online.wsj.com/article/SB120942699239451189.html?mod=opinion_main_review_and_outlooks REVIEW & OUTLOOK:Plutonium on the Euphrates -- II April 29, 2008; Page A12
(WSJ米国版、社説)ユーフラテス河沿いのプルトニウム製造施設
It is also disturbing that the Administration first tried to persuade the Israelis
that Syria's outlaw actions could be settled with diplomacy, and then sat on its
conclusions for seven months after Israel bombed the site.
This kind of behavior is typical of the "arms control process" that Mr. Bush has
embarked on with North Korea, where violations get explained away or ignored if the
violator merely promises not to do it again. Pyongyang's nuclear aid to Syria was
still going on after its February 2007 pledge to give up all its nuclear programs
and stop proliferating.
国務省がシリアの秘密の原子炉建設事件で、イスラエルとの初期の話し合いの中で、それを
外交的に解決できる、としていた事も懸念されるところである。空爆後も7ヶ月間、外交的
な考慮から、それを秘密にしてきた。国務省のこうしたやり方は北朝鮮のやっている違反
事項などを許容する傾向と同じ。北朝鮮の核拡散は北朝鮮が核廃棄を約束した2007年2月の
6者協議合意事項の成立の後も継続されている。
#WSJの是までの一連の北朝鮮関連の社説に共通する、国務省への不信と、あまりにもエン
#ゲージメントのみにこだわりすぎる戦略への批判の社説。WSJは、シリアや北朝鮮への国
#務省の許容的な態度がイランなどの核開発を勇気付けるだけであるとする。
#WSJはそうした国務省への不信が議会をして情報公開を要求する原因になっており、今後
#とも国務省のエンゲージメント政策への牽制になりそうだと見る。国内メディアはアメリ
#カ政府がテロ支援国家指定解除をしそうだとか書いているけれどアメリカ議会の現状は
#(WSJも言うように)そういう事を簡単には許容しそうに無いように見える。
This affair was not well handled from day one. Now Mr. Bush is allowing his
diplomats to put about the belief that he values any deal over no deal. That
leaves it to Congress to blow the whistle.
増元さんら拉致解決支援訴え
4月30日 6時32分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014301081000.html アメリカ政府が北朝鮮のテロ支援国家指定解除を行わないよう求めるため、ワシントンを訪れている拉致被害者の家族の増元照明さんたちが29日、北朝鮮の人権問題に抗議する集会に参加し、拉致問題解決のための支援を訴えました。
増元さんたちはアメリカ政府が北朝鮮のテロ支援国家指定を解除しないよう直接求めるためにワシントンを訪れており、29日には、連邦議会近くの公園で行われた北朝鮮の人権問題に抗議する集会に参加しました。参加者の多くは、北朝鮮国内での人権弾圧に
抗議する人たちで、増元さんは「北朝鮮の人たちの自由のための皆さんの戦いを応援しますし、ぜひ、わたしたちの戦いにも加わっていただけることを願っています。皆さんの同胞もわたしたちの家族も、今この瞬間に助けを求めています。ぜひいっしょに戦いま
しょう」と述べて、拉致問題解決のための支援を訴えました。増元さんたちは来月2日、アメリカの6か国協議代表のヒル国務次官補と会談する予定ですが、ヒル次官補は北朝鮮が核計画の申告に完全に応じればテロ支援国家指定解除に踏み切る可能性を示唆
していることから、拉致問題解決まで指定を解除しないよう、強く求めることにしています。
米“核開発計画 完全申告を”
4月30日 7時9分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014301121000.html アメリカのブッシュ大統領は、アメリカ政府が北朝鮮によるシリアへの核技術の提供に関する情報を公開したことについて、「北朝鮮に対し、完全な申告に応じることが不可欠だということを明確に知らしめることが目的の1つだ」と述べて、北朝鮮にすべての核開
発計画を明らかにするよう強く求めました。
アメリカ政府は先週、北朝鮮がシリアの核施設の建設に協力していたという情報を公開しました。これについて、ブッシュ大統領は29日の記者会見で「情報の公開の目的の1つは北朝鮮問題を進展させることだった」と指摘しました。そして、「われわれは北朝鮮
が考えている以上の情報を握っており、核技術の拡散やウラン濃縮計画も含め、すべての核計画について明らかにすることが不可欠なのだということを北朝鮮に対し、明確に知らしめる意図があった」と述べて、北朝鮮に核計画の完全な申告に応じるよう強く求
めました。またブッシュ大統領はこれまで情報を公開しなかった理由について、シリアが問題の核施設を空爆したイスラエルへの報復行為に出るおそれもあり、中東情勢への影響を懸念したためだと説明しました。
米朝、さらに詰めの協議 核計画申告に向け
2008.4.30 12:10
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080430/kor0804301206002-n1.htm 6カ国協議の米首席代表ヒル国務次官補は29日、6カ国協議合意に基づき北朝鮮が実施する核計画申告について、内容や検証方法について米朝間でさらに詰めの協議を行う可能性を指摘し、申告実現にはさらに時間が必要との見方を示した。フロリダ州
で記者団に語った。
ヒル次官補は、自身が北朝鮮側と再協議することについては「その必要はないと思う」としており、実務レベルでの話し合いが続くとみられる。
次回6カ国協議の見通しについては、申告が議長国の中国に提出されれば「直ちに開催されるだろう」と述べた。また日米韓3カ国の首席代表による会合の実現に意欲を見せ、次回6カ国協議の前に東京かソウルで開催できればと語った。(共同)
北の核問題で日韓協議へ
2008.4.30 13:22
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080430/kor0804301320003-n1.htm 韓国外交通商省当局者は30日、同省の黄浚局北朝鮮核外交企画室長が5月1日に東京で6カ国協議の日本首席代表、斎木昭隆外務省アジア大洋州局長と会談、北朝鮮核問題について協議すると明らかにした。
4月28日のワシントンでの米韓首席代表協議の結果を踏まえ、6カ国協議の再開時期や北朝鮮に対する経済・エネルギー支援問題について意見交換する見通し。
黄室長は韓国首席代表、金塾・外交通商省平和交渉本部長の訪米に同行していた。帰途、日本に立ち寄る。
54 :
日出づる処の名無し:2008/05/01(木) 10:35:31 ID:I2y5Cpbl
まぁ小さな祝日か
【北朝鮮問題】米国務省、北朝鮮を引き続きテロ支援国家に指定 [05/01]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1209600542/ 2008.5.1 08:15
【ワシントン=有元隆志】米国務省は30日、2007年版の国際テロ活動に関する国別報告を発表した。
北朝鮮はイランやシリアとともに引き続きテロ支援国家に指定された。
北朝鮮についての記述は昨年とほぼ同じ内容。「1987年の大韓航空機爆破以来、テロ行為を
支援していないと思われている」としつつも、日本赤軍のメンバーをかくまっていると指摘。「日本政府は
北朝鮮の国家組織によって拉致されたと信じられている12人の安否について詳しい説明を求めている」と記した。
その一方で、核問題をめぐる6カ国協議の合意に従って、朝鮮半島の非核化に向けた北朝鮮の行動と
並行する形で、米国としても「テロ支援国家指定を解除する義務を果たすつもりである」としている。
テロ支援国家に指定されたのはスーダン、キューバを加えた5カ国。
米政府は北朝鮮がシリアの核施設建設を秘密裏に支援したと公表した。ブッシュ大統領は4月29日の
記者会見で、公表について「北朝鮮が思っている以上にわれわれが情報をつかんでいることをはっきりさせる」
との目的があったと説明。核拡散やウラン濃縮も明確にするよう求めた。
ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)はシリアの核施設空爆後、北朝鮮とシリアの協力は行われていないとして、
指定解除に前向きに取り組む考えを示している。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080501/kor0805010816001-n1.htm
55 :
日出づる処の名無し:2008/05/01(木) 12:34:10 ID:I2y5Cpbl
時事ドットコム:北のシリア支援の検証要求=法案可決で指定解除けん制−米下院委
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008050100245 【ワシントン30日時事】米下院外交委員会は30日、北朝鮮に対するテロ支援国指定に関し、
同国がシリアの核施設建設を支援していたとされる問題などが完全に検証されない限り、指定解除を認めないとする法案を全会一致で可決した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本会議も超党派の賛成で可決する公算が大きく、解除を視野に入れる米政府へのけん制となる。
法案は外交委のバーマン委員長(民主)とロスレーティネン筆頭理事(共和)が共同で提案。
現行の安全保障支援・武器輸出管理法に、北朝鮮のテロ支援国解除の条件に関する条項を追加した。
シリアだけでなく、イランに対する核協力疑惑の検証も求めたほか、米政府が検証措置について議会に報告することも定めた。
こういうのも、明るみになってないだけで・・・orz
日本へ不法入国図る4人の指紋変造、手術した男逮捕…韓国
5月1日19時39分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080501-00000039-yom-int 【ソウル=前田泰広】日本への不法入国を企てた男女4人に、指紋の模様を変える手術をしたとして、ソウルの警察当局が
病院事務長の男(41)を、医療法違反容疑で摘発したことが1日わかった。
男女4人は以前、不法就労などで退去強制処分を受け、日本に再入国できないため、別人を装って指紋審査を通過する目
的で手術を受けていた。指紋変造手術の摘発は、韓国で初めてという。
調べによると、事務長は3月末〜4月16日、医師の資格がないのに、男女4人に対し、指の皮膚の一部を切除し、残った皮
膚を縫い合わせる手術を行った疑い。警察当局は、手術を受けた男(64)を同容疑で摘発したが、行方のつかめない残り3人
は、日本に入国した可能性もあるとみている。 警察当局はこのほか、事務長に手術希望者を紹介した男3人も同容疑で摘発
しており、このうちの1人は「知人の友人が、指紋の手術を受けて日本に密入国した」と供述しているという。
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 北の旅は想像力の旅
2008.5.1 03:47
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080501/kor0805010349000-n1.htm 北朝鮮の開城(ケソン)に“観光”に行ってきた。ソウルから近い。南北分断前の日本統治時代には学生、生徒がソウルの学校に列車で通学していた。朝鮮戦争の前は韓国領だったが、戦争の結果、北朝鮮領になってしまった。
高麗時代(918〜1392年)の首都で歴史的に由緒のある街だ。昨年末から韓国の民間企業による日帰り観光ツアーが始まっている。午前6時にバスでソウルを出発。南北軍事境界線を越え開城市へ。まず市の外れから北に位置する山に入った。名勝「朴
淵の滝」を見物させられた。
途中、遠景にくすんだピンクの白っぽい花をつけた街路樹が目についた。北朝鮮の案内人に「北でも桜を植えているのかね?」と聞くと「いや、あれは桜ではない。サルグだ」という。「あっ、あれがサルグか…」としばし感じ入った。「サルグ」とは辞書を引くと「満
州杏子(あんず)」と出ている。アンズの木の並木だったのだ。
韓国の代表的童謡に「故郷の春」がある。出だしは「わたしの故郷は花咲く山里/桃の花、サルグの花、かわいいツツジ…」となっていて、その「サルグ」なのだ。「韓国ではアンズの木の街路樹はないなあ…」と思いながら楽しくながめたのだが、アンズは実を
つけるから「食糧対策にもなるのかな」と邪推(?)したり。
開城でも木々は芽吹き、春を感じさせた。しかし金日成誕生日(4月15日)の連休のせいか、田畑にほとんど人は見えなかった。わずかに民家の周りで個人菜園(?)をいじる姿があった。
この後、バスは市内に入ったが人がいない。人口25万ほどの古都というのに、ホコリっぽく色彩がない。博物館や史跡前で自転車の人物を風景に街の写真を撮ろうとしたら、案内員にしかられた。
観光ポイントに高麗末期の高官で儒学者・鄭夢周(1337〜92年)の書院というのがあった。北朝鮮でたたえられているのは日本の“倭寇”退治で功があったからだろうか、とこれまた邪推(?)。
ただ彼は高麗朝を打倒し李朝(朝鮮王朝)を建てた李成桂に反対したため、李成桂派に暗殺されている。その現場である石造りの「善竹橋」に座って記念写真を撮ったりしたのだが、はて?
この故事は、新しい時代を開こうとする革命派が旧時代の守旧派高官を暗殺、排除した話ではないか。鄭夢周は「“変化”を妨げる者は死んでもらおう」と新時代派によって殺されたのだ。邪推のついでにいえば、そんな暗殺現場まで観光ポイントにしているなん
て「金正日将軍さまは何と大胆な…」と思うのだった。
待望の昼食は高麗時代の伝統家屋を復元した民俗村のようなところで、意外にうまかった。粗末な真鍮(しんちゅう)の小鉢でこぎれいに“13菜”も出てきた。ただ開城料理に欠かせない名物の「チョレンイ・トック」はなぜ出なかったのだろう。これは直径2センチ
ほどの小さなボール状のモチを、2つくっつけたようなモチだ。普通、スープに入れ雑煮風にして食べる。
このモチには伝説があって、高麗を滅ぼした李成桂に対する高麗人たちの恨みが込められているという。彼らはモチのかたちを李成桂の首に見立て、いつもそれを食いちぎってウップンを晴らしたというのだ。民(たみ)の恨みは恐ろしい?
もう一つ邪推すれば、将軍さまは民の恨みの「チョレンイ・トック」の故事は困ると思ったか? こんな想像力の楽しみがないと、北の国への観光は元が取れない。(くろだ・かつひろ)
北朝鮮、深刻な食糧危機に 米研究所報告
2008.5.1 09:30
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080501/kor0805010931002-n1.htm 米シンクタンク、ピーターソン国際経済研究所は30日、北朝鮮が1990年代後半に終息した飢饉(ききん)以来の深刻な食糧危機に向かっているとする報告書を発表した。
それによると、北朝鮮の食糧価格は1年前の3倍近くに高騰。そのペースは、国内のインフレ率や国際的な食糧価格の上昇率をはるかに上回っており、飢えに苦しむ人が増加している。
これに伴い、行政機能は滞り、国内の統制が強化された。報告書は、統制強化と海外からの食糧支援により北朝鮮が「最終的には危機を乗り越える」と予測しながらも、同国が食糧支援国との関係を悪化させていることに懸念を示している。
報告書によると、水害などに伴う90年代の飢饉では、北朝鮮人口の約5%に当たる最大100万人が死亡した。(共同)
北朝鮮非核化に予算支出へ 米下院委で法案通過
2008.5.1 09:47
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080501/kor0805010948003-n1.htm 米下院外交委員会は30日、北朝鮮の非核化に必要な資材提供や大規模な財政支出を可能にする、武器輸出管理法の修正案を可決した。同法の「グレン修正条項」は、核拡散防止条約で定められた非核保有国が核実験を行った場合、援助や貿易を制限
しているが、北朝鮮に対しては非核化の目的に限り適用除外する内容。数週間以内に本会議でも可決される見通し。
寧辺の核施設無能力化作業は、米国主導で進めているが、必要経費は国務省の「不拡散・軍縮基金」から拠出され、作業主体のエネルギー省からの予算支出は同条項が壁になってきた。このため、核廃棄段階に進んだ場合には賄いきれなくなるとして、
ヒル国務次官補も同条項の適用除外を議会側に求めていた。修正案は一方で、北朝鮮のテロ支援国家指定解除には、北朝鮮が現在シリアやイランなどに核兵器技術を提供していないことを、米大統領が議会側に証明することなどを要求している。(共同)
脱北者の移送拡大狙う人権法改正案を通過 米下院外交委員会
2008.5.1 11:48
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080501/kor0805011150004-n1.htm 日本人拉致問題解決など北朝鮮の人権状況改善を目指す米国の「北朝鮮人権法」の改正案が30日、米下院外交委員会で可決された。北朝鮮脱出住民(脱北者)の強制送還を強化する中国を念頭に、米国移送をより強く働き掛けるよう米政府に圧力強化
を求める一方、米国も脱北者の亡命審査を簡素化するよう要請。
また、同法に基づき設けられた非常勤の北朝鮮人権問題担当大統領特使のポストを、国務省の常設ポストに格上げするよう求めている。(共同)
「被害者救出に支援を」 拉致家族会 米下院に訴え (1/2ページ)
2008.5.1 09:36
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080501/amr0805010938006-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮による拉致被害者の「家族会」と支援組織「救う会」の合同訪米団は30日、米下院外交委員会のロスレイティネン共和党筆頭理事と面会し、被害者救出に向けた支援と、北朝鮮に対する米政府のテロ支援国家指定が解除に
ならないよう働きかけを要請した。
ロスレイティネン議員は同日の下院外交委員会で、指定解除には北朝鮮が核拡散活動をしていないことを証明する必要があるなどの修正条項を加えた防衛支援・武器輸出管理法案と、常勤の北朝鮮人権担当特使の設置を求める北朝鮮人権法案が可決
されたことを説明した。
同議員は記者団に「北朝鮮がシリアの核開発を支援していたと米政府が公表した後、米議会の懸念は増している」と述べ、現時点での解除には反対する考えを強調した。
(2/2ページ)
増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で「家族会」事務局長の照明さん(52)は面会後、指定解除に反対する米議会の動きについて「私たちの望んでいる方向に向かっている」と歓迎の意向を表明した。そのうえで、「不完全な申告には不満足であると日
本政府が意思表示をすれば、米議会に同意する議員が出てきて、解除の確率が下がっていく」と述べ、日本政府に対し、完全かつ正確な申告でない場合は同意しないよう求めた。
米国務省は30日に発表した国際テロ活動に関する国別報告で、北朝鮮を引き続きテロ支援国家に指定した。デーリー・テロ対策調整官は記者会見で、解除にあたっては、「テロに関与しないという確約を示す必要がある」と述べた。
「最も醜い売国行脚」 北朝鮮が李大統領を非難
2008.5.2 13:31
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080502/amr0805021331018-n1.htm 北朝鮮の朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は2日、韓国の李明博大統領が4月に行った日米歴訪について、「民族の尊厳と利益を外部勢力に売り渡す最も醜い売国行脚」と非難する論評を掲載した。
北朝鮮メディアが李大統領の日米歴訪結果を本格的に論評したのは初めて。
同紙は特に、日米韓3カ国の協力関係の必要性を強調した李大統領の姿勢について、「容認できない挑発」と反発。歴訪中に提案した「南北連絡事務所」設置に対しても「(南北)分断を固定化しようとした冷戦時代の遺物だ」と指摘、あらためて受け入れ拒否
の立場を強調した。(共同)
北朝鮮への食糧支援検討 米政府
2008.5.2 19:20
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080502/amr0805021921020-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】ケーシー米国務省副報道官は1日の記者会見で、食糧不足が深刻化している北朝鮮に対し、「支援の可能性を検討している」と述べ、支援活動の主体となる世界食糧計画(WFP)と協議を続けていることを明らかにした。同副報道官
は「正式には決定していない」としているが、米政府関係者によると50万トンの支援を検討している。
同副報道官はあくまで人道的な見地を強調したが、北朝鮮から核計画の申告問題に関し、前向きな回答を引き出すねらいもあるようだ。
ただ、同副報道官によると、WFPは供与された食糧が軍事用に転用されず食糧不足に悩む市民に渡るよう、北朝鮮側と配分監視のあり方について協議を続けているという。
北朝鮮の食糧不足について、米ピーターソン国際経済研究所のマーカス・ノランド上級研究員らはこのほどまとめた報告で、世界的な食糧価格の高騰や昨年夏の大水害などの影響を受け、「10年前の飢饉(ききん)以来最も危険な状態にある。餓死者が出
るのを防ぐには遅すぎるかもしれない」と警鐘を鳴らしている。
報告によると、北朝鮮の食糧価格は昨年7月から今年4月までに約3倍にはねあがった。「肥料不足などにより、食糧不足は2009年も続く」との見通しを示している。報告は、北朝鮮が国際社会からの食糧支援に依存してきたにもかかわらず、「支援国など
との関係を悪化させた」と北朝鮮当局を批判した。
北朝鮮は2005年、食糧事情の好転を機にWFPに支援中止を要請し、配分の監視も拒否した。WFPは同国での食糧支援事業を一時全面停止したほか、米国も支援を打ち切った。翌年北朝鮮とWFPは支援再開で合意したものの、規模は縮小されている。
冷却塔を破壊 テロ支援国家指定解除後24時間以内に 米紙
2008.5.2 17:10
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080502/amr0805021711019-n1.htm 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は2日、北朝鮮が核問題をめぐる米国との交渉で、テロ支援国家指定が解除された場合、24時間以内に寧辺にある実験用黒鉛減速炉の冷却塔を破壊する作業に着手することで同意したと報じた。
外交筋の話として伝えた。冷却塔から蒸気が噴出しているのを偵察衛星からみることが、黒鉛減速炉の稼働を確認する手段となっているため、北朝鮮が核施設の無能力化を履行していることを目に見える形で示す「象徴的な意味」があるという。
北朝鮮は黒鉛減速炉の使用済み核燃料から核兵器の原料となるプルトニウム抽出を続けてきた。昨年10月に発表された核問題をめぐる6カ国協議の合意文書には、黒鉛減速炉など3施設の無能力化が明記された。(ワシントン 有元隆志)
家族会 ヒル国務次官補と面会
2008.5.2 20:33
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080502/amr0805022033021-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】訪米中の拉致被害者「家族会」と支援組織「救う会」の合同訪米団は2日、北朝鮮との交渉責任者であるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)と面会した。
増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で、「家族会」事務局長の照明さん(52)は1日、「ヒル次官補が『拉致被害者は死亡』との北朝鮮の主張をうのみにして、核問題だけでテロ支援国家指定を解除しようとしているのではとの分析がある。(面会で)被害者
は生存しており、救出を求めていることを強く訴えていきたい」と語った。
増元さんらは1日、ボルトン前国連大使と面会した。ボルトン氏は北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除問題について、「日米関係に悪影響を与えるもので、多くの議員も懸念している」と述べ、解除に反対する考えを強調した。
北朝鮮とシリアの核開発協力を米政府が公表したことについては、「北朝鮮が核放棄をする意思がないことを示すものだ。共和、民主両党ともに北朝鮮が6カ国協議の最中にシリアに協力していたことに憤慨している」と、北朝鮮を非難した。
増元さんらは下院情報委員会のスタッフにも拉致事件について説明した。
中朝「懸念国」に 米諮問機関、信教の自由で
2008.5.3 12:21
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080503/amr0805031221001-n1.htm 米政府の諮問機関「国際宗教の自由委員会」は2日、2008年版の年次報告書を発表し、チベット仏教などを規制している中国や、北朝鮮、ミャンマー、ベトナムなど11カ国を「特に懸念される国」に指定するようブッシュ大統領やライス国務長官に勧告した。
国務省は毎年、各国の信教の自由に関する報告書を発表しており、勧告は作成作業に反映される。米政府が勧告を踏まえ「懸念国」に指定すれば、米国による経済制裁発動の根拠の1つとなる。
ほかに同委報告書が指定を勧告したのはパキスタン、イラン、サウジアラビア、スーダン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、エリトリア。米政府は現在、パキスタン、ベトナム、トルクメニスタンを除く8カ国を「懸念国」としている。(共同)
核爆弾製造工場把握せず ヒル国務次官補 (1/2ページ)
2008.5.3 18:32
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080503/amr0805031831005-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】訪米中の拉致被害者「家族会」と支援組織「救う会」、拉致議連の合同訪米団は2日昼(日本時間3日未明)、米国務省で6カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)と面会した。ヒル氏は核計画の申告
をめぐる北朝鮮との交渉で、核爆弾製造工場の位置に関する説明を受けていないことを認めた。現時点では米政府などが求める「完全かつ正確な申告」とはほど遠く、ヒル氏も「それが問題点だ」と述べた。
ヒル氏は北朝鮮が保有する核兵器の原料となるプルトニウムの量について「30キロから50キロの間」と推定。「問題はプルトニウムがテロ集団に簡単に渡せるような状態にあることだ」と指摘した。ウラン濃縮による核計画や北朝鮮とシリアとの核開発協力に
ついては、「現在行われていない」との見方を示し、プルトニウムを最優先で解決すべき問題と位置づけた。
増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で「家族会」事務局長の照明さん(52)が、拉致事件を棚上げにしたまま北朝鮮に対する米政府のテロ支援国家指定を解除しないよう求めたのに対し、ヒル氏は「拉致がテロであるか定義したりする立場にはない」と述
べるにとどまった。
(2/2ページ)
増元さんらと2日に面会したワイルダー国家安全保障会議(NSC)上級アジア部長は、指定解除について「ブッシュ大統領は何も決めていない。米朝間の協議だけでなく、日朝関係がどうなっているかを含めて判断する」と説明した。
面会を終えた増元さんは、「テロ支援国家指定の条件として拉致が入っているので、いま解除することは米国が拉致を軽視しているということになる。解除の確率は30%といわれているが、可能性をさらに下げるにも日本政府の対応が重要だ」と語った。
一方、6カ国協議筋によると、ヒル氏は9日にシンガポールで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)高級事務レベル会合に出席する。その場で、北朝鮮の金桂寛外務次官と会談する可能性があるという。実現すれば、月内の6カ国
協議再開を目指し、申告内容に関する最終的な調整を行うものとみられる。
ヒル国務次官補と拉致被害者家族会など合同訪米団面会/詳報 (1/4ページ)
2008.5.3 18:34
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080503/kor0805031838001-n1.htm 複数の出席者が明らかにした2日の拉致被害者「家族会」などの合同訪米団と、ヒル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)との面会の主なやりとり。(ワシントン 有元隆志)
【核問題】
松原仁・拉致議連事務局長代理(民主党) あえて核問題から聞きたい。
ヒル氏 今日は核をやるのか、拉致をやるのか。
松原氏 核についてまず聞きたい。北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除するハードルがどんどん下がってきているのではないか。核についても完全かつ正確な申告をしないと指定を解除しないという話になっているが、完全な申告の中身もどんどん
ハードルが下がっているのではないか。たとえば北朝鮮の核爆弾を製造した施設の場所がどこにあるか。当然、完全な申告の重要な部分のはずだが、情報をとれているのか。
ヒル氏 核問題には核拡散、ウラン濃縮、プルトニウムの3点がある。
(2/4ページ)
拡散ではシリアの問題で北朝鮮側と突っ込んだ議論をしてきた。彼らはシリアとの現在進行形の核計画はないといっている。米情報機関もそのようにみている。ただ、過去に北朝鮮とシリアが、共同で核開発をしていたのは間違いない。現在、合同核計画
がないのはイスラエル軍による空爆のおかげだ。
ウラン濃縮による核計画については、過去はやっていたが、いまはやっていないということなのかと何度も聞いている。北朝鮮が140トンのアルミ管を外国から手に入れたことは間違いない。これは核開発にしか使えない性質のものだ。遠心分離機にしか使
えない。よいニュースとしては現在遠心分離機には使われていないことを確認している。悪いニュースはミサイル部品として使われていることだ。
プルトニウムによる核計画に関しては、米国の5人のチームが寧辺にある施設の無能力化の作業を続けている。プルトニウムの保有量は30キロから50キロの間のどこかだろう。すでに核爆弾になっているものもあるだろう。問題はプルトニウムがテロ集団
に簡単に渡せるような状態にあることだ。
自分たちの第一の仕事は、北朝鮮がどのくらいのプルトニウムを抽出したのか検証することである。どこにあるのかも検証する必要がある。
申告内容のハードルを下げていると批判する人が米国にいることは自分も承知しているが公正でない。例えば、米外交官を現場に送り、アルミニウム管の状態をみた。そういうこともやっている。
(続く)
>>65(続き)
(3/4ページ)
松原氏 いい加減な合意をするなら、米国は日本よりも北朝鮮を重視しているとみざるをえない。
ヒル氏 北朝鮮との関係は米国にとって重要でない。日本との関係とは比べものにならない。米朝で決めているといわれるがあくまで決めるのは6カ国協議である。斎木昭隆外務省アジア大洋州局長ともコンスタントに連絡をとり、いろいろ話をしている。
松原氏 再度聞くが、核爆弾製造施設の場所を北朝鮮側から情報としてとっているのか
ヒル氏 いや。それが問題点だ。
【拉致事件】
増元照明・家族会事務局長 拉致問題を抜きにして、棚上げにして、テロ支援国家指定を解除するのは、圧力を通じ拉致問題を解決しようとしている日本の努力を無にするようなものだ。日本政府から6カ国協議では核問題とともに人権問題も話し合うことに
なっていると聞いているが、米朝間では核問題しか話されていない。それをもって指定解除することは非常に困る。ヒル氏は北朝鮮が「拉致被害者は死亡した」といっていることを信じて、拉致を棚上げし、核問題を優先しようとしているように思われる。
(4/4ページ)
ヒル氏 被害者が生きているか自分はわからない。期待値を上げたくない。みなさんが喜ぶことを言わないことにしている。圧力が下がっているといわれるが、米国は多くの圧力をかけている。例えば、日本が北朝鮮の船舶を入港させない制裁を行ったが、そう
いうことは米国は以前からやっている。
松原氏 われわれは拉致を現在進行形のテロとみている。テロ支援国家指定を外すのはまったくおかしい。あなたはどういう認識か。
ヒル氏 私は政策をつくる立場でないし、拉致がテロであるか定義したりする立場にはない。
北朝鮮の人々は自分が経験したことのないような人たちだ。バルカン半島で戦争している人たちとの交渉にかかわったことがあるが、北朝鮮はそういう人たちとも全然違う。
松原氏 北朝鮮が誠実に対応するかどうかだ。
ヒル氏 北朝鮮が誠実であるはずがない。必ずそれは検証しなければならない。
しばしば東京にいくが、米国大使館のすぐそばにイラン航空の代理店がある。われわれはイランを敵国ととらえており、イランでは米外交官、国民が捕らえられた。なかには私の古くからの友人もいて、最終的に開放されたが、当時の苦痛がいまでも残って
いる。あなたたちはどう思っているのか。
松原氏 それは理解できる。
ヒル氏 北朝鮮には常に圧力をかけている。これ以上の情報はあるのか。
増元氏 民間団体が認定している36人の拉致された可能性が高い人がいる。拉致と認定された2人の子供もいる。
拉致被害「家族会」訪米団が帰国
2008.5.4 21:11
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080504/kor0805042111002-n1.htm 米国が北朝鮮のテロ支援国家指定を解除しないよう働きかけるため訪米した拉致被害者の「家族会」メンバーらが4日、成田空港に到着、帰国した。事務局長の増元照明さん(52)は「米国が前のめりに解除する疑念を払拭(ふっしょく)できた。米政府高官
から『大統領は拉致問題を忘れていない』との言葉も得た」と語った。
訪米の拉致被害者家族が帰国
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014391631000.html# 5月4日 19時1分
核開発計画の申告について北朝鮮とアメリカの協議が進められるなか、北朝鮮に対するテロ支援国家の指定を解除しないよう求めるためワシントンを訪れていた拉致被害者の家族が帰国し、「日本政府も解除反対をアメリカに強く求めてほしい」と訴えました。
拉致被害者の家族会の事務局長で増元るみ子さんの弟の増元照明さんらは、今回のワシントン訪問で6か国協議のアメリカ代表・ヒル国務次官補や、アメリカ議会の有力議員らと相次いで面会しました。そして、北朝鮮が核開発計画の申告の見返りに求め
ているテロ支援国家の指定解除を、拉致問題が解決するまで行わないよう強く求めました。4日帰国した増元さんは成田空港で記者会見し、「ヒル国務次官補は、指定解除の可能性に一切触れず、拉致問題のことを念頭に置いてくれているのか疑問に感じた」
と述べました。そのうえで増元さんは「アメリカ政府が、北朝鮮によるシリアへの核技術の提供に関する情報を公開したことから、面会した議員からは『指定解除は時期尚早』という声が多く聞かれ、心強かった。しかし、指定解除に向けた動きは危険水域を脱
していないので、日本政府もアメリカに解除反対を強く求めてほしい」と訴えました。
常識的に考えて、
拉致はテロじゃないだろ。
主権の侵害だよ。
日本は、公式に認めていないけれど、
北朝鮮は国家として機能している、
って前提で言うなら、ちょっとマズい。
北の核申告提出「なお時間」
2008.5.6 10:56
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080506/amr0805061056002-n1.htm 米国務省のケーシー副報道官は5日、ソン・キム同省朝鮮部長らが再び平壌入りすると伝えられたことについて「今週かそれ以降に再訪朝したとしても、その結果として(直ちに)最終申告が提出されるとは予期していない」と述べた。国務省で記者団に語った。
副報道官は「朝鮮部長は今日(5日)はワシントンにいる」と明言したが、6日以降の予定については「何が起こるか様子を見よう」と述べるにとどめた。
朝鮮部長ら米実務者チームは4月22−24日に訪朝、申告問題を協議している。
一方、副報道官は今月9日にシンガポールで行われる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)高級事務レベル会合に、新設のASEAN担当大使に就任したマーシアル国務副次官補が出席すると述べた。(共同)
【北朝鮮最新事情】人民は飢えても、歌劇団はきれい? (1/2ページ)
2008.5.6 16:46
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080506/kor0805061651001-n1.htm 拉致問題はほおかぶりをしているし、約束だった核計画の申告もしない国、それが北朝鮮だ。相変わらずの強気姿勢の北朝鮮は、日本と距離的には近い隣国ながら、心情的にはもっとも遠い国といえるかもしれない。
そんな北朝鮮に報道の拠点を置いている唯一の日本メディアが共同通信社だ。米国では米AP系列の映像配信会社APTN。もちろん、友好国である中国の国営メディア、新華社やロシアのイタル・タス通信といった旧東のメディアも支局がある。こうした
報道機関があっても北朝鮮が望まない情報を入手することは難しいが、各社が配信した写真からその一端を知ることができる。ここ数週間の北朝鮮の動きを写真で振り返ってみる。
まずは、平壌で4月28日に行われた北京五輪の聖火リレーが記憶に新しいだろう。中国のチベット政策に抗議するデモがアテネに始まり、パリ、ロンドン、サンフランシスコなどで行われ、ルートが変更されたり、逮捕者がでるなどしたが、平壌ではうって
変わって歓迎された。北朝鮮と中国の国旗が何百本となく会場を埋め尽すという両国の“ 蜜月”関係が双方の民主度の低さを表しているといえるのかもしれない。もちろん、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は29日、北京五輪の聖火リレーの模様
を1面と4面に掲載。体育行事としては異例の大きな扱いだった。
(2/2ページ)
衝撃的だったのは、今月27日の「ウイークリーワールド」のコーナーでも紹介したシリアの核施設建設に北朝鮮が協力していたとして米国が24日、公開した写真の数々。世界中に報じられたが、北朝鮮は翌25日も何の反応もなく、76周年となる朝鮮人
民軍創建記念日(建軍節)を迎え、「軍事先行」「援軍気風」というスローガンがあちこちで掲げられていたという。
北朝鮮と中国の文化の上でも密接ぶりを示すのは、北朝鮮の美女たちで構成される「ピパダ(血の海)歌劇団」の中国・巡回公演だろう。4月中旬から5月にかけ、北京、上海などの都市をまわり、喝采を浴びている。
金総書記を呼び捨て、韓国政府傘下機関の刊行物
2008.5.6 20:16
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080506/kor0805062016002-n1.htm 韓国の聯合ニュースは6日、統一省傘下の統一教育院が北朝鮮の政治や社会などを幅広く紹介するため毎年刊行している「北韓(北朝鮮)理解」の2008年版で、金正日総書記に従来つけていた「国防委員長」の肩書をとり、「金正日」と呼び捨てで表記
したと報じた。
また07年版では「南北関係の転換点」について、2000年6月に当時の金大中大統領と金総書記が行った「南北首脳会談」と記述していたが、08年版では1992年に発効した「南北基本合意書」とした。
これらは金大中、盧武鉉両政権による対北朝鮮「包容政策」の見直しを進める李明博大統領の方針を受けた措置とみられる。南北基本合意書は死文化しているが、李大統領は合意書が南北関係の基礎だとしている。(共同)
8日に米朝協議開催
2008.5.7 08:46
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080507/amr0805070847001-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】マコーマック米国務省報道官は6日の記者会見で、ソン・キム同省朝鮮部長が北朝鮮を訪問し、8日に北朝鮮側と核問題の申告をめぐり協議することを明らかにした。
同報道官は「最も重要なことは申告の内容だ」と述べ、北朝鮮が米国の求める完全かつ正確な申告を行うことが重要と強調した。
また、国務省は6日、ネグロポンテ国務副長官が7日から12日までの日程で、韓国、日本、中国の3カ国を訪問すると発表した。副長官は北朝鮮の申告問題について、6カ国協議のメンバーである3カ国と意見調整する見通し。
米朝鮮部長が韓国入り 核申告できょう米朝協議
2008.5.7 19:51
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080507/amr0805071952015-n1.htm 米国務省のソン・キム朝鮮部長が7日、韓国入りした。8日に板門店経由で陸路、平壌を訪問し、北朝鮮の核計画申告問題について協議する。10日ごろに韓国に戻る見通し。
米国務省副報道官はこれに先立ち、申告書提出にはなお時間を要するとの見方を示しており、韓国政府当局者は7日、「6カ国協議の再開は早くても今月末か6月初めになるだろう」と語った。(共同)
北朝鮮党幹部に面会 民族派一水会代表らが訪朝
2008.5.7 21:44
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080507/kor0805072144004-n1.htm 民族派団体「一水会」の木村三浩代表と鈴木邦男顧問は7日、東京都内で記者会見し、4月下旬に北朝鮮を訪れ朝鮮労働党幹部と面会したと発表した。観光旅行以外で、いわゆる右翼団体幹部の訪朝が認められたのは珍しい。
木村代表らによると、一水会側は戦時中に北朝鮮で亡くなった日本人の遺骨返還などを要求。北朝鮮側は調査して回答する姿勢を示した。拉致問題については「残念な回答しか申し上げられない」と説明したという。
面会した朝鮮労働党幹部が誰かは明らかにしなかった。
木村代表は「北朝鮮に敵対している右翼が、どのような考えなのか確認するつもりだったのではないか。今後も訪朝し、民間レベルの交渉を続けたい」と話している。
米、シリア制裁を継続 北朝鮮との核協力非難
2008.5.8 18:01
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080508/amr0805081801004-n1.htm ブッシュ米大統領は7日、シリア政府高官らの資産凍結や、食料品と医薬品を除くシリアへの輸出を禁じた経済制裁を向こう1年継続するとの声明を発表した。
声明は、シリアが北朝鮮との不法な核協力をはじめとする大量破壊兵器やミサイル開発を追求し、テロを支援しているなどと非難。こうした行動が米国の国家安全保障や外交、経済上の「大変な脅威」になっていると指弾した。
制裁は米国のシリア制裁法に基づき、2004年5月に発動され、その後も強化された。(共同)
米朝鮮部長が訪朝、核計画申告で実務協議
2008.5.8 18:25
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080508/amr0805081826005-n1.htm 米国務省のソン・キム朝鮮部長が8日、韓国から板門店経由で陸路訪朝した。平壌で北朝鮮の核計画申告問題について外務省当局者らと協議する。韓国政府当局者によると、10日に韓国に戻る予定。
キム部長ら米実務者チームは4月22〜24日にも訪朝。申告内容について最終調整を図り、検証措置についても話し合うとみられる。一方、訪韓中のネグロポンテ米国務副長官は8日、柳明桓外交通商相らと会談。北朝鮮核問題などについて意見交換した。(共同)
「衝突や戦争恐れない」 北朝鮮、韓国に警告
2008.5.8 22:36
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080508/kor0805082236003-n1.htm 北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、「軍事論評員」による長文の論評で、韓国の李明博政権が米国との関係強化を通じ軍備増強を進めていると非難、「われわれの革命的武装力は高度の警戒態勢を維持」しており「衝突や戦争も恐れない」と李政権に警告した。
論評は李大統領と韓国軍部を「民族反逆の徒」「(米国の)かいらい軍好戦勢力」と繰り返し表記しながら、李政権が「故意に(南北間の)軍事的緊張を高めている」と批判。李政権の姿勢は「核問題の解決にも地域の平和と安定にも決して役立たない」と主張した。
北朝鮮は3月30日、朝鮮中央通信の「軍事論評員」の論評を通じ、北朝鮮メディアとして初めて李政権の北朝鮮政策を本格的に非難。同論評を契機に李政権への非難攻勢が始まった(共同)
原子炉稼働記録を提出 北朝鮮
2008.5.9 01:25
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080509/amr0805090125002-n1.htm 米国務省高官はAP通信に対し、北朝鮮が8日に訪朝した国務省のソン・キム朝鮮部長に対して、寧辺の実験用黒鉛減速炉の稼働記録を提出したことを明らかにした。キム部長は記録を持ち帰り、米政府内で核兵器の原料となるプルトニウムの抽出量など
の鑑定作業を行う。8日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、鑑定の結果次第では、見返り措置として、数週間以内にブッシュ大統領が米議会に対し、北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除を通告する可能性があるという。ヒル国務次官補
(東アジア・太平洋担当)はプルトニウムの抽出量について、30キロから50キロの間との見方を示している。(ワシントン 有元隆志)
横田さん夫妻、孫娘と韓国で面会案…政府が李政権に仲介要請
ttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080508-OYT1T00915.htm?from=top 日本政府が、拉致被害者の横田めぐみさんの娘や元夫と、めぐみさんの両親との面会を韓国内で実現できるよう韓国政府に北朝鮮との仲介を要請していたことがわかった。
日本側は面会が実現すれば、めぐみさんの「遺骨」として北朝鮮から提供された別人の骨を返還する考えも示した。日韓関係筋が8日明らかにした。拉致問題を巡る日朝交渉が進展しない中、現状を打破するには、日本側から踏み込んだ提案をする必要
があると判断したとみられる。
日韓関係筋によると、拉致問題担当の中山恭子首相補佐官が先月25日、ソウルを訪問した際に韓国政府高官に要請した。
韓国と北朝鮮は年数回の南北離散家族再会事業で、韓国人拉致被害者と韓国内の肉親との対面の場を設けている。中山補佐官は同事業の場を借り、横田滋さん(75)、早紀江さん(72)夫妻と、めぐみさんの元夫、金英男(キムヨンナム)さん(46)、娘の
キム・ヘギョンさん(20)を面会させる案を提示した。
金英男さんは一昨年6月、北朝鮮・金剛山で開かれた同事業で、母の崔桂月(チェケウォル)さん(80)らと再会した際、めぐみさんについて「1994年に自殺した」などと説明。滋さん夫妻に、死亡の経緯を話したいとして訪朝を呼びかけていた。
滋さん夫妻は呼びかけに応じない意向を見せていたが、日本政府と協議を重ねた結果、監視の目がある北朝鮮ではなく、韓国でなら面談する意向を示した。対面時には、日本政府代表団が2004年11月の訪朝で受け取った遺骨も、英男さんに返すことも
決めた。
この遺骨を巡っては04年12月、帝京大法医学教室のDNA鑑定で全く別人のものと判明。北朝鮮はこれに猛反発し、昨年9月にモンゴルで開かれた日朝協議でも、拉致問題の交渉の前提として、まず遺骨の返還が必要と主張している。
日本政府内には遺骨の返還に慎重な声があったが、英男さんとの面談で、めぐみさんについての新たな情報を得られる可能性があることや、韓国など第三国ルートを使った交渉の道も探るべきだとの意見が大勢を占めた。
英男さんの姉、金英子(キムヨンジャ)さんは「横田さん夫妻と弟が会うのは私にとってもうれしい」などと話しており、韓国側の回答が注目される。
(2008年5月9日03時06分 読売新聞)
>>75 ┐(´д`)┌
【官房長官会見】「事実に基づかない報道 『めぐみさん家族、韓国で面会』」(9日午前) (1/3ページ)
2008.5.9 11:40
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080509/plc0805091141005-n1.htm 町村信孝官房長官は9日午前の記者会見で、日本政府が韓国政府に対し、拉致被害者の横田めぐみさんの娘や元夫と、めぐみさんの両親の面会を韓国内で実現するよう北朝鮮との仲介を求めていたとする読売新聞の報道について「報道は事実に基づ
かないものだ。大変遺憾な記事だ」と述べた。会見の詳細は以下の通り。
【閣議】
「けさは閣議がありました。概要を申し上げます。国会提出案件としては答弁書1件ほか、人事案件が決定されました。大臣発言としては国土交通大臣から平成19年度国土交通白書について。外務大臣からミャンマーに対する緊急支援。詳しくは外務大臣
のほうからお話があろうかと思いますが、10億円。1000万ドルを上限とする緊急支援を実施するということを決定をしたと。UNICEF(国連児童基金)、あるいはUNHCR(国連高等難民弁務官事務所)、あるいはWFP(世界食糧計画)等の国際機関と協力
して、その具体の中身を詰めていくという発言がありました。あとは上川大臣、外務大臣、財務大臣、文科大臣、農林水産大臣から海外出張の報告がございました」
【拉致】
「それから、きょうある新聞に、拉致問題についての報道がございました。中山補佐官は4月25日に韓国を訪問し、韓国政府関係者と意見交換を行ったのは事実でありますけれども、報道されているような遺骨の返還の考えを示したという事実はございませ
んし、また、政府全体としてもこうした方針を決定したということはまったくございません。本件報道は事実に基づかないものでありますし、また、中山補佐官に対して取材も行われていないということ、また、横田(滋さん、早紀江さん)ご夫妻のお気持ちを考え
ると大変遺憾な記事であるということをあえて申し上げます」
−−面会案についても全くの事実無根か
「無根です」
−−政府内でそういったことが検討に上がったこともないか
「おりません」
(後略)
この読売の報道どう解釈したらいいんだぜ?
またもや勝手に動いてる連中が勝手に情報流して既成事実化しようとしてるのか?
それとも、福田が裏交渉やってて情報リークして情勢作りしてるのか?
個人的には探りではないかと思ってる
世論の反応を見る
読売が何か言い返せばまた何かわかってくるが、何も言わず誤報の汚名を被ったままなら怪しいと
>>79 _ ∩
( ゚∀゚)彡 中山!中山!
⊂彡
中山Vs読売“勃発”めぐみさんの娘らとの面会報道で
ttp://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008051007_all.html 日本政府が拉致被害者の横田めぐみさん=拉致当時(13)=の娘や元夫と、めぐみさんの両親が韓国で面会できるよう韓国政府に北朝鮮との仲介を要請したとする読売新聞の報道をめぐり、中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)と読売新聞のバトルが
勃発した。中山氏は一時、「告訴も辞さない」と激怒したという。
問題の記事は同紙が9日朝刊で報じた。面会が実現した場合、日本政府は北がめぐみさんのものとして提供した「ニセ遺骨」を返す意向を示した−とあり注目されたが、町村信孝官房長官は同日午前の記者会見で「事実に基づかない報道。中山補佐官に
取材もしていない」と全面否定。
韓国政府に要請したと名指しされた中山氏も「どうしてこれほどに間違えた記事ができあがるのか不思議に思っていたところです。非常に迷惑なことだと思っています」と記者団に冷静に対応したが、内心はかなり違ったようだ。
政府高官は「実は、中山さんは記事を読んでめちゃくちゃに怒って『告訴する』と息巻いたんだ。週刊誌なら取材もしないで記事を書くこともあるんだろうけど…」と打ち明ける。
中山氏は同日、読売新聞社に訂正を求める文書を提出したが、同社は10日朝刊に東京本社広報部の話として「関係者からの取材に基づき、適正に書かれた記事です」と反論している。
語り口は穏やかだが、中山氏といえば北の金正日総書記の恫喝にも一歩も引かない姿勢で有名。中山氏と読売新聞の今後のバトルが注目される。
北朝鮮のテロ支援を指摘 米共和党有力議員が覚書
2008.5.10 11:24
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080510/amr0805101128003-n1.htm 米下院外交委員会のロスレティネン共和党筆頭委員は、北朝鮮が、日航機「よど号」をハイジャックした元赤軍派メンバーを保護、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援したり、イランの核開発に協力したりしたと指摘する8日付の覚書を、外交委
の共和党委員に回付した。
北朝鮮が8日、プルトニウムによる核開発計画に関する文書を米国に提供、北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除に道が開かれるとの観測が浮上したため、同僚議員に慎重な対応を促す狙いがある。米議会は北朝鮮への懐疑的な見方がなお根強いこと
を示している。
共同通信が入手した覚書は、北朝鮮と(1)元赤軍派(2)ヒズボラ(3)スリランカの反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)(4)イラン革命防衛隊−との協力関係をそれぞれ列挙した。(共同)
米下院外交委員会のロスレティネン共和党筆頭委員は、北朝鮮が、日航機「よど号」をハイジャックした元赤軍派メンバーを保護、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援したり、イランの核開発に協力したりしたと指摘する8日付の覚書を、外交委
の共和党委員に回付した。
北朝鮮が8日、プルトニウムによる核開発計画に関する文書を米国に提供、北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除に道が開かれるとの観測が浮上したため、同僚議員に慎重な対応を促す狙いがある。米議会は北朝鮮への懐疑的な見方がなお根強いこと
を示している。
共同通信が入手した覚書は、北朝鮮と(1)元赤軍派(2)ヒズボラ(3)スリランカの反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)(4)イラン革命防衛隊−との協力関係をそれぞれ列挙した。(共同)
北朝鮮の原子炉稼働記録 86年から
2008.5.10 18:19
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080510/kor0805101818001-n1.htm 米国務省は10日、北朝鮮が米朝実務協議で提出した核開発計画に関する文書について、寧辺にある実験用黒鉛減速炉と放射化学研究所(再処理施設)の1986年からの稼働記録が記載されていることを明らかにした。
同省は文書について、北朝鮮が今後行う核計画申告が「完全で正確であるかどうかを検証する重要な第1歩」になると強調。他の6カ国協議参加国とともに、北朝鮮が核計画申告の義務を果たすよう引き続き促していく方針を確認した。文書は約1万8000
ページあり、今後米国の専門家が内容を精査する。
国務省はまた、核施設無能力化の作業の進捗(しんちょく)状況について「11工程のうち8つが完了した」と指摘。約8000本の使用済み核燃料棒のうち「3分の1以上」が実験用黒鉛減速炉から抜き取られたとしている。(共同)
北朝鮮、イランと核開発協力を拡大 米議会調査局が報告
2008.5.10 22:54
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080510/amr0805102254013-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】米議会調査局(CRS)は北朝鮮とイランの核開発協力に関する報告をまとめた。報告は8日付で、弾道ミサイル分野での北朝鮮とイランの協力が拡大するのと並行して、核開発協力に関する情報も多くなったと指摘した。米政府は
4月に北朝鮮がシリアの核施設建設を秘密裏に支援したと公表したが、報告はイランとの間でも、核開発協力を進めている疑いが強いと指摘している。
報告では、1993年から94年にかけてイラン代表団が数回訪朝し、核開発協力で合意、イランが共同開発の資金として5億ドル(約510億円)を提供したとの報告があるとしている。
2003年ごろには、両者がミサイル搭載可能な核弾頭の製造を進めることでも合意したとの複数の情報があり、「多数の北朝鮮の核、ミサイル技術者がイラン国内にいることが報道されている」と記述。北朝鮮が06年10月に行った核実験のデータをイラン
に提供することに同意したとの欧州やイスラエルの防衛当局者の話も紹介した。
また、北朝鮮とイラン革命防衛隊とが協力し、(1)レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ支援(2)弾道ミサイル開発−を行っており、核開発での連携もあり得るとしている。米政府は革命防衛隊の特殊作戦担当機関クドゥス部隊をテロ支援組織として
認定。米国務省は昨年11月、革命防衛隊が「弾道ミサイルや核計画に使用可能な高性能で高価な機器の取得を試みている」と明らかにしていた。
報告書ではこのほか、北朝鮮が元日本赤軍や、スリランカの反政府武装組織、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)を支援していたことにも触れた。
北朝鮮とシリアの核開発協力の公表で、北朝鮮のテロ支援国家指定解除に慎重な声が強まっていたなか、北朝鮮がイランとも密接な協力関係にあったことがわかったことでテロ支援国家指定解除をめぐる米議員の対応に影響を与えそうだ。
asahi.com:帰還者装い帰国 よど号元メンバー、日本潜伏の手口語る
http://www.asahi.com/national/update/0510/TKY200805100163.html 88年5月10日、よど号乗っ取りグループの一人の逮捕を兵庫県警が発表した。柴田泰弘・元メンバー(54)。北朝鮮からひそかに帰国、他人になりすまして潜伏していた。
警察に黙秘を通したが、最近になって、関係者に手口を明かしていた。「他人」は、北朝鮮への帰還事業で帰った在日朝鮮人の中から年齢や住所を基準に選んだという。
逮捕から20年。柴田元メンバーによる「背乗(はいの)り」と呼ばれるこの手口の具体的方法が明らかになるのは初めて。
よど号事件当時16歳の高校生。逮捕は34歳の時だった。
逮捕容疑は、帰国し、ある男性になりすまして国内で旅券を取得したなどとされた。柴田元メンバーが関係者に語ったところによると、
80年代初め、よど号グループのリーダー故田宮高麿・元幹部から「なんとか日本に帰れないか」と言われたのがきっかけだった。
田宮元幹部は「革命のために日本で人と金を集めてほしい」と求めてきたという。これを受け、指名手配中だったため「偽の身分を使えたらいい」と「背乗り」を思いついたという。
まず、帰還事業の関係者から、理由をつけて数回分の永住帰還者名簿を入手した。中から、自分と年齢が近い男性を選び、さらに帰国後活動しやすい都市部に本籍のある人を抜き出した。
5人程度に絞り込み、面接するなどして本籍などを確認。浮かび上がったのが、兵庫県尼崎市を本籍とする二つ年上の男性だった。
>>83 帰還事業では59〜84年に計約9万3千人が帰還していた。選んだ男性が帰還した72年だけでも約1千人いた。
また、男性の兄夫婦は、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)幹部が設立し、複数の北朝鮮工作員が所属していたとされる貿易会社に勤務していた。
このため警察当局は、北朝鮮側も対象者選びに関与した疑いが強いとみている。
これに対し、柴田元メンバーはあくまで独自に対象を選んだと説明。一方で、北朝鮮の指導員も面接にあたったと明かしたという。
帰国の時期や方法については「関係者に迷惑がかかる」と、今も語らないという。警察当局によると、85年春ごろ帰国したとされ、貿易の仕事などをしていた。
しかし、男性の兄夫婦の動向に注目していた兵庫県警が、日本にいるはずのない男性が旅券を取得し欧州に出国していることをつかみ、逮捕につながった。兄夫婦も共犯容疑で逮捕された(起訴猶予)。
柴田元メンバーは「男性の家族と事前に話をつけておくことも田宮さんと検討したが、共犯になってはいけないからと、説明しなかった。兄夫婦は何も知らなかった」と話しているという。
除幕式中止、撤去へ 朝鮮人特攻隊員慰霊碑に反対運動
5月11日10時23分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080511-00000908-san-int 【泗川(サチョン・韓国南部・慶尚南道)=久保田るり子】女優の黒田福美さんの提唱で韓国に建立された旧日本軍の朝鮮人
特攻隊員を悼む慰霊碑の除幕式が10日、地元の反対運動で中止に追い込まれた。反対派は「なぜ神風特攻隊の碑を建てる
のか」と主張し、建立に協力してきた地元の泗川市は、市民の理解を得られないとして、慰霊碑を撤去する意向を示している。
慰霊碑は、昭和20年5月11日、鹿児島県の知覧から出撃し、24歳で散った卓庚鉉(タク・キョンヒョン)さんを悼むため建て
られた。日本映画「ホタル」のモデルにもなった卓さんの存在を、黒田さんは17年前にみた夢がきっかけで知ったといい、以来、
慰霊碑建立活動を続けてきた。
卓さんの故郷、泗川市も「日韓友好のため」と碑に公園の敷地を提供。高さ5メートルの石碑を韓国の彫刻家、高承親さんが
実費で制作し、建立は順調に進んでいた。
ところが、碑が完成した今月初めになって「市民に説明なく土地を提供したのはおかしい」などと反対運動が高まった。反対派
は金守英(キム・スヨン)市長に抗議し、撤去しなければ「強制的に破壊する」との声明を発表。市議会も反対に動き出したため、
市側は碑を別の場所に保管する方針を決めた。市は10日、黒田さんらに行事中止を謝罪したが、慰霊碑の撤去は避けられな
い見通しだ。
除幕式に出席するため現地入りしていた黒田さんとツアー客らの一行はこの日、反対派のシュプレヒコールで碑には近づけ
ず、遠くから手を合わせた。
黒田さんは「民間人として哀悼の意を込めてやってきたので、とても残念。だが無駄だとは思わない」と話した。行事には旧知
覧の鹿児島県南九州市から霜出勘平市長も参加したが、「歴史認識の根深さを実感した。残念だが、今後も理解を得られるよ
う努力していきたい」と述べた。
北朝鮮が核計画について文書を提出、「重要な1歩」=米国務省
5月11日11時58分配信 ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080511-00000215-reu-int [ワシントン 10日 ロイター] 米国務省は10日、核開発計画に関連して北朝鮮から8日に提出された文書について、1986年
までさかのぼった兵器級プルトニウムの生産プログラムの詳細な記録であると発表、核計画の完全な申告に向けて「重要な最初
の一歩」だと述べた。
同省は発表した資料で、1万8000ページにわたる同文書には、核兵器開発のためにプルトニウムが生産された3つの主要な
時期について書かれていると説明。北朝鮮が当初の期限である昨年末までに核計画の申告を行わなかったことに触れ、さらなる
情報開示を求めた。
米国務省は同文書について「徹底的な調査」を行う意向を示した。
朝鮮の資料提出は誠実性示す証拠、政府当局者
5月11日8時26分配信 YONHAP NEWS
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080511-00000003-yonh-kr 【ソウル9日聯合】政府高官当局者は9日、北朝鮮側が訪朝中の米国務省のソン・キム朝鮮部長らに提出したと伝えられた核に関
する資料について、北朝鮮側の誠実性を立証する1次証拠といえると評価した。北朝鮮側としては、過去数十年間の核活動に関
する、絶対に出すことのなかった文書を提出したという意味があるものだと強調した。
当局者は記者らに対し、提出資料の性格について「これまでプルトニウムの生産にかかわった核施設(5000キロワット原子炉、
核燃料棒製造工場、放射化学実験室、廃棄物処理工場など)の稼動に対する資料」だと説明した。その上で、その内容が完璧
(かんぺき)なものか一部のものかについては、今後の科学的な検証手続きで分析する必要があると述べた。北朝鮮の核開発
計画申告後に行われる検証に必要となる基礎資料が、まず先に提出されたことに意味があるとしている。
また検証作業には専門家らの努力が必要だとし、北朝鮮を除く5カ国全てが参加すると明らかにした。米国がこの資料を1次
検討し、満足いくものと判断された場合は、テロ支援国指定の解除など、米国側の義務に着手することになるだろうと述べた。
南北が日本の慰安婦・歴史問題を追及、国連人権審査
5月11日11時15分配信 YONHAP NEWS
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080511-00000005-yonh-kr 【ジュネーブ9日聯合】ジュネーブの国連欧州本部で9日に開かれた、日本を対象にした国連人権理事会の普遍的・定期的レビュー
(UPR)会議で、韓国と北朝鮮が従軍慰安婦や在日同胞差別、歴史歪曲(わいきょく)問題を追及した。
韓国政府代表を務めた駐ジュネーブ代表部のイム・フンミン参事官は質疑を通じ、「国連の人権機関はこれまで、第2次世界大戦
時の慰安婦問題に懸念を示すとともに、日本政府がこの問題をきちんと解決していないものとみてこれに関する勧告を出し続けてき
た」と述べた。その上で、日本政府はそうした勧告に誠実に対応すべきだとし、勧告の履行状況と将来の行動計画を説明するよう求めた。
続けて、「2005年に人種主義特別報告官が出した、『日本国内に少数の韓国人グループを含め3グループに対する人種的差別が
存在している』という結論を懸念し、注目している」と述べ、少数グループへの差別を撤廃し権利と利益を増進するため、日本がさらな
る努力を傾けるよう期待するとした。日本の教科書歪曲問題については、「日本の正しい歴史教育は隣国との関係発展に重要な要素
となるだけに、その重要性を強調していこうと思う」と述べた。
北朝鮮代表を務めた駐ジュネーブ代表部のチェ・ミョンナム参事も、日本植民地時代の慰安婦問題は未だ解決されないまま残って
いるとし、「性奴隷行為をはじめ、過去に日本が朝鮮などの他国で敢行し、依然として解決していない人権じゅうりん事件をきちんと清
算するよう勧告する」と強調した。このほか韓国政府と同様、日本に対し在日同胞の差別撤廃、歴史歪曲問題の解決などを強く求めた。
拉致被害者の母親に花を贈る
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014506751000.html 5月11日 19時1分
「母の日」の11日、鹿児島県出身の拉致被害者の市川修一さんと増元るみ子さんの同級生たちが、それぞれ2人の母親に鉢植え
の花を贈って励ましました。
鹿児島県鹿屋市の市川修一さんの実家には同級生など3人が訪れ、91歳になる母親のトミさんにランの鉢植えを手渡しました。
拉致問題解決のため署名活動などに取り組んでいる中学校からの同級生が「なかなか助け出せなくて申し訳ありませんが、来年
こそは何とか修一さんを抱かせてあげたい」と声をかけると、トミさんは「寄る年波にはかなわず、気弱になってしまうこともあります
が、修一が帰ってくるまでは元気で頑張ります」と応えました。実家は今新築中で、新しい家には修一さんの部屋も作られるという
ことです。
このあと、増元るみ子さんの中学校時代の同級生も加わって、姶良町にある増元さんの実家で母親の信子さん(80)に鉢植えを
贈りました。同級生が「ほんとうは、るみ子さんに渡してほしいのですが、ことしまでは代わりに贈ります」と声を掛けると、信子さん
は「皆さんが気に掛けてくれて、ほんとうにありがたい。3月末に自宅で転んで入院していますが、早く元気になって、るみ子を迎え
たい」と話していました。
>>88 市川修一さんの母らに花贈る 母の日、鹿児島の同級生ら
2008年5月11日 17時17分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008051101000311.html <写真> 「母の日」の花を受け取る、北朝鮮に拉致された市川修一さんの母トミさん=11日、鹿児島県鹿屋市
鹿児島県日置市の吹上浜から30年前に北朝鮮に拉致された市川修一さん=失跡当時(23)=と増元るみ子さん=同(24)=
2人の救出活動を行っている同級生らが11日、「母の日」にちなみ、市川さんと増元さんの母親にランの鉢植えをプレゼントした。
同県鹿屋市の市川さんの実家では、母トミさん(91)が1メートル以上もある白い洋ランを受け取り「一生懸命に活動をしてもら
いありがたい。修一が帰ってきたら喜びます」と涙。同級生を見つめ「修一もおじさんになっただろう。私が元気なうちに早く会いた
い」と絞り出すように話した。
同県姶良町の増元さんの実家にも同級生が母信子さん(80)を訪ね、ランの花を贈った。
市川さんと増元さんは1978年8月に吹上浜で拉致され、2人の同級生たちが署名活動や募金を続けている。
(共同)
鹿児島の婆ちゃんは店閉じたんだったな・・・
北朝鮮貿易会社が支援か、シリア核開発で米紙
2008.5.11 19:00
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080511/amr0805111859005-n1.htm 米紙ワシントン・ポストは11日、欧米の情報機関当局者の話として、北朝鮮の貿易会社「南川江先端技術奉仕会社」の社員が2002〜03年ごろ、北京の支店を拠点に欧州などで工業製品を調達するなどし、シリアの核開発を支援していたと報じた。
同紙によると、この社員は北朝鮮の駐ウィーン国連代表部大使を務めたホ・ジンユン氏。米当局者は、欧米での不審な取引や、同社がシリアの首都ダマスカスに支店を開設したことなどから、シリアの核開発が発覚し、イスラエルが昨年9月にシリアの
核施設を空爆したとの見方を示した。
ホ・ジンユン氏はドイツの会社からウラン濃縮に使えるアルミニウム管22トンを購入。ドイツ当局は03年4月、アジア向けの船で搬送中のアルミ管を押収した。売却した会社の代表に有罪判決が言い渡されたという。(共同)
新たな複数の拉致被害者 04年、北朝鮮が示唆
2008年5月12日 02時02分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008051101000715.html 北朝鮮による日本人拉致問題で、北朝鮮側が2004年初め、ひそかに訪朝した拉致問題担当の内閣府事務官に対し、日本政府が
当時「拉致被害者」と認定していた横田めぐみさんら15人以外に複数の被害者の存在を示唆、安否情報を提供する意向を伝えてい
たことが11日、政府関係者の話で明らかになった。
生存しているかどうかは不明だが、北朝鮮が04年当時、ほかの拉致被害者の存在を把握していたとすれば、「拉致問題は解決済
み」とする北朝鮮の立場と矛盾し、横田さんら被害者の安否情報の信ぴょう性も揺らぐことになる。この事務官は当時、内閣府拉致
被害者・家族支援室の業務を担当、後に安倍晋三前首相の政務秘書官となった井上義行氏。井上氏は共同通信の取材に「コメント
しない」としている。
関係者によると、井上氏は03年暮れから04年1月にかけ、私用を装うなどして複数回にわたって北朝鮮を訪問し、当局者と拉致
問題について交渉を重ねた。井上氏は当時焦点となっていた蓮池薫さん夫妻ら被害者5人の家族の帰国や、北朝鮮が「死亡」などと
した安否不明者10人の再調査などについて協議し、大筋で合意に達していた。
(共同)
めぐみさんの友「早く解決」 '08/5/12
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200805120176.html 北朝鮮の拉致被害者救出を求める署名活動が11日、広島市中区の繁華街であった。被害者横田めぐみさん=失跡当時(13)=
と広島市の小学校で同級生だった佐々木典子さん(43)=東区=が一刻も早い解決を呼び掛けた。佐々木さんと横田さんは、牛田
新町小5、6年当時、同級生だった。新潟市へ転居する横田さんの送別会を佐々木さんの家で開き、再開を約束して別れた。
がんの療養を続けていた佐々木さんは、約束を果たしたいと、初めて広島での活動に参加。「拉致被害者を忘れないで」と訴えた。
完全無能力化なしと北朝鮮 米のテロ指定解除なければ
2008年5月12日 18時24分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008051201000585.html 【ワシントン12日共同】6カ国協議合意に基づき北朝鮮・寧辺で進められている核施設無能力化について、北朝鮮が米国に
対し、テロ支援国家指定を解除しない限り「完全な無能力化は実現しない」と明確に警告していたことが12日分かった。複数
の6カ国協議関係筋が明らかにした。
北朝鮮は合意に基づく同国への重油提供の遅れなどを理由に、寧辺の実験用黒鉛減速炉(5000キロワット)から燃料棒を
抜き取るペースを既に半減。8日にはプルトニウムによる核開発関連文書を米国に提供したが、指定解除の早期実現に向け、
核計画申告をめぐる米朝協議で米側の譲歩を引き出す狙いとみられる。
6カ国協議関係筋によると、北朝鮮高官は「米国による政治的補償が与えられるまでは(核施設の)完全な無能力化は実現
しない。わが国を除く協議参加国による(重油提供などの)補償供与も非常に遅い」と米側に不満を表明した。
「寺越事件」から45年、母友枝さんは (12日)
http://www.hab.co.jp/headline/news0000001163.html 現在北朝鮮に住む寺越武志さんやおじの寺越昭二さんらが日本海に漁に出て行方不明になったいわゆる「寺越事件」から
12日で45年です。残された家族はそれぞれ思いを胸にの日を迎えました。北朝鮮に住む寺越武志さんの母、寺越友枝さん
(77)。友枝さんの息子武志さんは13歳だった1963年5月12日、おじ2人と日本海に漁に出たまま行方不明になり、24年後
の1987年、北朝鮮での生存が判明しました。以来、友枝さんは先月までに46回、北朝鮮の武志さんを訪ねています。武志
さんは2002年に一時帰国を果たしましたが、その後も日朝関係に大きな進展はなく、今は武志さんに会いに行くことだけが
望みだと話します。寺越さんは来月47回目の訪朝を予定しています。 (18:11)
北朝鮮の貿易会社、シリア向け原子炉機材を調達…米紙報道
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080511-OYT1T00421.htm 【ワシントン=宮崎健雄】11日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、欧米の複数の情報当局者の話として、北朝鮮の貿易会社「南川江貿易」が北京を拠点に、シリアの原子炉建設に必要な機材を欧州や中国で購入していたと報じた。
同紙によると、ドイツ税関当局が2002年、欧州で先端機材を買い付けている同社関係者に不審を抱き、翌年から欧米の情報当局が社員や購入品を追跡。
シリア東部に建設中だった核施設にたどりついた。
同社は平壌に本社があるが、経済制裁で先端機材の購入や輸送ができないとして、北京に事務所を設けて調達と輸送の拠点にしていたという。
(2008年5月11日19時32分 読売新聞)
シリアの隠ぺいけた外れ 米報告書発表へ
2008.5.12 20:42
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080512/amr0805122043004-n1.htm 12日付の米紙ワシントン・ポストによると、米シンクタンク科学国際安全保障研究所(ISIS)を主宰する核専門家デビッド・オルブライト氏らは今週、シリアが北朝鮮の協力を得て建設していたとされる原子炉について「けた外れの範囲」の隠ぺい工作を行って
いたとする報告書を発表する。
オルブライト氏らは原子炉の衛星画像分析だけでなく、建設状況に目を光らせていた米政府当局者からの聞き取りに基づき報告書をまとめた。隠ぺい工作の結果、米当局の把握が遅れたことについて、報告書は「秘密裏の核活動を突き止めることの難しさ」
を指摘しているという。(共同)
【湯浅博の世界読解】対北のヒル路線は撤退を (1/3ページ)
2008.5.13 18:19
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080513/kor0805131820000-n1.htm 政権末期を迎えた米国の対北政策は「支離滅裂」と考えていたところ、米国から仰天論評が飛び出した。米朝交渉にあたるブッシュ政権の官僚の一部は、「北朝鮮に対してストックホルム症候群になった」と痛烈なのだ。
これは国務官僚が強盗の手先になったと言っているに等しい。ストックホルム症候群とは、1973年にスウェーデンの首都ストックホルムで発生した銀行強盗事件のさい、人質が陥ってしまった強盗犯に対する連帯意識をいう。
米朝関係でいえば北朝鮮がその強盗であり、ヒル国務次官補が犯人の言いなりになる人質にあたる。ヒル次官補が北にまんまと取り込まれ、「北の独裁政権を代弁するまでに成り下がってしまった」と強烈だ。
怒り心頭に発しているのは、米シンクタンクのアメリカン・エンタープライズ研究所のダニエル・プレトカ副所長だ(6日付ワシントン・ポスト紙)。
北朝鮮は「拉致」という人質事件を引き起こし、偽ドルを使い、麻薬を売りまくる文字通りの“強盗国家”だ。ヒル次官補はこの4月、その国家の代理人、金桂寛外務次官とシンガポールで会って妙な基本合意をしたらしい。
プレトカ氏にいわせると、核計画の「廃棄」を要求していたのに、「無力化」で妥協し、「核計画の完全な申告」を求めているのに、核技術の他国支援の詳細を公表しなくてもかまわないとの取引を受け入れたという。
(2/3ページ)
それを裏付けるように軍備管理政策の専門家が、交渉途中で辞表を提出している。そういえば、日本の拉致被害者「家族会」が今月はじめ、ヒル次官補にテロ支援国家指定の解除をしないよう要請したら、「拉致がテロであるか定義する立場にない」と逃げた。
なるほど、彼がストックホルム症候群にかかっているというのは本当らしい。「拉致はテロだ」といったのは、上司のブッシュ大統領ではないか。なぜ、そんなにまで合意文書に署名したいのだろうか。ノーベル平和賞でも狙っているのか。
ヒル次官補の「米朝交渉は前進」との楽観論に、さすがのホワイトハウスは核計画の申告と核施設の無能力化の検証が課題だと修正した。大統領も先月末に、北朝鮮がシリアの核開発に協力していたと公表した背景を説明している。
まだ、真っ当な神経が残っている。6カ国協議による2005年合意を放棄し、北に一方的な譲歩をすべきではない。
それにしても、対北政策の軸足が右に左にぶれるものだ。ブッシュ政権は、政権末期の「レイムダック化」によって内部の主導権争いが激化しているかららしい。
(3/3ページ)
先代のブッシュ大統領の時も、選挙年の1992年にそれまでの自由貿易を捨てて、保護貿易主義者たちの圧力に屈した。クリントン大統領も2000年にオルブライト国務長官を訪朝させ、自身も訪朝目前だった。これには、日本政府ばかりか米国家安全保障
会議のメンバー閣僚すら肝をつぶした。
日本はブッシュ政権による急転直下のテロ支援国家指定の解除という迷走に備えなければならない。 (東京特派員)
稼働記録調査へ 米政府北朝鮮核問題
2008.5.13 18:21
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080513/kor0805131821001-n1.htm 北朝鮮から寧辺の核施設の稼働に関する文書を受け取った米国務省のソン・キム朝鮮部長が12日、ワシントンに戻った。数週間かけて核問題の専門家らが、核兵器の原料となるプルトニウム抽出量などの分析にあたる。国務省によると、北朝鮮が提供し
た文書は1986年以降の原子炉などの稼働記録で、約1万8000ページに達する。北朝鮮は30−31キログラムのプルトニウムを抽出し、一部は2006年の核実験で使用したと説明しているという。北朝鮮は近く核問題をめぐる6カ国協議の議長国、中国に
核計画の申告を行うものとみられるという。(ワシントン 有元隆志)
来週はじめにも日米韓協議 北朝鮮の申告めぐり
2008.5.14 01:00
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080514/kor0805140100000-n1.htm 米国務省のソン・キム朝鮮部長は13日、記者会見し、北朝鮮から持ち帰った寧辺の黒鉛減速炉と使用済み核燃料棒再処理施設の稼働記録について、翻訳とともに核専門家による分析作業に着手したことを明らかにするとともに、来週初めにも核問題をめ
ぐる6カ国協議の日米韓首席代表による会合が開催されるとの見通しを示した。
ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は日本代表の斎木昭隆外務省アジア大洋州局長、韓国代表の金塾外交通商省朝鮮半島平和交渉本部長に対し、米朝協議の内容や稼働記録の分析状況について説明するとともに、中断している6カ国協議の再開
問題などを協議するものとみられる。
キム部長は約1万8000ページの文書の一部を見せながら、文書を分析することは「検証のための重要な第一歩だ」と語った。同時に、検証には核施設の査察や核開発担当者らへのインタビューも必要と強調。会談で検証作業の必要性を伝えると、北朝鮮
側も理解を示し、協力する意向を示したという。文書の信憑(しんぴよう)性
に関しては、「専門家が検査することになる」と述べた。
米政府が北朝鮮とシリアとの核開発協力を公表した後、初めての北朝鮮との協議だったが、拡散問題については話し合わなかったという。(ワシントン 有元隆志)
なんでか分からないんだけど、
ロシア、北朝鮮の感じは、
チンギスハーンにダブる。
優れた指導者によって、
導かれる大集団、みたいな。
気のせいかも知らんが。
・・・あと北朝鮮で、支援物資を部外者が、直接、
住民に手渡しするってのは無理だわな。
人の家に土足で上がりこんで、
その家の腹を減らした子供に、
よそのオジさんがお菓子をくばったりしたら、
親父の面目、丸つぶれ、と。
北朝鮮のテロ支援国家指定解除 「拉致問題は前提条件ではない」 駐韓米大使
2008.5.14 18:22
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080514/kor0805141822002-n1.htm 米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除問題で韓国のバーシュボウ駐韓米国大使は、「日本人拉致問題の解決はテロ支援国家指定解除の前提条件ではない」との見解を示した。韓国のハンギョレ新聞(14日付)のインタビューに答えた。
バーシュボウ大使は日本人拉致問題と米国のテロ支援国家指定解除の関連を聞かれて、「日本政府と国民の(日本人拉致問題への)憂慮は理解しており、われわれもまた北朝鮮にこの問題の解決を促してきた」と述べる一方、「拉致問題解決は前提で
はない」と明言し、「米国はテロ支援国指定解除の前提条件は6カ国協議の共同声明履行と、寧辺核施設の解体であることを明確にしてきた」などと述べた。(ソウル 久保田るり子)
「核問題、当面解決せず」
2008.5.14 21:32
ttp://sankei.jp.msn.com/world/europe/080514/erp0805142132007-n1.htm 北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議でロシア首席代表を務め、3月に外務次官を退官したロシュコフ氏は14日付のロシア紙ブレーミャ・ノボスチェイとのインタビューで、ブッシュ米政権下で核問題は解決できないとの見解を示した。
同氏は、北朝鮮は核計画をすべて明らかにせず、完全に放棄するつもりもないと指摘。「(北朝鮮にとって)安全保障のためには、核兵器を短期間でつくるのに必要な科学技術を保つだけで十分だ」と述べた。(共同)
日米韓協議は19日に 北朝鮮核で連携
2008.5.14 23:09
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080514/amr0805142309017-n1.htm ワシントンでの開催が調整されていた北朝鮮核問題をめぐる六カ国協議の日米韓3カ国首席代表による3者協議が、19日に開かれることが分かった。14日までに複数の6カ国協議筋が明らかにした。北朝鮮の非核化実現に向け、3カ国の連携を
あらためて示す場となる。
協議筋によると日本首席代表、斎木昭隆外務省アジア大洋州局長と韓国首席代表、金塾・外交通商省平和交渉本部長が訪米し、19日にワシントンで米首席代表、ヒル国務次官補との協議に臨む。併せて日米、日韓、米韓の2国間協議も行う方向。
米国では先週訪朝したソン・キム国務省朝鮮部長が持ち帰った北朝鮮の核計画文書の分析が進められている。分析終了までには「数週間かかる」(キム部長)とされるが、協議では途中経過についても日韓両国に報告されるとみられる。(共同)
元公安庁長官の緒方被告、無罪を主張…総連詐欺事件初公判
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080514-OYT1T00437.htm 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部を巡る詐欺事件で、詐欺罪に問われた元公安調査庁長官、緒方重威(しげたけ)被告(73)と元不動産会社社長、満井忠男被告(74)の初公判が14日、東京地裁であった。
緒方被告は罪状認否で「審理を通じ、無実が証明されると確信している」と述べ、全面無罪を主張した。一方、検察側は冒頭陳述で、2人は緒方被告の肩書を利用して朝鮮総連側を信用させて犯行に及んだと主張した。
「刑事事件として取り上げたこと自体が間違っている」。緒方被告は罪状認否で、“古巣”の検察当局との全面対決を宣言した。黒のスーツに弁護士バッジを付けて入廷。「なぜ朝鮮総連の被害届や告訴がないまま起訴を急いだのか。検察の意図を理解で
きない」と、強い口調で捜査を批判した。満井被告も「事件は国策捜査だ」などと訴え、無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、緒方被告が1998年以降、満井被告の代理人として不動産取引などを手掛けて多額の報酬を得る過程で、「弁護士と依頼者の関係を超えた親密な関係を築いた」と指摘。2007年3月、中央本部の売却話を持ち掛けられた際、
東京・六本木のビル地上げで1億〜2億円を必要としていたことから、「元検事長の高い信頼度を生かして金をだまし取ろうとした」と述べた。
検察側は、緒方被告が在日朝鮮人の境遇に共感しているように装って朝鮮総連側を信用させ、現金4億8400万円と中央本部の土地建物をだまし取ったと主張。さらに、「私が前面に出て動く話だから、面倒を見てもらわないと困る」と満井被告に報酬を
要求し、詐取金から1億円を受け取ったと指摘した。
一方、弁護側は冒頭陳述で、「緒方被告が取引に関与したのは、在日朝鮮人の権益を守る重要な拠点を確保する必要があり、(公安調査庁が)朝鮮総連を見守る上で拠点が固定されていた方が国益に沿うと考えたから」などと主張。「現金や土地建物を
だまし取った事実はない」と反論した。
朝鮮総連の中央本部を巡っては、整理回収機構が約627億円の返還を求めた訴訟で朝鮮総連側の敗訴が確定し、機構が強制執行(競売)のための手続きに入った。しかし、登記上の名義が朝鮮総連でないことから、機構側が訴訟を起こし、判決確定
までは立ち退きを迫られることはない。(2008年5月14日22時30分 読売新聞)
北朝鮮から覚醒剤密輸 組長らに無期懲役
2008.5.15 00:33
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080515/trl0805150033002-n1.htm 北朝鮮から大量の覚醒(かくせい)剤を密輸したとして、覚せい剤取締法違反の罪などに問われた指定暴力団極東会系組長、宮田克彦被告(60)と、北朝鮮との連絡役とされる韓国籍の禹(ウー)時允(シユン)被告(61)の判決公判が14日、東京地裁で
開かれた。角田正紀裁判長は、両被告に求刑通りいずれも無期懲役、罰金1000万円、追徴金約9億6175万円を言い渡した。両被告は無罪を主張していた。
角田裁判長は「計画的かつ国際的犯行で、日本国内に多量の違法薬物が拡散され悪影響を及ぼした」と、両被告を指弾した。
角田裁判長は、禹被告が覚醒剤を密輸した北朝鮮貨物船に乗船していたことなどを認定。主犯格の1人で、1審で無期懲役判決を受けた後に病死した元暴力団幹部の男の「禹被告が北朝鮮側との連絡役、宮田被告が資金提供役だった」との供述の信用
性を認めた。
米の支援は追加調査後に 北朝鮮の食糧問題
2008.5.15 19:04
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080515/amr0805151904013-n1.htm 米国が北朝鮮に50万トン規模の食糧支援を行うとみられていることに関し、韓国政府当局者は15日、米国は追加の調査団を北朝鮮に送った後に支援時期や内容を決める方針だと述べた。聯合ニュースが伝えた。
8日まで訪朝した米調査団の結果を同当局者が聞いたという。
同当局者は、米朝は支援に関し事実上合意したと説明。米国も食糧事情の正確な把握は難しいようだとしながらも、現状について「(餓死者が続出した)1990年代半ばほどではないが、相当困難な状況と判断している」と述べた。(共同)
北朝鮮、核冷却塔の爆破中継を計画 (1/2ページ)
2008.5.15 19:54
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080515/kor0805151955000-n1.htm 【ソウル=久保田るり子】北朝鮮が、核開発の中心だった寧辺の核施設の冷却塔を爆破し、その場面を世界に中継することを計画している。米韓関係筋によると、北朝鮮は約3年前から「冷却塔を爆破する用意がある」と米側に伝えていたという。核無能力化
の象徴的措置としてアピールする狙いがあるとみられる。
北朝鮮の核をめぐっては、8日に北朝鮮が米国に提出した1万8000ページに上る寧辺の5000キロワット黒鉛減速炉と、使用済み核燃料棒再処理施設の稼働記録の検証とともに、近く北朝鮮が6カ国協議議長国の中国に提出する核計画申告が、完全で
正確かどうかを検討する段取りだ。
しかし、米国務省が、ウラン濃縮の開発問題やシリアへの核拡散疑惑問題については今回の申告に含まず、付属文書(非公開)扱いとし、幕引きを図ろうとしているのではとの批判は米議会を中心に根強い。
こうしたなか、今月初めから米韓の関係者の間で、北朝鮮による「核施設冷却塔爆破案」が取りざたされている。2日付の米紙ワシントン・ポストは「北朝鮮は米国がテロ支援国家指定を解除した場合、24時間以内に原子炉冷却塔を爆破することで米側と合意
した」と報道。米自由アジア放送(RFA)は11日、「北朝鮮は、平壌に支局のある米通信社系ニュース映像配信会社のAPTNを通じて爆破画面を中継する案を検討している」と伝えた。
(2/2ページ)
韓国の米韓関係筋は、爆破案は「目新しいものではない」と指摘、「3年前から数回、北朝鮮側から出ていた。『寧辺は凍結する。再稼働するかどうか信用しないなら爆破してもいい』との趣旨だ。寧辺の実験用原子炉からはすでにプルトニウムを抽出ずみで、
役目は終わっている。高濃縮ウランもあり、爆破は宣伝用だ」と述べた。
韓国の朝鮮日報(12日付)は政府当局者の話として「米政府は(北朝鮮の)爆破を強硬派の説得に使うとみられる」との観測を伝えている。寧辺の原子炉冷却塔は約20メートル。核施設稼働中はこの塔から水蒸気が出ていたことで知られる。
北朝鮮・拉致問題:対北朝鮮、動き活発 拉致被害・横田さんら知事懇談 /群馬
5月16日11時0分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080516-00000009-mailo-l10 ◇教育現場で上映会など、世論継続へ啓発要望
北朝鮮による拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表と横田早紀江さんが15日、県庁で大澤正明知事と懇談し、「教育現場に拉致映画の
上映会を採り入れるなどして拉致問題への県民の意識を啓発してほしい」と要望した。
懇談会には、家族会を支える「救う会・群馬」(大野トシ江代表)の関係者らも出席。飯塚代表は「拉致被害者の奪還運動を始めて11年。
問題が長期間にわたり、世論が冷めることを懸念している。若い世代に関心を持ってほしい」と訴えた。
また、約20年前に前橋市に住んでいた横田さんは「多くの友人・知人に支えられ感謝している」と述べたうえで「ただ『かわいそう。被害
者が早く帰ってくればいいな』という問題ではなく、国家間の甚だしい人権侵害。解決に向け、しっかり応援してほしい」と話した。
かつて群馬拉致議連メンバーでもあった大澤知事は「解決の糸口が見えず、心中察するに余りある。県内にも拉致された疑いのある人
(特定失踪者)が4人いる。活動の支えとなるよう努力していきたい」と応じた。また、横田さんがめぐみさんを思って作詞したCD「コスモス
のように」が配布された。【鈴木敦子】
朝鮮総連:関連施設の固定資産税、前橋・桐生市も課税−−今年度から /群馬
5月16日11時0分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080516-00000010-mailo-l10 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関連施設に対する固定資産税などの減免措置をめぐり、総務省が見直しを求めている問題で、
県内でも今年度から前橋、桐生両市が関連施設に課税することを決めた。これで県内3市の3施設とも課税されることになった。
県内で関連施設があるのは前橋、高崎、桐生の3市。前橋市古市町の「群馬朝鮮会館中北同胞生活相談総合センター」と桐生市巴町
の「東毛同胞生活相談総合センター」については、パスポートを扱う業務室以外の建物を「公益性がない」と判断、課税対象とした。
高崎市小八木町の施設は02年度から「利用者が特定の団体に限られ、公益的でない」として課税している。【鈴木敦子】
北朝鮮食糧難に政治的爆発の懸念も、米専門家
5月16日15時22分配信 YONHAP NEWS
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080516-00000026-yonh-kr 【ワシントン15日聯合】最近の北朝鮮の食糧難は、1990年代中盤に発生した「都市型飢饉(ききん)」と似ており、政治的爆発につながる
可能性があると、米国の食糧専門家が主張した。
北朝鮮で1990年代中盤に発生した食糧難に関する著書があるナチョス元米国際開発局長が15日、米下院財務委員会の世界食糧危
機に関する公聴会に承認として出席し述べたもの。北朝鮮で250万人が餓死した1990年代中盤の飢饉は、大変珍しい都市型飢饉だっ
たと指摘し、現在、北朝鮮で発生している初期飢饉もこの都市型になるだろうとの見方を示した。
一般的に、都市型飢饉は住民が静かに死んでいく農村型飢饉よりも、政治的にはるかに不安定さをもたらすものだと指摘する。飢饉
が発生すれば都市地域では住民がデモを行い、暴動を起こし、時には政治的爆発につながることもあると説明し、1970年代の初めに
アフリカ・サハラ南部のサヘル地域で大飢饉が発生した当時、これに対処しきれず13カ国のうち11カ国でクーデターが発生したことを
例に挙げ、北朝鮮食糧難の深刻性を強調した。
下院 北朝鮮のテロ支援国家解除に条件
2008.5.16 09:24
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080516/amr0805160927002-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】米下院は15日の本会議で、北朝鮮へのテロ支援国家指定に関し、完全かつ正確な核計画の申告と効果的な検証が行われない限り、解除すべきでないとする法案を全会一致で可決した。
法案は安全保障支援・武器輸出管理法に、北朝鮮のテロ支援国家指定解除の条件に関する条項を追加した。追加条項では、シリアやイランのような他のテロ支援国家の核開発に対し、北朝鮮が核技術を移転していないことを証明することも求めた。
条項は共和党のロスレイティネン外交委筆頭理事が提案。民主党も賛同した。
また、下院は脱北者の米国への受け入れ促進や、常勤の北朝鮮人権問題担当特使の設置などを求めた北朝鮮人権法改正案も全会一致で可決した。
両法案ともに、成立には上院でも可決することが必要となる。
拉致解決は条件にできず
2008.5.16 11:42
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080516/amr0805161144008-n1.htm 韓国紙、中央日報は16日、北朝鮮が核をめぐる米国との最近の協議で日本人拉致問題は解決済みとの立場を強調し、これを受けた米国が日本政府に、拉致問題解決を北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除条件にするのは難しいとの立場を伝えて
いたと伝えた。韓国政府関係者の話としている。
それによると、6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は、3、4月にジュネーブなどで開かれた北朝鮮との協議に、拉致被害者の写真を手帳に挟んで臨み、拉致問題の進展を促した。北朝鮮側は当時「検討してみる」と答えたが、今月10日まで訪朝
したソン・キム米国務省朝鮮部長に「すべて終わったことだ」と表明。これを受けた米国が日本に、拉致問題がテロ支援国家指定解除と6カ国協議再開への障害になるのは困るとの考えを伝えたという。(共同)
>>104 6カ国協議再開にめど 中国共産党部長が示唆
2008.5.17 00:05
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080517/amr0805170006000-n1.htm 中国共産党の王家瑞対外連絡部長は16日、訪中している野田毅元自治相や民主党の前原誠司副代表と北京市内で会談、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議について「もうすぐ再開できるのではないか」と述べ、再開のめどがつきつつあるとの見方を示した。
王部長は「米朝相互の信頼は不十分だが、互いの需要が協議再開を後押しする」と指摘。また日朝関係について「近々、日朝の問題で喜ばしい進展があるだろう」と述べ、協議再開とともに作業部会などで日朝の話し合いが再開される可能性を示唆した。
一方で、日本が北朝鮮の非核化進展に対する見返りの支援に参加していないことについて「日本も積極的に参加してはどうか。それが日朝間の懸案解決につながるのではないか」と指摘、不参加に疑問を呈した。(共同)
大統領いったん申告分離案拒否 前NSC担当部長 (1/2ページ)
2008.5.17 18:17
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080517/amr0805171818012-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】米政権で昨年末まで核兵器などの拡散防止を担当したキャロリン・レディ前国家安全保障会議(NSC)不拡散問題担当部長は17日までに産経新聞に対し、北朝鮮が近く行う核計画の申告をめぐり、核拡散とウラン濃縮による核計画
をプルトニウムによる核計画と切り離す案をブッシュ大統領が昨年秋、拒否していたことを明らかにした。そのうえで、米政府が再び切り離し案容認の姿勢をみせていることを批判した。
レディ氏によると、申告を分離する案は昨年秋、6カ国協議の議長国の中国から示され、米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が持ち帰ったが、ブッシュ大統領は「完全かつ正確な申告を見たい」と拒否したという。
レディ氏は国務省の上級顧問(国際安全保障・不拡散担当)を経て、2006年7月からNSC不拡散問題担当部長を務めたが、昨年11月に退任。4月の米朝協議で、「2つの申告」を米側が受け入れたとされることに、「なぜ大統領が心変わりしたか分からない」
と疑問をもっている。
レディ氏は米政権がウラン濃縮や拡散を事実上、棚上げにする要因として、「ジョゼフ国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)が(07年1月に)辞任する前のことだった。われわれは政権の不拡散関係部門が政策決定から急速に外されていくのを目の当たり
にした」と述べ、北朝鮮政策の意思決定をめぐって変化が起きたことを挙げた。
ジョゼフ氏はボルトン前国連大使とともに対北朝鮮強硬派として知られる。06年10月の北朝鮮による核実験の後、米政権は朝鮮半島で緊張が高まることを防ぐため、北朝鮮との対話に方針転換。07年1月にヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)がベルリ
ンで金桂寛外務次官と会談した。
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「不拡散関係部門は金融面での北朝鮮締め付けを提唱し成功を収めたが、残念なことに政権首脳部は、協議進展の妨げとなるとみなしたことは明白だ」とレディ氏は指摘する。
レディ氏は、昨年9月にイスラエル軍の空爆を受けたシリアの施設は北朝鮮の協力で建設された原子炉だった−と米政府が公表したことに関連し、「北朝鮮の核実験後、ブッシュ大統領は『核兵器や関連物質が第三国や非政府組織に渡れば、米国への重大
な脅威となる。北朝鮮は全面的な責任を負う』と警告した」と述べた。
レディ氏は「シリアのケースは明らかに越えてはならない一線を越えているというのが、不拡散関係部門の解釈だった」と語る。ところが、米政権は「空爆で核協力はなくなった」(ヒル次官補)とするだけで、具体的な行動は起こさなかった。
北朝鮮が提出した寧辺の核施設の稼働記録の分析だけで、核開発担当者への聞き取りや核兵器製造工場の査察など「全面的な検証」も行われないままに、テロ支援国家指定を解除することは、「北朝鮮の大勝利」になるとレディ氏は警鐘を鳴らす。
「大統領以外に今の方向性を変えられる人はいない。ライス国務長官は大統領への影響力を持っているが、大統領は北朝鮮のことをいまだに疑わしく思っていると信じたい」と語っている。
北朝鮮・拉致問題:風化させない 特定失踪者・中村三奈子さん救出集会 長岡 /新潟
5月18日15時0分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080518-00000132-mailo-l15 北朝鮮に拉致された可能性があるものの国から拉致被害者と認定されない特定失踪(しっそう)者、中村三奈子さん(当時18歳)の救出を
求める集会が17日、長岡市内であった。参加者らは拉致問題も含めて全く進展しない現状と国に不満を募らせ、自ら直接行動を起こそうと
意見を述べ合った。
中村さんは長岡市出身。長岡高を卒業後の98年に新潟空港から韓国行きの便に乗るのを目撃されたのを最後に消息を絶っている。母
クニさん(65)や支援者は拉致されたとみるが、政府は認定に及び腰なのが現状だ。
集会では、佐渡市の特定失踪者、大沢孝司さん(当時27歳)の家族が「署名活動でさえ県民に忘れられないための運動になりつつある」
と述べて「事件の風化」に懸念を表明。
特定失踪者問題調査会(東京都文京区)の幹部は「薬害エイズも肝炎も、被害者が自ら国を動かした」と力説し、国を当てにせずに金正日
政権に直接的な圧力をかけるべき時期だと訴えた。【根本太一】
北朝鮮・拉致問題:横田めぐみさん両親が講演−−南魚沼 /新潟
5月18日15時0分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080518-00000133-mailo-l15 北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(当時13歳)の両親で拉致被害者家族会前代表の横田滋さん(75)と妻早紀江さん(72)は
17日、南魚沼市浦佐のコミュニティホール「さわらび」で開かれた「北東アジアフォーラム」(同市など主催)で講演し、「一日も早く解決する
ために皆さんからも高い関心を持ち続けてほしい」と訴えた。
講演で滋さんは当時の苦しい心境をひもときながら「拉致は国家主権の侵害で人権問題だ。強制連行があったら拉致があっていいという
ものではない」と北朝鮮を厳しく批判。「政府も経済制裁を続け、拉致問題に熱心に取り組んでいるので必ず解決できるものと信じている」と
述べた。
また早紀江さんは、めぐみさんの娘のキム・ヘギョンさんについて「会いたいが(北朝鮮は)恐ろしい国なので、会うのはあきらめた」と複雑
な胸の内を明かした。【神田順二】
5月18日朝刊
米国が北朝鮮食糧支援再開へ、北朝鮮メディアも報道
5月18日10時29分配信 YONHAP NEWS
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080518-00000008-yonh-kr 【ソウル18日聯合】米政府が17日、来月から1年にわたり北朝鮮に50万トンの食糧を支援することにしたと発表した。2005年末に中断された
米国の北朝鮮食糧支援が約2年半ぶりに全面再開されることになり、北朝鮮の核開発計画申告も今月中に進展が予想されることから、米
朝和解ムードの盛り上がりが期待される。
米国際開発局(USAID)は同日に出した声明で、北朝鮮が深刻な食糧不足に直面していることを米国側に説明し、両国が北朝鮮への食
糧支援再開プログラムの基準などについて合意に達したと明らかにした。米国は世界食糧計画(WFP)を通じ約40万トン、米国の非政府組
織(NGO)を通じ10万トンの合計50万トンの食糧を、北朝鮮に6月から1年間提供する計画だとした。食糧が必要とする住民に渡るか確認す
るための、WFPとNGO職員による効果的な配給監視体制について合意したという。近く平壌で専門家会議を開き、支援の詳細を詰める予定
だ。また、食糧支援プログラムは韓国政府の専門家らとの緊密調整と集中協議を通じ進められるとしている。
米国務省のマコーマック報道官は、これまでに最も強力な配給監視体制になるとした。支援は昨秋から数か月の協議の末に実現するも
ので、6カ国協議とは無関係だとも強調した。
一方、北朝鮮の中央通信は17日、米国による食糧支援計画について「不足する食糧の解決に一定の助けになるもので、朝米の人民間の
理解と信頼増進にも寄与するだろう」と報じた。米政府の発表から約12時間後に報じられたもので、迅速な報道というだけでなく、食糧難解
決に役立つという間接的な謝意表明を感じさせる点でも異例的だ。同通信はまた、「食糧提供実現に乗り出す実務的条件などを保障する
準備ができている」と述べ、米国が前提として求める食糧配給の透明性保障に向けた監視体制に同意したことを示した。
仲いいなあ。「北朝鮮」と、「ちょっとだけおしゃれな北朝鮮」・・・(#゚д゚)
北朝鮮、中国に大地震復興費10万ドルを支援
5月18日11時45分配信 YONHAP NEWS
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080518-00000011-yonh-kr 【ソウル18日聯合】北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、中国・四川大地震からの復興を助けるため、北朝鮮が中国に10万ドルの資金を提供した
と報じた。
これに先立ち、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は13日に中国の胡錦濤国家主席あてで慰労の電文を送り、翌日に胡主席から
謝意の答電があったと、北朝鮮メディアは伝えていた。
北朝鮮が四川地震の中国に救援資金10万米ドル
5月18日15時52分配信 サーチナ・中国情報局
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080518-00000022-scn-cn 北朝鮮は四川省の大地震による災害の救援資金として、中国政府に10万米ドル(約1042万円)を提供した。朝鮮中央通信の報道を引用し、
17日付中国新聞社が伝えた。
北朝鮮のキム・ジョンイル(金正日)総書記は地震が起きた翌日の13日、胡錦濤国家主席に慰問の電報を送付。また14日にはキム・ヨンイ
ル(金英日)首相が中国の劉暁明駐北朝鮮大使と会談して見舞いの言葉を述べるなど、経済的なつながりが強い中国を気遣う姿勢をみせて
いる。(編集担当:恩田有紀)
北テロ支援国解除を前に困惑する日本(1) 関連タグ 中山恭子
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=100132&servcode=500§code=500 中山恭子氏(68)。日本の参議院議員であると同時に福田首相の北朝鮮拉致被害者問題担当補佐官だ。安倍晋三首相就任とともに
新設されたポストだ。その以前から北朝鮮で拉致された被害者の家族と政府の間をつなぐパイプラインの役割をし、対北強硬政策を進
めてきた彼女が、最近2度も訪韓した。新政府発足直前の2月初めと韓日首脳会談が行われた後の先月25日だ。青瓦台と外交通商
部、統一部の関係者らに静かに会った。異例的行動だ。中山補佐官の訪韓は現在の日本が処す困惑した状況を映している。北朝鮮の
核プログラム申告問題が急進展し、テロ支援国解除が可視圏に入ってきたからだ。日本人拉致問題は米国が北朝鮮をテロ支援国で規
定した要件のひとつだ。しかし、米国は同盟国日本の国内政治最大の関心となっている拉致問題が進展がなくてもテロ支援国解除措置
を取る態勢だ。
低い支持率にあえぐ福田政権としてはかなりの政治的負担だ。日本が米国の政治家を相手に全方向からロビー活動をしながら拉致
問題解決のための解決策探しに没頭しており、このため北朝鮮と水面下接触を活発にしているといううわさが絶えない理由だ。日本と
北朝鮮は昨年9月、モンゴルで国交正常化交渉のための2次実務接触を最後に表面的な対話を中断した。
局面転換のための第3の解決策として注目されたのが横田めぐみさんの娘とめぐみさんの親の韓国再会推進説だ。横田めぐみさん
は日本人拉致被害者の象徴的人物だ。9日、日本の読売新聞がまず報道した。中山首相補佐官が4月に訪韓した際「横田めぐみさん
の娘(20、ヘギョンさん)と外祖父母が南北離散家族再会行事を通じて会えるよう、北側に話してほしい」と韓国政府に要請したという内
容だ。北朝鮮は2002年、小泉首相が訪朝時、拉致問題を“告白”して横田めぐみさん(77年新潟で拉北されたと推定)は死亡したと伝
えた。2004年、その遺骨を日本に送ったが、日本は遺伝子検査をもとに「遺骨はめぐみさんの物ではない」と主張した。高校時代に拉致
されためぐみさんの元夫の金英男(キム・ヨンナム)さんは2006年6月、母、姉と再会し「めぐみさんの親が北朝鮮へ来れば死亡経緯を
説明する」と提案したが、めぐみさんの親はこれを断った。これで朝日関係は動きをみせなくなった。
「めぐみさんの娘と外祖父母の再会推進説」が報道された後、町村信孝日本官房長官は「根拠がない」と一蹴した。
しかし、外交関係者の間では「実際にあった」という説が出回っている。証拠もあるものと思われる。中山補佐官は2月初めの訪韓時、
業務引継ぎ委員会で活動した朴振(パク・ジン)議員とシム・ユンジョ当時外交部次官補に会った。当時、彼女は「日本は北朝鮮が拉致
問題で前向きな姿勢を見せれば大規模な食糧支援などの措置を取る」とし「このような日本の意を北に伝えてくれ」と要請したと政府関
係者は伝えた。
先月の訪韓時も中山補佐官一行は、青瓦台のキム・ジェシン外交秘書官とホン・ヤンホ統一部次官らに会った。韓国当局者たちは皆
「報道内容のような要請を受けていない」と否認した。しかし、ある外交消息筋は「中山補佐官の一行のうち、情報機関関係者が含まれて
おり、国情院側とそんな論議をしたという話がある」と伝えた。
>>112 北テロ支援国解除を前に困惑する日本(2)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=100133&servcode=500§code=500 拉致被害者問題解決策探しに全力
日本は4月11日、核実験以後、実施してきた対北経済制裁措置を3度延ばした。といえども「北朝鮮が拉致、核(完全な無能力化及び申告)、
ミサイルの争点で肯定的な方向に具体的な措置を取れば、その期間中でも再製措置を部分的または全面的に解除することができる」と明らか
にした。高村外相は「包括的な方法で進展がなければならない」と話している。これまで主張してきた拉致被害者問題の“完全解決”と言わな
いことで対北政策に伸縮性を発揮する余地を残したのだ。
3種類の条件のうち、ミサイルは現在問題にならないという分析だ。北朝鮮が2006年以後、東海(トンヘ、日本海)上にミサイルを発射してい
ないからだ。北核問題も米国が満足する水準で解決している。残るは日本人拉致問題だ。
「日本が積極的に動いているし、近いうちに北朝鮮と日本の間に何かある」という観測に対して懐疑的に見る見方も少なくない。中山恭子補佐
官の訪韓を見守ったある政府関係者は「日本の姿勢は昨年と特に違うことはなかった」とし「自国の被害者の家族たちに政府もすべきことをし
ているというキャンペーン性活動だ」と話した。ほかの当局者は「北朝鮮が日本側立場に誠意を見せない現状況では6カ国協議の全般的な進
展を通じて朝日両側が解決策を見つけなければならない」と話す。米国が今後、日本の懸念をどの程度考慮し、北朝鮮との関係を扱っていく
かが注目される。
朝鮮半島・台湾出身の元BC級戦犯に補償案 議員立法初提出へ
2008年05月19日00時04分
http://www.asahi.com/national/update/0517/TKY200805170236.html 「日本人」として処罰されたのに、戦後差別的な扱いを受けてきた朝鮮半島や台湾出身の元BC級戦犯。何の補償もなかった彼らに、
特別給付金を支給するための議員立法案が今国会にも初めて出される。法廷で訴え、敗訴後も続けてきた関係者の活動に光があたり
始めている。
法案は民主党の泉健太・衆院議員(33)らが提出を検討している。朝鮮半島や台湾出身の元BC級戦犯や遺族に対し、「人道的精神
に基づき」1人あたり300万円を支給することが柱だ。
日本人の元BC級戦犯や遺族には、恩給や援護法による給付金が支給されるが、政府は「日本国籍ではない」として対象から排除して
きた。韓国・朝鮮人元BC級戦犯者の会「同進会」の李鶴来(イ・ハンネ)会長(83)=東京都=らが国に補償と謝罪を訴えてきた。
泉議員が李さんと初めて会ったのは03年。1枚のビラに目がとまり、話を聞いた。日本兵の遺骨収集団に参加したこともあったが、李
さんのような存在は知らなかった。「国会は正面から取り組んでこなかった」。党派をこえて賛同者を広げたいという。
李さんは、17歳だった42年夏に朝鮮半島から「徴用」され、タイの捕虜収容所で監視員を務めた。衣食住も薬品も欠乏した過酷な労働
環境で、上官の命令は絶対だった。
戦後、捕虜を虐待したとして現場監視員が連合国の軍事裁判で訴追され、李さんも死刑判決を受けた。減刑され、東京・巣鴨刑務所か
ら釈放されたのは敗戦の11年後。援護策はなく、自殺した仲間もいる。韓国に戻っても「日本軍に協力した」と白眼視されるため、異郷
での苦しい生活を強いられた。
>>114 続き
「日本人だったからと刑を受け、日本人でなくなったと補償要求は退けられる。こんな不条理はないでしょう」
李さんら元BC級戦犯6人と遺族が国を訴えた裁判は8年間続いた。99年の最高裁判決は訴えを退けたが、「深刻で甚大な犠牲や被害
を被った」と認め、「補償は立法府の裁量」と指摘した。
李さんはその後も永田町に足を運び、立法化を訴えたが、9年の時が過ぎた。仲間は次々と亡くなり、原告の元戦犯で生きているのは
2人だけ。「立法府がようやく第一歩を踏み出した」と喜ぶ。
韓国籍の李さんは4月、国を相手に新たな訴訟を東京地裁に起こした。65年の日韓国交正常化までの外交文書の全面公開を求めている。
李さんらの要求に、日本政府は「日韓協定で解決済み」との立場を通してきた。韓国政府の公開文書では、韓国人戦犯の扱いについて、
交渉で日本側が「別個の問題として研究したい」と答弁した、との記録がある。日本政府の対応を明らかにすることが法案成立の後押しに
もつながる、と李さんは信じている。(中野晃)
◇
〈朝鮮半島・台湾出身のBC級戦犯〉 戦争中、日本軍は朝鮮人や台湾人を動員し、捕虜監視員として南方各地に派遣した。日本の敗戦
後、日本人司令官や下士官らとともに、戦争指導者らの「A級戦犯」に対して「BC級戦犯」として裁かれた。321人が有罪となり、朝鮮人
23人、台湾人26人が死刑になった。韓国政府は06年、「日本の強制動員の被害者」と認定している。
>>111 v( `ハ´ )<丶`∀´>v
北朝鮮核問題 足並みそろうか日米韓代表19日会合
2008.5.18 18:13
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080518/kor0805181813000-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の日米韓首席代表による会合が19日、米国務省で行われる。韓国の李明博政権の誕生により、盧武鉉前政権時代の日韓関係の悪化などで途絶えていた3カ国会合が復活することになった。
北朝鮮へのテロ支援国家指定解除に関し日米間できしみがみえるなか、どこまで3カ国が足並みをそろえることができるかが課題となる。
日本代表の斎木昭隆外務省アジア大洋州局長は18日にワシントンに到着。記者団に対し、今回の協議について「日米韓の連携を密にしていく。北朝鮮に完全かつ正確な申告を求めていく」と述べた。この日は韓国外交通商省の金塾朝鮮半島平和交渉
本部長と会談する。
このほど訪朝した国務省のソン・キム朝鮮部長は北朝鮮から寧辺の核施設の稼働記録を受け取り、米政府は「重要な第1歩」と北朝鮮の対応を評価した。
拉致漁船員の写真公開 韓国、被害者家族会
2008.5.19 11:51
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080519/kor0805191154001-n1.htm 韓国の拉致被害者家族会の崔成竜代表は19日、1960〜70年代に北朝鮮に拉致された韓国人漁船員ら31人を85年9月に北朝鮮で撮影したとされる団体写真を公開した。聯合ニュースが報じた。
同ニュースによると、崔代表は、撮影場所は北朝鮮南東部の江原道元山市内の連絡所で、「社会教育」を受けている期間に撮影されたと指摘。3月に北朝鮮側から入手したとし、写っている33人のうち2人が北朝鮮の指導員だと説明した。(共同)
日韓 北朝鮮申告要求で協調へ
月19日 12時52分
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014677751000.html# 北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の日本・アメリカ・韓国の代表による会談が行われるのを前に、日本と韓国の代表がワシントンで会談し、北朝鮮に核開発計画の完全で正確な申告を求めるうえで両国が協調していく方針を確認しました。
6か国協議の日本・アメリカ・韓国の代表は、19日、日本時間の20日未明、ワシントンで会談することになっています。これを前に、日本側から斎木アジア・大洋州局長、韓国からキム・スク朝鮮半島平和交渉本部長の両代表が、18日、相次いでワシントン
に到着し、市内で夕食をともにしながら会談しました。会談のあと、斎木アジア・大洋州局長は、記者団に対し「北朝鮮の核問題について今後の日韓の連携を確認した」と述べるとともに「北朝鮮がやらなければならないことは核開発計画について完全で正確
な申告を行うことであり、それは宿題として残っている」と述べ、完全で正確な申告を求めるうえで両国が協調していく方針を確認したことを明らかにしました。また、韓国のキム・スク本部長は「今、6か国協議は、北朝鮮からの申告やその見返りの措置につい
て慎重に検討しなければならない重要な時期に来ている」と指摘しました。斎木、キム両氏とアメリカ代表のヒル国務次官補による3者会談では、北朝鮮側から今月提出された核施設の稼働記録について分析を行うとともに、6か国協議の前進に向けた対応
を話し合うことにしています。
118 :
日出づる処の名無し:2008/05/21(水) 00:35:52 ID:EmJISE1g
「国民は拉致問題に拉致られている」 民主、岩國氏が発言
2008.5.21 00:19
民主、国民新両党の議員連盟「朝鮮半島問題研究会」の岩國哲人会長(民主党元副代表)が
今月上旬、大阪経済法科大アジア太平洋研究センターの吉田康彦客員教授から訪朝報告を受けた際、
「日本国民は拉致問題に拉致され、自縄自縛に陥っている」と語っていたことが分かった。
岩國氏は20日、産経新聞に「環境、経済交流、災害援助、食糧危機の問題もある。
拉致問題にこだわって対話ができない状況は両国に有利ではない」と指摘。
「経済制裁による断絶状態は資源ビジネスで競争相手の欧米企業を喜ばせている。
圧力で対話が進んだか。2年間、何も進まなかった。答えは出ている」とも述べた。
岩國氏はこれまで「拉致問題の1日も早い解決は国民的な願いで、そのために対話を進めたい」
と表明していた。だが今回の「拉致問題に拉致」発言は波紋を呼びそうで、
民主党拉致問題対策本部の松原仁副本部長は「国際的な北朝鮮包囲網を崩してはいけない。
経済制裁も党対策本部は支持している」と述べた。
岩國氏や自民党の山崎拓元副総裁らは訪朝を模索しており、22日には超党派の
「日朝国交正常化推進議員連盟」を結成する。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080521/stt0805210022000-n1.htm
>>118ヽ(`Д´)ノウワァァン
【人、瞬間(ひととき)】あのとき 首相補佐官・中山恭子さん(68)(上) (1/2ページ)
2008.5.20 08:05
ttp://sankei.jp.msn.com/life/trend/080520/trd0805200806002-n1.htm ■家族失った悲しみ実感
平成14年秋。首相の小泉純一郎が北朝鮮を訪れ、拉致被害者の消息をつかんで帰国した模様を、自宅のテレビで見ていた。ウズベキスタン大使の任を終えて帰国し、退官して1週間後のことだった。
「5人生存、8人死亡」。20年以上、生存を信じて活動を続けてきた被害者の家族は、政府からそんな情報を伝えられ、涙を流して会見した。ところが、死亡情報には根拠がないことが明らかになる。政府と家族の関係がぎくしゃくする中、官邸から「間に入って
ほしい」と要請があった。
会見を見たときに、もう少し家族の方に軸足を置いた対応ができないだろうか、と夫婦で話していた。話してはいたが「ためらった」という。3年間も日本を離れていたし、北朝鮮の専門家でもない。その晩、相談した夫は言った。「誠心誠意やるしかないだろう」
同胞が拉致されていながら、これまで何もしてこなかった自分を顧みた。
「この事件は、被害が起きているにもかかわらず、20年以上、家族に手がさしのべられなかった。被害だけではない苦しみを家族に与えてきた、そんな特異な面があります」
そばにいた大切な人が突然いなくなる−。それは自らの体験でもあった。
◇
北海道大雪山のふもとで育った。家にはたくさんの動物がいた。ウマ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、ウサギ…。楽しい子供時代だったという。
ある年は、父親から誕生日プレゼントにニワトリを数羽もらった。小さな小屋を建てて大切に育てた。
「餌のドジョウを川ですくったり、小屋に敷く草を刈ったり。お友達とも遊んで、日が暮れるまで本当に忙しい小学生でした」と当時を振り返る。
(続く)
>>119 (続き)(2/2ページ)
「自然というとあまりにも大きすぎるんですけれど、土や草や木や動物といつも一緒でした」
楽しかった暮らしだったが、突然、終わりを告げる。小学5年生の1月、父が病死したのだ。
「自分の大切な人がいなくなるなんて思ってもみないなかで、死はいつもそばにある、それは実際に起きるのだということを、小学生で思い知らされました」
大雪山と動物たちに別れを告げ、親戚(しんせき)を頼って群馬県伊勢崎市へ引っ越した。11歳だった中山は、初めての土地で、初めての人々に囲まれ新しい生活をスタートさせた。
「ありがたかったのは、言葉をそのまま受け止められて、その通りに信じていていい、そういう友人がたくさんできたこと。作りごとの全くない人々に、救われました。そして見守ってくださった先生方。感謝の思いは今でも変わりません」
終戦直後の日本には、肉親が不在という家庭もたくさんあった。「私だけではなくて、たぶん、そういう悲しい思いをした人たちが、子供たちも含めて本当にたくさんいて、みんなそれぞれのことを思いやりながら生きた時代でした」
◇
内閣官房参与の任を引き受けた翌朝。拉致被害者の家族に会いに行った。鍛え抜かれた強さを感じた、という。
「それだけ辛(つら)く悲しい思いをしてきたのだろうと思います。今でこそ支援を得られるようになりましたが、かつては、街頭に立って『北朝鮮による拉致が起きています』と訴えても、ほとんどの人に無視されたようです。署名の紙を差し出しても、たたき落と
されることもあったと、皆さん、当時の話をすると今でも涙ぐまれるんですよね」
5人の拉致被害者とその家族が帰国したが、残りの被害者たちについては、その後、何年も解決に向けての動きがない状態が続く。中山はいう。
「今この瞬間も、空を仰いで日本を思う人たちがいることをみなさん、心に留めていてほしい」=敬称略
文 牛田久美
◇
【プロフィル】中山恭子
なかやま・きょうこ 昭和15年、東京都生まれ。38年、東京大学文学部仏文学科卒業、41年、大蔵省入省、四国財務局長、大臣官房審議官など歴任。辞職後、国際交流基金常務理事、ウズベキスタン特命全権大使を経て現職。平成19年、参院議員。
夫は中山成彬衆院議員。著書に『ウズベキスタンの桜』。
日米韓 北朝鮮申告で連携強化
5月20日 8時44分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014696261000.html# 北朝鮮の核問題をめぐり、6か国協議の日本とアメリカ、それに韓国の代表がワシントンで会談し、北朝鮮に核開発計画の完全で正確な申告に応じさせるため、3か国が連携をいっそう強める方針を確認しました。
6か国協議の日本代表を務める外務省の斎木アジア大洋州局長、アメリカのヒル国務次官補、それに韓国のキム・スク朝鮮半島平和交渉本部長は19日、ワシントンの国務省で協議を行いました。協議では、今月、北朝鮮がアメリカに提出した核施設の稼働
記録についてアメリカ側から説明が行われ、これを受けて6か国協議の進展に向けた対応が話し合われました。協議のあと、3か国の代表はそろって記者団の質問に答え、北朝鮮に、核開発計画の完全で正確な申告に応じさせるため、3か国が連携をいっそ
う強めていく方針を確認したことを明らかにしました。ヒル国務次官補は「今後数週間で6か国協議の進展のペースを早めることができると期待している。時期についてはっきりしたことは言えないが、申告が提出される段階に近づきつつある」と述べて、近く北朝
鮮が申告を行うことに期待を示しました。一方、斎木局長は日本の拉致問題の進展の可能性を尋ねられたのに対し、「北朝鮮がごく近いうちに交渉のテーブルに着くことに前向きな姿勢を示すことを期待している」と述べました。
日本“北朝鮮に妥協許さず”
5月20日 11時48分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014700531000.html# 北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議のうち、日本、アメリカ、韓国の代表が会談し、日本側は、北朝鮮に早期に核開発計画の申告に応じさせる必要はあるとしながらも、内容は十分吟味するべきで、安易な妥協は認められないと主張しました。
6か国協議の日本代表で外務省の斎木アジア大洋州局長とアメリカのヒル国務次官補、それに韓国のキム・スク朝鮮半島平和交渉本部長は19日、ワシントンで協議し、北朝鮮に、当初の期限から大きく遅れている核開発計画の申告に一刻も早く応じさせる必
要があるという認識で一致しました。ただ、日本は「申告はあくまでも完全で正確なものでなければならない」と主張し、申告の内容を十分吟味する必要があり、安易な妥協はするべきでないという立場を強調しました。また、アメリカによるテロ支援国家の指定解
除をめぐっても、拉致問題で進展がなければ受け入れることはできないという立場に変わりはないと重ねて表明し、協議のあと、斎木局長は記者団に対し「アメリカは日本の立場を十分理解し、今後もしっかり協力、協議していくという立場だ」と述べました。長く
懸案となってきた核開発計画の申告とその見返り措置をめぐっては、詰めの調整が進められており、各国が足並みをそろえて6か国協議を進展させることができるかが焦点となっています。
>>121 日米韓で核計画申告の内容を検証
2008.5.20 21:16
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080520/amr0805202118015-n1.htm 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の日米韓首席代表による会合が19日、米国務省で開かれ、北朝鮮が5月中にも提出する予定の核計画申告の内容を検証するため、3カ国で連携していくことを確認した。米側からは北朝鮮の核兵器や核兵器製造工場の
所在についての説明はなかった。
日韓両国は、申告に際し寧辺の核施設だけでなく核兵器の所在も含め、「しっかりとして、納得できる内容であること」(斎木昭隆外務省アジア大洋州局長)の重要性を強調。これに対し、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は申告について「核計画のすべ
ての要素が含まれる必要がある」と述べ、プルトニウム計画だけでなく、ウラン濃縮や拡散などについても説明があるべきとの認識を示した。そのうえで、「北朝鮮が義務を果たせば、米国もそうする準備がある」と述べ、見返りとして北朝鮮へのテロ支援国家指定
を解除する用意があることを示した。ヒル次官補は「数週間のうちに、(協議再開に向けた)速度が速まることを期待する」と述べ、申告が提出されれば、直ちに6カ国協議を再開したい意向を示した。(ワシントン 有元隆志)
123 :
日出づる処の名無し:2008/05/21(水) 06:51:03 ID:ouTez7tt
日教組は嘘の歴史を無垢な子供達に教えて彼等を洗脳するモンスターティーチャーの集団です。
日教組の組織率が高い地域は、虐めの発生確率も高いのです。
日教組は存在自体がそもそも公務員法違反の犯罪組織であり、
日教組の中核は成りすましの朝鮮人が担っているのであり、
此れが故に、日教組はあらゆる判断に於いて反社会的なのです。
朝鮮人であるから、国旗、国歌を貶めて日本人を一致団結させる要素を無くしたいのです。
朝鮮人であるから、9条を守れと言って自衛隊に国民を守れなくさせたいのです。
朝鮮人であるから、南京大虐殺、従軍慰安婦、強制連行という嘘で子供達を洗脳して、
罪悪感を植え付け、捻くれさせて朝鮮人に逆らえない日本人を育てようと躍起になっているのです。日教組が熱烈支持する民主党は、外国人参政権で日本の主権を在日朝鮮人に売り渡そうとしています。
これらに反対する常識的、平均的日本人を、朝鮮人は「右翼、ネット右翼」と呼びたがります。
彼等は「日本人」という言葉の代わりに「ネットウヨク」という言葉を使用しています。
また、街宣右翼(似非右翼)の正体は在日朝鮮人であります。
朝鮮人は、日本の社会を破壊する事に快感を覚える民族です。
朝鮮人の犯罪率は統計資料より中国人を抜いて日本一であり、
その犯罪志向性から本名を名乗らず、偽名を使って日本人に成りすまして犯罪を犯しているのです。朝鮮人は、戦後駅前の一等地に住まう人々を襲い、強姦し、殺し、土地を不法に占領してパチンコ屋、サラ金屋、焼肉屋を建てました。
戦後、朝鮮人は余りに大々的に犯罪を犯しまくったが為に、
朝鮮人である事が暴露されると、犯罪者であると告白しているも同然と言う状況になってしまっており、
此れが為に朝鮮人は、偽名を使い出し日本人に成りすましたのです。
如何なる他のマイノリティ、例えば在日スイス人なども、偽名を名乗ったりなどはしていません。
ここからも朝鮮人が偽名を名乗る理由がはっきり分かるでしょう。
60万人の在日朝鮮人は、下品であり、汚物や性的な表現を好み、暴虐非道で恥を知りません。
パチンコ、サラ金、派遣業で日本最高の富豪となり、マスコミに縁故主義で多数の在日を送り込んで、
スポンサー、記者、社員として内外から放送を支配して在日の悪事を隠し、日本を貶めております。
宇宙基本法が成立…非侵略に限定・軍事利用が可能に
5月21日11時23分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080521-00000019-yom-pol 非侵略目的での宇宙の軍事利用を可能にする宇宙基本法が21日午前の参院本会議で、自民、民主、公明の3党などの賛成多数
で可決、成立した。
今後、ミサイル防衛(MD)などに用いる早期警戒衛星を保持することや、米国と防衛目的の衛星を共同開発することなどが可能に
なる。昨年7月の参院選以降の「ねじれ国会」で、与党と民主党が安全保障に関する法律を共同提案し成立させたのは初めて。
同法は、核兵器などの宇宙への配置を禁じた国連宇宙条約や、憲法の専守防衛の理念を踏まえて宇宙の開発利用を行うことを強
調。その目的として〈1〉国民生活の向上〈2〉人間の生存に対する脅威の除去〈3〉国際社会の平和と我が国の安全保障に資する
−−ことを挙げ、安全保障に宇宙開発を活用することを明記した。
このほか、宇宙産業の国際競争力強化のため、首相を本部長とする「宇宙開発戦略本部」を新設し、担当閣僚を置くことや法施行後
1年をメドに内閣府に宇宙局を設けることを盛り込んだ。
また、宇宙産業の技術力強化や民間事業者の投資を促進するための税制、金融上の措置を設けることなども求めている。
日本の宇宙開発は、1969年に平和目的に限定する国会決議が採択されたことを踏まえ、政府も「非軍事」に限定してきた。しかし、
北朝鮮の弾道ミサイル発射などを受け、早期警戒衛星の打ち上げの必要性が指摘されてきた。
<北朝鮮>核計画申告へ 寧辺の原子炉冷却塔爆破も…韓国筋
5月21日10時57分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080521-00000027-mai-kr 【ソウル堀山明子】ワシントン訪問中の韓国外交通商省の金塾(キム・スク)朝鮮半島平和交渉本部長は20日、6カ国協議をめぐる
日米韓高官協議終了後の韓国メディアとの懇談で、「北朝鮮が5月末前後に核計画申告を(議長国の)中国に提出し、米国の相応(
見返り)措置が実施される」との見通しを示した。また、「6カ国協議再開前に、寧辺(ニョンビョン)の核施設(原子炉)の冷却塔が爆破、
解体される」と述べた。聯合ニュースが伝えた。
冷却塔の爆破は「核廃棄段階の始まりに6カ国協議を勢いづける」のが目的で、米朝がすでに合意しているという。
米国の北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除の時期について金本部長は「米国は(日米韓協議で)解除の日程を明らかにしなかっ
た」としながら、「核計画申告が完了した時期に合わせて実施されるだろう」と述べた。
韓国政府当局筋によると、6カ国協議の北朝鮮非核化は現在、第2段階の核施設無能力化と核計画申告が議論されているが、次期
6カ国協議では第2段階の核申告の検証と第3段階の核廃棄を同時並行で進め、非核化を加速化させる方向で検討されているという。
独島「日本領」明記、教員団体が日本大使館前で抗議
5月21日14時32分配信 YONHAP NEWS
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080521-00000023-yonh-kr 【ソウル21日聯合】韓国教員団体総連合会は21日、在韓日本大使館前で記者会見し、日本の独島領有権侵奪行為を糾弾し、文部科学相
宛ての抗議書簡を渡した。
同団体は、「歴史的真実を学ぶべき幼い生徒たちが間違った歴史教育で特定の理念や政治的意図に汚染される不幸な結果をもたらしか
ねない」と警告した後、日本政府自ら学習指導要領解説書の独島関連の記述を速やかに正すべきだと促した。教員や歴史学者、市民社会
団体が連帯し、全国民を対象に独島が大韓民国の領土であることを再認識させる一方、日本の良心的な知識人をはじめ、世界の教員団
体、駐韓外国大使館と国際機関にも書簡を送って日本の侵奪行為の実情を知らせていくと明らかにした。
また、韓国政府に対しても効果的で断固たる対処を求めた。日本の独島領有権の主張などこれまでの歴史歪曲(わいきょく)に対し韓国
政府が確固とした立場で積極的に対処できなかったことが、今回の事態の一因になったとしている。
震設計施した小中高校舎、わずか13%にとどまる
5月21日17時16分配信 YONHAP NEWS
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080521-00000034-yonh-kr 【ソウル21日聯合】中国・四川省の大地震で学校施設物7000棟余りが崩壊したと伝えられ、校舎の安全性に対する関心が高まっているな
か、国内では耐震設計を施した校舎の割合が非常に低いことが明らかになった。
教育科学技術部が21日に明らかにしたところによると、1000平方メートル以上・3階建て以上の小・中・高校校舎1万7734棟のうち、昨年8
月1日現在で耐震設計が施されている校舎は2429棟で、全体の13.7%にとどまった。建築構造別では調査対象の96.4%が鉄筋コンクリ
ート造、2.5%が鉄骨造、0.9%が鉄筋・鉄骨造、0.1%が軽量鉄骨造と分かった。
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中国、イランやテロ組織に兵器輸出 米政府高官、議会公聴会で証言
5月21日19時21分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080521-00000964-san-int 【ワシントン=古森義久】中国の大量破壊兵器などの拡散についての米国議会の20日の公聴会でブッシュ政権高官は中国が国際規制
に違反してイランやテロ組織に兵器を輸出していると非難した。民間の専門家は中国が北朝鮮やイランの核兵器開発を支援して、日米の
離反を図る意図があると指摘した。
米国議会の政策諮問機関「米中経済安保調査委員会」は20日、中国の拡散活動に関する公聴会を開いた。ブッシュ政権の国務省の
拡散防止担当のパトリシア・マクナーニー次官補代理は「中国政府は拡散防止への協力を表明しているが、なお中国の企業や個人が地
域の安定を崩すミャンマー、キューバ、イラン、スーダン、シリアの各国に通常兵器を輸出しており、中国政府にはそれを取り締まる輸出
管理の機能がない」と証言した。
同次官補代理はさらに、
(1)中国は自国内の港や空港を経由して大量破壊兵器関連の物資が運ばれることへの国際的取り締まりに協力していない
(2)中国企業が国連決議に違反してイランに輸出した携帯用地対空ミサイルはイラクのシーア派民兵やテロ組織「ヒズボラ」に渡り、イラク
などで使われた
(3)中国がイランに売ったC802対艦巡航ミサイルがヒズボラに渡り、イスラエル艦攻撃に使われた
(4)中国はパキスタンの国際査察のない非軍事核開発を援助し、パキスタンの核兵器増強の基盤を強めている−などとも証言した。
米国政府の拡散防止部門で長年、働き、現在は民間の「不拡散政策教育センター」の所長を務めるヘンリー・ソコルスキー氏は、「中国
は以前よりも巧妙な方法で大量破壊兵器を選別的に拡散し、自国の外交戦略に利用するようになった」と証言した。同氏はさらに「中国は
北朝鮮、イラン、パキスタンの核武装を直接、間接に支援し、米国とその同盟国の日本を同時にいらだたせ、日米両国を離反させようと意
図している」とも述べた。
たまには・・・こういうソースも?
2008年5月21日(水)「しんぶん赤旗」
北朝鮮の核申告近い
六カ国協議 米日韓代表が会合
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-05-21/2008052107_04_0.html 【ワシントン=鎌塚由美】北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議の日米韓の首席代表は十九日、米国務省で会合を開きました。ヒル米国務
次官補(東アジア・太平洋担当)は会談後、記者団に対し、北朝鮮による核計画の申告について「提出される時点に近づいている」と言明し
ました。三カ国が六カ国協議以外の場で対北朝鮮政策を協議するのは五年ぶりです。
会合には、ヒル氏のほか、外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長、韓国外交通商省の金塾(キム・スク)朝鮮半島平和交渉本部長が出席。
近く北朝鮮が提出する見込みの核計画申告書の内容を連携して検証していくことを確認しました。
北朝鮮側はすでに、寧辺の原子炉に関する約一万九千ページの稼働記録を米側に提出しています。これらの記録をもとに検証作業が行
われます。
会合では六カ国協議の合意である北朝鮮へのエネルギー支援も論議されました。日本は拉致問題を理由に参加を留保しており、今回の
会合でも従来の立場を繰り返すにとどまりました。
ヒル氏と金氏が北朝鮮への見返り措置の履行に積極的な姿勢を見せた半面、斎木局長は慎重な姿勢を変えませんでした。
斎木局長によると、会合では米政府による北朝鮮のテロ支援国指定解除問題が取り上げられ、同国による完全で正確な核申告書の提出
が前提になるとの認識を確認。日本側は拉致問題に進展がない限り、慎重に対応するよう重ねて米側に申し入れました。米韓は日本の立
場に理解を表明したといいます。
ただ、ヒル氏は記者団に「北朝鮮が義務を果たせば、米国も義務を履行する用意がある」と表明。拉致問題には触れませんでした。
6か国協議が6月中にも再開、北の核申告の可能性高まる
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080522-OYT1T00408.htm?from=main2 北朝鮮の核開発をめぐる6か国協議が、6月中にも再開される見通しとなった。
北朝鮮が今月末から来月にかけ、遅れている核開発計画の申告書を提出する可能性が高まったためだ。6か国協議の開催は8か月ぶりとなる。
日本の外務省幹部は22日午前、来月中にも協議を再開できるとの見通しを記者団に語った。
昨年10月以来開かれていない6か国協議の再開は、北朝鮮がプルトニウムの正確な抽出量や高濃縮ウランによる核開発、シリアへの核協力などに関して申告することが条件となっている。北朝鮮はこうした核計画の「完全かつ正確な申告」を昨年12月末
までに行うと約束したが、実行していなかった。
北朝鮮は今月になって、訪朝した米国務省のソン・キム朝鮮部長に、原子炉の稼働記録などを提供。他の情報などを含めた申告が行われる公算が大きくなっている。
こうした動きを受け、日本、米国、韓国3か国の各首席代表は、18日からワシントンで協議を行っていた。韓国の首席代表、金塾(キムスク)外交通商省朝鮮半島平和交渉本部長は、申告は5月末ごろに中国に提出されるとの見通しを記者団に示している。
一方、核計画の「完全かつ正確な申告」が行われた場合、米政府は北朝鮮に対するテロ支援国指定を解除する構えで、拉致問題解決を重視する日本政府は苦境に立たされそうだ。
(2008年5月22日14時33分 読売新聞)
米朝、北京で来週協議 申告に向け最終段階
2008.5.22 16:01
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080522/amr0805221602006-n1.htm 米政府当局者は21日、6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補が北京を来週訪問するのに合わせ、北朝鮮首席代表、金桂寛外務次官が訪中し、核計画申告について「仕上げ」の協議を行うことで調整中と明らかにした。
韓国首席代表、金塾外交通商省平和交渉本部長は、北朝鮮が今月末ごろに議長国の中国に申告書を提出するとの見方を示しているが、同当局者は「まだ先だと思う」と指摘。来週の米朝協議に引き続き、即座に申告が実施されることには否定的な見方を
示した。
6カ国協議筋は、米国が北朝鮮のテロ支援国家指定解除に必要な議会への通告を行わない限り、北朝鮮が申告に踏み切る可能性は低いと指摘。ヒル次官補は通告時期について「大人の対応」をすると述べており、米朝協議では、申告内容が満足できるも
のに仕上がった場合、申告前の通告など解除手続きも詳細が詰められる見通しだ。(共同)
「核進展なら支援」45% 対北朝鮮で韓国世論調査
2008.5.22 20:07
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080522/kor0805222008003-n1.htm 韓国統一省は22日、北朝鮮へのコメや肥料支援の進め方に関する世論調査結果を発表。「核問題の進展に合わせ支援すべきだ」とした人が45.6%に上り、「条件を付けずに今すぐ支援すべきだ」は14.1%にとどまった。
また、「北の要請があれば支援」は29.3%、「支援すべきでない」は8・7%だった。
北朝鮮は昨年の水害や世界的な穀物高による深刻な食糧難が伝えられている。2月に就任した李明博大統領の政権下で食糧支援は中断した状態だが、北朝鮮による核計画申告などで6カ国協議が進展すれば積極姿勢に転じる可能性もある。(共同)
未使用燃料棒買い取りも 韓国政府
2008.5.22 20:37
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080522/kor0805222037004-n1.htm 韓国外交通商省当局者は22日、北朝鮮・寧辺の核施設にある未使用の核燃料棒を韓国が買い取ることを検討しており、6カ国協議で議論することになると明らかにした。聯合ニュースによると、燃料棒は韓国の原子力発電所でも使用可能という。
また、同当局者によると、6カ国協議の韓国首席代表、金塾平和交渉本部長が来週、北朝鮮核問題の協議のためモスクワを訪問する方向で調整している。(共同)
北朝鮮の貿易2年連続減少 対日は92%減
2008.5.22 23:24
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080522/kor0805222324005-n1.htm 韓国の大韓貿易投資振興公社は22日、北朝鮮の2007年の貿易総額が29億4100万ドル(約3040億1000万円)で前年比1・8%減となったと発表した。核実験で北朝鮮を取り巻く環境が悪化した06年に続き、2年連続の減少となった。
中国への依存度が一段と高まる一方で、日本独自の対北朝鮮経済制裁の影響で日朝貿易は同92・3%減と激減した。
同公社によると、北朝鮮の輸出は3・0%減の9億1900万ドル、輸入は1・3%減の20億2200万ドル。02年以降初めて輸入が前年比でマイナスになった。国別では中国が同16・1%増の19億7400万ドルで、全体に占める割合が67・1%となり、対中依
存度が06年の56・7%からさらに高まった。2位はタイ、3位はロシアで、日本は前年の5位から6位に落ちた (共同)
竹島領土明記は「自主権侵害」 北朝鮮団体が非難談話
2008.5.24 00:56
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080524/kor0805240059000-n1.htm 北朝鮮の「祖国統一民主主義戦線」は23日、日本の文部科学省が竹島(韓国名・独島)を2012年度から中学の新学習指導要領の解説書で日本固有の領土と明記する方針を固めたと報じられたことについて、「民族の尊厳と自主権に対する侵害」と非難
する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。北朝鮮が同問題で反発を表明するのは初めて。談話は、竹島領有権の主張は「日本の(アジア)再侵略の野望を示すものだ」と述べ、竹島は「過去も現在も未来もわが民族固有の領土」と主張した。(共同)
ヒル次官補27日から中露訪問 6カ国協議再開で協議
2008.5.24 01:29
ttp://sankei.jp.msn.com/world/china/080524/chn0805240130000-n1.htm ケーシー米国務省副報道官は23日、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が27日から中国とロシア、スウェーデンを訪問すると発表した。中断している6カ国協議再開に向け、議長国・中国などと協議
する。同副報道官は、訪問中にヒル次官補が北朝鮮の金桂寛外務次官と核計画の申告をめぐり会談する可能性については、言及を避けた。ヒル次官補は27日から29日まで北京、31日までモスクワ、6月1日まで講演のためストックホルムに滞在する。(ワシントン 有元隆志)
北朝鮮へ風船でビラ飛ばす 拉致で情報提供呼び掛け
2008.5.24 02:28
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080524/kor0805240230002-n1.htm 北朝鮮による拉致被害の実態解明を目指して活動している「特定失踪(しっそう)者問題調査会」の荒木和博代表らが23日、韓国の市民団体と協力し、北朝鮮との軍事境界線に近い韓国北西部の江華島から、同会などのビラ1万枚以上を大型風船5個を
使って北朝鮮側に飛ばした。
荒木代表によると、ビラは日本人拉致被害者に関する情報提供などを呼び掛ける内容。情報によっては1万ドル(約100万円)以上を支払うとし、調査会の連絡先を記している。
24日には北部の江原道鉄原で大型風船15個で、拉致被害者家族会と連名で作成した同様のビラを飛ばす予定。(共同)
「誤ったメッセージ伝わる」松原氏、日朝正常化議連に懸念
2008.5.24 02:10
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080524/stt0805240212003-n1.htm 民主党拉致問題対策本部の松原仁副本部長は23日の同党代議士会で、22日に発足した超党派の日朝国交正常化推進議員連盟について「日本は拉致問題の解決がない限り、日朝国交正常化も北朝鮮への経済支援も行わない流れになっているはずだ。
(同議連発足で)北朝鮮に誤ったメッセージが伝わる可能性があると若干危惧(きぐ)する」と述べた。日本の拉致問題解決への熱意が冷めたと北朝鮮が判断する懸念を示したものだ。松原氏は、菅直人代表代行が同議連顧問になったことに「党三役が顧問
になると民主党の方針が変わったというメッセージが出る可能性がある。慎重に行うことも必要だ」と異論を唱えた。
対北食糧支援が試金石 李明博政権に早くも試練 (1/2ページ)
2008.5.24 18:18
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080524/kor0805241814003-n1.htm 【ソウル=黒田勝弘】韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権は25日、政権スタートから3カ月になる。各種世論での支持率が20%台に急落するなど早くも試練に直面している。“不人気”の直接的な原因は、政権発足に際して閣僚など要職人事で不動産投機疑惑
など“不適格人物”の起用に世論の強い批判が起きたことや、現在進行中の米国産牛肉輸入問題がある。
前者の問題では要人の資産公開で「金持ち政権」の印象が広がったこともあって民心の反感を買った。
後者では保守政権として親米路線への復帰ということで、米国産牛肉輸入の全面解禁に踏み切ったことが「“狂牛病”の肉を国民に食わせるのか!」と世論の感情的ともいえる反発を招いた。
また原油高騰を始めとする厳しい国際経済環境から、国内経済が物価高や低成長の見通しなどで苦しくなっている。このため世論は「経済」が看板の李明博政権に早くも失望しつつある。
こうした状況は大統領選や総選挙で惨敗し、巻き返しのチャンスを狙っていた親北反米左派勢力を含む野党陣営を大いに力付けている。
一方、李明博政権への不満・批判の拡大には、旧盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の“左翼・革新体質”を維持している主要テレビの執拗(しつよう)な李明博批判も影響しているとの声がある。牛肉問題ではソウル都心で続く反米・反政権ロウソク・デモをあおるか
たちになっており、政権としては頭が痛い。
李政権の今後で関心を集めているのが北朝鮮に対する食糧支援問題だ。李大統領は対北政策については相互主義を主張し「無原則的な支援はしない」「食糧支援は北の要請が前提」としてきた。これは過去の親北政権とは異なる新政権の“目玉政策”の一
つだった。
(2/2ページ)
ところが北朝鮮の食糧難がしきりに伝えられ、核問題をめぐる米朝交渉の“進展”で米国が50万トンの対北食糧支援を決めた。その結果、李政権は内外から“支援圧力”を受けるかたちで「深刻な状況が確認されれば支援もあり得る」(外相および統一省スポ
ークスマン発言)などと原則後退の兆しを見せている。
問題は北朝鮮が李大統領に対し連日のように「民族の反逆者」「逆賊」などと“誹謗(ひぼう)中傷”を続けている中、北朝鮮から直接の要請もないのに支援に踏み切れるかどうか。踏み切った場合、対北政策の変質となり、保守派の反発がさらに政権の基盤を
揺るがすことになりかねない。
ソウル北方でもビラ飛ばす 拉致で情報提供求め
2008.5.24 23:21
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080524/kor0805242321004-n1.htm 北朝鮮による拉致被害を調査している「特定失踪(しっそう)者問題調査会」(荒木和博代表)の会員7人と、北朝鮮の人権問題に取り組む韓国の市民団体が24日、ソウル北方の江原道鉄原から、拉致被害者の情報提供を求めるビラ約6000枚を風船に
つけて北朝鮮へ飛ばした。
1966年に東京都内で失跡し同会が拉致の疑いがあるとみている小林栄さん=当時(23)=の弟七郎さん(62)も参加し、「(ビラの)メッセージが被害者の目に届き、拉致問題の解決に一歩でも近づいてほしいと願っています」と話した。
23日には、北朝鮮との軍事境界線に近い北西部の江華島から、ビラ1万枚以上を風船を使って飛ばしている。(共同)
拉致問題協議と報道 今週、米朝首席会談で
2008.5.25 11:26
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080525/kor0805251127000-n1.htm 韓国の聯合ニュースは25日、今週北京で開催が見込まれている米国と北朝鮮の6カ国協議首席代表による会談で、北朝鮮の核計画申告に関する最終調整と合わせ、日本人拉致問題が協議される見通しだと伝えた。複数の韓国政府消息筋の話としている。
消息筋は「会談の主題は日朝間の懸案を話し合うことだ」と指摘。米国が核計画申告の見返りに実施を約束しているテロ支援国家指定解除には「拉致問題で進展が必要だ」と語った。
同ニュースは、北朝鮮が指定解除に合わせ、拉致問題で「何らかの措置」を表明する可能性があると指摘。また、日航機「よど号」をハイジャックした元赤軍派メンバーの日本送還も検討していると伝えた。
米首席代表、ヒル国務次官補は27日から訪中。北朝鮮首席代表、金桂冠外務次官との会談を調整している。(共同)
有本さん夫妻ら拉致解決求め署名活動 G8会合開催中の神戸で
2008.5.25 17:40
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080525/kor0805251741003-n1.htm 神戸市で開催されているG8環境相会合に合わせ、各国の政府関係者らに北朝鮮による拉致事件の早期解決を訴える街頭署名活動が25日、神戸市中央区のJR三ノ宮駅前で行われた。神戸市出身の拉致被害者、有本恵子さん=拉致当時(23)=の両親、
明弘さん(79)、嘉代子さん(82)夫妻ら15人の呼びかけに、多くの買い物客らが足を止めて署名した。
「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」などが主催。嘉代子さんは「被害者全員が戻るまで拉致問題は解決しない。国民一人一人が自分のことのように考え、解決に向けて協力してほしい」と訴えた。活動には拉致被害者の増元るみ子さん=同(24)=の弟、
照明さん(52)も駆けつけ、「北朝鮮は経済制裁をしても解決への姿勢を見せない。さらなる制裁を実施すべきだ」と声を上げた。
署名に応じた買い物客らは「頑張ってください」などとエールを送った。署名した神戸市兵庫区の主婦、西村杏里さん(27)は「苦しんでいる被害者や被害者家族を1日でも早く助けてあげたい。国民が力を合わせることが必要だと思う」と話していた。
北朝鮮・拉致問題:横田めぐみさん「94年6月後も生存」 「4月自殺」説明と矛盾
ttp://mainichi.jp/select/jiken/news/20080526ddm001040058000c.html ◇地村さん「隣に越してきた」
拉致被害者の横田めぐみさん(当時13歳)について、帰国した被害者の地村富貴恵さん(52)が日本の当局に、「94年6月に自分たちの隣に引っ越してきた」と証言していることが分かった。新証言は、「94年4月に死亡」とする北朝鮮の説明と矛盾する内容。
「拉致問題は解決済み」としてきた北朝鮮側説明を覆すものでもあり、拉致問題の行方にも大きな影響を与えそうだ。
昨年末、当局に証言した。それによると、めぐみさんは94年6月、保志さん(52)と富貴恵さん夫妻が住む招待所の隣に1人で引っ越してきた。数カ月そこに暮らしていたが、その後の行方は分からないという。
また、当時のめぐみさんについては「かなりうつ状態が激しく、精神的に不安定な状態だった。北朝鮮の対外情報調査部(現・35号室)幹部が看病していた」と証言した。
めぐみさんをめぐっては、これまでに、蓮池薫さん(50)の証言で、(1)北朝鮮が死亡したとする時期の1年前(93年春ごろ)から夫と不仲で別居していた(2)94年3月に精神科病院に入院する準備を蓮池さんが手伝った−−ことが判明。警察の捜査で、よど
号グループによる欧州での拉致を除き、対外情報調査部が日本人拉致を実行したことも分かっている。
めぐみさんの消息について北朝鮮は、初めて拉致を認めた02年の日朝首脳会談で「93年3月に自殺」と説明。しかし、04年に蓮池さんの「94年まで目撃していた」との証言が明らかになると、北朝鮮は「担当者の記憶があいまいだった」との理由で「94年
4月自殺」に訂正した経緯がある。
06年に存在が明らかになっためぐみさんの夫である韓国人拉致被害者も「めぐみさんはうつ病になり94年4月に病院で自殺した」と北朝鮮での会見で明らかにしている。
毎日新聞 2008年5月26日 東京朝刊
北朝鮮・拉致問題:めぐみさん新証言 町村官房長官が否定
ttp://mainichi.jp/select/jiken/kidnap/archive/news/2008/05/20080526ddf041040030000c.html 拉致被害者の地村富貴恵さん(52)が横田めぐみさんに関し、「(北朝鮮が『死亡』したとする2カ月後の)94年6月に自分たちの隣に引っ越してきた」と証言したとの毎日新聞の報道について、町村信孝官房長官は26日午前の記者会見で、「政府として(富
貴恵さん)本人からそういう旨を聴取した事実はない。本人にも今朝確認したが、そのような証言はしていないと明確に否定した。誠に遺憾だ」と話した。
また、横田滋さん(75)は26日朝、川崎市内の自宅前で取材に応じ、「(生存が確認された時期が)2、3カ月延びたからといって、十数年後の(今の)事情が変わるわけではない」と冷静に受け止めた。拉致被害者家族会の増元照明事務局長(52)は「情報
は使い方次第なので、政府は(日朝交渉などで)有効に活用すべきだ」などと話した。
毎日新聞 2008年5月26日 大阪夕刊
>>137 【官房長官会見】「本人否定している 横田めぐみさん生存報道」(26日午前) (1/3ページ)
2008.5.26 12:47
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080526/plc0805261249009-n1.htm (抜粋)
町村信孝官房長官は26日午前の記者会見で、拉致被害者の横田めぐみさんについて、帰国した被害者の地村富貴恵さんが「1994年6月に自分たちの隣に引っ越してきた」と証言していたとの一部報道について、「政府として本人から聴取をした事実はない。
地村富貴恵さん本人にも確認したが、否定された。相当の意図をもって記事を作っているとしか思えないので、まことに不愉快であり、遺憾だ」と述べた。会見の詳細は以下の通り。
・
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・
(3/3ページ)
−−けさ、横田めぐみさんについて、拉致被害者の地村富貴恵さんが94年6月に自分たちの隣に引っ越したと証言しているとの報道があるが、政府としてこうした事実を確認しているか
「政府として地村さんご夫妻の隣に引っ越してこられたと、そういう旨の、ご本人から聴取をした事実はございません。また、けさ、地村富貴恵さんご本人にも確認しましたが、自分はまったく承知をしていないことであり、したがって、当然のことながら、そのような
証言は行っていないと否定をされました。したがいまして、先般、某社の中山補佐官に関する誤報がありましたが、これもまたご本人、あるいは政府関係者への取材がまったくないままの記事であり、まことに遺憾であると、こう言わざるを得ません。どうして本人
に取材しないで書くんでしょうねえ。みなさん方にこんなことを言ってもしようがないかもしれませんけれども、取材のイロハだと思うんですが、最近どうもそのイロハが守られていないということは、私は本当に何か、相当の意図をもって記事を作っておられるとし
か思えないので、まことに不愉快であり、遺憾であります」
「北朝鮮は集団指導体制に移行」 金正日後継問題で韓国当局が分析
2008.5.26 19:00
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080526/kor0805261902001-n1.htm 【ソウル=久保田るり子】韓国国防研究院(KIDA)は北朝鮮の金正日総書記が死亡した後の権力構造について分析、多くの北朝鮮専門家が金総書記が自然死した場合は「北朝鮮は集団指導体制に移行する」との見方を示した。
非公開論文「北朝鮮の金正日後継体制と対米政策の展望」でポスト金正日体制を分析したのは、KIDAの北朝鮮体制・軍事専門家の白承周・国防懸案チーム長。韓国内の北朝鮮研究者45人に書面調査したところ、金総書記の自然死後は22人が「集団指
導体制」を予測した。
後継問題で重要な要因は金総書記の死亡の経緯や権力構造などだが、後継者の権力基盤やカリスマ性、政策能力からみて、次期体制は一人の独裁者による体制樹立が失敗する可能性を指摘した。45人に対する調査で後継者として最有力だったのは次
男、金正哲氏(26)で、次に長男、金正男氏(37)、3番目に義弟、張成沢氏(62)だった。
一方、白承周チーム長は、金総書記の生死とは関係なく権力交代が5年以内に起きる場合、現在の権力基盤が強い、張成沢氏と金正男氏を有力視した。張氏は金総書記の父である金日成主席の死後、朝鮮労働党組織指導部第一副部長を務め党−政−
軍の掌握率が高い。金正男氏の場合は十代半ばから国家安全保衛部などの公職に就き、現在、張氏の後ろ盾を背景に政治力がある、との見方だ。
しかし権力交代が5年以降であれば、金総書記の信頼を得ている次男の金正哲氏や三男の金正雲氏(25)が、実母、高英姫さん(故人)の息のかかった勢力を背景に政治力を伸ばして後継者になる可能性が高くなるとした。
論文は米政府が注目、KIDAの了解を得て米公務員が閲覧できるインターネットサイトに公開された。
27日北京で米朝協議
2008.5.27 00:57
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080527/kor0805270056001-n1.htm 北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は26日、27日からの北京訪問中に北朝鮮首席代表、金桂寛外務次官と会談することを明らかにした。ワシントン郊外の空港で記者団に語った。米政府筋によると、金次官との協議は27日
午後に予定されている。ヒル氏は、金次官が核計画申告の草案を持参するとは聞いていないとしたが、申告が協議の焦点となると指摘。「(米朝双方が)とるべき行動についても話し合う」と述べ、寧辺の核施設無能力化と申告の見返りとなる、テロ支援国家指
定解除の実施時期についても詰めの話し合いを行う姿勢を示した。ヒル氏によると日本の首席代表、斎木昭隆外務省アジア大洋州局長も北京入りし、28日夜にヒル氏と会談予定。ヒル氏は米朝協議で日本人拉致問題を取り上げるとしており、北朝鮮側の反
応などについて報告する。(共同)
北の「切り離し申告」を米大統領が拒否 米紙報道
2008.5.27 12:07
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080527/amr0805271208005-n1.htm 26日付の米紙ワシントン・ポストは、6カ国協議の議長国・中国が昨年秋、北朝鮮の核計画申告の際には、申告の核心であるプルトニウム関連情報と、ウラン濃縮による核開発疑惑やシリアとの核協力を切り離して扱うよう提案したが、ブッシュ米大統領が
拒否していたと報じた。
昨年秋まで米国家安全保障会議(NSC)の拡散対抗戦略部長を務めたキャロリン・レディ氏の話として報じた。
しかし、ヒル米国務次官補と北朝鮮の金桂冠外務次官はシンガポールで行われた4月の米朝協議で「切り離し申告方式」で暫定合意したとされ、同紙は「(大統領がいったん拒否したのと)同じ方式の合意が結ばれた」と指摘した。
同紙はヒル氏の特集記事を1面で掲載し、その中でこの情報を伝えた。(共同)
米朝、核申告で詰めの協議
2008.5.27 20:41
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080527/amr0805272041011-n1.htm 6カ国協議の北朝鮮首席代表、金桂寛外務次官と米首席代表ヒル国務次官補が27日、相次いで北京入りした。履行が大幅に遅れている北朝鮮の「すべての核計画申告」について最終的な調整を図るため協議する。
協議では議長国中国に申告書を提出する時期と、米国の北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除手続きの開始をどのようなタイミングで行うかなどを調整、申告書提出後に再開される次回6カ国協議の議題をめぐっても意見交換が行われる見通し。日本人
拉致問題を含めた日朝関係も議題となる可能性がある。
今回の米朝協議を受け、北朝鮮の核計画申告は来月初めごろとの見方が有力となっている。
両首席代表は、6カ国協議議長の武大偉・中国外務次官とも個別に会談するとみられる。(共同)
中韓 北朝鮮核問題で連携強化
5月27日 22時49分
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014864001000.html# 韓国のイ・ミョンバク大統領は、27日、就任後初めて中国を訪問して胡錦涛国家主席と会談し、北朝鮮の核問題の進展に向けて、中韓両国が「戦略的パートナー」として、連携をさらに強化することで一致しました。
韓国のイ・ミョンバク大統領と中国の胡錦涛国家主席は、北京の人民大会堂で、およそ1時間にわたって首脳会談を行ったあと、共同で記者会見に臨みました。この中で両首脳は、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議と朝鮮半島の非核化の進展に向けて、
双方を「戦略的パートナー」と位置づけ、首脳外交の活発化などを通じてよりいっそう連携を強化していくことで一致したことを明らかにしました。そのうえで、イ・ミョンバク大統領は「北の核問題を進展させて南北の経済交流と協力の幅を拡大しようとする韓
国政府の立場を説明した」と述べ、北朝鮮が核を放棄すれば、国際社会と協調して大規模な経済協力を行うとする韓国の政策について、会談で中国側の理解を求めたことを明らかにしました。一方、胡錦涛主席は「朝鮮半島と北東アジアの恒久的な平和
と安定を維持するために建設的な役割を果たしていく」と述べて、6か国協議を前進させるためにも議長国として最大限の努力を行う考えを示しました。
米朝 核申告で大詰めの協議に
05月28日04時52分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10014865961000.html# 北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議のアメリカと北朝鮮の代表は、27日に続いて28日も北京で協議を行い、核開発計画の申告に向けた大詰めの調整を進めるものとみられます。
27日、北京入りした北朝鮮のキム・ケグァン外務次官とアメリカのヒル国務次官補は、夕方、アメリカ大使館でおよそ1時間にわたって協議を行いました。ヒル次官補は協議のあと、滞在先のホテルで記者団の取材に応じ、この日の協議は主に議題の整理に
とどまったと説明したうえで、28日午前から再び協議を行って、実質的な議論に入ることを明らかにしました。28日の協議について、ヒル次官補は「北朝鮮による核開発計画の申告の提出や、アメリカ側が取るべき政治的行動の時期について協議することに
なる」と述べて、申告の提出とテロ支援国家の指定解除などの見返り措置を行う時期について、大詰めの調整を進める考えを示しました。またヒル次官補は、日本の拉致問題について、「これまで同様、北朝鮮に対しては日本との関係改善の重要性を強調し
た。北朝鮮が問題に対処するための対話に応じることを望んでいる」と述べましたが、具体的な内容には言及しませんでした。ヒル次官補は28日、北朝鮮との協議に続き、議長国・中国、それに日本代表を務める外務省の斎木アジア大洋州局長とも会談す
る予定です。
核爆弾問題は先送り 核計画の申告で ライス国務長官
2008.5.28 17:17
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080528/kor0805281716002-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】ライス米国務長官は米誌のインタビューで、北朝鮮が近く行う予定の核計画の申告に核爆弾の保有数などは今回含まれず、「次の段階の措置」で扱う見通しを示した。米政府はすべての核計画を「完全かつ正確」に申告するよう求め
てきたが、北朝鮮が核爆弾の保有数や製造工場などを含めることを拒否し続けてきたため、事実上先送りを容認した格好だ。
国務省が27日、公表した米誌ウイークリー・スタンダードとのインタビュー内容によると、ライス長官は「いまわれわれは彼らが何を製造したか知ろうと努めている。次の段階では(製造されたプルトニウムで)何が起きたかを知ることになる」と語った。
核爆弾については、5月19日にワシントンで開かれた6カ国協議の日米韓3カ国首席代表による会合でも、核の脅威を直接受ける日韓から所在把握の重要性が提起された。ただ、核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋
担当)は、日本人拉致被害者「家族会」らと2日に面会した際、北朝鮮との交渉で核爆弾製造工場の位置に関する説明を受けていないことを認め、「それが問題点だ」と述べていた。
ライス長官はインタビューで、「北朝鮮が信じるに足る体制と思っている人は誰もいない」とし、申告内容の検証が必要との認識を強調。対応を見極め「(北朝鮮への)テロ支援国家指定などに関して決定することになる」とした。日本人拉致事件など人権問題の
進展には言及しなかった。
長官はテロ支援国家指定解除や対敵通商法の適用終了などを受け入れたとしても「他に多くの制裁が残っている」と述べ、北朝鮮の要求を受け入れすぎるとの批判に反論した。
米朝協議 核計画申告などを協議 間もなく提出と韓国外交筋
2008.5.28 18:45
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080528/kor0805281845003-n1.htm 【北京=川越一】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補と北朝鮮の首席代表を務める金桂寛外務次官は28日午前(日本時間同)、27日に続き、北京市の米国大使館で約2時間会談し、北朝鮮が近く行う予定の核計画申告など
について、詰めの協議を行った。
28日の協議では、北朝鮮による申告の実施と、それに伴って米国が行うテロ支援国家指定解除の履行期限や手順について話し合われたもようだ。
韓国の聯合通信は外交消息筋の話として、米朝間はすでに申告書提出問題について合意に達しており、米国務省のソン・キム朝鮮部長が北朝鮮側から核爆弾の原料となるプルトニウム製造に関する文書を受け取っていることから、今回の協議後間もなく、
北朝鮮が議長国の中国に申告書を提出する見通しだと報じた。
また、ヒル氏は日本人拉致問題を含む日朝関係改善の重要性を改めて強調。聯合通信は、金次官も前向きな姿勢を示しており、北京での協議後、何らかの措置が発表される可能性があるとしている。協議後、昼食を共にした両氏は、「いい話し合いができ
た」(ヒル氏)「いい雰囲気で行われた」(金氏)と述べた。
日中韓の3カ国協力が重要 中韓が共同声明で言及
2008.5.28 20:13
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080528/kor0805282013004-n1.htm 27日に北京で行われた李明博・韓国大統領と胡錦濤・中国国家主席の首脳会談を受け、両国は28日、日本を含めた3カ国の協力が「アジアの平和と安定、繁栄に極めて重要との認識で一致した」と明記した共同声明を発表した。
両首脳は4月以降の相次ぐ訪日で歴史問題を封印し、日本との関係強化を進める姿勢を示していたが、中韓間の会談でも対日協調を確認した形だ。
声明では、3カ国首脳、外相会談の持ち回り開催など活発な交流のために努力するとしている。
また北朝鮮核問題の解決へ向けた中韓両国の協力の重要性を確認。中韓関係を「格上げ」し、安全保障を含む広い分野で協力する「戦略的協力パートナーシップ」関係にするとうたった。ただ、声明の実質的な内容の約半分は経済交流拡大に関する記述が
占めた。(共同)
日本によど号犯引き渡しか、テロ解除で北朝鮮と報道
2008.5.29 00:28
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080529/kor0805290027000-n1.htm 韓国の聯合ニュースは28日、同国政府消息筋の話として、米国が北朝鮮のテロ支援国家指定解除措置に着手すれば、北朝鮮が日航機「よど号」をハイジャックした元赤軍派メンバーを追放し、日本が引き渡しを受ける計画が進められていると報じた。
聯合ニュースは、日朝両国が、日本人拉致問題を含む懸案について近く第3国で協議を行うことを検討中だとしている。
聯合ニュースによると、北朝鮮はこれまでの米国との協議の中で、日本政府と元赤軍派メンバーの「対話」を仲介する用意があると伝えた。(共同)
朝鮮の核申告早くて2週間後 (1/2ページ)
2008.5.28 23:44
【北京=川越一】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補と北朝鮮の首席代表を務める金桂寛外務次官は28日午前(日本時間同)、27日に続き、北京市の米国大使館で約2時間会談した。協議を終えたヒル次官補は北朝鮮の
非核化作業部会とエネルギー作業部会が今後2週間以内に開かれ、それまで北朝鮮の核計画申告は実施されないとの見通しを示した。
同日の協議では、北朝鮮による実証可能な核計画申告の実施と、それに伴って米国が行うテロ支援国家指定解除の履行期限や手順について話し合われた。
米国務省のソン・キム朝鮮部長が北朝鮮側から核爆弾の原料となるプルトニウム製造に関する文書を受け取っていることから、核計画申告が今回の協議後、間もなく出されるとの予測もあったが、両作業部会からの報告を参考にしたうえで、次の段階に進
むため、北朝鮮による申告は早くても作業部会開催以降となる。
(2/2ページ)
また、寧辺の核施設の無能力化についてヒル次官補は「年末までに行うとの約束だったが、実現するのは大きなチャレンジだ」と述べ、早期実施に悲観的な見方を示した。6カ国協議の再開時期については調整が進んでいないもようだ。
ヒル次官補は協議の中で、日本人拉致問題を含む日朝関係にも触れ、金次官に対し、6カ国協議の進展には日朝関係改善が重要だとの姿勢を改めて強調した。金次官は米国側の立場は理解を示し、「われわれは(日朝問題について)真剣に受け止めてい
る」と話した。
また、同日夜、ヒル次官補と会談した日本の首席代表、斎木昭隆外務省アジア大洋州局長は「日本は拉致問題の進展なくしては、エネルギー支援に参加しない」と従来の立場を堅持したことを強調した。
申告前に首席代表会合も 米朝実務者協議
2008.5.29 13:33
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080529/amr0805291333009-n1.htm ヒル米国務次官補は29日、北朝鮮の核計画申告で検証方法などについて技術面の詰めを行う米朝間の実務者協議が来月初めにも開かれ、申告の実施前に6カ国協議首席代表会合を開催する方向で議長国中国が調整中だと述べた。北京市内のホテル
で記者団に語った。
ヒル次官補は実務者協議について「申告や、われわれが行わなければならない政治的手続きに関する会合となる」と述べ、申告実施の見返りとしてのテロ支援国家指定解除の手順も議題に上るとの認識を示した。ヒル次官補本人は協議には参加しない。
29日からモスクワ入りするヒル次官補はロシア首席代表、ボロダフキン外務次官やロシア訪問中の韓国首席代表、金塾外交通商省平和交渉本部長らと会談し、北京で27、28両日に開いた米朝協議の結果を報告する。(共同)
6カ国協議日程は調整中 中国外務省
2008.5.29 21:23
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080529/amr0805292123017-n1.htm 中国外務省の秦剛副報道局長は29日の定例会見で、6カ国協議の次回開催日程について「各国と調整中でまだ確定していない」と述べた。
また、30日には現在ロシアを訪問中の韓国首席代表、金塾・外交通商省平和交渉本部長が北京入りし、協議議長の武大偉・中国外務次官と会談する予定とした。武外務次官は28日から29日にかけ北朝鮮、米国、日本の首席代表と会談している。
一方、北朝鮮の首席代表、金桂冠外務次官は米国や中国との協議後も北京にとどまっており、30日に北京入りする韓国の金本部長と協議する可能性がある。(共同)
146 :
日出づる処の名無し:2008/05/30(金) 22:31:29 ID:fNej+0u1
<北朝鮮>拉致被害者の情報提供求めるビラ風船非難
5月30日21時6分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000148-mai-int 北朝鮮国営の朝鮮中央放送は30日、日本の「特定失踪(しっそう)者問題調査会」などが先に、拉致被害者の情報提供を求める
ビラを風船で韓国から北朝鮮側に流したと述べ、「反共和国(反北朝鮮)圧殺策動の突撃隊として狂奔している日本反動らの無分別
な行為」と非難した。ラヂオプレス(東京)が報じた。
南北軍事実務会談の北朝鮮側代表は中止を要求する通知を韓国軍に送ったという。拉致問題をめぐる日本側の行動を北朝鮮軍
部が表だって批判するのは異例。【中国総局】
6カ国協議、再開時期は未定=米ロ首席代表が会談
5月30日21時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000178-jij-int 【モスクワ30日時事】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は30日、モスク
ワでロシア首席代表、ボロダフキン外務次官(アジア・太平洋地域担当)と会談した。会談後、ボロダフキン次官は同協議の再開時
期について「まだ言うのは早い」と述べ、具体的な見通しが立っていないことを示唆した。
ヒル次官補は、北朝鮮の核計画申告書の提出時期に関し、「具体的な日程を予想することはできない」と語った。また、申告内容
の検証を行う必要があるとし、北朝鮮が先に米側に提出した原子炉などの稼働記録について「検証に極めて有益だ。ただ、検証は
文書だけではなく、他の要素も絡んでくる」と述べ、慎重な姿勢を示した。
「核兵器は廃棄せず」と北朝鮮代表、米元特使に見解
5月30日23時12分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000057-yom-int 【ワシントン=貞広貴志】北朝鮮の核問題で、米国のジャック・プリチャード元朝鮮半島和平担当特使は29日、先月訪朝した際に6か国
協議の北朝鮮首席代表である金桂寛(キムケグァン)外務次官らが、核廃棄の対象について「プルトニウムの核施設に限られる。核分裂
物質や核兵器は含まれない」との見解を示していたことを明らかにした。ワシントンで開かれた討論会で発言した。
北朝鮮は、2005年9月の6か国協議で合意した共同声明では、「すべての核兵器と既存の核計画」の放棄で合意していた。金次官の
発言は、すでに保有していると見られる核兵器やウラン濃縮計画などについては核廃棄の対象外とするもので、北朝鮮が核全面廃棄を
拒否したことを意味する。また、元特使によると、北朝鮮側は「核廃棄は、軽水炉の建設と引き換え」との要求も明確にした。
一方、元特使は30日付米紙ワシントン・ポストのインタビューで、北朝鮮高官が「米国は、北朝鮮を核保有国として認めよ」と述べたこと
を明らかにした。
IAEA:シリアへ代表団派遣へ
http://mainichi.jp/select/world/news/20080601k0000m030043000c.html 【ウィーン中尾卓司】シリアが秘密裏にプルトニウム生産が可能な原子炉を建設していたとされる問題で、国際原子力機関(IAEA)
の代表団が近く、シリアを訪れる見通しとなった。IAEA協議筋によると、保障措置協定に基づく査察でなく、訪問の形にとどまるという。
シリア側と、今後の検証活動の進め方を協議するとみられる。
シリアは、イスラエルが核施設とみられる建物を空爆した昨年9月まで、この施設の建設や計画をIAEAに申告していなかった。米
政府によると空爆されたのは原子炉で、北朝鮮・寧辺(ニョンビョン)の黒鉛減速炉に酷似しているという。
今年4月、米政府の公表でシリアの核開発疑惑が明らかになった後、IAEAのエルバラダイ事務局長は「(米政府からもたらされた)
情報を深刻に受け止め、その真偽について調査する」と表明していた。
シリアへの代表団派遣の詳細は、2日からウィーンで始まるIAEA理事会で、エルバラダイ事務局長が説明する。
毎日新聞 2008年5月31日 19時59分
記事入力 : 2008/05/31 16:05:10
【コラム】米国で発見した日本の力量(上)
http://www.chosunonline.com/article/20080531000024 今年初め、韓国でかなり名前が知られた北東アジア専門家とワシントンで会った時のことだ。彼はインタビューの間、しきりに時計を
見ており、約束の時間が来る前に「次に会わなければならない客人がいる」と了解を求めてきた。
準備していた質問を聞き終えることなく、持ち物をまとめて部屋から出ると、彼の事務室の外で待っている日本人の姿が目に留まった。
記者の後方で秘書が米国に駐在するトヨタ自動車の中堅幹部だと紹介する声が聞こえた。日本政府だけでなく、民間企業も下支えす
る「日本式外交」の現場を目撃した瞬間だった。
普段は表面化しないが、必要なときには必ず発揮される米国内での日本の力を最近の北朝鮮核問題で実感することができた。
米朝交渉の進展ですぐにも実行されるかに見えた北朝鮮に対するテロ支援国指定解除が遅れた背景には、日本の外交力による役
割もあった。27日から北京でヒル米国務次官補と北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が会談した主要目的の一つは、日本人
拉致被害者15人に関するものだった。ヒル次官補もこの会談で日本人拉致被害者の問題が話し合われたことを隠そうとはしなかった。
日本政府はヒル・金桂寛会談の前に開かれた韓米日3カ国協議で韓国とは異なり、自国の拉致被害者問題に対する立場を明確にし
た。これまでの米国の立場通りに、拉致問題の解決なくして、北朝鮮が米国のテロ支援国リストから除外されてはならないとの主張だ。
日本が立場を再確認するのに前後して、米国内で日本を支持する発言が相次ぐことも偶然ではない。
>>153 【コラム】米国で発見した日本の力量(下)
http://www.chosunonline.com/article/20080531000025 ワシントンで国家政策センター(CNP)が主催したセミナーは、日本の立場を代弁する場だった。保守系シンクタンクの戦略国際問題
研究所(CSIS)で日本部長を務めているマイケル・グリーン元国家安全保障会議(NSC)上級アジア部長は「日米同盟の危機」に異例
の言及を行った。米国が日本の拉致被害者問題の解決がないまま、北朝鮮をテロ支援国リストから除外した場合、日米の同盟関係
が危機に直面するとの警告だった。スタンレー財団の日本専門家、マイケル・シファー氏もそれに同調した。これに先立ち、米議会は
テロ支援国問題に関し、日本の立場を考慮すべきとの決議を行った。
世界政治の中心地ワシントンの至るところで日本の力を発見して驚いた経験は一度や二度ではない。昨年、日本の駐米大使公邸
で開かれたレセプションに出席した時、先に向かわなければならなかったのは周辺にある教会の大型駐車場だった。日本大使館側
は会場から10分ほど離れた教会駐車場で安全検査を終えた上で、訪問客をシャトルバスで移動させた。北東アジア情勢と関連した
会議やセミナーで、安全保障問題とは直接利害関係のない日本の商社、銀行関係者と会ったこともたくさんある。
米国で日本が力を発揮できる状況は一朝一夕で生まれたものではない。現在米国で日本の立場を代弁する日本専門家は大半が
早期に発掘され、「管理」されているものだ。日本政府と民間企業は米国の有望な日本研究者が大学院生だったときからビジネスク
ラスの往復航空券を買い与え、研究費を支援してきた。
韓国の国益と関連した事案が米国で浮上したとき、日本専門家のように韓国の立場を代弁する専門家は果たして何人いるだろうか。
種をまいてこそ収穫が得られるのは国際関係も例外ではないのだが、韓国にはこうした関心がまだ不足しているようだ。
ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
関係改善の姿勢疑う 北朝鮮が米報告書非難
2008.5.31 22:56
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080531/kor0805312256004-n1.htm 北朝鮮の外務省報道官は31日、米国務省が発表した各国の自由と民主化状況に関する報告書で、北朝鮮の体制を「閉鎖的で高度に軍事化された独裁国家」と指摘したとして「許し難い挑発」と反発、「核問題の平和的解決や(米朝)関係改善を唱える米国
の姿勢が本心なのか疑わざるを得ない」と非難した。朝鮮中央通信を通じ述べた。
報道官はさらに「われわれは米国の動向を注視しており、われわれの社会主義制度を誹謗(ひぼう)するどのような試みに対しても、先軍(軍事優先)政治をさらに強化することで断固対応する」と述べた。(共同)
世界食糧計画、韓国に食糧難の北朝鮮の支援要請
2008.6.1 22:59
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080601/kor0806012301002-n1.htm 韓国統一省当局者は1日、世界食糧計画(WFP)が先月下旬、深刻な食糧難が伝えられる北朝鮮に対し緊急支援を行うよう韓国政府に要請したことを明らかにした。李明博政権になり中断していた食糧支援が近く再開される可能性が出てきた。
同当局者によると、先月中旬に北朝鮮がWFPに支援を要請。これを受け、WFPが5月26日付の書面で韓国に支援を求めた。具体的な支援規模などは示していないという。
韓国政府は当初、食糧支援には北朝鮮からの直接要請が必要との立場を強調していたが、最近徐々に態度を軟化。冷え込んでいる南北関係打開に向けた思惑もあるとみられ、同省高官は先月「WFPなどの要請があれば例年の水準で支援を検討できる」
と語っていた(共同)
北朝鮮、核物質37キロ抽出と認める 米紙報道
2008.6.1 22:56
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080601/amr0806012259011-n1.htm 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は5月31日、米政府当局者の話として、北朝鮮が核兵器の原料となるプルトニウムをこれまでに37キロ抽出したことを認めたと報じた。北朝鮮が米国に提出した原子炉の稼働記録などを分析した結果とみられる。
プルトニウム抽出量は6カ国協議合意に基づく北朝鮮による「すべての核計画申告」の最大の焦点。北朝鮮は昨年12月、米国に約30キロと説明しており、7キロ多い数値を示したことになる。
しかし、米側の推計では抽出量は最大約50キロで、依然として大きく食い違っている。同紙は、米情報機関の当初の推計が過大だったのではないかとの議論も起きていると指摘した(共同)
核疑惑のシリアに初の調査団 IAEA理事会
2008.6.2 22:14
ttp://sankei.jp.msn.com/world/mideast/080602/mds0806022213002-n1.htm 国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が2日、5日間の日程で本部ウィーンで開幕した。エルバラダイ事務局長は冒頭演説で、北朝鮮の協力による核開発疑惑が指摘されるシリアに対し、今月22〜24日に初のIAEA調査団を派遣する方針を表明した。
この疑惑をめぐっては、イスラエルが昨秋、シリアの砂漠地帯の建物を空爆。米政府は、この建物が北朝鮮の黒鉛減速炉に似た原子炉の施設であるとして、北朝鮮から極秘に技術協力を得ていたと非難している。
一方、イランが国連安全保障理事会の決議を無視して、ウラン濃縮活動を続けている件に関して、事務局長は「遺憾」の意を表明した。4度目の対イラン制裁に向けた本格論議が行われる見通しだ。(ミュンヘン 黒沢潤)
核開発疑惑のシリアに初調査 IAEA事務局長が表明
2008.6.2 23:42
ttp://sankei.jp.msn.com/world/mideast/080602/mds0806022342003-n1.htm 【ミュンヘン=黒沢潤】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が2日、5日間の日程で本部ウィーンで開幕した。エルバラダイ事務局長は冒頭演説で、北朝鮮の協力にもとづく核開発疑惑が指摘されるシリアに対し、今月22日から24日にかけて、IAEAの
調査団を派遣する方針を表明した。同疑惑をめぐって、調査団が同国に派遣されるのは初めてで、疑惑解明が進むかどうか注目される。
この疑惑をめぐっては、イスラエルが昨年9月、シリアの砂漠地帯にあった建物を空爆。米政府は、この建物が北朝鮮・寧辺の実験用黒鉛減速炉(5000キロワット)に酷似した原子炉の施設であるとして、シリアが北朝鮮から極秘に技術協力を得ていたと
非難していた。一方、シリアは「ばかげた主張」と疑惑を一(いつ)蹴(しゆう)した。
IAEAは当初、保障措置協定に基づき、査察要員の受け入れをシリア側に要求した。しかし、シリアは原子炉の建設計画はもともと存在しないと主張。このため、今回の派遣は保証措置協定に基づく査察ではなく、通常の「訪問」の形で入国することになりそ
うだ。これにより、核物質が放出されたかどうかを検知する環境サンプル用の機器は搬入されず、調査活動は核関連文書の解明や、核専門家への聞き取りが中心となる。
シリアが今回、調査団を受けれた背景には、空爆から半年以上もたち、原子炉とみられる施設が残存していないことから、「証拠」を突き付けられる恐れはないとの計算が働いている。
エルバラダイ事務局長はこうしたシリア側の姿勢に対し、冒頭演説で「(シリアには)申告の義務があった。シリアがこの問題で、完全な協力を行うことを期待する」と、異例の調子で訴えた。
事務局長はまた、IAEAがシリアに調査団を派遣する前にイスラエルが同施設を空爆し、「証拠」を消してしまったことに苦言を呈した。米国に対しても、IAEAに4月まで、同施設の情報を提供しなかったことを間接的に批判した。
事務局長は一方、国連安全保障理事会の決議を無視して、イランがウラン濃縮活動を続けていることに「遺憾」の意を表明した。イランは強硬姿勢を転換させる意思がなく、4度目の対イラン制裁に向けた本格的論議が行われるのは確実だ。
シリアは査察に協力を 米国務省報道官
2008.6.3 00:51
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080603/amr0806030051000-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】マコーマック米国務省報道官は2日、シリアが国際原子力機関(IAEA)の入国に同意したことについて、「IAEAはどこであれ行くことを認められるべきだ」と述べ、シリアに査察に全面的に協力するよう求めた。
11日にエネルギー部会開催 6カ国協議、板門店で
2008.6.3 22:13
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080603/kor0806032214001-n1.htm 韓国外交通商省は3日、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の「経済・エネルギー」作業部会(議長国・韓国)の首席代表会合を、11日に板門店の韓国側区域で開くと発表した。
これに先立ち、5日に板門店で韓国と北朝鮮による事前協議、10日にはソウルで北朝鮮を除く5カ国代表による協議を開く。
北朝鮮は他国からの経済支援の遅れなどを問題視しており、「すべての核計画申告」をめぐる米朝間の調整が続く中、北朝鮮に対し見返り支援の着実な実行を示す狙いがあるとみられる。(共同)
韓国・李政権、対北食糧支援を初表明…トウモロコシ5万トン
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080604-OYT1T00803.htm 【ソウル=浅野好春】韓国の金夏中(キムハジュン)統一相は4日、ソウルで記者会見し、北朝鮮に対してトウモロコシ5万トンを支援する用意があると表明するとともに、支援実施のための南北協議開催を提案した。
李明博(イミョンバク)政権が対北食糧支援の意思を明らかにしたのは初めて。
今回の提案は、人道支援については引き続き実施するとの李政権の基本政策に基づくものだ。
ただ、金統一相によると、5万トンのトウモロコシ提供は盧武鉉(ノムヒョン)前政権下の昨年12月に南北で合意されていた。韓国側が5月、南北赤十字チャンネルを通じてこの合意履行のための南北協議開催を提案したが、北朝鮮側は現在まで明確な回答
を示さないため、一方的な支援の用意を呼びかけることにしたという。
このため、実際に支援が実施されるかどうかは不透明だが、金統一相は、北朝鮮がなお反応を示さない場合、世界食糧計画(WFP)など国際機関を通じた支援を検討していく方針も示した。
(2008年6月4日20時26分 読売新聞)
故金主席の主治医が死去
2008.6.4 23:48
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080604/kor0806042348004-n1.htm 北朝鮮の朝鮮中央放送は4日、国家科学院の楊ヒョンマン博士が3日、85歳で死去したと報じた。また、朝鮮中央通信は金正日総書記が楊氏の霊前に花輪を送ったと伝えた。韓国の聯合ニュースは、楊氏は楊亨燮最高人民会議常任副委員長の兄で、故
金日成主席の主治医だったとしている。(共同)
中国の脱北者対応を非難 米、人身売買報告書で
2008.6.5 10:13
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080605/amr0806051013011-n1.htm 米国務省は4日、世界各国での強制労働や売春を目的とした人身売買に関する年次報告書を公表し、中国で北朝鮮脱出住民(脱北者)が人身売買の対象となり、中国当局が脱北者を北朝鮮に強制送還している実態も依然として続いていると非難した。
報告書は米国を除く各国を4段階に格付けしており、米国から経済制裁を受ける可能性がある最低ランクには北朝鮮やイランなど14カ国を列挙。主要国(G8)中、最高ランクに分類されていないのは、上から2番目のランクの日本と下から2番目のランクの
ロシアだけとなっている。
中国については、脱北者を「出稼ぎ労働者」としかみなさず、見つけた場合には事情を考慮せず北朝鮮に送還していると指摘。また中国国内で児童労働が依然として顕著な問題として残っていると指摘した。(共同)
見返り支援で南北協議 6カ国作業部会前に調整
2008.6.5 12:25
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080605/kor0806051049001-n1.htm 6カ国協議合意に基づく北朝鮮への見返り支援を話し合う南北の実務協議が5日、板門店で開かれた。11日に同じく板門店で開催予定の「経済・エネルギー協力」作業部会(議長国・韓国)を前に議題などを調整。
韓国の黄浚局・外交通商省北朝鮮核外交企画室長は冒頭「(北朝鮮の)要請事項を詳しく聞き、今後の会議に反映させたい」とあいさつした。
これに対し、北朝鮮代表の玄鶴峰・米州局副局長は「(核施設)無能力化が80%以上進んでいるのに、エネルギー協力事業は非常に遅れている」と不満を表明し、支援のペースを上げるよう要求した。
北朝鮮は李明博政権の対北朝鮮政策に反発し、韓国政府当局との対話を中断しているが、6カ国協議の枠組み内では南北接触に応じている。(共同)
国際機関が北朝鮮入りへ 食糧事情で来週
2008.6.5 11:54
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080605/kor0806051156002-n1.htm 聯合ニュースは5日、世界食糧計画(WFP)と国連食糧農業機関(FAO)の担当者が来週初めに北朝鮮を訪問し、食糧事情に関する現地調査と支援方法の打ち合わせを行うと報じた。消息筋の話としている。
担当者らは約1週間滞在し、米国などがWFPを通じて行うと表明している支援に関し、対象地域や方法などを詰める。(共同)
シリア以外への核協力なし 北朝鮮拡散活動で米長官
2008.6.5 11:57
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080605/kor0806051159003-n1.htm アジア歴訪中のゲーツ米国防長官は3日、北朝鮮の核拡散活動について「(シリア以外の)別の国に核協力を行ったとの証拠を見聞きしたことはない」と述べた。4日付の米保守系紙ウォールストリート・ジャーナルが伝えた。
米政府は4月、イスラエルの空爆で破壊されたシリアの原子炉建設を北朝鮮がひそかに支援していたと発表、北朝鮮・寧辺の実験用黒鉛減速炉と酷似したシリアの原子炉の画像などを公開した。
シリアはイランと近い関係にあることから、米国の核専門家の間ではイランへの核協力の疑いもささやかれていたが、ゲーツ長官は拡散活動は限定的だったとの見解を示した。(共同)
北朝鮮外相、越訪問へ 金総書記の訪問も協議か
2008.6.5 19:01
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080605/kor0806051902005-n1.htm 北朝鮮の朴宜春外相が今月末から7月上旬にかけてベトナムを訪問する方向で両国が調整を進めていることが5日、分かった。複数のベトナム政府関係者が明らかにした。北朝鮮の金正日総書記のベトナム訪問に向けた協議が行われる可能性がある。
関係者によると、朴外相は金総書記の親書をベトナムの最高指導者ノン・ドク・マイン共産党書記長に手渡す予定。金総書記のベトナム訪問をめぐっては、北朝鮮先遣隊のベトナム訪問が4月中旬にキャンセルされて以来、動きが止まっており、朴外相の
ベトナム訪問を機に再び動きだす可能性もある。
金総書記は1997年の総書記就任以降、隣国のロシアと中国しか外国を訪問していないが、昨年10月に北朝鮮を訪問したマイン書記長の訪問招請に対し、前向きな姿勢を示したとされる。(共同)
中国国家副主席が北朝鮮訪問へ
2008.6.5 20:36
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080605/kor0806052035006-n1.htm 【北京=矢板明夫】中国外務省の秦剛報道官は5日の定例会見で、習近平国家副主席が17日から19日まで北朝鮮を公式訪問すると発表した。「北朝鮮の主要な指導者と朝鮮半島の核問題を含む諸問題について意見を交換し、中朝両国の伝統的な友好
関係をさらに発展させたい」ことが訪問の目的だと説明している。中国の指導者が北朝鮮を公式訪問するのは2005年10月の胡錦濤国家主席以来、2年8カ月ぶり。
訪朝中、習氏は金正日総書記と会談するとみられる。昨年秋の党大会で政治局常務委入りを果たし、「ポスト胡錦濤」の地位を固めつつある習氏が3月の国家副主席就任後、初の外遊先に北朝鮮を選んだ理由は、中国の北朝鮮重視を改めてアピールする
ほか、両国間で伝統となっている後継者人事決定後の自己紹介を兼ねた「顔合わせ」の意味もある。
1989年に共産党総書記に就任した江沢民前国家主席の最初の訪問先も北朝鮮だった。胡錦濤国家主席もトウ小平氏から「ポスト江沢民」の指名を受け、政治局常務委入りした翌年の93年夏に北朝鮮を訪れている。
今回、習氏訪朝のもう一つの目的は、5月末に訪中した韓国の李明博大統領と合意した「戦略的協力パートナー」という新しい中韓関係について、北朝鮮側に説明することにあるとみられる。中国と韓国が近年、外交と安全保障分野での協力を強化しているこ
とに、北朝鮮側が不信感を募らせているとの指摘もある。習氏は訪問を通じて、こうした不信感の払拭(ふっしょく)に務めることになりそうだ。
習氏は北朝鮮訪問後、モンゴル、サウジアラビア、カタール、イエメンも歴訪する。
(トウ=登におおざと)
163 :
四川省:2008/06/06(金) 04:56:43 ID:2pOQWy8A
あす日朝非公式協議=北京で−政府発表
6月6日11時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000060-jij-pol 政府は6日午前、日本と北朝鮮の非公式協議が7日午後に北京の日本大使館で開催されると発表した。日本から斎木昭隆外務省
アジア大洋州局長、北朝鮮からは宋日昊・日朝国交正常化交渉担当大使がそれぞれ出席する。日朝の非公式協議は昨年11月以
来。日朝国交正常化作業部会の再開に向けた予備的な協議で、今後、日本人拉致問題などで北朝鮮側がどこまで前向きな対応を
示すかが焦点となる。
町村信孝官房長官は6日午前の記者会見で「比較的短時間の意見交換を想定しており、(日朝関係の)現状の確認と今後の対応
について意見交換する。公式な協議でもないので、(拉致問題について)そこまで突っ込んだ話になるかどうか(不透明だ)」と述べた。
拉致問題進展が焦点=7日に日朝非公式協議
6月6日19時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000151-jij-pol 日本と北朝鮮の実務者による非公式協議が7日午後、北京で開催される。日本人拉致問題や日航機「よど号」乗っ取り事件の実行
犯の扱いなどが議題となる見通し。日本としては、国交正常化作業部会など公式協議の再開で合意し、拉致問題進展の具体的な道
筋を付けたい考えだ。
今回の協議は北京の日本大使館で開かれる。日本側は斎木昭隆外務省アジア大洋州局長、北朝鮮側は宋日昊・国交正常化交渉
担当大使がそれぞれ出席する。
李大統領「北朝鮮は人道問題に積極協力すべき」
6月6日11時59分配信 YONHAP NEWS
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000018-yonh-kr 【ソウル6日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は6日に国立顕忠院で行われた第53回顕忠日追悼式に出席し、あいさつを通じ
「韓国軍捕虜と離散家族問題、拉致被害者問題はまだ解決していない」とし、北朝鮮に対し人道主義的次元での問題に積極的
に協力するよう求めた。すでに韓国軍捕虜と離散家族第1世代は70〜80代になったとし、そうした人たちが別れた家族と自由に
往来し夢に見た故郷に戻れるよう、政府は熱意と誠意を尽くすと強調した。
李大統領は、南北は真心と互恵をもって「宣言の時代」を越え「実践の時代」に進むべきだとし、南北が真に和解し協力しなが
ら、朝鮮半島の平和と共同繁栄、統一に向け力を入れるときだと主張した。南北はこれまで対話と交流協力を続け、満足いく水
準ではなくとも相当の進展があったとの考えを示し、「わたしは北朝鮮が非核化に向け国際社会と協力することを肯定的に評価
する。現在進行中または今後推進する交流と協力事業において、南北間の真摯(しんし)な対話が必要だ」と訴えた。
こうした発言は、韓国軍捕虜問題など人道的問題に対する北朝鮮の認識転換を求め、新政権発足以来、中断している南北間
対話の必要性を重ねて提起したものと分析される。
また李大統領は、殉国先烈と国家有功者の貢献をたたえ尊敬することは国の重要な責務だとし、政府はその犠牲と苦痛を忘
れないと強調した。朝鮮戦争戦死者遺骨発掘事業も活性化する考えを示し、国のために犠牲となった人々は国が責任を負うと
いう国家無限責任意思を必ず実践すると誓った。
李大統領は、韓国の近・現代史は、数多くの逆境と挫折のなかでも絶えず挑戦を続け、痛みと戦争の惨状を乗り越え世界10位
圏内の経済大国を作るとともに、民主主義を根付かせ成熟させた「希望の歴史」だったとし、今後は皆で、先進一流国家に向けた
「成功の歴史」を作っていこうと呼びかけた。
韓国大統領、6か国協議「近く再開」と見通し
6月6日19時20分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000047-yom-int 【ソウル=浅野好春】韓国の李明博(イミョンバク)大統領は6日、ソウル市内で演説し、「最近、北朝鮮核問題が少し進展をみせ
ている」と述べ、「6か国協議が近く開かれるとみられる」との認識を示した。
6か国協議は6月中に再開されるとの観測が強まっているが、李大統領が具体的見通しに言及したのは初めて。
李大統領はその上で、北朝鮮に「人道問題に積極的に協力するよう求める」として、南北離散家族の自由往来、韓国人拉致被
害者や北朝鮮に抑留されたままの韓国軍捕虜の帰還を早期に実現するよう呼びかけた。
ただ、北朝鮮は、対北融和政策を転換して核問題解決と南北関係発展を連携させている李政権への非難を強めてきており、
李大統領の呼びかけに応じる可能性は低いとみられる。
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短距離ミサイル迎撃試験成功=スカッドなど想定−米海軍
6月6日11時2分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000062-jij-int 【ワシントン5日時事】米国防総省のミサイル防衛局は5日、ハワイ沖で米海軍イージス艦「レイクエリー」が海上配備型迎撃ミサ
イル(SM2)による弾道ミサイル迎撃試験を行い、成功したと発表した。試験は北朝鮮のスカッドミサイルのような短距離弾道ミサ
イルの撃墜を想定して実施された。
同局によると、試験はハワイ・カウアイ島沖で行われ、レイクエリーが2発のSM2を発射。高度約19キロの大気圏内で、落下段階
に入った標的に命中させた。イージス艦による落下段階の弾道ミサイル迎撃の成功は2回目。
米朝協議 10日に開催
2008.6.7 08:48
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080607/amr0806070848005-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】マコーマック米国務省報道官は6日の記者会見で、ソン・キム同省朝鮮部長が10日に北朝鮮を訪問し、寧辺の核施設を当面使えなくする無能力化の完了に向けて、北朝鮮側と協議すると発表した。
昨年10月の核問題をめぐる6カ国協議の合意では、無能力化を昨年末までに終えることになっていたが、北朝鮮は重油供給の遅れを理由にして、意図的にペースを遅らせていた。
同報道官によると、全11工程のうち8工程まで終わっている。キム部長は11日までの滞在中、全工程の完了に向けて、残り3工程の作業日程について話し合う。
同時に、無能力化の「象徴」として、核施設の冷却塔を爆破する時期や手順についても協議する。米政府は冷却塔から蒸気が噴出しているのを偵察衛星からみることで、原子炉の稼働を確認する手段としていた。
キム部長は韓国経由で訪朝する予定で、訪朝に先立って、9日に韓国政府当局者らと会談する。
北朝鮮大使が北京入り
2008.6.7 12:23
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080607/kor0806071224001-n1.htm 北京で行われる日本との実務者協議に出席するため、北朝鮮外務省の宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使が7日午前、空路北京入りした。
宋大使は北京国際空港で記者団に対し「協議の議題などについては日本側が(午後に)到着してから調整する」とだけ話し、北朝鮮の具体的な立場については触れなかった。(共同)
北朝鮮のテロ支援国家指定解除に警鐘 米議会調査局報告 (1/2ページ)
2008.6.7 18:19
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080607/kor0806071819002-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】米議会調査局(CRS)は7日までに、米政府による北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除問題について報告を発表し、「日米関係に悪影響を与えるとともに、中東のテロ組織への北朝鮮の支援継続あるいは拡大を招く可能性がある」
と警鐘を鳴らした。
報告は、日本人拉致事件の実質的な進展なしに指定解除することは、「短期的に日米関係を損ねることになる」と、日本政府当局者が警告していることを紹介。長期的にも、指定解除が日本政府の在日米軍に対する政策や、テロ組織に対する米軍の活動へ
の支援に影響が出る可能性があるとの見方を示した。
米政府は拉致被害者家族会などからの働きかけもあり、2003年版の国際テロ年次報告書(04年4月公表)から、日本人拉致事件を指定要因の1つとして挙げるようになった。ただ、報告によると、米政府は指定解除と拉致事件は関係ないとの立場をとるよう
になっている。
(2/2ページ)
また、北朝鮮がレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラや、スリランカの反政府武装組織、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)に武器を供与するなど支援しているとの情報があると指摘。米政府がテロ支援組織と指定するイランの革命防衛隊と北朝鮮との
協力関係にも触れている。具体的には、ヒズボラ支援での調整と弾道ミサイル開発での協力を挙げた。北朝鮮が革命防衛隊や他の機関と核兵器開発で協力しているとの情報にも言及した。
米国務省は北朝鮮が「少なくとも(大韓航空機爆破事件のあった)1987年以来、テロ行為に関与していない」(マコーマック報道官)との見解に立っているが、報告は説明に疑問を投げかけた。
「中東での活動を継続しているなか、解除することは、米国の政策上の手段としてのテロ支援国家指定の信頼性を損ねるのではないだろうか」と指摘した。
米政府は指定解除にあたって、解除から45日以内に議会に通知する必要がある。議会が解除に反対する場合は、反対法案を成立させなければならないが、大統領は拒否権を行使できる。
脱北女性、朝鮮総連を提訴へ…帰還事業で「虚偽の説明」
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080608-OYT1T00049.htm?from=main1 帰還事業で北朝鮮に渡り、強制収容所に入れられるなど肉体的・精神的苦痛を受けたのは事業を支援した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に責任があるとして、日本に脱出した女性が近く朝鮮総連を相手取って慰謝料など約1100万円の損害賠償を求
める訴訟を東京地裁に起こすことがわかった。
このほか数人の脱北者も同様の訴えを起こす方向で検討している。国内には脱北者約170人が暮らすが、日本に住む脱北者が帰還事業を巡って訴訟を起こすのは初めて。
帰還事業を巡っては、2001年6月に、韓国に住む男性が朝鮮総連を相手取り、損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたが、脱北から約40年がすぎていたため「賠償請求権が消滅している」として請求を棄却(確定)されている。朝鮮総連は「帰還事業
の主体は日本政府とその委託を受けた日本赤十字社」などと反論していた。
今回提訴するのは05年に脱北した大阪府内に住む40歳代の女性(現韓国籍)。
訴状などによると、女性は63年、在日朝鮮人の両親らと帰還事業で北朝鮮に渡ったが、衣食住にも困る生活を送った末、家族が強制収容所に入れられ、女性も00年に脱北を試みて失敗、収容所で拷問を受けた。
女性側は「朝鮮総連は北朝鮮の惨状について説明すべき義務があったのに、『地上の楽園』などと虚偽の説明をして送り出し、人生をめちゃくちゃにした」と主張している。
民法では、不法行為による損害賠償請求権は、損害及び加害者を知った時から3年間行使しないと時効によって消滅すると定めているが、原告側は「訴えることが不可能な北朝鮮から帰国して3年以内の提訴なので、時効にはあたらない」としている。
朝鮮総連は、法人格を持たない「権利能力なき社団」だが、訴訟の当事者となることはできる。
(2008年6月8日03時06分 読売新聞)
要するに、先に行う米朝での奇跡を夢見てるんだろ北は
173 :
日出づる処の名無し:2008/06/08(日) 13:46:52 ID:jHKUDNeI
辛坊:来週十中八九ここに(たかじんのそこまで言って委員会)横田めぐみさんのお父さんとお母さんがお越しになります
175 :
日出づる処の名無し:2008/06/08(日) 18:35:40 ID:HrF4c30p
┏冥王星人規制━総務省━外務省━法務省━公安調査庁
┃ ┃ ┃【しぃ虐待】
警察軍・政府軍━━通信傍受法━━警 察. ┃ ┃【政府・警察番組】
┃ ┃ ┃ ┃
【家 族 会】━━個人情報公開━━ 死刑賛成 ┃ ┃
┃ ┃ ┏━┓ .┃ ┃ .┃ ┃ ┃
┃ ┗━━━┫見┣━━━┛ ┃ .┃ ┃ ┃
AA職人━━━━━┫世┃ ┃ ..┃ ┃ ┃
┃ ┃物┣━━アンチ2ch .┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
韓国叩き ┃ ┣━━2ch関連サイト消滅┛ ┃
┃ ┃小┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┏━┫屋┣━━ 職業右翼 ┃ 破防法適用
ばぐ太 地方叩き ┗┳┛ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗Support Desk━削ジェンヌ━玲奈━2ch━ゴミ漁り
拉致救出集会、福島市で開催
2008.6.8 18:29
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080608/kor0806081830001-n1.htm 北朝鮮による拉致問題の解決を目指す「北朝鮮に拉致された日本人を必ず救出する国民大集会INふくしま」(政府拉致問題対策本部、福島県など共催)が8日、福島市の福島市公会堂で開かれた。政府と自治体の共催で拉致集会が開かれるのは初めて。
福島を皮切りに、今後は岩手や愛媛、埼玉など各県での開催が予定されている。
集会には市民ら約1200人のほか、拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表、拉致議連会長の平沼赳夫衆院議員、中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)らが参加した。
飯塚代表は「拉致問題解決のためには、こうした集会を通して、日本中が怒っているというメッセージを北朝鮮に伝えることが重要」と話した。
中山首相補佐官は「日本が拉致被害者を見捨てない国であるためにも、皆様の支援が必要」と述べ、国民の理解を訴えた。
集会は参加者全員で唱歌「故郷」を合唱し、閉会した。次回は6月21日、盛岡市で開催される。
北朝鮮、核放棄に応じない姿勢…6か国協議に向け強硬姿勢
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080609-OYT1T00366.htm 【ソウル=浅野好春】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の人民軍板門店代表部報道官は9日の談話で、「我が軍は、自らの核抑止力を放棄して徒手空拳のまま情勢を傍観しているわけにはいかない」と核兵器保有を続ける方針を示唆した。
談話は、3日の米韓国防相会談で在韓米軍削減凍結を確認したことを非難する形をとっているが、実際には、6月中にも再開される見通しの6か国協議に向け、核の完全放棄には当面応じない姿勢を示す狙いがあるとみられる。
談話は「今日の現実は人民軍に対し、朝鮮半島『非核化』の美名のもとに我々の核抑止力を除去し、武装解除しようという米国とその追従勢力の策動に強力な対応措置を取るよう要求している」とした上で、「人民軍はあらゆる戦争抑止力を一層強化する道
を選ばざるを得なくなろう」と警告した。
(2008年6月9日19時38分 読売新聞)
33年ぶりに北朝鮮を脱出 韓国人拉致被害者、中国に
2008.6.9 21:25
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080609/kor0806092125004-n1.htm 1975年8月に韓国沿岸の日本海で、漁船で操業中に北朝鮮に拿捕(だほ)、拉致された韓国人の元船員、尹宗洙さん(66)が5月7日、約33年ぶりに自力で北朝鮮を脱出、中国国内の韓国政府公館で保護されていることが9日、分かった。尹さんの脱北
を支援した韓国の「拉北者家族会」(崔成竜代表)が明らかにした。
北朝鮮による韓国人拉致被害者は現在約480人が未帰還で、脱北した被害者は尹さんが8人目とされる。
崔代表によると、尹さんは北朝鮮抑留中に元在日朝鮮人の女性(66)と結婚。妻と娘(27)と一緒に脱出を図ったが妻子は失敗し、北朝鮮当局に逮捕されたという。
尹さんの兄弟と崔代表は9日、尹さんの妻子を韓国に送るよう、北朝鮮に要求することを韓国政府に求めた。(共同)
シーファー駐日米大使 北に核保有の余地は残さない
2008.6.9 23:40
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080609/amr0806092339009-n1.htm シーファー駐日米大使は9日開かれた日本人記者との懇談で、ヤマ場を迎えた北朝鮮の核申告問題に関連して「北朝鮮に核保有の余地を残すような部分的解決を米政府が受け入れることはあり得ない。ブッシュ大統領の立場は北朝鮮が核を全面廃棄し、
朝鮮半島を非核化することだ」と言明した。この問題では、北朝鮮のあいまいな核申告の見返りに米政府がテロ支援国指定解除に踏み切る可能性が指摘されているが、シーファー大使はそうした観測を否定した。
在日米軍再編に関する日米合意の中で普天間飛行場移設計画が大幅に遅れている問題では、「米軍再編を必要とする機運が失われたとすれば心配だ」と指摘。21世紀にふさわしい日米同盟の近代化と沖縄の基地負担軽減のために、大きな見地に立って
「速やかに再編プロセスを進めるべきだ」と日本側に催促した。
一方、2大政党候補が確定した米大統領選についてシーファー大使は「世界的に国際秩序のあり方の再定義が問われており、中道左派対中道右派の哲学的違いが重要になる。きわめて接近した激戦になると思う」との見通しを示した。
北、未使用核燃料棒の買い取り案に慎重姿勢
2008.6.10 09:49
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080610/kor0806100949000-n1.htm 韓国政府が先月、北朝鮮が保有する未使用核燃料棒の買い取りを打診したのに対し、6カ国協議の北朝鮮首席代表、金桂寛外務次官が「まだ本格的に話す時期ではない」と慎重姿勢を示し、米国によるテロ支援国家指定解除が先決だと主張していたことが
10日、分かった。協議筋が明らかにした。
北朝鮮が保有する未使用核燃料棒の正確な本数は不明。原子炉で使用後、再処理すれば核兵器の原料となるプルトニウムの抽出が可能になるため、「無能力化」の対象となっているが、手付かずの状態だ。
米国務省のソン・キム朝鮮部長は10日、無能力化に関する米朝実務者協議のため板門店経由で陸路、訪朝。燃料棒の扱いに加え、米国が無能力化進展を対外的に宣伝するために求めている核施設の冷却塔爆破の手順などが話し合われる見通し。(共同)
北東アジア安保機構を提唱 米長官、6カ国協議基に
2008.6.10 18:19
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080610/amr0806101820013-n1.htm ライス米国務長官は10日までに、外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」最新号に「米国の新たな現実主義」と題する論文を寄稿し、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議を基にした北東アジアの地域安全保障に関する新たな枠組み「北東アジア平和安全保
障機構」の創設を提唱した。
2005年9月の6カ国協議共同声明には「北東アジア地域の安全保障面の協力を促進する方策」を探ると明記されている。関係国の間では6カ国協議を基に、将来的には安全保障問題全般を協議する枠組みをつくる「一定の理解」(協議筋)はあるが、名称な
ど具体案は決まっていない。
ライス長官は論文で、6カ国協議が朝鮮半島の非核化に向けた「協力と連携の好機」になったとした上で「各国がこの協力を組織化させたいと考えている」と指摘。「『北東アジア平和安全保障機構』の設立は、この地域の安全保障フォーラムへの第一歩とな
る」と意義を強調した。(共同)
金正日総書記、軍公演を観覧
2008.6.10 23:53
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080610/kor0806102354004-n1.htm 北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、金正日総書記が朝鮮人民軍の軍人家族による芸術公演を観覧したと報じた。観覧日や場所は伝えなかった。
軍の金格植総参謀長、朝鮮労働党の金仲麟、金己男の両書記らが同席した。
金総書記の活動報道は9日の軍部隊視察に続き2日連続。(共同)
「やがて帰る日が必ず来る」 石原知事、拉致被害者にメッセージ
2008.6.11 17:36
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080611/kor0806111735002-n1.htm 東京都の石原慎太郎知事は11日、北朝鮮による拉致被害者を調べている「特定失踪(しっそう)者問題調査会」の北朝鮮向け短波ラジオ放送「しおかぜ」のスタジオを訪れ、拉致被害者へのメッセージを収録。「決して私たちはあなた方を忘れてはいない。
やがて帰る日が必ず来る」と呼びかけた。収録したメッセージの第1回放送日は15日午前5時半で、その後は約1カ月間、毎週末に再放送される。
日朝協議がスタート
2008.6.11 18:50
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080611/amr0806111851012-n1.htm 【北京=矢板明夫】日本と北朝鮮の公式実務者協議は11日午後、北京の北朝鮮大使館で行われた。昨年9月にモンゴルのウランバートルで開かれて以来、約9カ月ぶりとなった両国の公式協議には、日本の斎木昭隆外務省アジア大洋州局長と北朝鮮
の宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使がそれぞれ出席、拉致問題や北朝鮮の核問題などについて協議したとみられる。
北朝鮮側はこれまで、日本との対話に消極的な姿勢を示してきたが、先月末、北京で行われた米朝協議で、米国側から「日朝関係の進展がなければ、6カ国協議全体の進展やテロ支援国指定解除にも悪影響を及ぼす」と北朝鮮側に対し強く促した結果、
北朝鮮が協議に応じた形となった。
斎木局長は11日午前、北京入りに先立ち、成田空港で記者団に対し「北朝鮮側も拉致問題の解決に向けて進展を図るべく大きな決断をして、具体的な行動、提案の形で示してもらいたい」と述べた。
協議は12日まで。日航機「よど号」乗っ取り事件の実行犯の扱い問題や、歴史問題の清算も議題となるとみられる。
米朝鮮部長が訪朝終了 冷却塔爆破手順など協議
2008.6.11 19:32
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080611/amr0806111933013-n1.htm 北朝鮮の核施設無能力化などに関する米朝実務者協議のため平壌を訪問していたソン・キム米国務省朝鮮部長が11日午後、板門店経由で陸路、韓国に戻った。在韓米大使館が明らかにした。12日に帰国する予定。
実務者協議では、米国が無能力化進展を対外的に宣伝するために求めている核施設の冷却塔爆破の手順や、手付かずになっている未使用核燃料棒の扱いなどが話し合われたとみられる。(共同)
拉致問題回答は12日 日朝協議で北朝鮮
2008.6.11 20:16
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080611/kor0806112019005-n1.htm 日本と北朝鮮の公式実務者協議が11日午後、北京の北朝鮮大使館で行われた。昨年9月にモンゴルのウランバートルで開かれて以来、約9カ月ぶりとなった両国の公式協議には、日本の斎木昭隆外務省アジア大洋州局長と北朝鮮の宋日昊・朝日国交
正常化交渉担当大使がそれぞれ出席した。
協議は午後3時(日本時間同4時)に始まり、約2時間半行われた。
斎木局長は協議終了後、双方は日朝関係の現状などについて協議し、「平壌宣言にのっとって日朝関係の前進を図ることが必要」との認識で意見が一致したと述べた。
斎木局長はまた、日本が最重要事項としている「拉致問題」についての政府の見解を改めて説明、日航機「よど号」乗っ取り事件についても言及し、実行犯を日本に引き渡すよう北朝鮮側に求めたという。
これに対し、宋大使はメモを取りながら聞いていたが、意見は述べず、「12日午前に行われる協議でこれらの問題について北朝鮮側の見解を説明したい」と回答したという。
最終日となる12日の協議では、歴史の清算問題も議題になるという。(北京 矢板明夫)
北朝鮮核施設に日本製真空ポンプ、台湾経由で不正輸出か
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080611-OYT1T01052.htm?from=top 北朝鮮の核関連施設に対し国際原子力機関(IAEA)が2007年に行った査察で、ウラン濃縮装置に転用された日本製の真空ポンプが発見されていたことがわかった。
IAEAから日本政府への通報を受け、神奈川県警は今月上旬、ポンプ製造元の機械装置メーカー「東京真空」(神奈川県相模原市)と、輸出入代行業「ナカノ・コーポレイション」(東京都港区)の本社など5か所を外為法違反(無許可輸出)容疑で捜索した。
警察当局はポンプの輸出先の台湾に捜査員を派遣、北朝鮮ルートの解明に乗り出した。北朝鮮へのIAEA査察で日本製部品の転用が明らかになるのは初めて。
捜査関係者によると、真空ポンプは昨年7月、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)などの核施設に入ったIAEAの査察官チームが見つけた。査察は、北朝鮮の核問題を巡る6か国協議で合意した核施設の停止・封印など「初期段階措置」の履行を検証するために
実施された。
警察当局は、台湾の捜査当局の協力を得て、過去の輸出記録などを調べた結果、ポンプが台湾から北朝鮮に輸出されていた疑いが強いと判断した。
捜査関係者によると、捜索容疑は、2社が経済産業省の許可を受けず、核兵器など大量破壊兵器に転用可能な資材の輸出について経産省が定める輸出貿易管理令「リスト規制」に該当する真空ポンプを、輸出した疑い。真空ポンプは濃縮の効率を上げ
るため遠心分離装置内を真空にするのに利用でき、規制対象となっている。
ナカノ・コーポレイションによると、真空ポンプ10台は03年夏、計約50万円で台北の商社に輸出した。
県警の調べに対し、2社はいずれも「核施設に転用されるものとは知らなかった」と説明している。
読売新聞の取材に、東京真空は「社長が体調不良で答えられない」としている。ナカノ・コーポレイションは「捜索を受けたことは事実」とした上で、「メーカーからは外為法に『非該当』と説明を受けている。北朝鮮との取引や関係は一切ない」と話している。
(2008年6月12日03時03分 読売新聞)
保証なければ非核化困難 エネルギー支援で北朝鮮
2008.6.12 13:22
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080612/kor0806121321002-n1.htm 韓国の黄浚局・外交通商省北朝鮮核外交企画室長は12日、記者会見し、北朝鮮が11日の6カ国協議「経済・エネルギー協力」作業部会で、見返り支援の確実な保証がなければ今後、同協議を通じた非核化プロセスに協力するのは難しいと主張したこと
を明らかにした。
核施設無能力化と核計画申告に対する重油100万トン相当の見返り支援はこれまでに4割弱が実施された。
北朝鮮は作業部会で残りの支援分について具体的な供給計画を立てるよう要求。北朝鮮以外の5カ国は支援加速化の必要では一致したが、日本が支援参加を見送っているため、今後の進め方についておおまかな方向を定めるにとどまったという。(共同)
「南北首脳会談の見返りに北は1600億円要求してきた」金大中元大統領の側近
2008.6.12 13:32
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080612/kor0806121336003-n1.htm 韓国の聯合ニュースによると、金大中元大統領の大統領秘書室長を務めた朴智元氏は11日の講演で、北朝鮮が2000年6月の第1回南北首脳会談開催の見返りとして韓国側に当初、現金15億ドル(約1600億円)を要求していたと明らかにした。
同首脳会談をめぐっては韓国政府と現代グループが計5億ドルの秘密資金を北朝鮮に送金していたことが03年に発覚。特別検察が朴氏ら大統領側近を逮捕、起訴した。
朴氏によると、北朝鮮の宋浩京・朝鮮アジア太平洋平和委員会副委員長(故人)が2000年3月の秘密接触で15億ドルを要求したが、朴氏は拒否。その後の交渉で5億ドルに落ち着いたという。(共同)
北の核施設で日本製ポンプ 「コメントしない」とIAEA報道官
2008.6.12 23:37
ttp://sankei.jp.msn.com/world/mideast/080612/mds0806122336000-n1.htm 北朝鮮の核関連施設で日本製の真空ポンプが見つかったとされる事件で、国際原子力機関(IAEA)の報道官は12日「IAEAは加盟国の警察当局の捜査活動にコメントしない」と述べた。
IAEAに近い国連筋は、ポンプがウラン濃縮装置に転用されていたとの一部報道について「IAEAは確認していない」としている。(共同)
米朝、来週以降も協議 核施設無能力化
2008.6.13 01:48
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080613/amr0806130149003-n1.htm 北朝鮮の寧辺の核施設無能力化について詰めの協議を行うため訪朝したソン・キム米国務省朝鮮部長は12日、協議について「詳細にわたり、実のある話し合いを行った」と評価したが、来週以降、ニューヨークの北朝鮮国連代表部を通じてさらに協議を行う
必要性があるとも述べた。ワシントン郊外の空港で記者団に語った。
キム部長は、今回の協議でテロ支援国家指定解除問題にも触れたとする一方で、大半の時間が無能力化の協議に費やされたことを明らかにした。無能力化作業の今後のスケジュールについても充実した協議が行われたと強調したが、完了時期については
「明示するのは時期尚早だ」と述べるにとどめた。(共同)
北朝鮮、イランに核技術者派遣 プルトニウム分離支援か (1/2ページ)
2008.6.13 01:53
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080613/kor0806130154000-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮がイランのプルトニウムによる核開発に協力するため、同国に複数の核技術者を派遣したことが分かった。朝鮮半島情勢に詳しい情報筋が12日までに明らかにした。北朝鮮はこれまで核拡散を否定し続けており、近く核問題
をめぐる6カ国協議の議長国・中国に核計画の申告を行う。しかし、シリアだけでなくイランとも核開発協力を進めており、実際の行動は北朝鮮の主張とは全く相反するものだった。
イランを訪れたのは、プルトニウムによる核兵器開発に従事してきた寧辺の核施設の技術者や、国防科学院の核専門家ら。国防科学院は第二自然科学研究院とも呼ばれ、北朝鮮の兵器開発の中心的な機関。訪問の日時、人数について同筋は明らかにし
なかった。
イランは南部ブシェールで、ロシアの協力により初の原子力発電所建設を進めているが、情報筋によると原子炉内での核反応でできたプルトニウムを秘密裏に抽出し、精製するための再処理施設建設を計画。北朝鮮技術者らは施設建設に向けて、「技術
援助や助言をする」(同筋)という。この原発はロシアからの燃料供給が終わり、年内にも試験運転が始まる見通しだ。
イランはウラン濃縮を続けてきたため、ウラン型核兵器開発の疑惑が持たれてきたが、同時にプルトニウム型の疑いも持たれていた。国際原子力機関(IAEA)はイランにプルトニウム分離実験についての説明を求め続けてきた。
6カ国協議で米国との交渉が進むなか、「金正日総書記の命令で、北朝鮮が拡散活動に慎重になっている」との分析もある。しかし、同筋はイランへの協力が、北朝鮮にとって、(1)6カ国協議の合意に沿って、寧辺の核施設を無能力化する作業が進むなか、
核技術者らの雇用確保になる(2)寧辺が使用できなくても、核技術の水準を維持できる(3)技術協力の見返りとして、市場価格より廉価で石油を輸入できる−などの利点があると指摘する。
(2/2ページ)
イランも「北朝鮮の核開発のノウハウと経験を生かすことで、研究開発の期間を短縮できる」(同筋)との利点があるという。
米情報機関は昨年末の国家情報評価(NIE)で、イランの核兵器開発計画について、国際的な圧力の下で「2003年に中断された」と判断。一方で「適用できる技術の開発を継続している」と指摘した。
米議会調査局(CRS)は報告で、「多数の北朝鮮の核・ミサイル技術者がイラン国内にいることが報道されている」と指摘。「北朝鮮が06年10月に行った核実験のデータをイラン側に提供することに同意した」との欧州やイスラエルの防衛当局者の話も紹介した。
ブッシュ大統領は4月末の記者会見で、北朝鮮によるシリアの原子炉建設支援に関する情報を公開した理由について、中東での核拡散に警鐘を鳴らす狙いもあったと述べ、特にイランを名指しした。
◇
在日本イラン大使館のコメント イランと北朝鮮の間には軍事的また核開発上の協力はなく、両国の関係は通常の外交関係である。イランの平和利用を目的とする核開発計画は、IAEAが認めているように完全に平和目的であり、IAEAの厳しい管理下に置
かれている。NPTの責任のある加盟国であるイランは、NPTの枠内の合法的な権利つまり平和利用の核エネルギーの獲得のみを追求しており、この原則から逸脱することはない。イランの核エネルギー開発における成果はすべて国内の研究者や技術者によるものだ。
北朝鮮の報道文 日朝交渉
2008.6.13 21:47
北朝鮮が13日、朝鮮中央通信を通じて発表した日朝協議の結果に関する報道文の内容は次の通り。
日朝平壌宣言に従って不幸な過去を清算し、国交正常化を実現するための日朝政府間実務協議が
2008年6月11、12の両日、北京で行われた。
双方は相互の関心事となっている懸案問題の解決に関する真摯(しんし)な協議を行い、
次のようにすることとした。
▽北朝鮮は拉致問題の再調査を実施する。
また、北朝鮮は『よど号』関係者問題の解決のために協力する用意を表明する。
▽日本は今回、現在取っている北朝鮮に対する制裁措置の部分解除として
(1)人的往来の規制解除
(2)チャーター便の規制解除
(3)人道的支援関連物資輸送を目的とする北朝鮮国籍船舶の入港許可を行う。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080613/plc0806132147023-n1.htm
日朝協議:拉致再調査…福田首相「問題は中身」
福田康夫首相は13日夜、北朝鮮が日朝実務者協議で拉致問題解決に向けた再調査を約束したことに
ついて「問題は中身だ。これから具体的に詰めていく。話し合いが始まったという段階だ」と述べ、
慎重に交渉を進める考えを示した。首相官邸で記者団に語った。
政府の経済制裁一部解除の方針に関しては「見返りも向こう側は期待する。そういうことがなければ
話し合いも始まらない。限定的な形で経済制裁を解除してもいいのでは」と強調。
「あくまでも拉致被害者全員の帰国を目指しているが、交渉しなければ解決しない」と述べ、
今回の日本の対応に理解を求めた。【高山祐】
毎日新聞 2008年6月13日 22時44分(最終更新 6月13日 23時12分)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080614k0000m010119000c.html
甘すぎる日本の対応 制裁効果台無しの危険性 日朝協議 (1/2ページ)
2008.6.13 22:34
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080613/plc0806132234025-n1.htm 政府が13日、日朝公式協議について「一定の前進だ」(町村信孝官房長官)と評価し、条件付きで北朝鮮籍船の入港を認めるなど対北朝鮮制裁措置の一部解除を表明したのは、福田政権がはっきりと「対話路線」に傾き始めたことを表している。これは、
現時点では「小さな一歩を踏み出した」(高村正彦外相)だけでも、北朝鮮を追いつめてきた制裁措置の効果を、この先なし崩し的に台無しにしてしまう危険性もはらんでいる。(阿比留瑠比)
「北朝鮮の船に積むものは人道支援物資に限定するし、厳しくチェックする」
外務省幹部はこう説明するが、何が人道支援物資であるかの明確な定義がない以上、抜け道は残りそうだ。現に、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)は、本国と日本社会をつなぐ“動脈”である貨客船「万景峰92」について、「すでに数日前から、今回のこ
とを見越して新潟港への入港手続き準備に入っている」(公安筋)という熱心さだ。
今年9月9日は建国60年の節目に当たるため、「北は何としてもそれまでに物流ルートを確保したかった」(政府関係者)とされる。万景峰92は長年にわたり、金正日総書記が側近や軍部に配るカネやモノを運んできた経緯もある。
万景峰92をめぐっては昨年8月、北朝鮮で水害被害が出た際に、朝鮮総連が日本政府に「自分たちが集めたカンパを本国に送りたい」として、人道支援のために万景峰92の入港許可を要請してきたことがある。
このときは、外務省などは入港を認める方向で検討していたが、安倍晋三首相(当時)がストップをかけた。「制裁に一つ穴を開けるとそこからなし崩しになる。どうしても人道支援が必要ならば、国連機関などを通じて実施すべきだ」との考えからだ。こうした
踏ん張りが、「北朝鮮には随分効いていた」(拉致被害者家族会関係者)とみられるが、その安倍路線を明確に転換した形だ。
そもそも、今回の日朝協議で成果とされる拉致被害者の再調査にしても、よど号犯引き渡しへの協力にしても、具体的なことはまだ詰められていない。町村氏は「(横田めぐみさんのニセ遺骨を渡すような)同じような再調査を彼らがするとは思っていない」
と述べるが、それが希望的観測ではないという保証はない。
(2/2ページ)
よど号犯引き渡しに関しては、日本側はもともとそれほど重視してこなかったし、これまでは「拉致問題の進展とは別の話」という姿勢をとってきた問題だ。
「進展なんてほとんどない」(閣僚経験者)実態にもかかわらず、制裁一部解除に踏み切った理由について、福田康夫首相は記者団に「交渉しなければ解決しないでしょう」と述べた。とにかくテーブルに着くために必要なのだというわけだ。もともと首相は
「対話派」であり、政権浮揚のためにも、北朝鮮との交渉を急ぐ必要はあったが、制裁措置という交渉カードに穴を開けてしまった。
「拉致被害者全員の帰国を目指している」
福田首相はこうも強調した。だが、そこへ至る道筋は国民に示されず、視界不良のままとなっている。
・・・将軍様は、
健在なのか?
拉致「進展とは程遠い」 家族会、制裁解除に猛反発 (1/2ページ)
2008.6.13 21:44
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080613/kor0806132145002-n1.htm 北朝鮮による日本人拉致問題で、北朝鮮側が安否不明被害者の再調査に応じる姿勢を示したことに対し、政府は13日、経済制裁の一部を解除する方針を表明した。「一定の前進」を強調する政府に、被害者家族らは「進展とは程遠い」「納得する家族はいな
い」と猛反発。結果が出る前に、北朝鮮側に大幅譲歩したことに怒りは収まらない。「外交」というパワーゲームに飲み込まれてしまいそうな家族らの思い。政府への不信感が一気に膨らんだ。
「家族が求めてきたのは、被害者の帰国。あくまで全面解決だ」。家族会代表で、田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄、飯塚繁雄さん(70)はそう言い切る。日朝の交渉は膠着(こうちゃく)状態が続いていた。今回の協議の行方には期待を膨らませてきた
だけに、落胆は大きい。北朝鮮側がよど号乗っ取り犯の引き渡しへの協力を前面に出してきたことにも警戒感を強める。「政府には拉致問題との取引をしないよう要請する。家族はだれも納得しない」
家族会事務局長で、増元るみ子さん=同(24)=の弟、照明さん(52)も、協議結果に言葉を失った。「再調査というのは前々から政府が言っているが、危険なことばだ。帰すか帰さないかを決断するだけの話だ。経済制裁の解除は拙速すぎる。進展には程遠
い。一体何があったのか。日本政府が方針を変えたとしか思えない…」と怒りを隠せない。
大阪市内でテレビ番組の収録中に協議結果を知った横田めぐみさん=同(13)の父、滋さん(75)は「政府は再調査だけでは進展とは言わないとしてきたはずなのに」と戸惑った。
(2/2ページ)
「北朝鮮の言葉が信じられるのか」。家族からはこうした言葉が漏れる。
金正日総書記が拉致を認めた平成14年9月の日朝首脳会談で北朝鮮側は「5人生存、8人死亡」と発表。それぞれの“死因”などについて説明したが、不自然極まりないものだったことから、家族の意向を尊重した政府は再調査を依頼した。その結果、北朝
鮮側が示したものは、横田めぐみさんの「偽遺骨」に代表されるつじつまの合わないストーリーばかりだった。今回また調査に応じるとしただけで、「進展」と受け止める家族がいるはずもない。
有本恵子さん=同(23)=の父、明弘さん(79)は「再調査なんて必要ない。早く娘たちを返してほしい」と険しい表情で語った。
193 :
日出づる処の名無し:2008/06/14(土) 13:45:23 ID:MmkBDXuw
何故、まだ行われてもいない再調査が、前回とは違うと言えるのだろう?
【主張】日朝協議 この内容で制裁解除か 再調査は期限設け成果迫れ
2008.6.14 03:30
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080614/plc0806140330000-n1.htm 日朝実務者協議で、北朝鮮側が拉致問題の再調査と「よど号」犯引き渡しへの協力を提案したことが明らかになった。日本政府はこれを「一定の前進」と評価し、北朝鮮への制裁を一部解除する方針を示した。この程度の提案で制裁を一部解除するのは、
あまりにも時期尚早である。
町村信孝官房長官は、北の提案を「一定の前進」と評価した理由について、「北朝鮮が『拉致問題は解決済み』との従来の立場を変更した」と説明した。しかし、これは、北が拉致問題の協議のテーブルにつくことを約束したにすぎず、やっと普通の交渉が
始まること以上の意味はない。
■何度も煮え湯のまされた
4年前の平成16年5月、当時の小泉純一郎首相が2度目の訪朝をしたときも、金正日総書記は「白紙からの再調査」を約束した。その後、北は再調査の結果として、拉致被害者の横田めぐみさんのものとする“遺骨”を出してきたが、日本側の鑑定で偽物
と判明した。北は6年前にも、拉致被害者の松木薫さんのものとする“遺骨”を示したが、偽物だった。
日本はこれまで、北の調査に何度も煮え湯をのまされてきた。今度の「再調査」の提案も、結果を見てからでないと、とても信用できない。福田康夫首相も「再調査の中身が問題だ」と言っており、政府は期限を切って回答を求めるべきである。
「よど号」犯は、38年前の1970(昭和45)年に日航機の「よど号」をハイジャックした犯人グループである。「よど号」犯の中で、魚本(旧姓・安部)公博容疑者は、有本恵子さん拉致に関与した疑いでも国際手配されている。また、「よど号」犯の妻、森順子容
疑者と若林(旧姓・黒田)佐喜子容疑者は、石岡亨さんと松木薫さんを拉致した結婚目的誘拐容疑で手配されている。
これらの容疑者を日本に引き渡すのは当然であり、評価するほどのことではない。北は「よど号」犯とその妻たちを速やかに日本に引き渡すのが筋だ。「よど号」犯が引き渡されても、被害者の有本さんらが帰国しなければ、拉致問題が進展したとはいえない。
拉致事件では、このほか、原敕晁(ただあき)さんを拉致した辛光洙(シングアンス)容疑者ら8人が手配されている。日本は引き続き、これらの北の工作員の引き渡しも要求していくべきだ。
(続く)
>>194(続き)
■米は指定解除を急ぐな
今回、北が「拉致問題は解決済み」との態度を変えた背景には、米国によるテロ支援国家の指定解除を急がせたいとの狙いがあったとみられる。日朝協議に先立ち、反テロ宣言を発表したのも、同じ狙いであろう。
米国のバーンズ国務次官は日朝協議の前日、「北朝鮮に、拉致問題に対応することの重要性を何度も強調してきた」と述べた。米国も、北に前向きな対応を促してきたことがうかがえる。それに日本が影響された面も否定できない。今回の日朝協議が米国
向けのポーズだったとしても、日本国民は納得できないのではないか。
米国には、この程度の北の提案で、軽々に指定解除を急がないことを改めて望みたい。
日本政府は対北制裁緩和について、北との人の往来や北からの航空チャーター便乗り入れの制裁解除などを挙げている。入港が禁止されてきた北朝鮮籍の船舶については、民間の人道支援物資を日本から北に運搬したいとの希望があれば、「人道的措
置の例外」として入港を認める方針だ。
入港規制緩和の対象となる船舶には、「万景峰号」も含まれるとみられる。「人道」の名目で、核やミサイルなどの製造に使われる部品が運ばれる可能性もあり、警戒が必要である。
先月、日朝国交正常化を推進しようという超党派の議連が発足した。会長に自民党の山崎拓元副総裁が就任し、顧問に自民党の加藤紘一元幹事長、民主党の菅直人代表代行、社民党の福島瑞穂党首らが名を連ねている。議員外交による事態打開を目指
しているようだが、北を利することのないよう、慎重な行動を求めたい。
拉致問題を担当する中山恭子首相補佐官は「先に国交正常化すれば、何のテコも残らず、拉致被害者は永遠に出てこられなくなる」といっている。北の曖昧(あいまい)な「再調査」の約束などで、国交正常化に前のめりになることは、厳に避けなければならない。
「朝鮮総連は悪魔」「収容所は人間の動物園」…脱北女性会見詳報 (1/3ページ)
2008.6.15 16:26
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080615/plc0806151630006-n1.htm 「地上の楽園」と偽りの宣伝にだまされて北朝鮮に渡り、肉体的、精神的苦痛を受けた脱北者、千葉優美子さん(47)。13日に帰還事業を支援した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に損害賠償を求めて提訴した千葉さんと代理人の藤森克美弁護士による、
大阪司法記者クラブで行われた会見のやり取りを詳報する。
−−提訴に踏み切った思いは
千葉さん「日本に戻って約3年になりますが、家族や私の命を助けてくれたことに感謝しています。北朝鮮にいるときは、両親に北朝鮮のことを聞き、どうなってしまうのかといつもおびえ、朝鮮総連が許せないという思いでした。自分たちも人間なのに、人をだ
まして連れてきて組織的に誘拐したのではないかと。その責任はどうやってとってくれるのか、毎日考えていました。こうして訴えられるようになるまで何十年もかかった。もう半世紀近くたっているが、収容所にいるときも本当に恐しくて、あしたは生きていられる
かといつも不安で毎日必死で生きております」
「私1人の問題ではなく、今も収容所の中で必死で生き延びようとしている人がいる。すでに北朝鮮で亡くなっている人もいますが、天国から見守っていてほしいです。朝鮮総連は人権と自由を無差別に奪った悪魔みたいな団体。だからこそこんな大きな問題
になった。日本語がよくできなくて…。みなさまのご理解よろしくお願いします」
(続く)
>>196(続き
(2/3ページ)
《ゆっくりとした口調で話す千葉さん。日本語はたどたどしい》
−−提訴したことで、今もまだ北朝鮮に残っている人にどういう影響があればいいと思いますか
千葉さん「この裁判をきっかけにして、まず本質的に正しい裁判所の判断をいただいて、まだ北朝鮮に残っている日本人を救うことができるようになるのが願いです」
−−正しい判断をもらって北朝鮮という国も含め、北朝鮮に残された人も助かればということですか
千葉さん「はい、そうです」
−−朝鮮総連が被告ということですが、帰還事業は日朝の赤十字社の合意があってなされた経緯があり、被告を朝鮮総連に絞っているのは
藤森弁護士「本当は北朝鮮政府も被告にしたいところですが、国交がない。難しい問題です。今後、国交正常化でも図られるようなことがあれば検討してみたい」
−−日本政府と赤十字社も連帯責任も考えられると思いますが
藤森弁護士「それは現時点では無理だと考えています」
−−それは何かひっかかることがあるということか
藤森弁護士「赤十字社は当時帰還する在日朝鮮人の方から何度も了解を確認しているんです。私たちはそもそもだました大本はどこかということを重視している。赤十字社や日本政府が個々の人をだましたかというとそうは考えていません」
−−この裁判を通じて、赤十字社も政府も自分たちが当時取った行動などを正しかったのか検証してもらえたらと思いますか
藤森弁護士「そうですね。ジャーナリストの方々にもぜひ取り上げていただいて」
−−当時はマスコミも「地上の楽園」を報道してそれで信用した人もいますが
藤森弁護士「それも赤十字社や政府と同じですね。だました根源ではないと」
(続く)
>>197(続き)
(3/3ページ)
−−現在家族の安否は
千葉さん「兄弟や親戚(しんせき)がまだ北朝鮮に残っています。両親はもう亡くなっています」
藤森弁護士「千葉さんの夫はどうしたという質問もよく受けますが、千葉さんそれも答えてくれますか」
千葉さん「夫も日本から帰還した人です。朝鮮語が全然できずに苦労しました。医師をしていましたが、患者に自分の血をたくさん献血して、その影響で病気になって1986年に死にました」
−−北朝鮮に家族を残したままで、今回実名で提訴した心境は、心配だけれども身をもって訴えるということですか
千葉さん「そのとおりです」
−−北朝鮮でどういう生活をしていたか
千葉さん「本当に言葉にできないくらいですけど、1971年ごろ、日本から来た人はとてもいじめられて…。学校に行ったらたくさん生徒が集まって髪の毛をひっぱられたり、服を破られたりしたときは、日が暮れるまで待ってパンツ1枚だけで家に帰ったことも
あった。先生にも言ったけど日本の服を着てくるからそうなるんだといわれた。母に話しても仕方がないと泣くばかりで」
《千葉さんはあふれる涙をハンカチでぬぐいながら続けた》
千葉さん「万景峰号という船で北朝鮮に渡ってから私たちの人権はなくなっていました。兄は(1963年に)船が着いたときに『日本に帰りたい』と行っただけで(北朝鮮当局に)連れて行かれた。兄のいる収容所に行ったときは人間の動物園のようだった。私た
ちに罪はないのに北朝鮮に行っただけでなぜこんな目にあわなければならないのか。毎日毎日泣きながら過ごしました。私は、だました朝鮮総連を許すことができません。みなさんの力を貸してください」
(完)
拉致再調査、日本も関与…自民幹事長
ttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080615-OYT1T00624.htm 自民党の伊吹幹事長は15日のNHKの番組で、日朝実務者協議で北朝鮮が表明した拉致問題の再調査について、「北朝鮮が一方的にやるのではなく、日本側と相談して調査項目を確認し、人物を特定する」と述べ、日本側も関与するとの見通しを示した。
さらに、「再調査の内容に納得しなければ、(北朝鮮に対する)制裁解除はできない。解除したとしても、話が違った時は制裁は元に戻る。その原点は福田首相はしっかりしている」と強調した。
また、公明党の北側幹事長も同じ番組で、「問題は再調査の中身だ」と指摘した。
(2008年6月15日23時10分 読売新聞)
【産経抄】6月16日
2008.6.16 03:20
ttp://sankei.jp.msn.com/life/trend/080616/trd0806160322000-n1.htm 昭和45(1970)年3月、羽田発福岡行きの日航機がハイジャックされた「よど号」事件で、人質となった乗客のなかに、聖路加国際病院理事長の日野原重明さん(96)がいたことはよく知られている。日野原さんは監禁されている間、犯人側から借りたドスト
エフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を読みふけっていた。
▼「一粒の麦もし地に落ちて死なずば唯(ただ)一つにてあらん。もし死なば多くの実を結ぶべし」。ゾシマ長老が、末弟のアリョーシャたちに語った法話のなかで、引用した聖書の一節がことさら心にしみたという。
▼今まで懸命に生きてきたから、ここで死んでも悔いはない。もし、生きて帰ることができたら、世の中にお返しをしよう。その思いが、日野原さんの医師としての後半生を決定づけた。
▼犯人グループも北朝鮮で、この小説を読み返し、自分の人生に重ね合わせたことがあったのかもしれない。とすれば、ゾシマ長老が、やはり法話で語った「ヨセフの物語」を覚えているはずだ。父ヤコブから特別の愛を受けたヨセフは、兄たちに疎まれ、
奴隷として売り飛ばされてしまう。
▼長い年月が過ぎ、エジプトで宰相となったヨセフは、穀物を買いに来た兄たちと再会、父ヤコブは最愛の子が生きていることを喜びエジプトに向かう。イランでは、武装集団に誘拐されていた横浜国立大生が、8カ月ぶりに解放された。北朝鮮に拉致された
被害者は、いつ家族と再会できるのか。
▼北朝鮮は、よど号犯グループの身柄引き渡しへの協力を約束したという。このなかには、欧州での日本人拉致に関与したとされる実行犯も含まれている。帰国したいのなら、まず拉致事件についてすべてを語れ。罪を贖(あがな)う道はそれしかない。
200 :
日出づる処の名無し:2008/06/16(月) 13:16:26 ID:szL2YbZD
伊吹や公明の言う日本も関与ってのは、アリバイ作りだと思うのだが
201 :
日出づる処の名無し:2008/06/16(月) 13:37:26 ID:bltpmaXv
: :2008/06/15(日) 19:48:01 ID:aU0OIkjd0
在日記者の多い毎日新聞が、この2ヶ月、拉致関係の
記事をスクープ扱い一面トップで何度も報じていたが、
その数々が捏造であったことが、今日のたかじん委員会で
横田夫妻に暴露されていた。
元毎日記者の重村氏によれば、そのネタは北朝鮮から総連を
通して日本の世論工作として毎日新聞から流されていると解説。
毎日新聞は、ピヨンヤン旅行中に逮捕された元日経記者の
事件でも、北朝鮮から流れた特殊な情報を元記者の家族に伝えてた。
この事件で、公安幹部も北朝鮮と内通している可能性が国会で証言
されている。
202 :
日出づる処の名無し:2008/06/16(月) 13:42:17 ID:bltpmaXv
昨日の関西ローカルテレビ(たかじん委員会)で、毎日新聞の
捏造報道が、横田夫妻により明らかになりました。
: :2008/06/15(日) 19:48:01 ID:aU0OIkjd0
在日記者の多い毎日新聞が、この2ヶ月、拉致関係の
記事をスクープ扱い一面トップで何度も報じていたが、
その数々が捏造であったことが、今日のたかじん委員会で
横田夫妻に暴露されていた。
元毎日記者の重村氏によれば、そのネタは北朝鮮から総連を
通して日本の世論工作として毎日新聞から流されていると解説。
毎日新聞は、ピヨンヤン旅行中に逮捕された元日経記者の
事件でも、北朝鮮から流れた特殊な情報を元記者の家族に伝えてた。
この事件で、公安幹部も北朝鮮と内通している可能性が国会で証言
されている。
新潟県知事が中山補佐官と北朝鮮問題で会談
2008.6.16 13:01
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080616/plc0806161301006-n1.htm 新潟県の泉田裕彦知事は16日午前、首相官邸に中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)を訪ね、日朝実務者協議を受けて政府が対北朝鮮への制裁措置の一部解除を決めたことについて、「拉致被害者についての再調査は、拉致問題の解決につながる
枠組みにしてほしい。制裁解除は枠組みをしっかり作ってから判断してほしい」と要望した。
中山補佐官は会談後、記者団に「拉致被害者の帰国のために具体的な行動を取るための再調査だ」と指摘し、その上で「その方向で調査が行われ、実際に明らかになることが(制裁解除の)実施には必要だ」と述べた。北朝鮮の対応次第では、制裁措置
解除を見送ることも検討すべきだとの考えを示したものだ。
拉致議連 対北制裁緩和に「懸念」を表明
2008.6.16 20:42
政府が対北朝鮮経済制裁の一部解除を決めたことを受け、超党派の拉致議連(会長・平沼赳夫元経産相)は16日、国会内で緊急役員会を開き、拉致問題の具体的な進展しない限り制裁を緩和しないことなどを求める声明を決議した。一方、自民党の
山崎拓元副総裁はBS番組に出演し、「経済制裁は核実験とミサイル発射に対する制裁であり、核問題が処理されれば制裁緩和は当然だ。それをあたかも制裁理由を拉致問題のように錯覚している」と指摘した。
19日に日米韓首席会合 北朝鮮核問題
2008.6.17 00:14
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080617/kor0806170013000-n1.htm 米政府関係者は16日、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の日米韓の首席代表による会合が19日に東京で開催されることを明らかにした。北朝鮮の核計画の申告について3カ国の連携を確認するとともに、日本側は11、12の両日行われた日朝交渉の
結果を説明する。
米首席代表のヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は会合後北京を訪れ、6カ国協議の議長国・中国の武大偉外務次官と会談、申告や今後の6カ国協議の進め方について調整する。米政府は申告を受けて、北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除に
踏み切るか判断する。
米政府はソン・キム国務省朝鮮部長が11日まで訪朝し、寧辺の核施設の無能力化について北朝鮮側と詰めの協議を行った。約1万8000ページにのぼる核施設の稼働記録の分析も続けており、作業の進捗状況を日韓両国に報告する。
日米韓首席代表会合は、韓国の盧武鉉前政権下の日韓関係の悪化で途絶えていたが、李明博政権の誕生で復活。5月19日にもワシントンで開かれた。(ワシントン 有元隆志)
ヒル次官補、日中歴訪へ 北朝鮮申告実現へ詰め
2008.6.17 00:28
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080617/amr0806170027000-n1.htm 米政府当局者は16日、6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補が19日から日本、中国を歴訪し、両国首席代表と協議すると明らかにした。北朝鮮の核計画申告実現に向けた手順や、今後の6カ国協議の進め方などが中心議題となる見通し。
先週には日朝実務者協議が開かれ、北朝鮮が拉致被害者の再調査を約束。米国は北朝鮮のテロ支援国家指定解除を視野に、核問題に加えて日朝関係の進展も北朝鮮側に求めてきており、解除に向けた条件整備ができつつある。ヒル次官補は日本側
から日朝協議の内容の詳細な説明を受けるほか、議長国・中国とは申告後の展望について話し合う見通し。
同当局者によると、ヒル次官補は19日に東京入りし、20日には北京に移動。北京で北朝鮮との協議が開かれる可能性について、米当局者は「今のところない」としており、首席代表会合についても予定は入っていないとしている。(共同)
東京で日米韓3カ国協議 ヒル米次官補訪日に合わせ
2008.6.17 09:33
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080617/amr0806170933008-n1.htm 北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議筋は16日、同協議の米首席代表、ヒル国務次官補が19日に東京入りするのに合わせて韓国首席代表、金塾外交通商省平和交渉本部長も訪日し、日米韓3カ国の首席代表協議が開かれると明らかにした。
同協議筋は北朝鮮の核計画申告の実施時期について、今月中は困難との見方を提示。ヒル次官補は20日には北京に移動し、6カ国協議議長の中国の武大偉外務次官らと会談する予定だが、申告や6カ国協議首席代表協議が実現するかは不透明な情勢だ。
日米韓は北朝鮮核問題での連携を強化する姿勢を鮮明にしており、5月にはワシントンで3カ国首席代表協議を実施。核計画申告や申告実現後の核放棄に向けた今後の展望や方策を協議するため、今回もヒル氏の日中歴訪の機会を利用し、金本部長が東京
まで出向く。(共同)
日朝国交回復議連 批判続出
2008.6.17 20:49
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080617/stt0806172050006-n1.htm 政府が対北朝鮮経済制裁の一部解除に動き出したことを受けて、超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(会長・山崎拓自民党元副総裁)は17日、国会内で総会を開き、制裁緩和を「日朝交渉再開の環境づくりのために必要な選択だった」と高く評価し、
早期の日朝国交正常化実現を求める声明文を出した。
一方、自民党党外交部会・外交調査会合同会議では「再調査の内容を十分見極めずに『圧力カード』を捨てるべきではない」など慎重論が続出。自民党有志の「北朝鮮外交を慎重に進める会」(山本一太会長)は17日、慎重な対応を求める要望書を政府に
提出した。
民主党も17日、拉致問題対策本部(中井洽本部長)の役員会を開いたが、政府への批判が続出。中井氏は記者団に「制裁の効果がジワジワと出ているのに制裁解除するなどあるべき交渉ではない」と語った。
経済制裁一部解除「受け入れられない」 家族会、官房長官に要望
2008.6.17 21:03
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080617/plc0806172117020-n1.htm 日朝協議で北朝鮮側が安否不明の拉致被害者の再調査を行うとし、日本政府が経済制裁の一部解除を決めたことに、家族会などは17日、官邸で町村信孝官房長官と面会し、「一方的な圧力緩和で、到底受け入れられない」などとする申入書を手渡した。
面会を終えた家族会の飯塚繁雄代表(70)は「官房長官から『簡単には解除しない』という話があったが、不安は完全に解消されていない。『再調査』を今時論議をしていることがおかしい。やるなら慎重にやらないといけない」と話した。
【正論】東京基督教大学教授・西岡力 制裁解除は「再調査」を見極めて
2008.6.18 03:01
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080618/plc0806180303002-n1.htm ≪大きなトリデ失う恐れ≫
11、12日の日朝協議で、北朝鮮は「拉致は解決ずみ」という立場を変更して再調査を約束し、それを受けてわが国は制裁一部解除を表明した。
被害者帰国が実現していない段階で、制裁一部解除を表明してしまったことは、やはり拙速だった。外務省関係者は、小さな餌を投げて北朝鮮に拉致問題を議題とすることを認めさせたという趣旨の説明をしている。しかし、米国が今回の動きを拉致問題の
進展ととらえてテロ支援国指定解除を行う場合、われわれは大きな砦(とりで)を失うことになる。
当面の北朝鮮のねらいがテロ支援国指定解除にあることは、今回の協議でよど号ハイジャック犯人の引き渡しを提案してきたことや10日の北朝鮮外務省による「反テロ宣言」発表などで明白だ。米国国務省当局者も再調査表明を歓迎すると語っている。
北朝鮮がすべての被害者帰国につながる再調査を行うかどうか見極めるまで、米国が指定解除をしないように、外務省は全精力を傾けて働きかける責任がある。
伊吹自民党幹事長は14日、「拉致問題の調査が不十分なまま、チャーター便の日本着陸を認めたり、万景峰号が入港することはやってはならないし、政府がやるとは思っていない」と正論を述べているが、制裁一部解除は、再調査の進展を見極めてから
行うべきことは言うまでもない。
(続く)
>>208 (続き)
≪制裁による北の譲歩も…≫
しかし、北朝鮮が従来の立場を変更したこと自体は、この間のわが国と国際社会からの圧力の効果として一定の評価はできる。
金正日政権は国内の独裁統治のため最低年間5億から10億ドルの外貨を必要とし、麻薬・偽札・保険金詐欺など犯罪資金、武器輸出、朝鮮総連・韓国政府などからの送金などでようやく最低限の外貨を確保してきた。この外貨依存こそが、金正日独裁
体制の弱点であり、平成17年秋以降、そこを狙って戦略的に実施された米国の金融制裁とわが国による厳格な法執行制裁は大きな効果をあげた。焦った金正日政権はミサイル実験、核実験と強硬策に出たが、より制裁が強まる結果を生んだだけだった。
そこで、彼らは米国に対して核問題で譲歩するから制裁を緩めてほしいとすり寄った。これが、昨年から米朝核協議が進展した背景だ。わが国は、昨年2月、拉致問題の進展がない限り、核廃棄作業の見返りであるエネルギー支援にも参加しないという毅
然(きぜん)たる外交原則を立てた。米国には、拉致問題を無視してテロ支援国指定解除を行えば日米同盟を揺るがすと警告し続けた。その結果、米朝協議の場で米国代表が北朝鮮に拉致問題での譲歩を迫るという構図が実現し、北朝鮮は日本との協議を
再開させたのだ。
しかし、北朝鮮は拉致問題での協議に応じるまでは譲歩しても、できれば実質的進展をさせず、ごまかしを続けたいはずだ。そのため、昨年秋ころより、与野党政治家や有力ジャーナリストに様々な働きかけを行っていた。それを受けて、国内の融和勢力は、
拉致問題が進展しない理由を、2年前からわが国が北朝鮮に対して強硬策をとったためと主張しだした。与野党の融和派議員により日朝国交正常化推進議連まで組織された。大手新聞に意図的にウソ情報をリークし、関係者の足並みを乱そうとする政府部
内の「内部の敵」さえ出てきた。
≪融和派の妄言を許すな≫
一部融和派関係者はめぐみさんたち多くの被害者はすでに「死んでいる」という妄言を口にしている。しかし、北朝鮮は死亡の証拠を一つも出せなかった。それどころか、遺骨や死亡診断書さえ偽造するという考えられない悪質な対応をしてきた。生きている
被害者を死んだとして隠したのだ。そのウソの動機は何か。金正日の名誉防衛、工作機関の秘密保持などさまざま考えられる。しかし、政権そのものが揺らぐほどの危機、すなわち統治に最低限必要な外貨の枯渇と比べれば生存している被害者を帰すこと
は相対的に容易だろう。
現段階では、再調査の約束も米国向けポーズという要素が強いだろうから、北朝鮮の出方に楽観は禁物だ。金正日は、内外融和勢力が、核問題と日朝国交回復を優先し、被害者救出を棚上げにしてくれるという希望をいまだにすてていないのだろう。特に、
対日工作担当者らは、そのシナリオが実現しなければ責任問題になるから必死で工作を仕掛けてきている。
金正日政権も苦しくこちらも苦しいさいごの胸突き八丁だ。あわてず、国内の親北融和勢力の影響力を排除し「すべての被害者を取り戻すまで圧力をかけ続ける」という方針を固守して、相手の出方を注意深く見るときだ。ぶれてはならない。(にしおか つとむ)
テロ支援国家指定解除は慎重に日米議員交流で米上院議員
2008.6.18 11:07
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080618/amr0806181110013-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】日本の超党派の国会議員と米上院議員による「第1回日米議員会議」が17日、ワシントンで行われ、北朝鮮の核問題や在日米軍再編問題などについて意見交換した。日本側の説明によると、複数の米上院議員から、米政府による
北朝鮮へのテロ支援国家指定解除問題について、「慎重に取り扱うことが必要だ」との意見が出たという。
日本側は拉致事件について「重大な関心事である」として、北朝鮮の求めに応じる形で米政府が早期に指定解除しないよう議会側の理解を求めた。
米軍再編問題について、米側団長のイノウエ上院議員(民主党)は「他国の軍隊が国内に駐留する負担は理解できるが、アジアの安定のためお互い理解を深めていくことが必要だ」と強調した。
米上院は中国との間で、議会交流をすでに2004年から始めている。同盟国である日本との間でも議員間の交流を深めようと、今回初めて会議が開催された。日本側は自民党の中山太郎元外相を団長に民主党の前原誠司副代表らが参加した。次回は
来年東京で開催する。
金総書記、合意尊重の姿勢 6カ国協議再開後押し
2008.6.18 21:19
ttp://sankei.jp.msn.com/world/china/080618/chn0806182118009-n1.htm 中国中央テレビによると、北朝鮮の金正日総書記は18日、北朝鮮を訪れている中国の習近平国家副主席と会談、核問題をめぐる6カ国協議や同協議の合意を尊重する姿勢を示した。
実施にむけて大詰めの段階を迎えている北朝鮮の「すべての核計画申告」が具体的に取り上げられたかどうかは不明だが、金総書記が6カ国協議や合意を重視する立場を示したことは、協議再開の流れを後押しすることになりそうだ。
習副主席は、断続的に行われている米朝協議や、先週行われた日朝実務者協議など米朝、日朝間の関係改善や対話の動きに支持を表明。6カ国協議が昨年10月に合意した「核施設無能力化」や「すべての核計画申告」などが早期に完了し、核廃棄を
目指す「次の段階」の議論に進むことを「希望する」と述べた。(共同)
中国・習副主席が金総書記と会談、6か国協議再開に弾みか
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080618-OYT1T00796.htm 【北京=佐伯聡士】北朝鮮を訪問している中国のポスト胡錦濤の最有力指導者、習近平・国家副主席(共産党政治局常務委員)は18日、平壌で、金正日総書記と会談し、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の推進を働きかけた。
北朝鮮による核計画の申告が大幅に遅れ、協議が停滞するなか、クリストファー・ヒル米国務次官補が19日に東京で日米韓3か国首席代表会合に臨み、20日に訪中して議長の武大偉外務次官と会談するなど調整は大詰めを迎えている。中国は習氏の
説得で協議再開に弾みをつけ、議長国の存在感を誇示したい考えだ。
中央テレビなどによると、習氏が会談で「6か国協議は再び前進する機会に直面している。新たな段階に推し進めるため、北朝鮮と協力を強化したい」と進展を促したのに対し、金総書記も「ともに良好な協力を進めて行きたい」と応じた。
中国筋によると、中国は、今年最大の政治イベントである北京五輪(8月8日開幕)1か月前の7月上旬までに、最低限、申告の提出など核廃棄への道筋をつけたい考えだ。そこから逆算して、同協議首席代表会合を6月15日にも開く方向で調整を進めてい
たが、北朝鮮が難色を示し、失敗。6月中に協議を再開させ、申告問題に決着をつける上でまさに正念場を迎えている。
北京五輪の党の責任者でもある習氏は金総書記との会談で、平壌で行われた聖火リレーへの全面協力に謝意を表明した。北京五輪の成功に向けて、6か国協議の進展、中朝関係の安定は欠かせない。中国にとって最悪のシナリオは、2006年のように
核問題をめぐる米朝の対立が先鋭化し、しびれを切らした北朝鮮がミサイル発射や核実験などの強硬策に出ることだ。
韓国の李明博(イミョンバク)政権との関係が冷え込んでいる北朝鮮も今や韓国を牽制(けんせい)する上で、中国との関係強化は必要だ。「この時期の習氏の訪朝には、こうした中朝双方の思惑の一致があった」(中朝関係筋)とみられる。
習氏は党内序列6位だが、胡錦濤総書記の最有力後継候補。昨秋の第17回党大会で2期目に入った胡総書記にとっては、次世代指導者の習氏の初外遊先に北朝鮮を選び、金総書記と顔合わせさせることで、中朝関係の強化につなげる狙いがある。
中国は、北朝鮮の食糧危機が深刻化し、大量の北朝鮮住民が中朝国境地帯に流入する事態も防がなければならない。金総書記との会談で習氏が一定の食糧援助を表明した可能性もある。
(2008年6月18日23時13分 読売新聞)
安倍氏「山崎氏は百害あって利権あり」 北制裁解除めぐり
2008.6.18 19:59
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080618/plc0806181958012-n1.htm 自民党の安倍晋三前首相は18日、都内のホテルで講演し、超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(会長・山崎拓元自民党副総裁)が北朝鮮への制裁解除と対話路線への転換を主張していることについて、「国会議員が、交渉を行っている政府よりも
甘いことを言ってしまったのでは、政府の外交交渉能力を大きく損なう。百害あって一利なしだ」と述べた。
また、山崎氏が安倍氏の発言を「幼稚な考え」と述べたことに対しては「(山崎氏は)日本語能力がないのではないか」とこき下ろした上で「百害あって利権ありと言いたくなる。国会議員は国益を考えて行動すべきだ」と強く批判した。
日朝実務者協議で北朝鮮が日本人拉致問題の再調査を表明したことに関しては「北朝鮮には何度もだまされてきた。今回はそうならないよう気を引き締めて対応する必要がある」と警鐘を鳴らすとともに、米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除に向け
た動きついて「拉致問題に取り組むためのテコを失うことになる」と牽制(けんせい)した。
自民党の中川昭一元政調会長も同日の講演で実務者協議について「前進でも何でもない。実際に物事が動かないと、まただまされることになりかねない」と語った。
北のテロ支援国家指定解除へ 米国務長官が明言 (1/2ページ)
2008.6.19 08:05
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080619/amr0806190806000-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】ライス米国務長官は18日、ワシントン市内で講演し、北朝鮮が近く核計画の申告書を6カ国協議の議長国を務める中国に提出するとの見通しを示した。同時に、申告提出を受けてブッシュ大統領が米議会に対して、北朝鮮へのテロ
支援国家指定の解除と、対敵国通商法の適用除外を通告すると語った。ブッシュ政権高官が指定解除の方針を明言したのは初めて。
ライス長官は「北朝鮮の過去の歴史を考えると、信用することはできない」と述べ、申告書の分析だけでなく、核施設への査察などの検証作業が不可欠と強調した。
そのうえで、解除が発効するまでの45日間、「申告の正確さや完全さを検証することに北朝鮮が協力的かを見極める。協力が不十分であった場合には、それ相応に対応する」と述べ、発効差し止めや、新たな制裁も検討すると警告した。
国務省は国際テロ活動に関する国別報告のなかで、北朝鮮をテロ支援国家に指定する理由の1つとして、日本人拉致事件を挙げてきた。ライス長官は講演のなかで、この点には触れず、「われわれは悲劇的な日本人拉致事件に関する日朝間の対話促進を
手助けしてきた。人権問題への支援で米国が沈黙することはない」と述べ、北朝鮮の人権問題にも引き続き取り組む意向を表明。近くレフコウィッツ北朝鮮人権問題担当特使をアジアに派遣する方針を示した。
(2/2ページ)
6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は19日に東京で開かれる日米韓3カ国首席代表会合に出席するほか、20日には北京を訪れ、中国の武大偉外務次官と会談する。各国との協議のなかで、こうした米政府の方針を伝える
とともに、早期の協議再開に向けた調整を行う。
米政府はテロ支援国家指定を解除する場合、議会に通告することが義務づけられている。議会が解除を阻止するためには法律を成立させる必要がある。
北朝鮮は昨年10月の6カ国協議の合意に伴い、昨年末までに申告書を提出することになっていたが、提出が遅れている。
大統領選前の合意急ぐ 米、対北テロ支援国家指定解除の背景 (1/2ページ)
2008.6.19 19:57
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080619/amr0806191958014-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】ライス米国務長官は18日、北朝鮮へのテロ支援国家指定解除の手続きに入る方針を明言したが、11月の米大統領選が近づく前に北の核施設の無能力化や、核計画の申告問題に決着をつけたいという米政権側の思惑から、
日本人拉致問題とテロ支援国家指定とを切り離した形だ。長官が北朝鮮が検証に協力しない場合解除を取りやめる可能性を強調したのも、慎重意見の多い議会を説得し、早期決着を図るねらいがある。
米政府が指定解除の作業を急いだ理由について、米議会調査局(CRS)アジア担当専門官のラリー・ニクシュ氏は、「選挙が近づくと、ブッシュ大統領の北朝鮮政策を基本的に支持してきた議会多数派の民主党が、政権との対決色を強めることが予想され、
同党に頼らざるを得ない危険性が高まるため」と説明する。
米議会内には、17日の日米議員会議で複数の上院議員が指定解除に慎重意見を述べたように、申告書提出だけでは不十分とみる向きが強い。ライス長官が政権として「北朝鮮に何ら幻想は抱いていない」と述べ、検証の必要性を繰り返したのも、議会側
の懸念を意識したものだ。
下院はすでに、シリアと北朝鮮の核開発協力に関する説明の遅れへの不満などから、完全かつ正確な核計画の申告と効果的な検証が行われない限り解除すべきではないとする安全保障支援・武器輸出管理法の追加条項を可決している。
(2/2ページ)
成立には上院での採択も必要であるため今後、ブッシュ政権が上院に働きかけ、追加条項を削除あるいは文言を弱める可能性もある。そうなれば、「上院が指定解除を阻止する意思はないことを示したことになる」(ニクシュ氏)。
解除発効には、45日間を要する。米シンクタンク・ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員は、ライス長官が、この期間中での検証の重要性を明確にしたことは評価しつつも、「検証が寧辺の核施設だけに限定されるのか。ウラン濃縮や核拡散に
関する申告はあるのかなど、長官が明確にしていない点がある。核兵器の存在も次の段階に持ち越された」と、多くの問題点を指摘した。
また、北朝鮮が申告書を提出しても核兵器を放棄する保証はない。ライス長官はその可能性は認めつつ、「(放棄するか)テストすべきだ」と訴えた。同時に北朝鮮に対し「米国が好ましい変化を認識していないと疑うならリビアをみてほしい。米国に永遠の敵は
いない」と述べ、合意履行を促した。しかし、リビアのテロ支援国家指定解除は、同国が核計画を放棄した後だ。元米政府高官も「拙速すぎる」と、批判した。
ブッシュ政権で、日本人拉致事件をテロ支援国家指定の理由のひとつに挙げるようになったが、今回のライス長官の発言は、拉致とテロ支援国家指定を明確に切り離すものだ。ライス長官は、人権を重視する立場から、レフコウィッツ北朝鮮人権問題担当特使
をアジアに派遣する方針を示したが、米朝交渉の進展という大方針の前では、訪問は形式的なものとなりそうだ。
拉致進展条件、改めて求める 日米韓首席代表会合
2008.6.19 23:19
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080619/plc0806192327013-n1.htm 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の日米韓3国の首席代表が19日夜、外務省で会談し、ライス米国務長官が北朝鮮の核申告に合わせてテロ支援国家指定解除の手続きに入る考えを表明したことも含め、今後の取り組みについて意見交換した。外務省の
斎木昭隆アジア大洋州局長は、拉致問題で具体的な進展がない限り、指定解除はすべきでないという日本政府の立場を改めて説明し、この問題で引き続き米国と緊密に連携していくことを確認した。
米国からはヒル国務次官補、韓国からは金塾朝鮮半島平和交渉本部長が出席。斎木氏は11、12両日に北京で開いた日朝実務者協議の結果を説明し、ヒル、金両氏は、早期に具体的進展が得られ、解決が図られることに期待を表明した。
また、停滞状態にある6カ国協議の現状についても意見交換した。さらに、3国が協力してどのような取り組みを行い、議長国の中国とどう連携していくかなどを話し合い、協議が重要な段階に立ち至ったとの認識で一致した。
ヒル氏は会合後、記者団に「拉致問題は日本政府にとって重要であるだけではなく、米政府にも関心がある問題だ。これからどう進展していくのか日本と緊密に連絡しながら見守りたい」と語った。金氏は「日本が(現状では実施しないとしている)北朝鮮への
エネルギー支援に、早急に対応できることを期待している」と述べた。
さらに、テロ支援国家指定解除の前提となる核申告に関し、ヒル氏は「はっきり申し上げるが、われわれの立場は初めから北朝鮮の完全なる非核化だ。核兵器の破棄も入っている」と指摘し、核兵器廃棄も必要条件の一つだと強調した。
首相「日米は密に連絡」 テロ指定解除発言
2008.6.19 19:51
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080619/plc0806191951011-n1.htm 福田康夫首相は19日夜、ライス米国務長官がブッシュ大統領が米議会に北朝鮮へのテロ支援国家指定の解除を通告するとの見通しを示したことについて「日米はよく連絡を取り合っている。米政府の話を聞く」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
町村信孝官房長官は同日の記者会見で「ライス長官は指定解除の議会通告の具体的タイミングについて特段、言及していない。(米国の対北朝鮮政策は)変わっていない」と語った。そのうえで、拉致問題の具体的進展がない限り、指定解除を行わないよう
米政府に引き続き求めていく方針を示した。
町村氏また、日朝公式実務者協議で北朝鮮が「よど号」乗っ取り犯関係者6人の身柄引き渡しへの協力を表明したことと、ライス氏の発言は「関係ない」と述べた。
山崎氏、安倍発言に反論「私は利権政治家ではない」
2008.6.19 20:02
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080619/stt0806192002005-n1.htm 自民党の山崎拓元副総裁は19日の山崎派総会で、安倍晋三前首相が山崎氏の対北朝鮮融和路線を「百害あって利権あり」と批判したことを受けて、「私の政治生命にかかわる発言だ。私は利権政治家ではない。誹謗(ひぼう)中傷する政治家の人格を
疑う」と反論。総会後、記者団に「名誉棄損に相当する。安倍氏に取り消しと謝罪を求める」と述べた。
拉致問題、北の再調査開始時に経済制裁一部解除も 町村官房長官
2008.6.19 20:24
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080619/plc0806192023012-n1.htm 町村信孝官房長官は19日の衆院拉致問題特別委員会で、政府が北朝鮮経済制裁の一部解除の方針を示したことについて「(拉致問題に関する)再調査の具体的結果が出るまで何もしないとは言っていない。調査の進展を見極めながら、必要に応じて
(解除の手続きを)取ることはある」と述べ、再調査が日本側の要求通りに始まった時点でも一部解除に踏み切る可能性を示した。
また、外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長は再調査のあり方に関し、「(日本との)合同調査がいいのかどうか、慎重に検討していく。一方的に北朝鮮に任せるのではなく、日本もきちんと注文していく。早いタイミングで注文を出す折衝をやらなければなら
ない」と述べた。
>>217 安倍−山崎抗争 党役員連絡会に飛び火
6月20日19時7分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080620-00000958-san-pol 対北朝鮮外交をめぐる安倍晋三前首相と山崎拓元副総裁の応酬が20日、自民党役員連絡会に飛び火した。
口火を切ったのは山崎派の田野瀬良太郎衆院議員。安倍氏が対北融和路線の山崎氏を「百害あって利権あり」と批判したことを
取り上げ、「言葉が過ぎるのではないか」と抗議。これに対し、菅義偉選対副委員長が「政策議論の発言は自由だ。役員連絡会で取
り上げるのはいかがなものか」と安倍氏を擁護。最終的に伊吹氏が、「私から安倍氏に話しておく」と議論を引き取った。
伊吹氏はその後の記者会見で、「議員としての品性、節度、矜恃、使っている言葉によってその人が評価される。お互い言いたいこ
とを我慢する修練を積んでいるのだから自己抑制をしてほしい」と安倍、山崎両氏に苦言を呈した。
一方、安倍氏は国会内で記者団に「講演で述べた通りだ。講演をよく吟味し、学習してもらいたい」と意に介さぬ様子。山崎氏は記者
団に無言を貫いた。
テロ指定解除、「拉致」考慮を=福田首相が米大使に要請
6月20日19時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080620-00000142-jij-pol 福田康夫首相は20日午後、首相官邸でシーファー駐日米大使と会談した。首相は米国が検討している北朝鮮のテロ支援国指定
解除に関し「拉致問題は日本にとって重要だ」と述べ、拉致問題での北朝鮮の具体的な対応を見ながら慎重に判断するよう要請した。
日米首席が激論=テロ指定解除で「深い溝」−対北朝鮮
6月20日19時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080620-00000146-jij-pol 北朝鮮のテロ支援国指定解除の方針を表明したライス米国務長官発言をめぐり、19日に会談した斎木昭隆外務省アジア大洋州
局長とヒル米国務次官補が激論を交わしていたことが20日、分かった。ブッシュ大統領の任期切れをにらみ、非核化の進展を急ぎ
たい米側と、拉致問題が置き去りにされることを懸念する日本側の溝の深さが鮮明となった形だ。
同日の自民党外交調査会で、斎木氏本人が明らかにした。それによると、同氏は会談で、ライス発言を一面で報じた日本の夕刊
各紙を見せながら「反響の大きさを認識してほしい」と指摘。さらに「日米の信頼関係にかかわる問題だ」と詰め寄り、拉致問題が進
展しない限り指定解除しないよう求めた。
朝鮮戦争の米兵捕虜、中国への連行明らかに 公式説明、密かに“撤回”
6月20日18時35分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080620-00000953-san-int 【ワシントン=山本秀也】朝鮮戦争(1950〜53年)での米兵捕虜がひそかに中国領内に連行されていたことが、AP通信の入手した
文書で明らかになった。中国政府は米兵抑留を公式否定してきたが、2003年の米中協議で米側が照会した米兵について中国での
死亡を初めて認めた。
死亡が確認されたのは、リチャード・ディソーテルズ陸軍軍曹。北朝鮮領内で50年12月に共産側の捕虜となり、中国との国境に近
い収容所(国連軍名称「キャンプ5」)に送られたことがこれまで分かっていた。
帰還した捕虜の証言から、「義勇軍」の名で参戦した中国軍で「軍曹がトラック運転手として使役されていた」との情報があり、米政府
が中国に調査を要求。03年の協議で、中国側はこの軍曹が瀋陽(中国遼寧省)に移送されていたことを認め、「精神の異常」で53年
4月に死亡したと伝えてきた。遺体は現地で埋葬されたものの、墓地の再開発により遺骨の収拾、返還は不可能という。
米国防総省では、この通報内容を文書で遺族に伝える一方、公表を控えていた。旧満州の拠点都市だった瀋陽(旧称奉天)について、
米側の調査は当時のソ連に引き渡される米兵の交換拠点との可能性を指摘していた。
朝鮮戦争で捕虜となった米兵は7200人あまり。このうち、ごく少数については、戦後も北朝鮮での生存情報があり、情報機関員の語
学指導などに当たっていたと伝えられていた。
「拉致」再調査、日本か日朝の調査団を(テレビユー福島)
http://tuf.co.jp/i/news/mori/Auto/200806202031342.htm 自民党の朝鮮半島問題小委員会は、拉致被害者の再調査にあたって、日本独自か日朝共同の調査団を結成するよう、政府に求める
ことを決めました。 北朝鮮は先週の日朝協議で、拉致被害者についての再調査を行うと述べていました。
これについて、20日に開かれた自民党外交調査会の朝鮮問題小委員会では、「北朝鮮だけがやる再調査では、今まで日本は2回嘘
をつかれてきた」として、日本独自で調査を行うか、あるいは日朝合同の調査団を結成して再調査にあたるべきだとの意見が出され、これ
を政府に求めていくことを決めました。
北朝鮮との協議にあたった外務省の斎木アジア大洋州局長は、20日の委員会で「北朝鮮から具体的な拉致被害者の名前を伝えられ
たのか」と聞かれ、「被害者の名前は、事前にも今回の協議でも日本政府に連絡は一切なかった」と答えたということです。(20日19:30)
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拉致の合同調査は慎重検討 アジア大洋州局長
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062001000559.html 外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長は20日、自民党の外交調査会朝鮮半島問題小委員会で、北朝鮮による拉致被害者の再調査は
日朝合同で実施すべきだとの意見について「議論がある」と述べ、慎重に検討する姿勢を示した。
合同調査に関しては政府内でも「いい結果が出なかった場合、北朝鮮に拉致問題幕引きの口実を与えかねない」(政府筋)と警戒論が
出ている。
斎木氏はその上で「どういう調査をすべきかははっきりと注文をつけていく」と強調、早期に具体的な調査方法をめぐる調整に入るよう北
朝鮮側に呼び掛けていると説明した。
拉致被害者の帰国実現に関し、「北朝鮮から具体的な被害者の名前を伝えられたのか」との質問には「被害者の名前は、事前にも今回
の協議でも日本政府に連絡は一切なかった」と述べた。
2008/06/20 17:08 【共同通信】
【主張】米国務長官発言 納得できぬテロ指定解除
2008.6.20 03:27
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080620/amr0806200329000-n1.htm ライス米国務長官は、北朝鮮が近く核計画の申告書を中国に提出すると述べるとともに申告後、ブッシュ大統領が米議会に対して、北へのテロ支援国家指定解除などを通告すると語った。
これまでブッシュ政権は指定解除には核計画の完全かつ正確な申告や核施設の無能力化が必要としてきた。
ところが、ライス長官発言は北が正しく申告すれば、米政府が指定解除を通告する内容だ。これまでの見解を覆すものであり、きわめて遺憾と言わざるを得ない。
ライス長官は同時に「北の過去の歴史を考えると信用することはできない」と明言した。議会通告後、指定解除が発効するまでの45日間に北の協力の度合いを見極め、非協力の場合などでの制裁強化に言及している。だが、申告内容をまず検証してから
指定解除の手続きを取るのが筋だろう。
拉致問題についてライス長官は「悲劇的な日本人拉致事件に関する日朝協議を支援してきた。人権問題への支援で米国が沈黙することはない」と述べるにとどめた。ブッシュ大統領が2年前、拉致被害者の横田めぐみさんの母、早紀江さんと面会し、北の
拉致を絶対に許さないとした米国のメッセージはどうなってしまったのか。
日米同盟関係にも根底から悪影響を及ぼしかねない。米政府に強く再考を求めたい。
一方、日本政府は先の日朝実務者協議を受け、対北朝鮮制裁を一部解除する方針を示したが、北の拉致被害者の再調査の具体化を見極める立場を強調し始めた。
19日の衆院拉致問題特別委員会で、町村信孝官房長官は「北が再調査で具体的行動を取れば、それに見合う日本側の措置を取る」と述べた。これまで町村長官は「北朝鮮が『拉致問題は解決済み』との従来の立場を変更した」ことを「一定の前進」と評価し、
制裁を一部解除すると表明していた。
ようやく「行動対行動」の原則が明示されたが、当たり前のことである。北の曖昧(あいまい)な「再調査」の約束などで制裁の一部解除を表明したことへの批判や反発がいかに強いかを物語っている。
問題は、北の「具体的な行動」の中身だ。これまで北が不誠実な対応を取ってきたことを忘れてはなるまい。拉致被害者の全員帰国につながる再調査でなければ、国民は納得しないことを政府は銘記して交渉に臨むべきである。
【産経抄】6月21日
2008.6.21 03:45
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080621/kor0806210346001-n1.htm 日本が北朝鮮の再調査に期待して制裁の一部解除を発表したとたん、ライス米国務長官のテロ支援国家指定解除発言である。まるで申し合わせたかのようなタイミングだ。日本国内には対話を掲げる山崎拓氏らの超党派議連も生まれている。
▼世の中、急速に北に優しくなっていくみたいだ。独裁者もさぞかし笑いが止まらないことだろう。そんな「対話」が大好きで「圧力」がお嫌いという人たちが好んで引用したがるのが「北風と太陽」である。言うまでもなく『イソップ寓話(ぐうわ)集』に出てくる話だ。
▼道行く人の服を脱がせるのに北風よりも太陽が有効だったというわけで「対話」派には何とも都合がいい。韓国の前政権による北朝鮮への「太陽政策」もこの寓話からそう呼ばれた。しかしそんな人たちは「イソップ」にこんな話もあることをご存じなのだろうか。
▼「北風と太陽」のすぐ後に出てくる「農夫と蛇」である。農夫の子を蛇がかみ殺した。農夫は蛇穴の前で待ち、首を出したところへ斧を振り下ろしたが、狙いが外れてそばの岩を割ってしまう。そこで農夫は一転して蛇に仲直りを申し出るが、蛇はこう言って断る。
▼「抉(えぐ)れた岩を見たら、あんたと仲良くするなんてできない。あんただってそうだろう。息子の墓を見れば」。厳しい国際関係をみごと言いえているようだ。実は「イソップ」はこうした寓話が大半で、善意を強調した「北風と太陽」のような話の方がむしろ
例外的なのだ。
▼拉致問題などで、何度も北に煮え湯を飲まされた思いの強い日本人の多くは「太陽」を信じる気がなさそうだ。一部制裁解除発表直後の世論調査では、福田政権の北朝鮮政策への批判が圧倒的だった。ライスさんにも伝わってほしい心情である。
それは、アメリカに言うことではない。
「北の制裁解除は拉致再調査着手が条件」 高村外相 米にはテロ支援指定継続求める
2008.6.20 11:12
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080620/plc0806201115002-n1.htm 高村正彦外相は20日午前、閣議後の記者会見で、日本が北朝鮮に対して実施している制裁措置一部解除の時期について、「日朝双方とも今の段階では口約束だ。北朝鮮が(拉致被害者の)再調査し、それが生存者を見つけて(日本に)帰すことに向けた
真摯な調査だということになれば、その段階で解除する」と述べ、中身の伴う再調査の着手が条件となるとの考えを示した。
また、「ただ、そうでなかったとなれば、一部バックさせることもありうる」と述べ、北朝鮮の再調査が不誠実な内容だった場合は、制裁を復活させる場合もあるとした。再調査が実質的なものであるかどうかの基準は「政府が判断する」と指摘した。
ライス米国務長官が北朝鮮の核申告に合わせてテロ支援国家指定解除の手続きに入る考えを表明したことに関しては、「『解除してほしいならちゃんと申告しなさいよ』と講演で呼びかけた。米国の立場が変わったわけではない」と理解を示した。
一方、「日本としては(テロ支援国家指定という)カードは、もっと使えるのではないかとの立場だ」と指摘。その上で「(そのことを)私は当然言う」と述べ、今月26、27両日に京都市で行われる主要国外相会議出席のため来日するライス氏に対し、指定継続
を要請する考えを明らかにした。
拉致映画「めぐみ−引き裂かれた家族の30年」全米でTV放映
2008.6.20 11:44
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080620/amr0806201145014-n1.htm 北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんのドキュメンタリー映画「めぐみ−引き裂かれた家族の30年」=原題「アブダクション」(拉致)=の放映が19日、全米にネットワークを持つ米公共放送(PBS)で始まった。フロリダ、カリフォルニア両州を皮切りに、
22日まで各地で順次放映する。
PBSは全米で約7300万人の視聴者が契約しており、関係者は放映をきっかけに拉致問題に対する米世論が高まることを期待している。
映画は米国人監督が2006年に制作。1977年に13歳で拉致されためぐみさんの両親の娘を取り戻そうとする闘いを追ったもの。(共同)
ライス長官、日本などを訪問 国務省発表
2008.6.20 18:40
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080620/amr0806201841021-n1.htm 米国務省は19日、ライス国務長官が23日から30日まで、ドイツ、日本、韓国、中国の4カ国を訪問すると発表した。ライス長官は日中韓3カ国外相との会談で、北朝鮮の核をめぐる6カ国協議の再開に向けて連携していくことを確認するとみられる。
ライス長官は京都で開かれる主要国(G8)外相会合に出席するため、26日に訪日。日米豪3カ国外相による戦略対話も開かれ、アジア情勢や中東情勢について意見交換する。ライス長官は28日に訪韓。29日には地震被害を受けた中国の成都で支援
活動の様子などを視察、同日、北京入りする。(ワシントン 有元隆志)
北朝鮮、26日にも申告書提出
2008.6.20 19:07
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080620/kor0806201907000-n1.htm 韓国の聯合ニュースは20日、外交関係筋の話として北朝鮮が26日にも中国に核開発に関する申告書を提出するもようだと伝えた。申告書は北朝鮮の金桂寛外務次官が北京に行き、武大偉外務次官に提出する可能性が高いが、他の外交ルートを通じ
て伝達される可能性もあるという。また、日米韓などは、申告書が26日に提出されれば7月第1週に6カ国協議が再開する計画と報じた。(ソウル 久保田るり子)
金総書記に訪韓促す 韓国統一省次官
2008.6.20 21:56
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080620/kor0806202157001-n1.htm 韓国統一省の洪良浩次官は20日、ソウル市内でのフォーラムで、2000年の南北共同宣言に関連し「(同宣言で)最も重要なのは金正日委員長(総書記)による(韓国への)答礼訪問だ」と述べ、金総書記の訪韓を促した。聯合ニュースが伝えた。
北朝鮮が完全履行を要求している南北共同宣言と昨年の南北首脳宣言について「(現政権として)完全に拒否するとも完全に継承するとも言っていない」と説明し、国民の合意や経済性を考慮しながら履行を検討すべきだとの考えを示した。
その上で次官は、金総書記が「(2000年当時)訪朝した金大中元大統領のように勇気を持って韓国に来るなら南北関係が今よりもっと発展できる」と語った。(共同)
228 :
日出づる処の名無し:2008/06/21(土) 07:59:01 ID:3BZ2UrOT
【産経抄】6月21日
2008.6.21 03:45
日本が北朝鮮の再調査に期待して制裁の一部解除を発表したとたん、
ライス米国務長官のテロ支援国家指定解除発言である。まるで申し合わせたかのようなタイミングだ。
日本国内には対話を掲げる山崎拓氏らの超党派議連も生まれている。
▼世の中、急速に北に優しくなっていくみたいだ。独裁者もさぞかし笑いが止まらないことだろう。
そんな「対話」が大好きで「圧力」がお嫌いという人たちが好んで引用したがるのが「北風と太陽」である。
言うまでもなく『イソップ寓話(ぐうわ)集』に出てくる話だ。
▼道行く人の服を脱がせるのに北風よりも太陽が有効だったというわけで「対話」派には何とも
都合がいい。韓国の前政権による北朝鮮への「太陽政策」もこの寓話からそう呼ばれた。
しかしそんな人たちは「イソップ」にこんな話もあることをご存じなのだろうか。
▼「北風と太陽」のすぐ後に出てくる「農夫と蛇」である。農夫の子を蛇がかみ殺した。
農夫は蛇穴の前で待ち、首を出したところへ斧を振り下ろしたが、狙いが外れてそばの岩を割ってしまう。
そこで農夫は一転して蛇に仲直りを申し出るが、蛇はこう言って断る。
▼「抉(えぐ)れた岩を見たら、あんたと仲良くするなんてできない。あんただってそうだろう。
息子の墓を見れば」。厳しい国際関係をみごと言いえているようだ。実は「イソップ」はこうした
寓話が大半で、善意を強調した「北風と太陽」のような話の方がむしろ例外的なのだ。
▼拉致問題などで、何度も北に煮え湯を飲まされた思いの強い日本人の多くは「太陽」を信じる気が
なさそうだ。一部制裁解除発表直後の世論調査では、福田政権の北朝鮮政策への批判が圧倒的だった。
ライスさんにも伝わってほしい心情である。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080621/kor0806210346001-n1.htm
「忘れられたもう一つの拉致 在米韓国人牧師、地元オバマ氏も懸念」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/154851/ 【ワシントン=有元隆志】ライス米国務長官が北朝鮮へのテロ支援国家指定を解除する方針を明言するなか、米国に永住権を持つ韓国人牧師が北朝鮮に拉致された事件に注目が集まっている。
民主党の大統領候補に内定したバラク・オバマ上院議員が地元であるイリノイ州選出の他の議員と連名で、北朝鮮に対し牧師の安否に関する情報提供をしなければ指定解除に反対する、とする手紙に署名していたためだ。
拉致されたのは同州に住んでいた金東植(キム・ドンシク)牧師=拉致当時(53)。金牧師は1996年のアトランタ五輪の最中、
北朝鮮選手にキリスト教を布教しようと試みたため、北朝鮮側から敵視され、2000年に中国で脱北者を守る活動中に拉致されたとみられている。
議会筋によると、05年1月、オバマ氏は北朝鮮国連大使に対する手紙への賛同を求められた際、金牧師の資料を取り寄せたうえで署名したという。
オバマ氏の広報担当者は、米紙ワシントン・ポスト(19日付)で「拉致された人たちのことを深く懸念する立場に変わりはない」と強調した。
金牧師は死亡したとの見方もあるが、米政府が北朝鮮に「事件解明を強く求めたことはなく、北朝鮮側からも情報提供はない」(同筋)。
昨年11月、日本人拉致被害者の家族会メンバーらが、ヒル国務次官補に牧師の妻からの手紙を手渡したが、ヒル氏は受け取ったかも覚えていないという。
>>229 ブラウンバック上院議員がテロ指定解除前に「牧師拉致事件」解明を要求:イザ!
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/616350 下記ニュース(
>>229)について
昨年11月15日正午から、拉致議連・家族会・救う会訪米団(平沼赳夫団長)が、国務省でヒル国務次官補と面会した際、
脱北者救援活動中に北に拉致された牧師(米国永住権を保持)の夫人が書いた書簡を手渡した。
ところが、関係者の証言によれば、ヒル氏は、それ以前もそれ以後も、米朝協議の場でこの問題を取り上げたことはないという。
実は、同日午前10時半から、対北強硬派の代表格サム・ブラウンバック上院議員と面会した際、夫人は書簡のコピーを同議員にも渡しており(ヒル氏との会談には夫人は同席せず)、
議員は、同日午後ヒル氏に説明を求めた場で、書簡を手交しつつ然るべき対処を促したという。
ブラウンバック議員は、自分も直接関与したこの件を、国務省がまったく無視したまま北のテロ支援国指定を解除しようとしていることに、強い憤りを覚えており、一戦交えるべくスタッフに準備を命じたらしい。私のところにも、色々照会が来ている。
産経新聞記事の引用につづき、牧師夫人のヒル宛て書簡を載せておく(いま、翻訳の時間がないため、取りあえず英語版のみ)。
私が天下を取ったなら、朝鮮半島を併合して、冷麺をラーメンに、キムチを沢庵漬にと
朝鮮人の食生活を日本人化させることを誓います。
>232 余計なまねすんなボケ
北朝鮮、来週にも核申告提出か…6か国協議再開の可能性も
特集 北朝鮮の核実験
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080621-OYT1T00629.htm?from=main1 【ワシントン支局】米政府高官は20日、来週にも北朝鮮の核申告が提出され、6か国協議首席代表会合が開催される可能性があるとの見通しを明らかにした。
ライス国務長官もCNNテレビとのインタビューで、月内開催に意欲を示した。
高官は、20日北京入りした6か国協議米首席代表クリストファー・ヒル国務次官補が「数日滞在する予定だ」としたうえで、その理由は首席代表会合開催の「可能性がある」からだと明言。早ければ来週にも開催されるとの見方を示した。
また、マコーマック国務省報道官は20日の記者会見で、首席代表会合は「おそらく、北朝鮮が核申告を(議長国の)中国に手渡す場となるだろう」と指摘。ヒル次官補も「申告提出後すぐに首席代表会合が開かれる」との見通しを示しており、核申告提出と
首席代表会合開催が同時期に行われる方向で、関係国が調整しているようだ。
一方、核申告の検証について、ライス長官は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、「関係国と検証手続きを作成している。(現地の)査察には、米国、ロシア、中国があたる」と述べた。
(2008年6月21日21時35分 読売新聞)
北朝鮮警備艇がまた侵犯
2008.6.22 23:54
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080622/kor0806222356001-n1.htm 韓国国防省は22日、北朝鮮の警備艇1隻が同日昼前、韓国が黄海上の南北軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)を約3・2キロ侵犯し、韓国海軍の警告を受けて約30分後に引き返したと明らかにした。
北朝鮮警備艇によるNLL侵犯は今年に入って6回目。
同省は、警備艇が中国漁船を監視中に韓国側の海域に入り込んだとみている。(共同)
北朝鮮 韓国の李政権を批判、軍事境界線の人や物資移動の制限も
2008.6.23 00:59
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080623/kor0806230100000-n1.htm 南北軍事会談の北朝鮮代表団は22日、韓国の李明博政権が協力的ではないと非難、「軍事的保障措置をこのまま続けるべきか考えざるを得ない」と述べ、軍事境界線をまたぐ人や物資の移動が制限されることもあり得ることを示唆する報道官談話を発
表した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮側は開城工業団地や金剛山観光での通行、通信、通関の条件緩和、軍当局間の通信網正常化などで不満を表明した。
通行、通信、通関については昨年10月の南北首脳会談で条件を緩和していくことで合意、昨年末には開城、金剛山と韓国間の有線、無線電話とインターネット通信を認めることになった。
しかし、今年2月の李政権発足後、北朝鮮が韓国当局者の軍事境界線通過を拒否するなど条件緩和に向けた動きが中断していた。(共同)
北の高濃縮ウラン活動を示す新たなデータみつかる 米紙報道
2008.6.22 19:21
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080622/amr0806221921002-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】米紙ワシントン・ポストは21日、北朝鮮が先月米国に提出した1万8000ページ以上に及ぶ寧辺の原子炉の稼働記録から、高濃縮ウランによる核計画の活動を示す新たなデータがみつかったと報じた。米政府内で北朝鮮のウラン
濃縮活動をめぐる議論が活発化しているという。
同紙によると、このデータについて、北朝鮮が支援を受けたと推測されているパキスタンから得たものではないと主張する専門家もいるが違う見解もあり、議論が続いているという。
ライス国務長官は18日の講演で、「北朝鮮がウラン濃縮計画を追求していることは知っているが、どの程度か正確にはわからない。この情報は北朝鮮に対する懐疑的な見方を改めて確認するものだ」と述べ、新情報の入手を遠回しに認めていたという。
ウラン濃縮問題について米国と北朝鮮の間では、近く提出するとみられる核計画の申告とは別文書に、米国の懸念を北朝鮮が「認識する」表現を盛り込むことで事実上合意している。今回新情報が明らかになったことで、米議会などから別文書では不十分
との批判が出ることは必至だ。
北朝鮮は2002年10月、訪朝した当時のケリー国務次官補(東アジア・太平洋担当)に対し、ウラン濃縮計画の存在を認めたが、その後否定に転じた。
シリアに調査団派遣、疑惑解明進むか不透明 (1/2ページ)
2008.6.22 22:47
ttp://sankei.jp.msn.com/world/mideast/080622/mds0806222249002-n1.htm 【ベルリン=黒沢潤】国際原子力機関(IAEA)は22日、北朝鮮の協力による核開発疑惑が指摘されるシリアに初の調査団を派遣した。シリアは調査への協力を表明する一方、疑惑が指摘されるすべての施設への立ち入りを拒んでおり、24日までの調査で、
どれだけ疑惑が解明されるか不透明だ。
同疑惑をめぐっては、イスラエルが昨年9月、シリアの砂漠地帯にあった建物を空爆。米国は、この建物が北朝鮮の寧辺にある実験用黒鉛減速炉(5000キロワット)に酷似した原子炉の施設だと指摘した上で、シリアが北朝鮮から極秘に技術支援を受けて
いたと非難した。シリアはこれに対し、北朝鮮との技術連携を一切、否定している。
IAEAは今回、シリア政府から、空爆された土地への立ち入りを許可されているが、建物の瓦礫はすでに撤去されている。残骸(ざんがい)の一部が保管されているのなら解析し、施設の設計図も入手したい考え。また、設計担当者や現場の技術者への聞き
取り調査も行いたい意向だ。
(2/2ページ)
IAEAはこのほか、他の3施設への立ち入りも要求しているが、シリア側はこれを拒否している。AP通信が外交筋の話として伝えたところによると、シリアは3施設のうち1つで、核弾頭を製造する機器を収容している可能性があるという。シリアは一方、他の
アラブ諸国に対し、3施設はいずれも、核開発とは関係のない通常の軍事施設だと説明しているという。
IAEAのエルバラダイ事務局長は調査団派遣に先立つ20日、シリア政府に対し、「(疑惑解明のための)透明性の確保」を呼び掛けた。ただ、シリアが調査にどれだけ協力するか疑問で、調査が長期化する恐れもある。
北朝鮮制裁解除で高村外相、再調査の検証合意が必要
2008.6.22 18:56
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080622/stt0806221858004-n1.htm 高村正彦外相は22日のNHK番組で、日朝実務者協議で合意した拉致被害者の再調査について「北朝鮮が調査したものを、日本の専門機関を含めて検証がきっちりできる態勢をつくりたい。その交渉が進まない限り、対北朝鮮経済制裁を一部解除することは
ない」と述べた。
調査内容を検証する態勢で合意できない限り、一部制裁の解除に踏み切らない考えを示した発言だ。仮に一部制裁を解除した場合でも「北朝鮮の対応が真摯(しんし)でないとなれば制裁が復活し、より強いものになるかもしれない」と牽制(けんせい)した。
北朝鮮が冷却塔「爆破ショー」、日米韓中露の放送局招待
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080622-OYT1T00773.htm?from=main3 【ソウル=浅野好春】6か国協議の韓国首席代表、金塾(キムスク)外交通商省朝鮮半島平和交渉本部長は22日、ソウルで記者会見し、北朝鮮当局が寧辺(ヨンビョン)にある5000キロ・ワット黒鉛減速炉の冷却塔の爆破撤去を中継させるため、日米韓中露
5か国の放送局を現地に招待していることを明らかにした。
北朝鮮は「核施設廃棄の意思」を劇的に世界にアピールすることにしたとみられる。
金本部長は、米国についてはCNNが招待されたと述べた。消息筋によると、撤去予定日は6月27日に設定されているが、議長国・中国への核申告提出、6か国協議首席代表会合の日程によっては、ずれ込む可能性もある。韓国はMBC、日本は在京の
民放局が招かれたという。ただ、放送各社は、米朝両国が撤去にかかる費用を負担するよう求めているため、受け入れ可否をなお検討中、との情報もある。
冷却塔は高さ約20メートル。もともと寧辺の核施設は老朽化が激しいうえ、すでに6か国合意に基づいて無能力化作業が進んでいるため、北朝鮮にとっては極めて安上がりで済む「爆破ショー」に過ぎない、との冷めた見方もある。
(2008年6月23日03時09分 読売新聞)
「万景峰入港の全面解禁主張していない」 高村外相がTBSに抗議
2008.6.23 14:36
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080623/plc0806231436011-n1.htm 高村正彦外相は23日、緊急記者会見を開き、21日放映のTBSの番組「報道特集NEXT」が、13日に開催された日朝実務者協議を受けての政府の会議で、高村氏が北朝鮮船籍の貨客船「万景峰92」の入港の全面解禁を主張したと報じたことに対し、
「100%ウソだ」と述べ、TBSに抗議するとともに、報道取り消しを求めると表明した。
高村氏は会見で、「日本の外相が今の状況下で、万景峰入港を全面解禁しろと主張したと北朝鮮に伝われば、誤ったメッセージとなり、国益に反すること著しい。こういうウソを公共の電波で垂れ流すことはとんでもない」と指摘した。
13日の会議は首相執務室で開かれ、高村氏のほか福田康夫首相、町村信孝官房長官、中山恭子首相補佐官が出席、北京から帰国した外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長から報告を受け、対応を協議したという。
「指定解除に反対」民主・鳩山氏
2008.6.23 18:58
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080623/kor0806231859004-n1.htm 民主党の鳩山由紀夫幹事長は23日、都内のホテルで講演し、ライス米国務長官が北朝鮮の核申告に合わせてテロ支援国指定解除の手続きに入る考えを表明したことに対し「指定解除をさせない方向に、われわれがもう一度揺り戻さなければいけない」
と述べた。
また、北朝鮮側が約束した日航機「よど号」乗っ取り犯関係者6人の身柄引き渡しへの協力に関し「よど号犯が帰国したから、拉致問題は不問にしようなんてことは国民感情から許されない。帰国でテロ支援国家を外される可能性もある。そうなれば北朝鮮
にとっては願ったりかなったりだ」と指摘した。
テロ指定解除急ぐ米国 議会も「解除に反対せず」
2008.6.23 23:20
【ワシントン=有元隆志】米政府が北朝鮮の核計画の申告を受け、直ちに同国に対するテロ支援国家指定解除を米議会に通告する方針を固めたのは、核施設の無能力化などプルトニウムによる核計画の推進を阻止するためにも、北朝鮮側の要求を受け
入れる必要があると判断したものだ。ただ、来年1月のブッシュ大統領の任期切れを控え、交渉を急ぐあまり、「解除することが自己目的化している」(6カ国協議筋)との批判も出ている。
米朝は4月上旬のシンガポールでの会談で、申告内容について事実上合意に達していた。申告と同時に指定解除することも、北朝鮮との話し合いのなかで決まっていたとみられている。
ライス国務長官や交渉責任者のヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)としては、寧辺にある核施設の冷却塔爆破中継など、「目に見える形での進展」をアピールし、対北朝鮮強硬派の批判を抑えたいとのねらいがあるようだ。
今後は議会側の対応に焦点が移るが、下院は安全保障支援・武器輸出管理法に、完全かつ正確な核計画の申告と効果的な検証が行われない限り、指定解除すべきでないとする条項を追加することを全会一致で可決した。同条項が効力を発揮するには、
上院の賛成も必要となる。
上院で多数を占める民主党は、北朝鮮との対話路線に転じたブッシュ政権の北朝鮮政策を基本的に支持している。議会筋は「解除に反対はしないとの見方が強い」と指摘する。
上院には民主、共和両党の大統領候補に内定したオバマ上院議員とマケイン上院議員がおり、2人がどのような判断を示すかも注目される。
◇ ◇
テロ支援国家 国際テロを支援したり実行犯をかくまったりしているとして、米国が国内法に基づき指定する国家。武器や関連品目の輸出禁止、経済援助禁止などの厳しい制裁が科される。現在指定されているのは北朝鮮、キューバ、イラン、スーダン、シ
リアの5カ国。北朝鮮の解除に当たっては、北朝鮮が(1)過去半年間にテロを支援していないこと(2)今後テロを支援しないと保証したこと−を証明する報告書を、解除の少なくとも45日前までに大統領が議会に提出する必要がある。 (共同)
北朝鮮「横やり」制裁解除反対の動き非難
2008.6.24 00:41
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080624/amr0806240042000-n1.htm 北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、日朝実務者協議で日本が北朝鮮への経済制裁を一部解除することになったことに対し、安倍晋三前首相や自民党、民主党の議員連盟が「時期尚早」などと反対していることを「関係改善に横やりを入れようとする不純な行
為」などと非難する論評を出した。
北朝鮮メディアが、制裁一部解除に反対する日本国内の動向について論評したのは、実務者協議後、初めて。拉致問題再調査をどう行うかなど、北朝鮮側の今後の行動には触れなかった。論評は、日朝の関係改善は「6カ国協議の共同声明にも規定され
た内容」であり、「半世紀以上、不正常な関係が続くのは無益だ」と主張。「日本がわれわれとの対決(路線)に固執するなら、6カ国協議でやっかいな存在となっている立場から永遠に抜け出すことはできない」と指摘した。(共同)
「拉致問題の解決を」被害者家族会、米大使館訪ね訴え
6月25日12時5分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000019-yom-soci 北朝鮮が26日にも核開発計画の申告書を提出するのに合わせ、米国がテロ支援国指定の解除手続きに入る見通しが高まった
ことを受け、拉致被害者家族会は25日午前、飯塚繁雄代表(70)や増元照明事務局長(52)らが東京・赤坂の米国大使館を訪ね、
拉致問題の解決とともに、来月の北海道洞爺湖サミットで北朝鮮の人権問題などを取り上げるよう要請した。
飯塚代表によると、要請にはマイケル・メザーブ公使が応対したが、家族会側が、北朝鮮のテロ支援国指定の解除手続きを「残
念だ」と伝えても、特に説明はしなかったという。
要請後、取材に応じた増元事務局長はテロ支援国の指定解除について「仕方がないで終わらず、『それでいいのか』と声を上げ
続けていくことが必要」と強調した。
<拉致被害>家族会が米大使館へ要望 テロ支援国家解除巡り
6月25日11時13分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000033-mai-soci 北朝鮮による拉致被害者家族会のメンバーは25日、東京都港区の米国大使館を訪れ、米国が北朝鮮のテロ支援国家指定を
解除しないよう改めて要望した。
家族会の飯塚繁雄代表(70)や増元照明事務局長(52)らが訪問し、マイケル・メザーブ公使やマーク・ナッパー1等書記官が
応対した。26日から京都で開かれるG8外相会合や7月の北海道洞爺湖サミットなどの国際会議で、拉致問題や北朝鮮の人権
問題を議論することも求めた。
メンバーは26日までに英国やフランス、イタリア、ドイツなどの大使館を回る予定。
【官房長官会見】「拉致をサミットの議題に」(25日午前)
6月25日13時48分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000929-san-pol 町村信孝官房長官は25日午前の記者会見で、主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)で北朝鮮による拉致問題を議題に
取り上げるかどうかについて、「サミットの政治問題のセッションの中で当然、一番ホットな問題である朝鮮半島も議論になって
くる。その中で核の話は話題になるだろうし、ミサイル、あるいは拉致といった問題も議論されてしかるべきだ。日本としてもきち
んと議論になるようにもっていきたい」と述べた。会見の詳細は以下の通り。
(ry
【拉致】
−−きょう北朝鮮による拉致被害者の家族の方々が、サミット(主要国首脳会議)で拉致問題を議題に取り上げてほしいとい
うことで各大使館を回って要望している。北朝鮮問題も1つの大きなテーマだと思うが、拉致問題についてはどのように議長国
として取り上げていくか
「あのー、サミットの大きく分けて4つのテーマというのはご承知の通りでありますが、その中で政治問題というセッションがあ
ります。その政治問題のセッションの中で、ま、アジアで開かれるサミットということもありますから、中東の問題、アフリカの問
題等と並んでですね、当然この一番ホットな問題であります朝鮮半島の問題というものも議論になってくることは当然予想され
ますし、その中でもちろん、核の話は話題になるでしょうし、また、ミサイル、あるいは拉致といったような問題も6者協議の中で
議論されているわけでありますから、当然議論をされてしかるべきでありますし、日本としてもきちんと議論になるようにもって
いきたいと、こう考えております」
(ry
<洞爺湖サミット>北朝鮮問題が重要議題に
6月25日19時52分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000097-mai-pol 26日にも北朝鮮が核計画を申告し、米国がテロ支援国家指定解除の手続きに着手することを受け、7月7日に開幕する北海道
洞爺湖サミット(主要国首脳会議)でも北朝鮮問題が重要議題に浮上する見通しになった。サミットで行われる日米首脳会談でも
核、拉致問題を中心とする北朝鮮問題が中心議題の一つになりそうだ。
サミットにはオブザーバー参加する中国を含め、北朝鮮以外の6カ国協議メンバーもすべて参加する。町村信孝官房長官は25
日の記者会見で「サミットで日本としても北朝鮮問題がきちんと議論になるよう持っていきたい」と強調した。
日本はテロ指定解除後も6カ国協議を中心とした国際社会の枠組みで北朝鮮に核、拉致問題の解決を促していく基本方針を変
えていない。サミットの場でも、拉致など北朝鮮問題への理解を取り付けることで、テロ指定解除後も北朝鮮に対し引き続き国際
社会から一定の懸念が継続していることを印象づけたいというのが日本政府の戦略だ。
サミット開催中の日米首脳会談でもテロ指定解除後に向け、日米の核、拉致問題での連携をあらためて確認すると見られる。
【須藤孝】
京都で26日G8外相会合 拉致解決へ協力要請
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062501000907.html 7月7日からの主要国(G8)首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に向けた最後の閣僚級準備会合となるG8外相会合が26日、
京都市で始まる。2日間の日程でアフガニスタンやスーダンの平和構築、北朝鮮やイランの核不拡散問題など政治課題を討
議し、27日に高村正彦外相が議長声明を発表する。高村氏は拉致問題解決に向けた国際社会の協力を呼び掛ける考えだ。
高村氏は閉幕後の27日午後、ライス米国務長官と個別に会談。米政府の北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除問題や
拉致問題をめぐり今後の対応を協議する。
外相会合は26日午後、アフガン復興をめぐる論議でスタート。治安改善と経済復興を「車の両輪」として支援策に取り組む
方針を確認する見通し。パキスタン国境地帯でのテロ対策、難民支援強化を盛り込んだ「アフガン共同声明」をまとめる。
27日は北朝鮮、イランの核問題が主要テーマ。北朝鮮問題では6カ国協議の合意に基づく「非核化プロセスの着実な進展」
に取り組む決意を示す。イランに対してはウラン濃縮活動の即時停止を強く促す方針だ。
2008/06/25 19:07 【共同通信】
245 :
日出づる処の名無し:2008/06/25(水) 20:25:21 ID:9ulr3DC1
【海外論調】日本政府、北朝鮮への態度を軟化
アメリカによる北朝鮮の対テロ支援国家リストからの解除に日本政府は理解を示す
(フィナンシャルタイムス)
Tokyo eases N Korea policy
http://www.ft.com/cms/s/0/a659cd6c-424f-11dd-a5e8-0000779fd2ac.html Tokyo has consistently argued North Korea should stay on the list as long as the issue of
Japanese civilians kidnapped by Pyong-yang in the 1970s and 1980s remains unresolved.
But Japan has been stealthily backing away from that position under Yasuo Fukuda, prime minister,
since last September. Tokyo's shift, say political analysts, is partly an adaptation to political reality,
as it has became clear Washington intends to offer the delisting to North Korea in return
for information about its nuclear plans.
日米電話会談 ブッシュ大統領「拉致は決して忘れない」
2008.6.25 22:57
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080625/plc0806252300016-n1.htm 福田康夫首相は25日夜、ブッシュ米大統領と電話で会談し、北朝鮮問題について意見交換した。ブッシュ大統領は日本人拉致問題について「決して忘れない。日本の懸念は十分理解しており、日本と引き続き緊密に協力していきたい」と、昨年11月の日米
首脳会談での発言を改めて述べ、拉致問題を重視する方針に変わりはないことを強調した。福田首相は「拉致問題を含む諸懸案の解決に向け日朝間の協議でも最大限努力しているが、引き続き米国の協力をお願いしたい」と述べた。
首相はまた、26日にも予定されている北朝鮮の核計画申告に関連し、「北朝鮮による核の放棄に向けた6カ国協議のプロセスを前進させることが重要だ」と指摘した。
電話会談は約20分間行われた。米国が北朝鮮に対するテロ支援指定国家解除を米議会に通告する方針を示していることに、日本国内に解除への反発の声が強いことを踏まえ、首相側が24日から申し入れていた。大統領とは、主要国首脳会議(北海道
洞爺湖サミット)に合わせて、7月6日に会談する予定だ。
電話会談に先立ち、首相は25日、自民党青年局の井上信治局長、柴山昌彦次長と首相官邸で面談した。この中で、首相は米国の北朝鮮のテロ支援国家指定解除方針について「拉致問題の解決も大切だが、核問題の申告による進展も大切だ。両方、総合
的に大切にしていく。北朝鮮問題の解決に向け努力する」と述べた。
イラン、北と“口止め”密約5月、核申告を前に特使派遣 (1/2ページ)
2008.6.25 23:58
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080625/amr0806252358019-n2.htm 【ワシントン=有元隆志】核をめぐる6カ国協議合意にもとづき、北朝鮮は26日にも核計画の申告書を提出するが、これに関連、5月末にイランの特使が訪朝し、申告のなかでイランとの核開発をめぐる協力関係に触れないよう求め、見返りとして北朝鮮の
核科学者らの雇用拡大を約束していたという。朝鮮半島情勢に詳しい情報筋が明らかにした。
同筋によると、訪朝したのはイランの情報当局高官。当初、核開発への関与が指摘される精鋭部隊、革命防衛隊から同高官より年配の当局者が訪れる予定だったが、体調を崩したため差し替えになったという。
イランは今年2月にも代表団を平壌に派遣し、イランとの協力関係について米国に明らかにしないよう求めている。今回は4月の米朝協議で暫定合意に達したことを受けたもの。
(2/2ページ)
同筋によると、特使は、北朝鮮の核政策を担当する高官との会談で、4月の米朝協議で「完全かつ正確な申告」を求める米国からの圧力に屈しなかった北朝鮮の「勇気ある態度」を称賛。暫定合意のなかで、拡散やウラン濃縮による核計画に関して、米国
などの懸念を「認識」するとの表現にとどまったことを、「北朝鮮とイラン双方にとっての成果」で強調した。
そのうえで、北朝鮮に対し、協力への見返り措置として、イランで働きたいという北朝鮮の核技術者や専門家の受け入れを増加するとともに、彼らの雇用期間を長期間にすることも約束したという。
寧辺の核施設の無能力化の作業が進むなか、北朝鮮にとって、核技術者らの仕事場の確保になるうえ、核開発の技術力を維持できるというメリットがあるとみられている。
在日イラン大使館のコメント イラン大使館は、このような噂話を強く否定するとともに、国際原子力機関(IAEA)の完全な査察下にあるイランの平和利用を目的とした核技術は、国内の技術者によるものであり、この分野では諸外国との協力関係は一切な
いことを改めて強調する。イランと日本の関係に混乱を生じさせるため、いくつかの外国筋により流されるイランと北朝鮮の関係についての虚偽の記事の掲載を遺憾に思う。
【くにのあとさき】東京特派員・湯浅博 北の二枚舌を許すのか
2008.6.26 03:04
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080626/amr0806260305004-n1.htm 外交には裏があるから、吸い付きそうな名前のヒル米国務次官補が策を弄(ろう)しても驚かない。実績の上がらないライス国務長官が彼の口車に乗せられても、「そうか」と思うだけである。
だが、同盟関係にある仲間を裏切ってはいけない。北朝鮮のテロ支援国家指定を解除すれば、北の将軍様は二枚舌と約束違反も悪くないと考えるだろう。
ヒル次官補は核の「廃棄」を要求していたのに、短期の「無力化」で妥協してしまう。核計画の「完全な申告」のはずが、内容は「北にお任せ」という取引を受け入れた。今日がその提出日だ。
4月の米朝協議の際、交渉途中で軍備管理の専門家が辞表を提出したからヘンだなと考えた。拉致被害者「家族会」が先月、ヒル次官補にテロ支援国家指定の解除をしないよう要請したら、「拉致がテロであるかを定義する立場にない」と逃げたという。
冗談ではない。「拉致はテロだ」といったのは上司のブッシュ大統領ではないか。なぜそんなに北のテロ指定解除を急ぐのか。2005年合意の「廃棄」と「完全な申告」の期限を延長すればすむはずだ。ノーベル平和賞が狙いか。
米国にも北融和派がいて、北が1980年代に大韓航空機の爆破事件を起こして以来、テロ支援をしていないと援護する。彼らの目には拉致、偽札、麻薬密売という悪逆非道の国家犯罪が映っていないらしい。
ライス長官は北の申告をもって6カ国協議の勝利だというが、誰がそんなものを信じる。中国の朝鮮専門家でさえ、この協議をお祭りの猿回しに例えていた。主役はもちろんサルと猿回しであり、ほかにドラを鳴らしながらお客からカネを集める司会役がいる。
北の核放棄を突っ込んで話し合うのは主役の米朝だけ。司会役の中国は、ただ彼らをはやす役回りでしかないという。中国人にしては自虐的だが、日韓露については「役に立たないから計算にいれていない」とは無礼だ。
問題は、米朝のどちらが演技をリードする猿回しなのかである。その答えは、米朝による4月の基本合意をみれば明らかだ。いずれも北のペースでことが運ばれており、猿回しは北であった。
だからこそ、「ライス−ヒル」の独走に対して、米国内では、ヒル次官補が「ストックホルム症候群にかかった」と皮肉られた。この感染症は銀行強盗事件で、人質が陥りやすい犯人に対する連帯意識をいう。言葉を換えると、国務官僚が強盗の手先になった
と言っているに等しい。
米中に猿回し論も強盗シンパ論もあるが、米政府内にさえ山盛りの異論があると聞く。
日本国民は拉致事件の衝撃によって、事なかれ主義の戦後精神から「覚醒(かくせい)」したはずだ。日本の「拉致解決なくして北支援なし」は国論レベルに達し、福田政権に背信があれば有権者から手痛い報復を受けるだろう。
「ライス−ヒル」路線を打ち砕く手はまだある。ライス長官がヒル次官補を信頼し、ブッシュ大統領がライス長官を重用しているから、政策変更ができるのは大統領しかいない。
そこで米議会に働きかけて大統領に圧力をかける。福田首相がワシントンに乗り込んで、直接、ブッシュ大統領に掛け合う。それでもダメなら次期大統領候補のオバマ、マケイン両氏に持ちかけたらどうか。すべては首相のやる気だ。そうでないと同盟まで
をも危うくする。(ゆあさ ひろし)
「拉致をサミット議題に」家族会が在日大使館行脚
2008.6.26 00:29
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080626/kor0806260028000-n1.htm 7月初めの北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)やG8外相会議で拉致問題を議題として話し合ってもらおうと、拉致被害者の家族会は25日、サミットに参加する米、英、伊、仏各国の在日大使館を訪問、要請活動を行った。
大使館を訪ねたのは、田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄で、家族会代表の飯塚繁雄さん(70)、増元るみ子さん=同(24)=の弟で、家族会事務局長の照明さん(52)らメンバー4人。
家族らは、在日米国大使館でマイケル・メザーブ公使らに、サミットでの拉致問題の議題化を訴える要望書を提出。飯塚さんは「拉致問題の早い解決が家族の願い。サミット参加の各国大使に理解、支援してほしい」と話した。
26日はカナダ、ドイツ両国の在日大使館を訪問する予定。
【主張】北の核申告 不完全なら再提出求めよ
2008.6.26 03:00
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080626/kor0806260301002-n1.htm 北朝鮮は26日にも核計画の申告書を6カ国協議議長国の中国に提出する。米政府も北朝鮮へのテロ支援国家指定解除の手続きに着手する。
6カ国協議の最大の目標は、北朝鮮の核完全廃棄を通じて朝鮮半島非核化を達成することだ。これを実現するには、北朝鮮が進めてきた核活動の詳細をもれなくリストアップすることが不可欠だ。核申告はそのための「急所」にあたる重要なプロセスである。
ところが、4月の米朝協議前後から雲行きがあやしくなり、ライス米国務長官やヒル国務次官補の発言などを総合すると、申告書は核兵器の申告が除外されるばかりか、ウラン濃縮や他国への拡散行為も正式文書とは別の文書であいまいに触れるだけ−と
いった内容になる見通しだ。
北の核施設の冷却塔爆破もパフォーマンスでしかない。申告の中身がずさんで不完全なら、いくら検証しても核の完全廃棄は程遠い。ライス長官も最近まで、プルトニウム抽出の詳細▽ウラン濃縮▽シリアなどへの拡散−の3点を「正確な申告に欠かせない
柱」としていたことからすれば、明らかな後退である。
この程度の申告の見返りにテロ支援国家指定解除に踏み切るのは、あまりに時期尚早であり、譲歩のしすぎと言わざるを得ない。次の段階や次期政権下で核完全廃棄をめざすうえで、かえってマイナスの結果を残す恐れもある。
米政府は申告の内容を検証し、問題があれば指定解除の見直しもあり得るという。だが、残り任期が少なく、核問題で外交的成果をめざすブッシュ政権にとって現実には困難だろう。提出前からこれだけの欠落が指摘されながら、申告と指定解除手続きに走
るのは米朝当局者間の「出来レース」と批判されてもやむを得ない。
福田康夫首相は「北朝鮮の核問題が解決する方向に進むならば歓迎すべきことだ」と語った。だが、日本にとって死活問題である核兵器の申告を棚上げするようでは解決の方向とはいえまい。
指定解除に着手するのは、6カ国協議の場で申告書の内容に厳正な検証・評価を加えてからでも遅くない。不完全でずさんな申告書なら、撤回させ、再提出を求める決断も必要だ。日本政府は申告と指定解除を既定の行動としてすませず、最良の方策をと
ことんまで日米間で協議すべきである。
251 :
日出づる処の名無し:2008/06/26(木) 17:38:31 ID:sozcmiYq
米朝鮮部長、平壌到着 27日冷却塔爆破視察
2008.6.26 14:57
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080626/amr0806261457016-n1.htm 米国のソン・キム国務省朝鮮部長とポール・ヘンリー国家安全保障会議(NSC)中国部長が26日午後、韓国から板門店を経由して平壌に到着した。
キム部長は共同通信に対し「(27日に予定されている)寧辺の核施設の冷却塔爆破作業を視察し、北朝鮮側と協議する」と訪問の目的を説明、「28日に平壌を離れる」と話した。
協議の日程については「まだ決まっていない」としたが、6カ国協議首席代表会合の日程を調整し、北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除をめぐる協議も行うとみられる。(共同)
「核爆弾を見た」と脱北核技術者 組立施設の衛星写真を公開
2008.6.26 18:46
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080626/kor0806261845006-n1.htm シンクタンク「日本政策研究センター」(東京)の朝鮮半島問題専門家チームが26日、東京都港区芝の友愛会館で記者会見し、北朝鮮から脱出した核技術者へのインタビューで「2001年1月に核爆弾を見た」との証言が得られたことを明らかにした。
発表したジャーナリストの恵谷治氏らによると、核技術者(専門は火薬)の朴元哲氏(仮名)は2005年に韓国に亡命。先月、専門家チームのインタビューに応じ、「(核爆弾を)見たのは寧辺の党委員会近くの建物。核爆弾は1個だけ部屋に置かれていた」
などと、聞き取りに対して証言した。
円筒形で、直径、高さともに1メートルほど。上部と下部に電気コードが巻いてあったという。現場で「点火装置は60個以下。起爆薬やプルトニウムも入っており、ベリリウムなどの中性子発射装置も真ん中に入っている。それらを合理的に配置すれば核爆弾
になる」と聞いたという。また、「北朝鮮はすでにプルトニウム開発を放棄し、研究の方向を転換している」とも話したという。
恵谷氏によると施設は1980年代までに造られたとみられるという。同氏は「この大きさではノドンなどには搭載できないが、北朝鮮は、核爆弾の小型化のカギになる火薬の技術を持っており、小型化をさらに進めているだろう」と話している。
仏外相が会見「北と国交樹立の可能性も」
2008.6.26 19:00
ttp://sankei.jp.msn.com/world/europe/080626/erp0806261900007-n1.htm 京都市で開かれる主要8カ国(G8)外相会合のために来日したフランスのクシュネル外相が26日、都内の在日仏大使館で記者会見し、北朝鮮の核計画申告に関連して「申告の内容次第だが、北との関係改善もありうる」とし、将来的な北との国交樹立の
可能性を示した。ただ、同外相は「国際原子力機関(IAEA)の評価を待たなければならない」とも言明した。日本の拉致問題については「日本国民の不安や怒りに共感する」と述べた。
北の核計画「完全かつ正確」な申告とはほど遠く (1/2ページ)
2008.6.26 20:24
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080626/amr0806262023017-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮の核計画の申告について、米政府はプルトニウムによる核開発の解明につながると強調している。しかし、ウラン濃縮や核拡散の活動に関する説明はないうえ、核兵器製造工場や核実験場などの情報は含まれていないとみ
られる。詳細な分析には時間がかかるが、核問題をめぐる6カ国協議で合意した「完全かつ正確」な申告とは、ほど遠い内容になるのは確実といえそうだ。
プルトニウム
米政府は今回の申告と、5月はじめに北朝鮮から受け取った約1万8000ページに及ぶ寧辺の核施設の稼働記録とを照らし合わせることで、核兵器の原料となるプルトニウムの保有総量を検証することは可能と判断している。北朝鮮は寧辺の核施設への
米代表団の立ち入りを認めており、今後の検証にも協力するとみられる。一方で、核兵器製造工場や核実験場の所在などは明らかにされないため、検証も行われない見通しだ。
ライス長官は今回の申告で含まれなかったとみられる核兵器の扱いは「第3段階の議論になる」としている。ただ、4月に訪朝したジャック・プリチャード元朝鮮半島和平協議担当大使は産経新聞に対し、北朝鮮側が核廃棄の対象は寧辺の核施設に限られ、
すでに抽出したプルトニウムや核兵器は含まれないとの見解を示したと語った。核廃棄も、「(中断中の)軽水炉の建設と引き換えになる」と要求していたという。
「核保有国」としての扱いを求める北朝鮮と、あくまで核兵器の放棄を主張する米国の立場の隔たりは大きく、今後の交渉の難航は必至だ。
(2/2ページ)
ウラン濃縮
米政府はウラン濃縮活動や海外への核拡散について、申告とは別文書で扱うことに合意した。北朝鮮がウラン濃縮や拡散をどの程度行っているのか、つかめていなかったため先送りを認めざるを得なかった。
2002年10月、北朝鮮がウラン濃縮活動を認めた場にいたプリチャード氏は、ウラン濃縮など「残っている問題に取り組んでいくことを北朝鮮側に確認させることが必要だ」と強調する。
ウラン濃縮問題についてライス長官は、18日の講演で、「北朝鮮のウラン濃縮の追加的情報に困惑している」と語った。米紙ワシントン・ポストによると、核施設の稼働記録からウラン濃縮の痕跡がみつかった。昨年、北朝鮮が米側に提出したアルミ管からも
ウラン濃縮の痕跡が検出されており、米政府内では、改めてウラン濃縮に関する議論が起きているという。
核拡散について、北朝鮮は「シリアとの現在進行形の核計画はない」と主張。ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)も「過去に両国が共同で核開発をしていたのは間違いない」としながらも、昨年9月のイスラエル軍による空爆で「合同の核計画はなくなった」
との見方を示している。
議会調査局(CRS)はこのほどまとめた報告で、北朝鮮がシリアだけでなくイランの革命防衛隊とも協力関係を持ち、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやスリランカの反政府武装組織、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)に支援している疑惑を指摘した。
北朝鮮の狙いは米国との対等の立場 6カ国協議は停滞へ (1/2ページ)
2008.6.26 21:39
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080626/amr0806262140019-n1.htm 【ソウル=久保田るり子】北朝鮮にとって米国のテロ支援国家指定解除と対敵通商法の適用終了は、朝鮮戦争(1950〜53年)以来、半世紀に及んだ対米敵対関係が解消することを意味する。ただ、米朝関係は表面上、進展するものの、核の完全無能力化を
目指す6カ国協議は再び停滞するとの見方が有力だ。
テロ支援国家指定と対敵通商法の適用が終わることで、北朝鮮は手続き上、世界銀行など国際金融機関からの融資を受けることが可能になる。外国為替取引、資産移動などの規制も解除されれば、第三国や韓国からの経済、技術支援獲得にも道が開かれる。
北朝鮮は、こうした経済的な効果だけでなく政治的効果にも期待をかけているとみられる。
韓国・外交安保研究院の尹徳敏氏は、「北朝鮮は今後、核を保有しながら米国と対話するインド・パキスタンのような関係の構築を狙うだろう」とみる。
4月に訪朝したブッシュ政権初期のプリチャード元米北朝鮮特使に対し、北朝鮮の朴義春外相と金桂寛外務次官は、「米国と核保有国のイスラエルは友好的な関係」と指摘、「われわれは米国と同等の核保有国の地位を追及している」と述べたという。北朝鮮は
今回のテロ国家指定解除などによって米朝関係が正常化し、さらに「核保有国」として認められたと認識しており、今後は米国と対等の立場で、核軍縮交渉を進めることを狙っているとみられる。
今回の一連の動きを受けて開かれる次回6カ国協議では、無能力化と申告の第2段階を評価、検証方法を検討し、核廃棄の第3段階について協議する段取りだ。しかし、今後の協議では北朝鮮が遅延戦術を取る可能性が高い。
現在、寧辺で使用済み燃料棒引き抜きなど無能力化の作業が行われているが、「北朝鮮は年末まで遅延させる方針と聞いている」(朝鮮半島筋)とされる。
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また、申告リストのプルトニウムの扱いについても「保有する核物質の廃棄については軽水炉提供など法外な要求を出してくるだろう」(北朝鮮専門家)とされ、申告以後の行程は難航が予想されている。
北朝鮮は、すでに任期切れが近いブッシュ政権と交渉するより、「直接交渉をいとわない」とする民主党オバマ政権誕生との交渉に期待をかけているとも言われる。北朝鮮は27日に、寧辺の冷却塔爆破を予定しており、その模様は、米CNNなど招待メディアを
通じて、世界中に発信される。しかし、北朝鮮の核をめぐる問題の解決にはならず、新たな混迷の道が始まるに過ぎない。
申告とは別に米朝間に「秘密覚書」 ウラン、核拡散解決に協力
2008.6.27 00:09
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080627/amr0806270008000-n1.htm 米政府高官は26日、北朝鮮が中国に提出した核計画申告とは別に、米側が指摘するウラン濃縮計画と核拡散の懸念を北朝鮮が「認識」するとした文書について、「相違点を解決していくための協力を約束」していることを明らかにした。
高官によると、文書は2ページで「秘密覚書」と呼ばれ、4月のシンガポールでの米朝協議の際に受領済み。6カ国協議議長国の中国にも既に写しが渡っているという。
「認識(acknowledge)」という表現は、北朝鮮は米国が疑惑を指摘したことを認め、米国は北朝鮮が疑惑を認めたとお互いに解釈できるような表現のため、玉虫色の合意との批判も上がっている。文書は同時に、今後双方が解決に向けて努力するとしており、
争点についての議論が米朝で続くことになる。(共同)
北朝鮮が核計画申告 米はテロ支援国家指定解除へ (1/2ページ)
2008.6.27 00:30
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080626/kor0806261947007-n1.htm 北朝鮮は26日、核計画の申告書を6カ国協議の議長国、中国に提出した。これを受け、米政府は同日、見返り措置として北朝鮮のテロ支援国家指定などの解除を決め、議会に通告した。拉致事件を“置き去り”に解除に踏み切ったことについて、ブッシュ大
統領は、「拉致された日本市民のことを忘れない」と強調した。しかし、制裁という有効なカードを失った結果、先に北朝鮮が約束した拉致事件の再調査の実施などでどれだけ北朝鮮に迫ることができるのか、日本政府の姿勢が問われる。
【北京=矢板明夫】北朝鮮の崔鎮洙駐中国大使は26日午後、中国外務省を訪れ、6カ国協議議長の武大偉次官に申告書を提出した。関係筋によると申告書は約60ページで、核施設、核開発計画、プルトニウム抽出量などを記載。抽出プルトニウム量は
38キロ前後としている。核兵器の情報は含まれず、高濃縮ウラン開発と、シリアの核開発協力にも触れていないもよう。
中国は申告書を直ちに各国に配布し、それぞれが本国で評価と検証方法を検討。7月第1週にも北京で6カ国協議を再開し、申告内容の検証と、核施設の廃棄、解体など完全廃棄に向けた第3段階の措置などを議論する。
北朝鮮は進展を印象づけるため、27日に寧辺の核施設の冷却塔を爆破、6カ国協議参加国のテレビで爆破場面を放映させるという。
(2/2ページ)
◇
【ワシントン=有元隆志】ブッシュ米大統領は26日午前(日本時間同日夜)、北朝鮮の核計画の申告を受けて、ホワイトハウスで記者会見し、北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除を米議会に通告すると表明した。同時に日本人拉致事件について、
拉致被害者横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さんと面会したことに触れ、「米国は北朝鮮に拉致された日本市民のことを決して忘れない」と強調。「日本政府と緊密に協力し、北朝鮮に拉致問題を解決するよう圧力をかけていく」と述べた。
大統領は申告について「正しい方向に近づく一歩だ」と一定の評価をする一方で、北朝鮮に対して、今後の検証作業に協力するよう求めた。そのうえで、「北朝鮮が正しい選択をすれば、国際社会との関係を改善できるだろう。北朝鮮が誤った選択をすれば、
米国は6カ国協議の他の参加国とともに、しかるべく対応する」と述べ、北朝鮮が検証などに協力しなかった場合は、再び制裁を科する可能性を示した。
大統領は申告について、「プロセスの終わりではない。始まりだ。(北朝鮮の)政権に対する幻想は抱いていない」と述べ、北朝鮮の核放棄の実現にはなお時間がかかるとの認識を示した。
ハドリー米大統領補佐官は同日、大統領からの書面指示を受け、テロ支援国指定解除を議会に通告したことを明らかにした。
「米国は幻想を抱いていない」ブッシュ大統領会見要旨 (1/2ページ)
2008.6.27 00:31
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080627/amr0806270032001-n1.htm ブッシュ米大統領の北朝鮮の核計画の申告に関する会見要旨は次の通り。(ワシントン 有元隆志)
米国の政策目標は、すべての核兵器を朝鮮半島から廃絶することである。今日、北朝鮮が核計画の申告を6カ国協議の議長国・中国に行ったことで、その目標に1歩近づいた。
米国は平壌の政権に対する幻想は抱いていない。北朝鮮の人権侵害、ウラン濃縮活動、核実験、拡散、弾道ミサイル計画、そして韓国や近隣諸国に対する脅威を深く懸念している。
われわれは多国間協議の一環としての、この日の進展を歓迎する。昨年、北朝鮮は核施設の無能力化を約束した。北朝鮮は、核兵器の原料となるプルトニウムを長年にわたって製造してきた寧辺の核施設の無能力化を開始した。この作業は米国と国際原子
力機関(IAEA)の当局者によって監視されている。北朝鮮は義務を果たしていることを示すため、明日、寧辺にある冷却塔を
各国のテレビカメラの前で破壊すると言っている。
昨年、北朝鮮は核開発の申告を行うことも約束した。今日の申告で、北朝鮮はプルトニウム関連活動について説明している。1986年にさかのぼる別の核計画に関する文書も提出した。北朝鮮は寧辺にある原子炉などに立ち入りを許すことも約束した。これら
の情報は、北朝鮮が核開発および計画を中止しようとしているか検証するために不可欠だ。
(続く)
>>258(続き)
(2/2ページ)
6カ国協議は「行動対行動」の原則に基づいている。6カ国協議の合意を守るために、米国は北朝鮮の行動に応じて2つの行動を起こす。第一に、対敵通商法の適用を終了する。第二に、テロ支援国家指定解除を議会に通告する。(発効するまでの)45日間
は北朝鮮が真摯な協力姿勢を示す大切な期間といえよう。
6カ国協議を通じて、われわれは包括的で強力な検証の枠組みをつくりあげる。この期間、米国は北朝鮮を注意深く監視し、必要に応じた行動をとる。
この2つの措置は、北朝鮮の金融および外交的孤立にほとんど影響を及ぼさない。北朝鮮は世界で最も重い制裁を受けている国の1つであることに変わりはない。北朝鮮が人権侵害、2006年の核実験、兵器拡散によって受けている制裁は変わらずに有効
である。国連安保理決議による制裁も同様だ。
一連の6カ国協議は、米国や国際社会にとって、重大な懸念を抱かせるさまざまな事柄を浮かび上がらせた。孤立を終わらせるため北朝鮮は懸念に対処しなければならない。北朝鮮はすべての核施設を解体し、抽出したプルトニウムを放棄し、高濃縮ウラン
と拡散活動に対する疑問に答え、検証可能な形でこれらの活動を終わらせなければならない。
北朝鮮は6カ国協議で合意された他の義務も果たす責務がある。
米国は北朝鮮に拉致された日本人を決して忘れない。われわれは日本と引き続き緊密に協力、協調し、北朝鮮に拉致問題を速やかに解決するよう圧力をかけていく。
北朝鮮にとってはこれは好機となるかもしれない。北朝鮮が正しい選択をすれば、リビアがこの数年間行ったように、国際社会との関係を改善することができよう。誤った選択をすれば、米国や6カ国協議の参加国はそれに応じた対応をする。プルトニウム、
ウラン濃縮、拡散活動を十分に公表し、終わらせなければ、それなりの結果を招くことになる。
多国間外交は北朝鮮の核問題を平和的に解決する最良の手段だ。今日の進展は、ねばり強い多国間外交が成果をもたらすことを示している。ただ、外交プロセスはそれ自体が目的ではない。
われわれの究極の目標は明確だ。抑圧や飢え、病気、核兵器などから人々が解放された安定かつ平和な朝鮮半島の実現である。その目標に向かう道のりは長いが、今日われわれは正しい方向に一歩踏み出した。
「福田首相はなぜ解除は困ると言ってくれないのか」拉致家族は落胆 (1/2ページ)
2008.6.26 21:47
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080626/kor0806262146010-n1.htm 北朝鮮が26日、核計画の申告書を中国に提出し、米政府は北朝鮮へのテロ支援国家指定解除すると発表した。日本人拉致事件が進展しない中、拉致被害者家族の目には「米国による拉致問題の切り捨て」と写る。「くやしい」「裏切りだ」。流れを止められ
なかった日本政府への複雑な思いも交じり、家族は落胆を隠さなかった。
▽圧力なくなる
「テロ支援国指定という圧力がなくなることは、私たち家族の命に直結するかもしれない」。家族会事務局長で拉致被害者、増元るみ子さんの弟、照明さん(52)は険しい表情でこう語った。
家族はこれまで米政府や議会関係者に、指定解除をしないよう直接働きかけていたが、指定解除でその「砦(とりで)」の一つが崩れることになる。
田口八重子さんの兄で、家族会代表の飯塚繁雄さん(70)は「訴えてきたことがこんなに簡単に解除になるとは…。私たちの活動は何だったのか」と肩を落とした。
飯塚さんの怒りは、日朝協議で「再調査」の代償として経済制裁の一部解除を表明した日本政府にも向く。「首相はなぜブッシュ大統領に解除は困ると言ってくれなかったか。裏切られたようだ」。
(2/2ページ)
▽それでも信じたい
北は日朝協議で、よど号犯の引き渡しへの協力も約束した。よど号メンバーに拉致された有本恵子さんの母、嘉代子さん(82)は「被害者の最後の1人が帰ってくる日まで、米国は日本を助けてくれると思っていたが甘かった。日本は北に言うべきことを言い、
被害者全員を返すまでは、びた一文渡さないと北に伝えてほしい」と話した。
だが、横田めぐみさんの母、早紀江さん(72)は、面会したブッシュ大統領の言葉を信じている。
「がっかりはするけれども、(ブッシュ大統領が)拉致問題をないがしろにするとは思わない。大統領は『(拉致のことを)絶対に忘れない』とおっしゃった。気持ちは変わっていないと信じたい」。
▽またスパイ活動が…
曽我ひとみさん(49)の夫、チャールズ・ジェンキンスさん(68)は「指定が解除されれば、拉致問題についての日本の力も弱くなる」と家族の懸念を代弁するように語った。北で暮らし、北のやり方を知っている。「(制裁一部解除は)賛成ではない。万景峰号が
また入ってくれば、日本の北朝鮮関係者が行き来でき、スパイ活動が再び行われる」とも警告した。
ジェンキンスさんは「北は拉致問題についてすべて知っている。被害者の記録はすべて残っている」としたが、これまで同様、「再調査」で北に裏切られる可能性は捨てきれない。
「日本は日本で対応を」有本嘉代子さん訴え テロ国家指定解除で
2008.6.26 21:59
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080626/kor0806262158011-n1.htm 北朝鮮の核申告を受けて米国がテロ支援国家指定を解除すると発表したことについて、拉致被害者の家族は辛い胸の内を明かした。
神戸市出身の拉致被害者、有本恵子さん=拉致当時(23)=の母、嘉代子さん(82)は、産経新聞の電話での取材に応じた。
有本さんは「拉致被害者の最後の1人が帰ってくる日まで、アメリカは日本を助けてくれると思っていたが甘かった。やはりアメリカはアメリカ、日本は日本だと思った」と日米の拉致問題への温度差に、失望を隠さなかった。
そして「日本政府は北朝鮮に言うべきことを言って、拉致被害者を全員日本に送りかえすまでは、びた一文渡さないと伝えてほしい」と、強い口調で悔しさをにじませた。
さらに「私はもう何十年も北朝鮮と交渉をしてきたが、あの国は絶対に話し合いだけで拉致被害者を送り返すようなことはしないと思う。今回のこと(北朝鮮の核申告)だって、このままうまくいくとは到底思えない。アメリカが方向転換をしたからといって日本政府
まで経済制裁をやめてもらっては困る。私たちはこれからも、拉致被害者を返せと
言っていくしかない」と決意を語った。
「解除は早すぎる…」横田早紀江さんらTVで肩落とす
2008.6.27 00:16
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080627/kor0806270018000-n1.htm ブッシュ米大統領が北朝鮮のテロ支援国指定解除を議会に通告すると表明したことを受け、田口八重子さんの兄で、家族会代表の飯塚繁雄さん(70)と、横田めぐみさんの母、早紀江さん(72)は26日夜、NHKのニュース番組に出演後、会見。早紀江さんは
「解除は早すぎた。非常に残念」。飯塚さんも「米国は『拉致問題を忘れない』と言ってはくれたが、結果はちぐはぐな感じ」と肩を落とした。
解除発効までは45日間あるが、飯塚さんは「米国では大統領が言えばもう決まりと聞いている」とあきらめ顔。「日本政府には、解除された後の具体的な作戦を練ってもらいたい」と話したが、結果が伴わない日本政府の交渉にも、家族は不満だ。
早紀江さんは「私たちは政府に頼るしかない。政府のみなさんには『本当に真人間になってやってください』、首相にも『本気でやってください』と言いたい」と怒りをあらわにした。
八重子さんが拉致されて間もなく30年。飯塚さんは「毎日、毎年の節目が積み上がった長すぎる年月。人の人生を台無しにした北朝鮮が許せない」と表情をこわばらせた。
功奏した対北制裁 絶対に安売りは禁物 西岡力・東京基督教大学教授
2008.6.26 23:03
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080626/kor0806262307013-n1.htm 北朝鮮の核計画申告を受け、拉致問題が未解決にもかかわらず、米国がテロ支援国家の指定解除を表明したが、日本にとって決戦の時はまさにこれからだ。国内には「拉致被害者家族らは米国に依存し過ぎではないか」とし、対北朝鮮問題膠着(こうちやく)
の一因とする意見もあるが、膠着状態にあったわけではない。腕相撲は双方の力が均衡しているときは動きがないように見える。対北制裁が効いているから
北朝鮮は我慢する。そして、これを続ければ相手は動く。
制裁を受けた北朝鮮は2006年に慌ててミサイル発射と核実験を実施し、中国に助けを求めたがさらに追い込まれた。最終的に米国に近づき日米との交渉を選んだのだ。彼らの目的は代価を安くし制裁を解除したうえ、できるだけ日本やアジア開発銀行(ADB)
などから金を取ることだ。日本は今後も絶対に制裁の効果を安売りしてはならない。
拉致問題をめぐって今後、北朝鮮は対米アリバイ工作に出ることが予想される。拉致被害者の再調査を約束したが、まともな調査をせず時間稼ぎをする。さらに日本を6カ国協議の中で孤立させる。テロ支援国家指定解除を達成し、米朝関係を先に進めるという
考えだ。
また、日本の世論に「残りの拉致被害者は死んだかもしれない」と思わせるような隠し球を持っているかもしれない。家族会を遺族にしてしまうような国民情緒を作るのが狙いだろうが、その工作をいかに跳ね返すか。状況次第では日本にとりチャンスにもなる。
核問題で米国がやっていることは中途半端だ。北朝鮮に対するハードルをどんどん下げており、日米同盟への重大な脅威だ。こうした中にあっても日本は核と拉致の完全解決まで妥協してはならない。それが国益を守るうえでの最低ラインだ。(談話)
【主張】北の核計画申告 不十分な内容を憂慮する
2008.6.27 03:18
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080627/kor0806270320002-n1.htm 北朝鮮が核計画の申告書を提出したことを受け、ブッシュ米大統領はテロ支援国家指定解除の通告を議会に行った。
かねて予想された事態とはいえ、日本にとって死活的に重要な核兵器情報が除外、先送りされるなど、きわめて遺憾である。申告は厳しく検証されるというが、指定解除が発効する45日間でどこまで、実効的かつ完全な検証ができるのか、憂慮せざるを得ない。
北がテロ支援国家指定リストからはずれれば、経済支援なども可能となる。「拉致解決なくして北支援なし」は日本の国論ともなっている。それだけに今回の米政府の措置は拉致問題の解決にブレーキをかけ、日本の国益を損ないかねない。ただ指定解除が
最終的に決まったわけではない。日本は窮地に追い込まれないよう、総力を挙げるべきときだ。
申告書には、核爆弾の原料となるプルトニウムの抽出量や核施設の稼働実績などが記載されている。争点になっていた(1)高濃縮ウランによる核開発(2)シリアの核開発への協力−に関しては申告書とは別の文書に盛り込まれた。北の主張に米側が譲歩
した格好だ。
核兵器に関しては、核廃棄への「第3段階」に先送りされた。
今回の申告は、2005年9月の6カ国協議国による共同声明を基本にしている。この声明で北朝鮮は「すべての核兵器および既存の核計画を放棄することを約束した」とうたっているだけに大きく後退しているのは明らかだ。
北がテロ支援国家に指定されたのは大韓航空機爆破事件の翌1988年からだ。指定解除には対象国が(1)過去6カ月間、テロを支援したことがない(2)将来テロを支援しないと確約している−の2点を証明しなければならない。
だが、忘れてならないのは、米政府が拉致事件をテロ支援国家指定の条件に加えると言明したことだ。小泉純一郎元首相の訪朝後、当時のアーミテージ国務副長官などの発言であり、拉致事件は2004年公表された「国際テロ年次報告書」から明記されている。
拉致は現在進行形のテロであることを銘記すべきだ。
日本政府は米政府などとこうした認識を共有する努力をどの程度払ったのだろうか。米議会が指定解除を覆すには新たな立法が必要となる。外務省だけでなく、与野党議員もあらゆるルートを駆使して巻き返しを図ってほしい。
264 :
日出づる処の名無し:2008/06/27(金) 11:33:05 ID:qJHQOvF+
265 :
日出づる処の名無し:2008/06/27(金) 11:34:39 ID:qJHQOvF+
829 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2008/06/27(金) 05:29:04 ID:drxYaNrq
【北朝鮮問題】ブッシュ米大統領、国際緊急事態経済権限法等に基づき対北制裁措置の継続令を発令 [06/26]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1214511449/ ホワイトハウスからソースがつきましたw
830 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 06:40:24 ID:6D95PNKL
45日間はじっとしていてくれ、というサインでしょ。
831 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 06:40:39 ID:lhcgSLMW
>>1 【北朝鮮問題】北朝鮮、核開発計画の申告書を中国に提出…中国外務省が記者会見 [06/26]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1214474701/ ↓
【北朝鮮問題】米国、テロ支援国家指定解除を決定、対敵国通商法の適用も除外 ブッシュ米大統領が発表 [06/26]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1214505543/ ↓
【北朝鮮問題】ブッシュ米大統領、国際緊急事態経済権限法等に基づき対北制裁措置の継続令を発令 [06/26]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1214511449/ ´ ヾ
゛ (⌒) ヽ
((、´゛))
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||||||| ドッカーン!!
/ | ∠|
(゜\./,_ ┴./゜ノ( 「前と変わってないニダ!!」
\ \iii'/ /,!||!ヽ
ファビョ━━ /V,,ニ..,ニ、、 ノ( \━━━ン!!!!
\ヽY~~/~y} `/~,/
| ,k.,.,!,.,.,r| ,! く
/ <ニニニ'ノ \
なんでこう読む気のなくなる長文コピペばっかなんだ ここ
じゃあ来るな
269 :
日出づる処の名無し:2008/06/27(金) 21:55:01 ID:sLNTCKoP
◆◆◆スレッド作成&継続依頼スレ★099◆◆◆
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1212889955/l50 760 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん 投稿日:2008/06/27(金) 13:50:13 ID:0ke/JfcB
http://pict.or.tp/img/63654.gif 朝日新聞山口東部版をデジカメで写しました。
朝鮮半島植民地支配を否定 下関市教育長『 事実に反す 』
山口県下関市の嶋倉剛教育長(44)が26日、学校への教育補助金増額を求めて尋ねてきた
山口県朝鮮学園の金鍾九理事長と保護者らに、日本の朝鮮半島に対する植民地支配について
「植民地支配は歴史的事実に反する」 と述べた。
同学園は山口朝鮮初中級学校を運営。この日、保護者側は 「植民地支配によって日本に渡航せざるを
得なかった朝鮮人子弟が通っている。ほかの外国人学校とは経緯が違うことをふまえて対処してほしい」
と要望した。これに対し、嶋倉教育長は 「植民地支配という部分については歴史的事実に反するので
受け入れられない」 と述べた。
保護者らは机をたたくなどして激しく抗議し、金理事長も 「歴史的事実派は歴史的事実と受け止めて」
と主張した。嶋倉教育長は、「日朝併合の部分をいかに言うかは自由」 と言いつつ、
植民地支配であったことは改めて否定。「そこは日朝交渉でやって頂ければいい話」 と述べた。
金理事長は「 日朝平壌宣言や日本の首相談話にも植民地支配への謝罪が盛り込まれている。
それを否定することは国のトップを否定することだ」 と話す。
嶋倉教育長は朝日新聞の取材に 「助成の話に昔の話を持ち出すのは筋違い」と話した。
嶋倉教育長は87年に文部省に入省。教育財政室長などを歴任した。下関市では前任の教育長が
突然辞職して4月から空席だった。市は後任を文部科学省に求め、嶋倉氏が5月に着任した。
下関市と朝鮮半島はつながりが深い。戦後、朝鮮半島に帰る船に乗ろうと下関には多くの
朝鮮半島出身者が集まった。現在もその子孫が多く住み、約4千人が韓国・朝鮮籍で外国人登録を
している。(島津洋一郎)(以下略)
「置き去りではない」北のテロ指定解除で駐米大使
2008.6.27 10:45
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080627/amr0806271047006-n1.htm 藤崎一郎駐米大使は26日、北朝鮮による核計画申告を受けた米国のテロ支援国家指定解除に関し「決して(拉致問題を抱える)日本を置き去りにするということではない」と述べ、引き続き日米が連携していく必要性を強調した。
大使は拉致被害者家族などから失望の声が出ていることに対し、解除手続き完了までに45日間あると指摘。「わざわざブッシュ大統領が朝一番にテレビに出て、ちゃんとやりますと言っている」として、当面は米国主体の検証作業を見守るべきだとの考えを
表明した。その上で「日米で緊密に連携し、核も拉致も不退転の決意で前進させていく」と解決に向けた取り組みを約束した。
また7月上旬の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)にあわせて行われる見通しの日米首脳会談で「取り上げないはずがない」と述べ、主要議題の1つになるとの見通しを示した。(共同)
北は核開発あきらめず 前米アジア上級部長が見解
2008.6.27 10:49
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080627/amr0806271053008-n1.htm ブッシュ米政権の東アジア政策に詳しいマイケル・グリーン前国家安全保障会議アジア上級部長は26日、北朝鮮による核計画申告を受けた米国のテロ支援国家指定解除に関し「個人的には北朝鮮が核開発をあきらめる戦略的な決断をしたとは思えない」
と述べ、今後の展開に懐疑的な見方を示した。ワシントンで記者団に語った。
北朝鮮の申告と米側の指定解除着手については「妥当で重要な措置だ」と一定の評価。ただ、ブッシュ大統領が明言した申告内容の検証作業が完全にできなかった場合は、「大統領は立ち去るべきだ」として、解除手続きの中断など制裁措置の継続を求めた。
日本の拉致問題に関しては「米国はこの問題で日本に対し責任がある。6カ国協議などあらゆる場で進展を図るべきだ」と、米政権に一層の協力を促した。(共同)
ジェンキンスさんの永住許可 「できるだけ早く結論を」鳩山法相
2008.6.27 11:26
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080627/kor0806271130005-n1.htm 新潟県佐渡市の拉致被害者、曽我ひとみさん(49)の夫、ジェンキンスさん(68)が日本への永住許可を申請している問題で、鳩山邦夫法相は27日の閣議後会見で、「話題の方なので、できるだけ早く結論を出してあげたらいいという指導をしていくつもりだ」
と述べ、早期に永住許可が下りる可能性を示唆した。
当初、ジェンキンスさんの永住許可が下りるまで半年程度かかるとみられていたが、鳩山法相は「一般論」とした上で、「時間がかかることもあるし、かからないこともある」と述べた。
ジェンキンスさんは曽我さんの配偶者として在留資格を得ているが、3年ごとに更新が必要となる。永住許可が下りれば更新の必要がなくなるため、今月24日に新潟市の東京入国管理局新潟出張所で日本への永住許可を申請した。
北の資産凍結は継続 米財務省
2008.6.27 12:58
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080627/amr0806271259012-n1.htm 米財務省報道官は26日、ブッシュ米大統領が北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除を議会に通告したことに関連し、北朝鮮のマネーロンダリング(資金洗浄)や核拡散を防止するため、資産凍結などの金融制裁は当面継続する考えを明らかにした。ロイター
通信が伝えた。
報道官は、北朝鮮の核計画申告書提出により一部経済制裁が撤廃されるが、米国内に約3200万ドル(約34億2500万円)ある北朝鮮資産の凍結は解除されていないと説明。米銀行との取引再開なども「北朝鮮が国内の資金洗浄やテロ資金対策を国際
基準に合致させるかどうか次第だ」と指摘した。
米財務省は2005年にマカオの銀行バンコ・デルタ・アジアが米ドル札偽造など犯罪に関与した疑いで金融制裁を発動。口座凍結は解除したが制裁は続いている。(共同)
「拉致と非核化協議の連結を」 北朝鮮テロ指定国家解除で小此木政夫・慶大教授に聞く (1/2ページ)
2008.6.27 18:23
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080627/kor0806271827009-n1.htm 米国は2006年10月の北朝鮮の核実験以降、プルトニウムの生産と蓄積を阻止することを国家安全保障の優先課題と位置づけ、交渉路線へと政策を転換した。これに対し、日本は制裁路線に突入。その結果、日米の北朝鮮政策をめぐるギャップが拡大し、
「日米外交摩擦」といえる状態にまでなった。日本国内に「ブッシュ大統領に裏切られた」といった反応が出るなど、ふつうの状態ではない。福田政権としては、こうした事態を憂慮し、制裁路線を修正したいと思い、今回の米の制裁解除を前に日朝実務者協議を
急いだのだろう。
米国の対北朝鮮交渉は「段階解決」と「同時行動」が基本。今回の米国のねらいは、今動いている設備を止め、将来もプルトニウム生産などをできないようにすることだ。これまでに蓄積されたものをどうするかは、後回しにした。
だから、「見返り」となったテロ支援国家の指定解除も米朝国交正常化の段階的な一部になっている。
(2/2ページ)
北朝鮮は、米国との交渉を次期政権まで引き延ばすという見方もあるが、必ずしもそうではないかもしれない。ブッシュ政権としても、核の完全廃棄に向けたロードマップ(行程表)の合意は、したいのではないか。このままではあまりにも中途半端だからだ。
さらに、北東アジアの新しい安保のための多国間フォーラム
設置まで持っていければ、中東で失敗したけれど、アジアで成功したといえるからだ。
日本としては、今後再開される6カ国協議のなかで、北の非核化と拉致事件の解決をしっかりリンクさせなければならない。07年2月の6カ国合意では日朝関係正常化のための作業部会設置が盛り込まれた。拉致問題の解決なしに日朝関係正常化はない
との原則を堅持しながら、国交正常化作業部会を舞台とする日朝交渉を活発化することが重要だ。
当然、首相官邸と外務省が北朝鮮との交渉を進めるべきであり、一部議員が北朝鮮や朝鮮総連を絡めて交渉するようなことはすべきではない。(談)
【石原知事会見詳報】「アメリカは結局逃げちゃった」 (1/3ページ) 抜粋
2008.6.27 19:23
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080627/kor0806271926011-n1.htm 東京都の石原慎太郎知事は27日の定例記者会見で、米政府が北朝鮮へのテロ支援国家指定を解除すると発表した問題について「米国は(拉致被害者を)忘れないというが、結局アメリカは逃げた。日本人は無視された」と痛烈に批判した。この日の会見詳報
は以下の通り。
−−知事が拉致被害者に向けたメッセージを収録した放送にあわせて、北朝鮮が妨害電波を発したが、どう思うか
「今までもそうですよ。ですからね、総務省は珍しくね、あの団体に2つの波を許してくれましてね。こっちが妨害されましたら、こっちに(もう一つの波に)救済措置をさせるってやってきたようですけど、そういうことをもう少し、みんなに周知した方がいいんじゃない
かな。まあ、アメリカは相変わらずでね、結局逃げちゃった。それはアメリカもどういう利益につながるのか、私はよく分からないけれども、依然として拉致の問題は残っているわけでしてね。それから、この問題について北朝鮮が非常にかたくなな姿勢というかね、
後ろめたさを感じているからこそ、私に限らず、あの局が出した短波放送にですね、向こうにいるその不当に拉致された日本人がそれを聞かないようにですね、妨害を講じるってことは彼らのまあ、要するにやったことを証明しているのではないでしょうか」
−−ブッシュ大統領が北朝鮮へのテロ支援国家指定を解除したが、どう考えるか
「私は非常に不満ですね。それは日本の外交がいかに弱いか、いかに言いなりになってるか。これにまた核の問題がね、うやむやになったってことが分かった時点で、アメリカがどう反省するか。その時にそれに盲従した日本の政府がですね、それに対してど
ういう責任を表示するか。まあ、それを眺めて、ざまあみろってことじゃすまない事もありますからね、やっぱり。また、とにかくわれわれの同胞が拉致されて捕らわれている。その奪還がそれだけ遅れるかってことですから。それに対する、やっぱり国の政府の
責任ってあると思います」
(2/3ページ)
−−拉致被害者の家族に対してどういう気持ちか
「いや、ですから、私のあのときの放送に、こうなるだろうと予測がありましたが。私の情報統計で。アメリカの国務省もね、今の政権がレームダック(役立たず)になってきてるんでね、非常に情報の流通が悪くて、国務省のスタンスというか、傾向がブッシュ
大統領に通じてないんじゃないかって。まあ、一つの政府ですからね。大統領を無視して、国務省が先走るわけにいかない。まあ、ライスとブッシュの関係がどんなもんか知らないけど、信頼関係があるんでしょう。でも結果、こういうことになった」
「で、アメリカが『拉致問題忘れませんよ、忘れませんよ』ってね、猫なで声で言ってもらってもね、そんなもの誰だって満足しないしね。被害者の家族の方だけじゃなしに、日本人全体が非常に、今度は本当に不本意な思いをしているでしょうね。またしても
こういうことになったか。日米関係に決してこれ、いい影響を与えないと思う。アメリカの国としてのプレステージ(威信)も下がるんじゃないですか。つまり、やっぱり国力が衰退してきてね、八方手を尽くしても尽くしきれないってことで、どこか一つ手を抜こうっ
てことで、当面、北朝鮮にラジカルにものを言うって感じでもないし、まあその限りですね」
「アメリカは、ひとつの文書をね、やっかいな1章をつぶしにかかったのだろうけど。さて、これから先あれですな、アメリカの北朝鮮に対する認識と中東地域における事態の認識から、どちらが非常に軽いか重いか、まあ比べるに値しませんけどね。まあ、
おのずと分かることだけれども。それから、イランのような問題もね、アメリカがどのような形で対処するのか。イスラエルがですね、その代わりを務めるのか、これは分からないけれども、とにかくアメリカはこの問題からは手を引いて抜いたと」
「まあ、日本は無視されたということでしょうな。これはほんとに、私たちはその問題について『忘れませんよ』なんて誰でも言えるんだから。そんなことは。じゃ忘れません、どうするかってことは、あの程度の条件緩和でね、テロ国家の指定を解除するって
のは、これは日本人にとって非常に不本意ですよ。極端にいって、バサッと思い切って向こうが全部拉致してる日本人を戻してくれるっていったら、話は別だろうけども、国のメンツからいってそんなこと絶対、できやしないだろうからね。現に私が言ってること
に妨害電波出してるんだから」 (3/3略)
【主張】対北テロ指定解除 「拉致」進展へ制裁堅持を
2008.6.28 03:03
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080628/kor0806280305001-n1.htm 米国が北朝鮮へのテロ支援国家指定解除の手続きに入ったことに伴い、ブッシュ大統領は「拉致を忘れない」と強調した。ライス国務長官も「北朝鮮を追及していく」と述べた。拉致問題が進展しないままの指定解除に反対してきた同盟国の日本に対する精
いっぱいの配慮であろう。
日本政府は拉致問題が置き去りにされないよう、最大限の努力を尽くすべきだ。そのためには、北に対する経済制裁を堅持し、北が約束した「再調査」の具体的な中身を引き出す必要がある。
日朝国交正常化を重視するグループの中には、安倍前内閣の対北圧力重視策が拉致問題を膠着(こうちゃく)せたという見方がある。だが、万景峰号の入港禁止措置を含む経済制裁や朝鮮総連の関係団体に対する取り締まり強化は、確実に北のダメージ
となってきた。それが今回の日朝協議で、北が「拉致問題は解決済み」としてきた従来の態度を変えた一因になっている。
再調査の具体的な中身は、拉致被害者の帰国につながるものでなければならない。検証不可能で結果が期待できないような調査方法の羅列では意味がない。再調査に期限を切り、その結果を見てから解除の是非を判断すべきことは、改めて言うまでもない。
米国で、対北テロ指定解除が発効するまでには45日間ある。日本は引き続き、拉致問題の進展がない場合の指定解除取り消しを粘り強く求めていくべきである。
日本の対米外交は、議会への働きかけが弱いのではないか。米議会を中心に、拉致は被害者が日本に帰国しない限り現在進行形のテロであり、指定解除は日米同盟にヒビを入れかねない問題だとの理解を深めていく必要がある。
福田康夫首相は、「指定解除は日朝交渉を進めるテコを失うことにならないか」との記者団の質問に「まったくそのようには考えていない」と答え、いつものように「日米の緊密な連絡」の必要性を繰り返した。首相は拉致問題解決の道筋をどう考えているのか。
北の核申告前に、ブッシュ大統領と行った電話会談も含め、国民に分かるように説明すべきだ。
京都で開かれた主要8カ国(G8)外相会合では、拉致問題の早期解決を北に求める議長声明が出された。7日から始まる洞爺湖サミット(主要国首脳会議)でも、拉致問題解決への強いメッセージが出されることを期待する。
【産経抄】6月28日
2008.6.28 02:57
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080628/plc0806280259001-n1.htm 10年ほど前、テキサス州知事時代のブッシュ米大統領にお目にかかったことがある。むろんその他大勢のひとりとしてだ。大統領選を目指すのかが注目されていたころで、話題はそのことに集中したが、ブッシュ氏の答えが今も忘れられない。
▼「私は少し有名な女性の子供に生まれまして…」。言うまでもなく父親のブッシュ元大統領のバーバラ夫人である。大統領の子供だったための悩みを打ち明け、出馬は家族の了解を得られることが前提だと述べた。「家族思い」のごく普通の米国人のよう
に感じた。
▼だからそのブッシュ大統領が、愛する娘を拉致された横田早紀江さんらと直接会い、励ましたのはごく自然に思えた。26日の記者会見でもその時の面会に触れ「北朝鮮に拉致された日本市民のことを決して忘れない」と語った。その言葉にもきっとウソ
はないだろう。
▼しかし同じ記者会見で大統領は、北朝鮮へのテロ支援国家指定解除を宣言した。日本が期待してきた拉致問題へのカードをあっさり放り投げてしまったのだ。あまりにも冷酷な政治の世界である。被害者の家族ばかりでなく日本人みんなが臍(ほぞ)
をかむ思いにさせられた。
▼米政府が「拉致置き去り」のまま指定解除に踏み切る動きは、何カ月も前からあった。その間に何もできなかったのかという思いはある。だがもっと問題と思えるのは、家族らを米政府や大統領の「善意」に頼らせた日本政府や政治家の無為無策といっていい。
▼北朝鮮が拉致問題の再調査を表明しただけで、すぐ制裁解除を打ち出す。そんなことをくり返していては、足もとを見られるだけだ。米のテロ支援国家指定という大きなカードをなくした後、必要なのは自前の強いカードを手にすることである。
【官房長官会見(2)】「拉致問題、動く可能性出てきた」(27日午前) (1/3ページ) 抜粋
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080627/stt0806271758002-n1.htm 【北朝鮮】
−−北の核の申告の件だが、アメリカ政府がテロ支援国家指定解除の手続きに入ったことで、現時点で拉致問題が置き去りにされたという印象を持っている関係者がいる。解除の発効まで45日間、日本政府はどういう取り組みをしていくのか
「あのー、これは議長である中国もいっておりますけれども、この申告されたものの検証というものがまず求められると。この検証がなければ本当にこれが完全な申告といえるものであるかどうかということがですね、問われるわけであります。その作業に
日本も参画をしていくということが1つあります。そして、それが完全なものであるのかないのかという判断をしなければならないわけでありますけれども、45日たったところで、もし日米がですね、あるいは6カ国、残りの5カ国がですね、これは完全なもので
はないということになれば、米議会の決定が撤回をされるというか、遅らされるというかですね、どういう手続きなのか私は詳しくは分かりませんけれども、そういうことになってくるわけでありましょうから、そういう意味で、日本がアメリカに対して必要な外交努
力をやっていくということは当然だろうと思いますし、また、日米、日米韓、もちろん中国、ロシアも含めてですね、北朝鮮に対してきちんとした申告を行わせると同時に、第2段階から、次の段階、第3段階というものがあって、そこで当然、核兵器の廃棄という
ものが追求をされなければならないわけでありまして、そのプロセスもまたしっかりと形作っていく必要があるんだろうと、このように考えております。拉致との関係がお尋ねありましたけれども、どういう方法で再調査をするのかということについてですね、可
能な限り早く、日朝間でまず方法について合意をした上で、再調査に入っていくと。何もしない、まったく話し合いも行われない状態であった拉致問題が、少なくとも動く可能性が今、出てきているわけでありますから、それを動かす努力を外交的にやっていく
ということが必要であると思っております」
(2/3ページ)
−−家族会は今回、米国がテロ支援国家指定解除の手続きに入ったことで、拉致問題が置き去りにされるのではないかと不安を募らせているが、家族会にどのように説明するか
「家族のみなさん方のお気持ちというのは、私どもも、よく理解をしているつもりでございます。長い間待たされ続けて何十年という、いたたまれないお気持ちでおられることに私どもは深く思いをいたさなければならないと思っております。そうしたお気持ちを
十二分に踏まえながら、この拉致問題を一刻も早く解決をする。しかし、それを解決する唯一の手段がテロ支援国家指定の解除ということではないと思っております。それも1つの手段であることは否定いたしませんが、しかし、それだけではない。引き続き
日米で協力して、北に解決を求めていくという、アメリカも全面的にその姿勢をサポートすると、彼らなりのまた、努力を今後ともしていくということもありますし、私ども自身も北に対して何らカードを持っていないということではございませんから、必要なカード
は活用しながらですね、今後とも北朝鮮に対してこの拉致問題の解決に向けた最大限の努力を外交努力として促していこうと思っております。そのことを一生懸命やることが家族のみなさん方への誠実なる回答になるのではないかなあと思っております」
(後略)
「拉致早期解決へ速やかな行動を」 G8外相会合議長声明
2008.6.27 20:01
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080627/plc0806272003007-n1.htm 主要国(G8)外相会合は27日午後、京都市内の京都迎賓館で2日間の日程を終えて閉幕した。議長役を務めた高村正彦外相は同日、北朝鮮にすべての核兵器と核計画、弾道ミサイルの破棄と、拉致問題を含む人道上の懸念への早急な対応を求めた
議長声明を発表した。
議長声明はこのほか、イランの核計画による核拡散の危険に懸念を表明し、ミャンマーにはサイクロン被害に対する支援が被災者に届くよう、国際的な援助要因の受け入れ態勢の改善などを求めている。
高村氏はこの日の全体会合で、拉致問題について「日本人にとって極めて重要な人道、人権の問題として国際社会が共有していくべきものだ」と指摘し、参加国すべての理解と支持を得た。また、(1)北朝鮮の核計画申告の厳密な検証の必要性(2)非核
化の実現という最終目的に向けた6カ国協議が粘り強く協力していくこと−などで一致した。
会合では、高村氏がヒル米国務次官補に26日の北朝鮮による核申告と米国のテロ支援国家指定解除表明について説明を求めたところ、ヒル氏は「これは北朝鮮を信頼するゲームではなく、しっかりと検証するゲームだ」と答えた場面もあったという。
会合後の共同記者会見では、ライス米国務長官は北朝鮮が核廃棄に向けた義務を果たさなかった場合の対応に関し、「6カ国協議の参加国は、いろいろとほかの結果をもたらす能力がある」と述べ、新たな制裁措置を追加する可能性を示唆した。さらに、
テロ支援国家指定解除が発効するまでの45日間について「この間においても北朝鮮が引き続き協力すると期待している。重要な45日間だ」と強調した。
◇
一、北朝鮮にすべての核兵器と核計画の放棄を要求
一、北朝鮮の核計画申告書提出は「重要なステップ」と歓迎
一、拉致問題の早期解決に向け速やかな行動を要請
一、イランのウラン濃縮活動に深刻な懸念。外交的解決を強調
一、イラクでのテロや宗派間暴力を非難。周辺国に建設的役割を呼び掛け
一、パキスタンにテロ対策と民主化推進、ミャンマーに民主政府への移行を要請
一、スーダン・ダルフールの人道危機に懸念
米の北朝鮮テロ指定解除 自民大揺れ、強硬派と融和派の溝深まるばかり (1/3ページ)
2008.6.27 22:34
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080627/stt0806272237003-n1.htm 米政府が北朝鮮のテロ支援国家の解除に踏み切ったことにより、自民党が大きく揺れ始めた。拉致問題の解決に今後も「圧力」が必要だと考える中川昭一元政調会長ら対北強硬派が深い憂慮を表明する一方、対北融和派からは「日朝関係改善の弾みに
なる」(中堅)と歓迎の声が上がる。このまま6カ国の枠組みの中で日朝国交正常化へのレールが敷かれていけば、両派の対立はますます深まり、福田政権を根幹から揺るがす事態になりかねない。
「拉致問題の解決には、このままでは国際社会は決して北朝鮮を許すことはないという意志を示していく必要があった。拉致問題がまったく前進しない中、テロ支援国家指定が解除されたのは大変残念だ…」
安倍晋三前首相は27日夕、国会内で記者団にこう述べた上、「ブッシュ米大統領は日米同盟の重要性を考慮した上で『拉致問題は決して忘れない』と言明したと思う。米国はその言葉をしっかり実行してもらいたい…」と強調した。
安倍氏が米政府にこれほど苦言を呈したのは、指定解除により融和ムードが高まれば、日本の圧力策の効力が薄れるばかりか、逆に日本が孤立し、拉致問題が置き去りにされる懸念があるからだ。
(2/3ページ)
中川氏も「拉致問題の再調査のメドも立たない状況で指定解除を決定するなんて極めて不満足で納得がいかない。ここで圧力を弱めては北朝鮮の思うツボではないか」と強い不快感を表明。拉致議連会長の平沼赳夫元経産相は「米の決定は日本の制裁
一部解除と連動していたのではないか。北朝鮮の申告は不完全であり、爆破する冷却棟も廃屋同然じゃないか。そんなもの壊してもデモンストレーションに過ぎない」と吐き捨てた。
(3/3ページ)
一方、自民党内には米の動きを歓迎する声もある。超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」会長の山崎拓元副総裁は27日夕、都内で講演し、「日朝国交正常化と米朝国交正常化、朝鮮半島の非核化を同時にゴールインして冷戦構造を解消する作業の
ホームストレッチに入る非常に大事な時期だ」と高く評価。「一番利益を受けるのは日本であり、足を引っ張ることは許されない。冷静沈着に判断し、国際協調を乱さない方がいい」と述べ、安倍氏らを牽制(けんせい)した。
政府・与党内では「日朝協議も予想以上に早く進展するのではないか」(中堅)との見方が強い。日本政府は平成14年9月の「日朝平壌宣言」で国交正常化に伴う経済協力を約束しており、その規模は1兆円を超えるとされる。これこそが核問題を進展させる
ための「最大のアメ」といえ、今後の6カ国協議で一気に日本政府の外堀が埋められる可能性もある。
しかし、日本国内の対北朝鮮感情は悪化しており、国交正常化交渉が本格化すれば激しい反発が予想される。与野党には「北朝鮮が日本国内に大使館や領事館を置くような事態は絶対に認められない」(自民中堅)との声もあり、対北外交が福田政権の
命運を握る可能性は否定できない。
278 :
日出づる処の名無し:2008/06/28(土) 23:47:21 ID:fkY3yiM3
279 :
日出づる処の名無し:2008/06/28(土) 23:55:16 ID:tdHZxT2X
(驚 愕)
NHKでおなじみの、静岡県立大学の伊豆見元教授
僕は伊豆見さんから直接聞いてますよ
麻布の(中国)大使館と情報交換をやっていると
政府系のシンクタンクの研究員をやっていた
(伊豆見氏は)そのころから(中国と)繋がっている。
中国大使館のコーディネイトで
中国の政府系の国際問題研究所と定期的な交流を
やっている。(青木直人 談)
http://jp.youtube.com/watch?v=p42u4DXZrQw (拡散推奨・引用・著作権フリーです)
潘事務総長 訪朝に意欲 北朝鮮「準備ととのえる」
2008.6.28 09:31
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080628/kor0806280934003-n1.htm 【ニューヨーク=長戸雅子】国連の潘基文事務総長は28日からの日中韓3カ国歴訪を前に、国連本部で日本人記者団と会見し、「適切な時期」に北朝鮮を訪問したいとの意向を示した。
潘氏は「北朝鮮はいつでも私の訪問を受け入れる用意があると表明してきている」と述べ、ニューヨークの北朝鮮国連代表部と協議を続けていることも示唆した。
潘氏は就任前には早期訪朝に積極的な意思を示していたが、就任後は「6カ国協議の進展を見守る」とし、同協議の進展が訪朝の前提と一歩引いた姿勢を見せていた。
潘氏は、北朝鮮が核計画を申告したことを「勇気付けられる進展」と歓迎、訪朝に向けた条件のひとつが整ったと判断したようだ。日本人拉致問題については「日本と北朝鮮が解決に向けた対話を行うよう希望する」と2国間協議を見守る姿勢を強調した。
このほか、日本政府が検討しているスーダン南部での国連平和維持活動(PKO)「国連スーダン派遣団(UNMIS)」への自衛隊派遣に関して「非常に歓迎する。後方支援や技術など専門性の高い分野での今まで以上の貢献を期待している」と述べ、
「日本がその経済力と政治力にふさわしいより大きな役割を果たすのは自然なことだ」とさらなる貢献を促した。
今回の歴訪で潘氏は各国指導者と世界的な食糧価格高騰問題や気候変動問題、北朝鮮情勢などについて協議。7月7日からは主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に参加する。
北朝鮮の冷却塔爆破 米が半額の2億6千万円負担と報道
2008.6.28 10:10
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080628/amr0806281017006-n1.htm 27日付の米紙ニューヨーク・タイムズは同日行われた北朝鮮・寧辺の実験用黒鉛減速炉(5000キロワット)に付属する冷却塔の爆破に500万ドルの費用がかかり、米政府が北朝鮮に半額の250万ドル(約2億6000万円)の負担を申し出たと報じた。
北朝鮮当局者の話として伝えた。
米国務省高官はこれについて、周辺環境保全などを目的とする財政支援は「通常は悪いことではない」としたが、今回の爆破費用を負担したかどうかについては「分からない」と述べた。(共同)
【高英煥の眼−北朝鮮遠望】「通米対南戦略」の虚実 (1/3ページ)
2008.6.28 20:14
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080628/kor0806282015008-n1.htm 北朝鮮は米国側に膨大な核関連資料を渡し冷却塔爆破ショーを行った。米国は北朝鮮に対する“テロ支援国家指定解除” を約束するとともに、50万トンの食糧支援も発表している。金正日総書記は3月1日、平壌の中国大使館を訪問し「中朝両国は1つの
家族と同じだ」と発言した。日朝間でも北朝鮮は拉致問題の“再調査”と「よど号」犯人引き渡し協力を表明した。
これらを総合してみると、北朝鮮の対外環境は“良い方向”へ向かっているようにみえる。北朝鮮は何を考えているのか?
まず、秋の米大統領選を前に外交的な成果を切に望むブッシュ大統領を利用し、彼の任期中に“テロ支援国家指定解除”を実現することによって今後、米国にどんな政権ができても対米関係が「後戻りができないよう」にしておこうとしているのだ。
北朝鮮は米国の圧力を受け入れ、日本人拉致問題の“再調査”を約束した。これは「拉致問題は解決済み」という従来の立場を1歩前進させたもので、日本の要求を一部受け入れたものといえる。その意図は、まず日本が米朝の関係改善を妨害できないよう
にすると同時に、中長期的には「金(かね)になる日朝関係正常化」に向けて礎石を敷くためとみられる。
(2/3ページ)
これに中朝関係の表面的な発展という“薬味”まで加えれば、いわば米日中すべてを取り込んだことになる。北朝鮮は米韓同盟強化や対北相互主義に基づく新しい南北関係を目指してきた韓国の李明博政権の新しい対外、対北政策の原則を無力化し、韓国
を孤立させ、手なずけようとしているのだ。
北朝鮮は李明博大統領を「民族の反逆者」としてその対北政策を猛烈に非難している。これは北朝鮮のいわゆる「通米対南(米国に通じ韓国に対する)戦略」である。
北朝鮮の政策専門家たちは、大統領選を控える米国との関係を年末までにうまくさばき、韓国をこれまでのように彼らの「いいなりになる」よう自らの側に引きずり込めると判断しているのだ。つまり北朝鮮は米国を“虎穴”にたとえ「虎穴に入らずんば虎児を得
ず」式に「虎(米国)をよく説き伏せれば虎の子(韓国)を手に入れることができる」と信じている。また「米国と通じれば日本や韓国は必ずついてくる」と考えている。
しかし米韓関係は今、最高の血盟関係だ。日韓間にも自由民主主義という共通の価値があり、中韓は戦略的パートナーシップ関係を築きつつある。
北朝鮮はこれまで対米不信を強調してきたが、この不信の原因は何だったか?
(3/3ページ)
たとえば北朝鮮指導部は内部で中国指導部を“修正主義”“改良主義”と強く批判し、中国式の“変化”を拒否し続けてきた。だから中国指導部も北朝鮮を信頼していない。
そのような北朝鮮が簡単に米国の信頼を得て、韓国を排除し日本を自らのペースに引き込めるのか? 南北関係改善の道こそが、真に米国に通じる早道だということを北朝鮮は知らなければならない。
◇
■高英煥(コ・ヨンファン)氏 1953年、平壌出身。北朝鮮の元外交官。アフリカ諸国での駐在を経て、91年に韓国へ亡命した。現在は韓国の国家安保戦略研究所首席研究員
北に拉致問題への対応要求 米韓外相
2008.6.28 21:11
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080628/kor0806282109010-n1.htm 【ソウル=久保田るり子】ライス米国務長官は28日、韓国を訪問、柳明桓(ユミヨンフアン)外交通商相と会談した。会談後の記者会見でライス長官は日本人拉致問題に言及、「日朝間の拉致問題は早期に解決することが必要だ」と述べ、北朝鮮に再調査など
解決に向けた対応を要求した。また、北朝鮮の核計画申告を評価する一方で、徹底した検証体制の必要性を確認した。
ライス長官は北朝鮮の核計画申告に関連して「われわれは次の段階が大変に重要であるという点と、徹底した検証の必要性で一致した」と指摘。これに続いて日本人拉致問題にも触れ、北朝鮮に誠意ある対応を取るよう促し、米国が申告の対応措置として
テロ支援国家指定解除を行ったことへの日本世論の懸念に配慮をにじませた。
また、北朝鮮が申告書とは別の非公開文書で提示したウラン濃縮問題、シリアへの核協力疑惑については、「われわれはまだ必要で十分な回答を得られていない。すべての武器、物質が廃棄されなければならない」と語り、完全な非核化達成に向けて取り
組んでいく姿勢を強調した。
作業ペース迅速化に同意 燃料棒抜き取りで北朝鮮
2008.6.28 21:02
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080628/kor0806282104009-n1.htm ソン・キム米国務省朝鮮部長は28日、北朝鮮が寧辺の実験用黒鉛減速炉の燃料棒抜き取り作業ペースを上げることで北朝鮮側と合意したことを明らかにした。ソウル市内で記者団に語った。
北朝鮮は見返りのエネルギー支援が遅れていることを理由に、抜き取り作業のペースを落としており、現在は1日約15本にまで鈍化。27日に行われた寧辺の冷却塔爆破に立ち会うために訪朝したキム部長は、北朝鮮外務省当局者とも協議を行ったとした
上で「どれほど上げるのかはまだ分かっていないが、ペースを上げることを彼ら(北朝鮮)は約束した」と述べた。(共同)
283 :
日出づる処の名無し:2008/06/29(日) 05:08:39 ID:l/HfWxZF
テロ支援国家指定解除などトンデモない!
北朝鮮拉致被害者の奪還を実現へ!
7・5拉致被害者奪還 青い風船デモ
◆日 時◆ 平成20年7月5日(土)11時集合 11時30分出発
◆集合場所◆ 渋谷区宮下公園JR渋谷駅歩4分
宮下公園〜〜青山通り〜〜表参道〜〜明治通り〜〜宮下公園
主 催 : 拉致被害者奪還!青い風船の会(草莽日本運動)
代表世話人 : 水島総 (チャンネル桜代表)
共 催 : 拉致問題を考える草莽全国地方議員の会/誇りある日本をつくる会
世 話 人 : 松浦芳子(杉並区議会議員)
北朝鮮による日本人拉致問題の完全解決を計る東京都議会議員連盟
世 話 人 : 小磯明(東京都議会議員)
****どなたでも参加できます****
284 :
日出づる処の名無し:2008/06/29(日) 05:46:08 ID:KOks3qhf
第2回 拉致問題を考える川口市民の集い
日時 6月29日(日) 14:00〜(開場13:30)
場所 フレンディア(川口駅東口 キュポ・ラ本館棟4F)
会費 無料
訴え 中山 恭子(自由民主党参議院議員・内閣総理大臣補佐官)
飯塚 繁雄(家族会代表・田口八重子さんの兄)
飯塚耕一郎(田口八重子さんの長男)
特定失踪者家族
主催 拉致問題を考える川口の会
http://kawaguchi.aikotoba.jp/
全員帰国実現を訴え 拉致問題講演会で横田夫妻
2008.6.28 20:06
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080628/plc0806282010005-n1.htm 米国が北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除を決めた中、拉致(らち)問題講演会が28日、山形県鶴岡市の中央公民館で開かれ、北朝鮮による拉致被害者家族会の横田滋さん(75)、早紀江さん(72)夫妻が拉致被害者の全員帰国の実現を訴えた。
滋さんは「北が拉致問題について再調査すると約束したからといって、進展とはいえない」と指摘。早紀江さんは「今、日本が1番強く出なければならないとき。政府は今年こそ救い出すという気持ちで交渉にあたっていただきたい」と訴えた。
会場には入れきれないほどの聴衆がつめかけ、横田夫妻の求めに応じ、次々と拉致被害者の帰国を求める署名に応じていた。講演会では、政府に北朝鮮に対する追加制裁の発動などを求める大会決議もされた。
北チョンはいつになったら潰れるのだろう?
北に拉致解決要求 米国務長官、日本世論に配慮
6月29日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080629-00000045-san-soci 【ソウル=久保田るり子】ライス米国務長官は28日、韓国を訪問、柳明桓(ユミョンファン)外交通商相と会談した。会談後の記者会見
でライス長官は日本人拉致問題に言及、「日朝間の拉致問題は早期に解決することが必要だ」と述べ、北朝鮮に再調査など解決に向
けた対応を要求した。また、北朝鮮の核計画申告を評価する一方で、徹底した検証体制の必要性を確認した。
ライス長官は北朝鮮の核計画申告に関連して「われわれは次の段階が大変に重要であるという点と、徹底した検証の必要性で一致
した」と指摘。これに続いて日本人拉致問題にも触れ、北朝鮮に誠意ある対応を取るよう促し、米国が申告の対応措置としてテロ支援国
家指定解除を行ったことへの日本世論の懸念に配慮をにじませた。
また、北朝鮮が申告書とは別の非公開文書で提示したウラン濃縮問題、シリアへの核協力疑惑については、「われわれはまだ必要で
十分な回答を得られていない。すべての武器、物質が廃棄されなければならない」と語り、完全な非核化達成に向けて取り組んでいく姿
勢を強調した。
テロ指定解除 米共和党から政権批判
6月29日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080629-00000058-san-soci 【ワシントン=有元隆志】ブッシュ米大統領が北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除に踏み切ったことをめぐり、「身内」である共和
党から反対意見が相次ぎ亀裂が深まっている。多数派の民主党から支持を受けるという変則的な形となっているが、民主党側も検
証体制の確立を条件としてつけており、今後の北朝鮮の対応によっては議会からの政権批判が強まる可能性もある。
下院情報委員会の共和党筆頭理事ホクストラ議員は、26日に秘密公聴会で政権側から北朝鮮の核計画の申告について説明を受
けた後、記者団に対し「ひどい決定だ」と政権を激しく批判。日本の反対を振り切って解除したことについても「日本との関係は、北朝鮮
と欠陥のある合意に沿って関係を構築しようとするよりはるかに重要だ」と政権の対応に疑問を呈した。
同議員は、解除が発効する8月11日までの間に申告内容を詳しく分析し、反対していく方針を示した。
共和党からはこのほか「まったく賛成できない」(ブラウンバック上院議員)「深く失望した」(ロスレイティネン下院外交委員会共和党
筆頭理事)との声明も相次いだ。党内から反発が強まる背景には、11月の選挙を控え、支持率が低迷しているブッシュ政権と距離
を置きたいとのねらいもあるとみられる。
共和党の大統領候補に内定したマケイン上院議員も反対はしなかったが、「申告内容を検証できなかったり、申告の仕組みに満足
できなかったりしたときは、北朝鮮への制裁緩和を支持しない」と明言した。
マケイン氏は「韓国や日本の懸念を考慮に入れていくことを確認したい」とも述べた。マケイン氏を支持する民主党系のリーバーマン
上院議員もウラン濃縮や核拡散問題とともに「韓国や日本の拉致被害者の解決のために努力しなければならない」と指摘した。
民主党側は申告について、「核放棄に向けた一歩」(バイデン上院外交委員長)と一定の評価をしている。民主党は北朝鮮との直接
対話に転換したブッシュ政権の対北朝鮮政策を基本的に支持している。
ただ、「申告内容が正確か検証が必要」(バイデン氏)「北朝鮮の行動を注意深く監視する」(バーマン下院外交委員長)と、条件もつ
いている。民主党大統領候補に内定したオバマ上院議員も「北朝鮮が義務を果たさなければ、われわれは早急に免除した制裁を再
び科し、新しい規制を検討すべきだ」と主張した。
拉致政府対応に不満 横田さん夫妻、鶴岡・酒田で講演
6月29日10時27分配信 河北新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080629-00000020-khk-l06 北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん=失跡当時(13)=の両親、滋さん(75)と早紀江さん(72)が28日、山形県鶴岡市と
酒田市で講演し、拉致問題への日本政府の対応に不満を示した。
拉致問題が進展しない中で、米国が北朝鮮のテロ支援国家指定解除に向けた手続きに踏み出したことについて、早紀江さんは「福
田康夫首相ら政府関係者は(北朝鮮に対して)強く出なければいけない時だ。本気で国民を取り戻す気持ちが感じられない」と訴えた。
滋さんは「米国は一気に動いてしまった」と失望感をあらわにした。
特定失跡者問題調査会代表の荒木和博拓大教授も講演、「米国にお願いするばかりでは何も解決しない」と強調した。
拉致問題の解決に向けて支援活動をしている庄内ブルーリボンの会(佐藤忠智会長)が主催し、両会場に計約1000人の聴衆が詰
め掛けた。
北朝鮮・拉致問題:拉致被害の横田夫妻講演 世論喚起へ協力要請−−鶴岡 /山形
6月29日15時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080629-00000125-mailo-l06 拉致被害者家族の横田滋さんと妻早紀江さらを招いた拉致問題講演会が28日、鶴岡市みどり町の中央公民館であり、滋さんが「政
府に対して救出への世論を盛り上げる力になって」と、協力を呼びかけた。
拉致の可能性が排除できない特定失踪(しっそう)者の斎藤武さん(酒田市出身)の同級生でつくる「庄内ブルーリボンの会」(佐藤忠
智会長)が主催。約500人の市民らですし詰め状態の会場で、早紀江さんは「政府は、わが子が被害者という真剣な思いで北朝鮮に
交渉し、(米国のテロ支援国家指定解除が発効する)これから45日間、今度こそ助け出すという気概でやってほしい」と述べた。
斎藤さんの兄恵一さん(65)は「武が横浜のアパートからいなくなって23年。両親は亡くなり、私も年をとった。一時でもいいから戻っ
てきて。(拉致被害者)全員の家族が幸せな生活を送れるように」と、早期解決を訴えた。【長南里香】
6月29日朝刊
伊吹自民幹事長 米の北テロ指定解除に懐疑的
6月29日17時36分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080629-00000915-san-pol 自民党の伊吹文明幹事長は30日、東京・吉祥寺で演説し、日朝実務者協議で北朝鮮が約束した拉致被害者の再調査について、
日本政府が「日本の警察関係者が関与して一緒に行う」方針であることを明らかにするとともに、「満足できない結果なら国民から預
かっている税金を(経済支援として)出すわけにはいかない」と強調した。
米国が北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除を決めたことに関しては「非常に残念だ。クリントン政権時にオルブライト国務長官
を平壌に派遣し仲直りをしようとしたがうまくいかなかった。今回もだまされる可能性はかなりある」と述べ、米側の対応に懐疑的な見
方を示した。
一方、町村信孝官房長官は同日、東京・渋谷の街頭演説で、「拉致問題を解決し、核・ミサイル問題を解決して初めて日朝国交正常
化が行える。これが実現しなければ、日本から本格的に金や技術が北朝鮮に流れることはない」と語った。
制裁解除、拉致進展が条件=対北朝鮮で中山補佐官
6月29日19時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080629-00000065-jij-pol 中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)は29日午後、埼玉県川口市で講演し、政府が先に決めた北朝鮮に対する経済制裁の一部緩
和について「拉致した人を探し出し、帰国させる動きがはっきりするまで解除してはいけない」と述べ、拉致問題の再調査に北朝鮮が誠
実に対応し、被害者帰国に向けた動きが具体化しない限り解除すべきでないとの考えを示した。
「熱意ない」と政府を非難 田口さん拉致30年の集会
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062901000549.html 北朝鮮による拉致被害者田口八重子さん=当時(22)=の失踪からちょうど30年になる29日、田口さんの出身地の埼玉県
川口市で拉致問題の早期解決を訴える集会が開かれた。
田口さんの兄で、拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(70)は、北朝鮮に対する米国のテロ支援国家指定解除に関する
日本政府の対応について「(問題解決の)熱意が感じられない」と非難した。
飯塚代表は「日米の北朝鮮政策は制裁を求めるわれわれの考えと逆に動いている。大切な対北朝鮮カードを失いそうだが、
政府にはこれまで以上に強い姿勢で問題解決の交渉に臨んでほしい」と求めた。
田口さんの長男飯塚耕一郎さん(31)も「日本政府がなぜ米国に解除をやめるよう働き掛けないのか疑念がわく」と批判した。
これに対し中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)は「被害者全員の救出という日本政府の方針は全く変わっていない。早期
解決に向け気を緩めずに頑張る」と弁明した。
2008/06/29 18:21 【共同通信】
解除は拉致交渉に悪影響 拉致被害者家族会の増元さん
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062901000531.html 北朝鮮による拉致被害者家族会の増元照明事務局長は29日、名古屋市で街頭演説し、米国が北朝鮮のテロ支援国家指定
解除を決めたことについて「米国が拉致問題を憂慮しないという悪いメッセージを与え、金正日(総書記)は日本との交渉をやめ
てしまう」と懸念を示した。
増元事務局長は「解除するなら、日米同盟の在り方を考えるとまで言ってほしかった」と日本政府の対応にあらためて不満を
表明。聴衆に「解除反対のはがきを米国大使館に送って、国民の意思を示してほしい」と呼び掛けた。
2008/06/29 18:10 【共同通信】
「核が進まないよりいい」 高村外相、北朝鮮交渉で
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062901000410.html 高村正彦外相は29日のNHK番組で、北朝鮮との拉致、核問題をめぐる外交交渉について「核と拉致がバランスよく進むことがベスト
だが、両方とも進まないよりも片方が進んだ方がいい」と述べ、非核化が一時先行して進展するのはやむを得ないとの認識を示した。
同時に高村氏は「核交渉が進むことは、拉致解決のインセンティブ(動機づけ)を北朝鮮に与えることだ」とも指摘した。
一方、米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除に関しては「何かとても大きいことのようだが、ほとんどの制裁が既
存制度で維持
されている。解除したから経済援助とはならない」と強調した。
2008/06/29 16:58 【共同通信】
「だまされる可能性ある」 伊吹氏、米の解除に懸念
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062901000514.html 自民党の伊吹文明幹事長は29日、都内で街頭演説し、米国が北朝鮮のテロ支援国家指定解除を決めたことについて
「クリントン政権の時も国務長官を平壌に派遣して仲直りしようとしたが、うまくいかなかった。今回もだまされる可能性が
かなりある」と懸念を示した。
北朝鮮が日朝実務者協議で約束した拉致被害者再調査に関しては「日本が満足できない結果なら、援助をするわけに
はいかないことを明確にしなければならない」と強調した。
2008/06/29 18:00 【共同通信】
ライス長官、中国訪問 6カ国協議進展に向け外相会談 (1/2ページ)
2008.6.29 19:39
ttp://sankei.jp.msn.com/world/asia/080629/asi0806291939002-n1.htm 【北京=川越一】ライス米国務長官は29日、約7万人の犠牲者を出した四川大地震の被災地を視察後、北京を訪問し、楊(よう)潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(けつち)外相と会談した。AP通信によると、2日間の北京滞在中、胡錦濤国家主席、温家宝
首相らとも会談する。北朝鮮の核計画申告書提出を受け、今後の6カ国協議の進め方などが議題の中心になりそうだ。
ライス長官は28日に韓国の柳(ユ)明桓(ミヨンフアン)外交通商相と会談した際、北朝鮮の申告内容について、「徹底した検証の必要性で一致した」と強調した。7月初旬にも再開する可能性が高い6カ国協議では、検証方法の詳細について話し合われるこ
とになる。楊外相との間では、6カ国外相会合の開催に向けた取り組みなども協議される見通しだ。
米側は、25日から外国人観光客の受け入れが再開されたチベット自治区の情勢も注視している。チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世側との対話の促進を中国政府に促し、平和的解決を目指すよう求めていくとみられる。また、8月の北京五輪開
会式に絡み、ブッシュ大統領の訪中についても議題となる可能性がある。
(2/2ページ)
AP通信によると、ライス国務長官は29日午前、北京訪問に先立ち、四川大地震で市内の90%の建物が損壊した都江堰市を視察。倒壊したスポーツクラブ跡地や避難所を訪ね、被災者を激励した。だが、倒壊した校舎の下敷きになった生徒数百人の父母
らが提訴の動きを見せた聚源中学は、訪問先に含まれなかった。
中国外相「重要な進展」と評価 北朝鮮の核計画申告
2008.6.29 23:44
ttp://sankei.jp.msn.com/world/china/080629/chn0806292350003-n1.htm 中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相は29日、訪中したライス米国務長官との会談後、共同記者会見し、6カ国協議のプロセスで北朝鮮が核計画を26日に申告するなど「重要な進展があった」と評価、「近く同協議首席代表会合を開くことが適切
だ」との考えを示した。
同協議筋は首席代表会合が、7月7日からの週半ば以降に開催される方向で調整されていると明らかにした。
ライス長官は「核兵器の廃棄に進んでいくために、検証と監視をどうしていくかについて話し合った」と述べ、申告内容を慎重に検討していく考えを強調。楊外相も「まだやるべきことが残っている」としながらも「この機会を逃さず、相違点を乗り越えていくことが
必要だ」と述べ、議長国として協議のプロセスに拍車を掛けていく姿勢を表明した。(共同)
米の北朝鮮食糧支援の第1便到着 2年半ぶり
2008.6.30 11:09
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080630/amr0806301110006-n1.htm 米政府当局者は、米国から北朝鮮への食糧支援の第1便が現地時間30日までに北朝鮮に届いたことを明らかにした。米CNNテレビによると、到着したのは米船舶に積まれた3万8000トンの食糧で、平壌南方の南浦港に搬入された。
米政府は世界食糧計画(WFP)を通じた北朝鮮への食糧支援を2005年末に打ち切っており、約2年半ぶりの支援再開。核問題の進展と併せ、米朝間の信頼醸成に寄与するとみられる。
米政府は5月、深刻な食糧不足に見舞われている北朝鮮に計50万トンの食糧を供給することに同意しており、今回の支援はその一環。CNNによると、食糧配給は北朝鮮による26日の核計画申告を受け、米朝両国とWFPなどの間で新たに結ばれた了解
覚書に沿って行われる。(共同)
ライス米国務長官、胡主席らと会談 北朝鮮核問題など協議
2008.6.30 12:34
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080630/amr0806301236009-n1.htm 中国訪問中のライス米国務長官は30日、北京市内で胡錦濤国家主席と会談、北朝鮮からの核計画申告提出を受け、6カ国協議の今後の進め方などを協議した。
胡主席との会談に先立ちライス長官は同日、温家宝首相、戴秉国国務委員とも相次いで会談した。温首相と戴国務委員は、長官が29日に四川大地震の被災地を訪問したことに謝意を述べた。
チベット情勢に関して、ライス長官は29日の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相との会談後の記者会見で、引き続き懸念を表明。新華社電によると、中国政府は7月初めごろ、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の特使との接触準備を進めており、
長官は胡主席との会談でもより一層の対話促進を求める見通し。(共同)
北朝鮮建国60年 高層ホテルなど改築本格化
2008.6.30 19:56
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080630/kor0806301959001-n1.htm 北朝鮮の首都平壌では9月9日の建国60周年に向け、建築物の改築工事や道路舗装が本格化、1992年に建設を中断した105階建ての高層ホテル「柳京ホテル」も工事を再開した。
三角形のピラミッドのような同ホテルは、88年のソウル五輪に対抗する形で89年に北朝鮮が開催した平壌世界青年学生祭典に合わせて87年に着工したが、資金不足などで工事を中断、外資との合弁での建設再開が模索されてきた。
主要建造物の設計を担当する内閣直属の「白頭山建設研究院」によると、今年3月からエジプトの通信会社などとの合弁で建設を再開しており、外装整備や下層部の工事などから段階的に行われているという。
完成すれば地下4階、地上101階の高さ310メートル、総客室数2937の巨大ホテルが誕生する。(共同)
北核計画申告提出、米朝接近で戸惑う中国 6カ国協議で置き去りに (1/2ページ)
2008.6.30 18:46
ttp://sankei.jp.msn.com/world/china/080630/chn0806301858003-n1.htm 【北京=矢板明夫】北朝鮮が核計画の申告書を提出したことで、朝鮮半島の非核化を目指す6カ国協議は大きな一歩を踏み出した。しかし、北朝鮮の米国接近で、6カ国協議は実質的に米朝協議となり、置き去りにされた議長国・中国の反応は冷ややかだ。
「朝鮮半島の非核化を一万里の道のりに例えるなら、今回の進展は最初の2歩を歩いただけだ」。北朝鮮の核計画申告書提出などの6カ国協議の新しい成果に対し、中国外務省傘下のシンクタンク、国際問題研究所の晋林波研究員は、中国紙「環球時報」
に対し、このように述べ、極めて厳しい評価を下した。
中国各紙の社説なども、難しい外交交渉をとりまとめた議長国の成果を誇示することなく、「朝鮮半島の非核化は前途多難」といった論調が目立った。中国当局は、米朝間で達成された合意を複雑な心境で見ていることがうかがえる。長年援助してきた隣国
の北朝鮮が、中国にとって潜在的なライバルである米国と急接近することは、決して望ましいことではない。
(2/2ページ)
昨年1月以来、6カ国協議はベルリン、ニューヨークなど中国以外で行われる米朝協議で重要な進展をみせてきた。中国はほとんど蚊帳の外に置かれる形となった。26日に行われた北朝鮮の核申告書の提出についても、中国外務省は申告書が提出される
1時間前に「議長声明」を発表するなど混乱した。提出時間をめぐり、北朝鮮との調整がうまくいっていないのではないかと推測するメディアは多い。
米国の動向だけに注意し、中国を無視するという北朝鮮の一連の行動に中国は戸惑っているのかもしれない。国営新華社通信が発行している新聞「国際先駆導報」は29日付で、「岐路に立つ6カ国協議」と題する論文を掲載。「6カ国協議の枠組みがなければ、
米朝の接触は不可能だった」と述べ、6カ国協議の他の参加国を置き去りにするかのように米朝両国が関係を改善していることに不満を示した。
一方、北朝鮮側も最近、国際社会との協調路線をとって北朝鮮に対する経済制裁などにも加わる中国に不信感を高めている。今月中旬、北朝鮮との関係修復を図ろうとして、中国は習近平国家副主席を北朝鮮に派遣したが、その成果はあまり芳しくなかった
ようだ。金正日総書記を北京五輪の開会式に招待したが、拒否されたとの情報も、北京の外交筋の間で流れている。
「拉致問題で決議文を」中曽根が首相にアドバイス
2008.6.30 20:41
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080630/plc0806302040012-n1.htm 福田康夫首相は30日、中曽根康弘、海部俊樹両元首相と相次いで会談し、7月7〜9日に開かれる主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)について意見交換した。森喜朗元首相、安倍晋三前首相とは1〜2日に会談する予定。
中曽根氏は、北朝鮮の拉致問題について「人道・人権の問題だ。決議文に盛り込むか、議長総括で大きく取り上げる必要がある」と指摘。核問題で6カ国協議を前進させるため、主要8カ国(G8)が支援方針を打ち出すことも勧めた。
また、中曽根氏は地球温暖化問題について、数値目標の設定や、G8と発展途上国との会合の定例化に向け、議長国としての指導力に期待を示した。首相はメモを取りながら「いいアイデアをいただいた」と謝意を示したという。
一方、海部氏は、北方領土問題で「ロシアに対し、四島一括返還の大原則を重ねて明確にすべきだ」と求めた。福田首相は「よく分かっている」と応じた。
北への政府の対話路線で板挟み 中山恭子補佐官、窮地に (1/2ページ)
2008.6.30 22:54
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080630/plc0806302258016-n1.htm 福田康夫首相が北朝鮮政策で「対話路線」へ舵を切る中、「圧力路線」で進んできた拉致問題担当の中山恭子首相補佐官の立ち位置が難しくなっている。「圧力路線」を訴える拉致被害者家族らからは厚い信頼があるが、福田内閣を支える立場でもあり、
両者の板挟みにあっている。
6月29日、埼玉県川口市で開かれた拉致問題早期解決を訴える集会。米国が北朝鮮へのテロ支援国家指定解除の手続きを始め、日本政府も追認したため、拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さんが「(拉致問題解決の)熱意が感じられない」とするなど、
政府を批判する発言が相次いだ。
集会に出席した中山氏は「被害者全員の救出という日本政府の方針は変わっていない。早期解決に向けて気を緩めずに頑張る」と弁明に回る形になった。
中山氏は、小泉政権下で初の日朝首脳会談があった平成14年9月から内閣官房参与に就き、一時官邸を離れたが、18年9月の安倍内閣発足とともに首相補佐官として拉致問題を担当してきた。14年に拉致被害者5人が帰国した際は「北朝鮮との約束」
を理由に北朝鮮へ戻そうとした当時官房長官だった福田首相らに対し、官房副長官だった安倍晋三前首相らとともに阻止したことなどで、家族会らとの関係を構築していた。
(2/2ページ)
安倍内閣時代は安倍氏のほか麻生太郎外相(当時)らとも圧力路線で歩調を合わせられた。だが、福田内閣になると、首相以下、高村正彦外相や藪中三十二外務事務次官と対話重視の陣容に替わり、圧力重視の町村信孝官房長官や外務省の斎木昭隆
アジア大洋州局長も、今のところは福田首相に合わせている。
拉致被害者の再調査と経済制裁解除をめぐっては、町村氏らが「再調査の実質的な開始から結果を見ながらどのように解除するかを決める」とするのに対し、中山氏は「拉致した人を探し出し、帰国させる動きがはっきりするまで解除してはいけない」と訴え、
ずれが生じている。さらに「外務省内で中山氏に情報を伝えない動きがある」(同省筋)との指摘もある。
政府の姿勢に「拉致問題が取り残された」と不満を募らせる家族会らにとって、中山氏は今も「頼りになる存在」(拉致議連関係者)。それだけに「政府と被害者家族らとのパイプ役」を自任してきた中山氏がさらに窮地に立たされる可能性もある。
299 :
日出づる処の名無し:2008/07/01(火) 12:09:44 ID:QqYVY7sF
下関市長 教育長発言「謝罪、指示せぬ」
2008年07月01日
下関市の嶋倉剛教育長が日本の朝鮮半島に対する植民地支配について「植民地支配は歴史的事実に反する」
と発言した問題で、同市の江島潔市長は30日、教育長に対して謝罪や撤回を指示する考えはないとの
認識を示した。この日は、堀内隆治・前同市立大学長ら市民の有志15人が教育委員会を訪れ、
発言の撤回などを求める申入書を提出した。
江島市長は定例記者会見で、教育長発言についての認識を問われ、「補助金支援制度に対して過去の歴史を
持ち込んでくると、これは筋違いだということを言おうとした。私もその通りであろうと思う」と述べた。
教育長の歴史認識の部分に関しては、「小泉(元)総理が談話を出しているので、その通りではないかと
思っている」「政府見解はそうだと認識している」と繰り返し、市長自身の歴史認識は示さなかった。
市民や民主党県連が発言の撤回や謝罪を求めていることについては、「(教育長に)求めるつもりはない」。
さらに、「事態の収拾といっても、役所の仕事が止まっているという認識もない。一部のマスコミが
取り上げて火に油を注いでいるとしか思えない」とも語った。教育長の対応については
「コメントで政府見解を尊重すると言っているので、それでいいんじゃないか」と述べた。
堀内さんら市民有志の申し入れには嶋倉教育長が不在のため石津幸紀生・教育政策課長が対応した。
堀内さんらは「教育行政のトップとしての責任は非常に重い」として、「歴史的事実に反する」とする
根拠や発言の撤回、市民への謝罪を求めた。石津課長は「今日の内容はそのまま伝える」と話した。
同課によると、30日までに815件の意見が、市役所に届いており、教育長の発言を支持する内容が
712件、不支持が103件だった。支持のうち665件はメールによるものだった。
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000807010002 -----
> 一部のマスコミが取り上げて火に油を注いでいるとしか思えない
> 一部のマスコミが取り上げて火に油を注いでいるとしか思えない
> 一部のマスコミが取り上げて火に油を注いでいるとしか思えない
6カ国協議進展歓迎声明案に拉致問題、国連安保理
2008.7.1 10:08
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080701/kor0807011007000-n1.htm 【ニューヨーク=長戸雅子】北朝鮮による核計画申告書提出を受け、国連安全保障理事会が交渉中の報道機関向け声明案に30日、拉致問題の早期解決を促す一文が加えられた。安保理の報道機関向け声明に拘束力はなく、公式記録にも残らないが、
国際社会の一致した声として重みを持つ。声明案は早ければ1日にも採択される。
声明案は拉致問題で、「拉致問題の早期解決を含む人権、人道上の懸念に対処するため速やかに行動するよう北朝鮮に強く要請する」と明記。6月27日に発表された主要国(G8)外相会合の議長声明の北朝鮮に関する言及内容をほぼ踏襲し、核計画
申告書提出に歓迎を表明し、寧辺の原子炉冷却塔爆破を「重要なステップ」と位置づけるとともに申告の検証の必要性も強調した。
拉致問題の資料展示へ サミット報道センターに
2008.7.1 22:44
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080701/plc0807012244013-n1.htm 政府は1日、拉致問題対策本部広報分科会の会合を官邸で開き、北朝鮮による拉致問題への国際的な理解を深めてもらうため、7日からの主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の各国報道陣の取材拠点「国際メディアセンター」に、横田めぐみさん拉
致事件を題材にしたアニメやDVD、小冊子を展示することを決めた。
中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)は会合後、記者団に「海外の報道関係者に拉致問題を知ってもらいたい。自由に使ってもらおうと準備を始めている」と述べた。
「テロ」指定解除でブッシュ政権非難 ボルトン元国務次官
2008.7.1 19:13
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080701/kor0807011913003-n1.htm 【ワシントン=古森義久】第一期ブッシュ米政権で北朝鮮との交渉を担当したジョン・ボルトン元国務次官は米紙ウォールストリート・ジャーナル(6月30日付)への寄稿論文で、ブッシュ政権による北朝鮮へのテロ支援国家指定の解除を批判し、「ブッシュ大統
領の北朝鮮政策の悲劇的な終わり」であり、同政権の「完全な知的崩壊」だと酷評した。
ボルトン氏は論文で、北朝鮮が提出した「申告」は「核の兵器化、ウラン濃縮、シリアなどへの核拡散」に関する情報を含まず、当初の米朝合意からはまったく逸脱しているため、米国はテロ支援国家の指定解除という形で応じるべきではなかった、と主張した。
さらに、北朝鮮が建国以来、米国との公約はすべて不履行のままできたとして、今回の合意を履行する保証はなにもないと指摘。ブッシュ政権が「申告」の内容を読まないままに、北朝鮮をテロ支援国家リストから外したことはこのリスト自体を無意味にした、
と論じた。
ボルトン論文はまたブッシュ政権が対北核交渉を「段階ごと」に区切って進めようとしていることについて「無駄に時間を労し、金正日政権の延命をただ先送りすることになる」と反対を表明した。またテロ支援国家リストからの北朝鮮排除は、日本の対北制裁を
骨抜きにし、日本人拉致問題の解決への北の努力への動機を失わせ、「日米同盟に対し明白な損害を与えた」と主張した。
米の北朝鮮政策、マケイン、オバマ両大統領候補の考えは… (1/2ページ)
2008.7.1 19:44
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080701/amr0807011950007-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮の核問題は核計画の申告書が提出されたものの、来年1月までのブッシュ米大統領の任期中の解決はほぼ不可能で、次期政権への持ち越しが確実となっている。そこで注目されるのが、共和党と民主党の大統領候補に内定
したマケイン上院議員とオバマ上院議員の対北朝鮮政策だ。申告の検証の重要性を強調する点では共通しているが、オバマ氏は北朝鮮との「直接対話」、マケイン氏は「日韓両国との連携」の重視を打ち出している。
北朝鮮が申告書を提出した先月26日、マケイン氏は記者団に対し、「日本や韓国の懸念を解決するための努力が払われているかなど、非常に注意深くみないといけない」と慎重姿勢を崩さなかった。
マケイン氏は同日出した声明でも「韓国や日本の懸念を考慮に入れていく」と指摘。米誌フォーリン・アフェアーズ(2007年12月号)に発表した外交政策でも、核問題とともに拉致事件を「配慮していく必要がある」と、日韓との連携姿勢は一貫している。
これに対し、オバマ氏は26日のFOXテレビの番組で、申告書提出を「前向きな動きだ。敵であっても、直接交渉によって達成しうるものがあることを示している」と述べた。オバマ氏は北朝鮮、イランなど反米陣営の首脳との対話にも前向きに取り組む考えを示
してきた。申告書提出はブッシュ政権が直接対話に転じた結果で、自らの主張の「正当性」を証明するものと位置づけているようだ。
オバマ氏は声明では核問題に絞った。オバマ氏は2005年、地元イリノイ州在住だった韓国人牧師が北朝鮮に拉致された事件に関し、同州選出の他の議員とともに北朝鮮国連大使に書簡を送り、牧師の安否情報を提供しなければテロ支援国家指定解除に
反対する考えを伝えた。しかし、声明でこれに関する言及はなかった。
(2/2ページ)
共和党からは「主張が一致していない」(議会筋)との批判も出ているが、オバマ氏支持の米マンスフィールド財団のゴードン・フレーク所長は、「オバマ氏が人権問題を重視していることは明白だが、同時に米国の国益を幅広く見る必要がある」とオバマ氏を擁護
している。
申告に関する評価は、両候補ともほぼ同じだった。ともに「一歩前進」と位置づけたものの、「重大な問題が残る」として、(1)プルトニウムの製造量(2)ウラン濃縮活動(3)シリアなどへの核拡散−の解明が必要と訴えた。北朝鮮が検証に協力しなかった場合は、
「制裁緩和に賛成しない」(マケイン氏)、「免除した制裁を再び科し、新しい規制を検討すべきだ」(オバマ氏)と主張した。
クリントン前政権の国家安全保障会議(NSC)で不拡散問題担当上級部長を務めた米シンクタンク、外交問題評議会のゲリー・セイモア副会長は、「どちらが大統領になっても、いまと同様の戦略をとることになるだろう。北朝鮮をまったく無視することはできない
し、強制的に核兵器を放棄させることはできないためだ」と語る。
303 :
日出づる処の名無し:2008/07/02(水) 17:01:59 ID:tJrVDqdm
北朝鮮産アサリを韓国産に偽装、釜山の業者が日本に輸出
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080702-OYT1T00005.htm?from=main2 韓国・釜山の水産物会社が、北朝鮮産アサリ2840トンを韓国産と偽って日本に輸出していたことが明らかになった。
北朝鮮産品の輸入は2006年10月の経済制裁措置で全面禁止となっており、昨春、北朝鮮産アサリを中国産と偽って輸入した山口県内の業者が外為法違反で摘発されている。経済産業省などは同法違反の疑いもあると見て情報収集を進めている。
韓国の釜山海洋警察署が6月19日に、北朝鮮から輸入した生きたアサリを韓国産に偽装したとして同社の代表理事を逮捕した。
同署の発表によると、同社は04年4月7日から08年4月20日までに北朝鮮産の生きたアサリ計3035トンを輸入。釜山市内の工場で、北朝鮮の麻袋に入っていたアサリを韓国の網袋に詰め替え、釜山商工会議所で不正に入手した「韓国産」の原産地証明
書を添付し、日本へ輸出していた。韓国の商工会議所は、現物確認をせず書類申請だけで同証明書を発給していた。
(2008年7月2日03時09分 読売新聞)
イラン核施設攻撃を検討か イスラエルが年内と米報道
2008.7.2 10:16
ttp://sankei.jp.msn.com/world/mideast/080702/mds0807021015001-n1.htm 米ABCテレビ(電子版)は1日、イスラエルが年内にもイランの核施設を攻撃する可能性が高まっているとの見方を、複数の匿名米国防筋の話として報じた。報道を受け、米国務省のケーシー副報道官は「それを裏付ける情報はまったくない」と全面否定した。
ABCによると国防筋は、イスラエルが実際に攻撃に至るには2つの判断基準があると指摘。そのうち1つは、中部ナタンツの核施設で製造された濃縮ウランが核兵器を作るのに足りるかどうかで、もう1つはイランがロシアから購入を予定している地対空ミサイ
ルSA20の配備状況という。
ABCの取材に応じたイスラエル対外特務機関モサドのハレビ元長官は「ブッシュ大統領がイランに対しあらゆる選択肢を用意していると圧力をかける時、イスラエルからの攻撃も含んでいる」と指摘した。(共同)
拉致問題言及に中露難色 北朝鮮の安保理声明案
2008.7.2 11:17
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080702/kor0807021118001-n1.htm 北朝鮮の核申告を受けて国連安全保障理事会で審議している報道陣向け声明案で、日米の意向で挿入された拉致問題の早期解決を求めた部分に中国、ロシアが難色を示していることが1日、分かった。複数の国連外交筋が明らかにした。
声明は決議と異なり、拘束力を持たないが、北朝鮮に経済制裁を科している安保理のメッセージだけに今後の国際交渉への影響力は小さくない。安保理で先月末にも発表予定だったが、声明案がまとまっていないため、発表は今月2日以降になる見通し。
外交筋によると、当初の声明案は核申告を「朝鮮半島非核化に向けた重要なステップ」と評価するなど歓迎一色だった。しかし、米国の要求を入れた修正版では「北朝鮮に、拉致問題の早期解決を含んだ人権問題で迅速に行動を起こすことを促す」の文言
を挿入。中国やロシアは北朝鮮を無用に刺激するだけだと難色を示した。(共同)
北朝鮮へ真空ポンプ迂回輸出 代行業者社長を書類送検
2008.7.2 18:17
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080702/crm0807021816029-n1.htm 国際原子力機関(IAEA)が平成19年に北朝鮮の核関連施設の査察を行った際、日本製の真空ポンプが見つかった事件で、神奈川県警外事課などは2日、外為法違反(無許可輸出)容疑で、輸出元の輸出入代行業者「ナカノ・コーポレイシヨン」(東京都港区)
の中野鴻社長(66)=横浜市港北区=を書類送検した。社長は「北朝鮮に行くという認識はあった」と容疑を認めているという。
調べでは、中野社長は平成15年7月17日ごろ、経済産業省の許可を受けず、核兵器の開発などに転用可能な民生品の輸出を規制した「キャッチオール規制」に該当する真空ポンプ2台など計8点(販売価格235万円)を台湾経由で、北朝鮮に輸出した疑い。
昨年のIAEAの査察で、核関連装置に転用された日本製の真空ポンプが発見され、県警が先月、ポンプを製造した機械装置メーカー(神奈川県相模原市)とナカノ・コーポレイシヨンなど数カ所を家宅捜索していた。
真空ポンプは遠心分離装置内を真空にし、ウラン濃縮の効果を上げるのに利用することができるという。
家宅捜索の際、中野社長は産経新聞の取材に対し、「北朝鮮に輸出されていることは全く知らなかった」と話していた。
台湾の商社、関与を否定 対北朝鮮輸出で
2008.7.2 22:56
ttp://sankei.jp.msn.com/world/china/080702/chn0807022257005-n1.htm 北朝鮮の核関連施設への国際原子力機関(IAEA)の査察で日本製真空ポンプが見つかった事件に関与していたとされる台北の貿易商社「蓮笙興業」の関係者は2日、共同通信に「近年、北朝鮮に向けた輸出はない」と事件への関与を否定した。一方で
「(台湾で)違法ではなかった1990年代半ばまでは(北朝鮮側と)取引があった」と述べた。
地元メディアが先月、同社が2006年8月と07年9月に台湾の経済部(経産省)が禁輸部品に指定する部品を北朝鮮に輸出しようとしていたと報じたことについては、同社関係者は「事実無根だ」と否定した。(共同)
対北朝鮮支援 韓国が日本の参加を要望
2008.7.2 22:56
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080702/kor0807022256006-n1.htm 韓国政府当局者は2日、日本人記者団との懇談で、6カ国協議で非核化措置の見返りとして合意している北朝鮮への経済・エネルギー支援について、日本人拉致問題が進展しているとの認識を示した上で「日本が支援に参加することを望む」と早期参加を求
めた。
日本は拉致問題が進展していないとして支援に参加していないが、同当局者は合意している重油100万トン相当の支援のうち「日本の20万トンの問題が残っている。(このままの状態で)6カ国協議に参加するのはどうかと思う」と語った。
また、非核化を前提に北朝鮮に大型経済支援を行うとする李明博大統領の「非核・開放3000」構想に関連、非核化終了まで何もしないわけではないとした。(共同)
米大統領、拉致問題で「早期解決に協力」を表明へ
2008.7.2 17:45
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080702/kor0807021745002-n1.htm 【ワシントン=山本秀也】ブッシュ米大統領は、主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の開催地で6日行われる福田康夫首相との首脳会談で、北朝鮮による日本人拉致問題について、「迅速な問題解決に向けた日本との緊密な協力」を表明する。米国家
安全保障会議(NSC)のワイルダー・アジア上級部長が1日、ホワイトハウスで記者団に明らかにした。
福田首相との日米首脳会談は昨年11月の首相訪米以来、2度目。ワイルダー氏は、北朝鮮に核開発断念を迫るために6カ国協議の枠組みで日米が協力を確認するとの見通しを示す一方、北朝鮮へのテロ支援国家指定解除をめぐる日本国内の対米批判
を踏まえ、「大統領は北朝鮮による拉致問題を決して忘れないことを日本国民に再び確約する」と語った。
会談後、日米首脳は共同記者会見を予定しており、ブッシュ大統領は会見でもこの拉致問題重視の考えを表明する見通しだ。両首脳は6日、現地で夫人を交えた夕食会を開く。
首脳会談では、このほか在日米軍のグアム移転問題を含む米軍再編など2国間問題のほか、国際制裁が浮上しているジンバブエ問題、新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)など、国際課題でも日米の対応を協議する。
気候変動問題については、同じく記者会見したプライス大統領補佐官が、中国、インドなど新興市場からの温暖化ガス排出量が急増している問題を重ねて指摘し、「主要8カ国だけの行動では効果が薄い」と断言。排出量削減に向けた長期目標の策定は、
主な排出国すべてが参加することが必要だとする米政府の立場を示した。
「不完全」核申告書受け入れ ヒル米国務次官補に痛烈批判
2008.7.2 18:00
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080702/kor0807021800003-n1.htm 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は1日、ワシントン市内で講演した際、これまで求めてきた「完全かつ正確」な核計画の申告とはほど遠い内容の申告書を受け入れたこと
に対し、米国人記者から痛烈な批判を浴びた。
FOXテレビ記者は「部分的な申告は申告ではない」とするヒル氏のこれまでの発言を列挙。ウラン濃縮や拡散に関し、米国の懸念を北朝鮮が「認識する」とするだけに止まった申告書をなぜ受け取ったのかとただした。
ヒル氏は昨年まで稼働していた寧辺の核施設の無能力化など「進展」を強調したものの、「1回で処理できればいいが、時に段階的に進まなければいけないこともある」と述べ、申告書が「不完全」であることを事実上認めた。
一方、ヒル氏は講演のなかで、日本人拉致事件を解決するための日朝交渉の進展の重要性を強調し、引き続き北朝鮮に働きかけていく方針を示した。ただ、申告の「見返り」としてテロ支援国家指定解除というカードを切ってしまった後、どのように圧力をか
けていくのか具体的には言及しなかった。
北朝鮮大使館改造ホステルに体験宿泊 (1/2ページ)
2008.7.2 19:17
ttp://sankei.jp.msn.com/world/europe/080702/erp0807021918006-n1.htm 在ベルリン北朝鮮大使館の建物を改造した簡易ホテル「シティー・ホステル・ベルリン」が1日に開館し、さっそく宿泊してみた。冷戦時代、東西スパイ合戦の最前線で“白亜の巨城”として威容を誇った建物。入り口こそ物々しい雰囲気が漂うが、建物内の移動
は比較的自由で、外交事務用の本館の様子は“筒抜け”状態だった。リスクを負いながらも開館せざるをえないあたりに北朝鮮の台所事情が垣間見えた。
(ベルリン 黒沢潤、写真も)
鉄格子がまだ張り巡らされた玄関付近、監視の目を光らせる24時間のビデオカメラが目に入った。ホステルとしてオープンした大使館の南側建物(5階建て)は訪れる客に“無言の圧力”を感じさせる。
だが、館内に入ると様子は一変。名前、国籍、生年月日を書き、一緒に宿泊した助手のIDカードを提示して受付終了。「旅券をコピーされて、宿泊拒否にあうのでは」という心配も杞憂だったようで、トルコ系の支配人に「ようこそ。あなたは日本人宿泊客第1号
です」と声をかけてきた。
それでもなお疑心暗鬼になって向かった部屋は6人用のドミトリー。1泊17ユーロ(約2900円)。2段ベッドは木製と粗末だが、グレーの絨毯を敷き詰めたシャワー付きで、きれいだ。隠しカメラが室内に設置されている可能性もない。
「ホステル経営はドイツの法律に基づいて厳格に行っている。問題があれば、“裁判所行き”だ」と支配人。とはいえ、窓から見える隣の本館の赤い看板が宿泊客を複雑にさせていた。そこには「偉大な首領、金日成同志は永遠に私たちと一緒にいらっしゃる」
と書いてあった。
(2/2ページ)
関係者によると、経営に携わるトルコ系の支配人と北朝鮮大使館の間では、10年の賃貸借契約が交わされている。賃貸料は今年度、1平方メートルあたり月額6ユーロ。大使館はホステル全体(1〜2階計35室)の約1600平方メートルで月額9600ユーロ
を得ることになる。
今年後半には3〜5階部分にも部屋をつくり、来年は賃貸料を33%値上げするというから収益の見通しはまずまず。理想的な外貨獲得の手段とはいえないまでも、「冷戦後の体制縮小で不要となった建物の維持費捻出(ねんしゆつ)には格好」(関係者)という。
ただ、本館の外交事務には支障が出そうだ。集音マイクがあれば、ホステルにまで響くハングルの会話を録音することができる。部屋の一部をのぞくことも可能だ。各国情報機関が政治的な動機から滞在しないともかぎらない。
日朝関係を思えば当然だが、大使館は日本人客に神経をとがらせている。ある受付係は「『日本人を宿泊させても構わない。ただ本館に近い部屋には泊めさせないように』と大使館から言われた」と打ち明けた。
外交業務への影響と、厳しい財政事情をはかりにかけてオープンを決断した簡易ホテル。北朝鮮をめぐる国際情勢にどんな波紋を広げるのだろうか。
「めぐみさん招待所に」 空白の1年間 北元工作員新証言 (1/3ページ)
2008.7.3 01:35
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080703/kor0807030130000-n1.htm 【ソウル=久保田るり子】韓国在住の元北朝鮮工作員、カン・ヨンイル氏(44)=仮名=が2日までに、1977年に北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=拉致当時(13)=に関する新証言を、産経新聞に詳細に語った。それによると、82年から約1年間、カン氏
がいた平壌市内の工作員専用の招待所にめぐみさんが暮らしていた。その後、カン氏は86年に工作員専門病院でめぐみさんと再会した。82〜83年のめぐみさんの所在はナゾだったことから、“空白”の期間を埋める証言として注目される。カン氏は「約10人
の日本人拉致(被害)者を目撃した」とも明らかにした。
元工作員によるめぐみさんに関する証言は、公になっているものでは97年の安明進氏(作戦部所属)に次ぐものだ。カン氏は朝鮮労働党の対外連絡部の元工作員で、90年代前半に第三国で逮捕され韓国に移送された。
対外連絡部の工作要員に選抜されたカン氏は82年から約1年間、平壌市内にある連絡部所属の招待所と呼ばれる隔離施設で教育を受けていた。この間、同じ施設内に若い日本人女性が北朝鮮の女性と住んでおり、朝の運動時などによく見かけた。カン氏
は約10年後に韓国入りしたのちに、この女性がめぐみさんだと分かったという。
(2/3ページ)
施設にいた当時、監視の目を避け会話をした際、めぐみさんは「自分は日本人」と名乗り、「3年ぐらいで日本に帰る」と話した。明るい表情で、日本製のトレーニングウエアを着ていたという。めぐみさんは拉致されたあと「朝鮮語を習得すればお母さんのところ
に帰してやると言われていた」(日本の関係者)との情報もある。
めぐみさんと再会したのは86年夏。平壌市内の「915連絡所」と呼ばれる工作員専門病院で会ったという。めぐみさんから「カン先生」と声をかけられ、立ち話をした。黒っぽいスーツ姿のめぐみさんは、このときも北朝鮮の女性と2人連れで、「婦人科の検査を
受けにきた」と話した。以前に比べめぐみさんは朝鮮語が格段にうまくなり、「花が咲いたようにきれいになっていた」と、カン氏は当時を振り返る。
めぐみさんは「三石(サムソク)区域の招待所にいる」と近況を話し、連れの女性とベンツで立ち去ったという。
また、カン氏は80年代半ばに、工作員養成機関である「金星政治軍事大学」(現在の金正日政治軍事大学)で日本人4人を目撃し、工作員招待所がある龍城地区では5人を見たとも証言した。
(3/3ページ)
日本人拉致被害者の情報をもっているとみられる北朝鮮の元工作員は現在、韓国内に十数人いるとされる。しかし、安明進氏を除き元工作員は、自身の安全や、北朝鮮に残してきた家族に影響が及ぶことなどを懸念し、対外的な証言はしていない。
カン氏は横田めぐみさんの生死について「自殺することは考えられない。韓国や日本なら自殺しても何もないが、北朝鮮で自殺は金日成、金正日親子への反逆で、家族や親戚(しんせき)まで罰せられる。めぐみは最高の待遇、最高の教育を受けていた。そう
いう者を北朝鮮は簡単に殺さない。具体的な証拠はないが、めぐみは生きていると思う」と述べている。
カン氏は日本政府への情報提供に前向きだ。今後、写真照合など日本側の要請に応じる用意があるとしており、日朝間の拉致被害者の再調査に有益な情報となりうる。
◇
【対外連絡部】作戦部、対外情報調査部、統一戦線部と並ぶ北朝鮮労働党傘下の諜報(ちようほう)・非合法活動機関のひとつ。韓国や日本に工作員を送り込み、韓国内に地下党をつくるなど対南工作を担当。韓国内の主要人物の暗殺、政治、経済、社会、軍
事の情報収集、流言飛語の流布などが任務。
工作員教育? 空白の1年「最高級の待遇」 めぐみさん拉致で新証言 (1/2ページ)
2008.7.3 01:35
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080703/kor0807030135001-n1.htm 【ソウル=久保田るり子】韓国在住の元北朝鮮工作員、カン・ヨンイル氏(44)=仮名=は、横田めぐみさんに会ったときの様子や、交わされた会話の内容などを鮮明に証言しており、めぐみさんが当時おかれていた状況がうかがえる。
カン氏がめぐみさんらといた平壌市内の工作員の招待所は「工作員の基礎を要請する場所」だったという。「朝鮮民俗博物館」の建物内にあり、外からはわからないが、内部は巧みに仕切られていた。
カン氏、めぐみさん、韓国人拉致被害者など4組が、テレビや冷蔵庫、洗濯機はもとより最新設備を備えた宿舎で、食事の世話をする女性も付くという最高級待遇で生活。カン氏が入居したときには、めぐみさんはすでに暮らしていた。当時、めぐみさんは
18歳前後だった。
「めぐみは明るい印象だが笑わない女性だった。同じぐらいの年の朝鮮人の女性と一緒だった。めぐみの部屋から出たゴミにはプレーボーイ社のマークが入った日本製の人形などもあった。1カ月ぐらい姿を見ないこともあった。朝の運動の時しか見なかったが、
約1年の間に、多いときは週に3、4回顔を見た」
■ ■ ■
北朝鮮の発表では、めぐみさんは金英男氏(北朝鮮名・キム・チョルジュン)と1986年8月に結婚した。カン氏が「915連絡所」と呼ばれる工作員専門病院でめぐみさんと再会した86年夏は、結婚の前後だ。めぐみさんは87年9月に娘キム・ヘギョンさんを出産
している。「915連絡所」での「婦人科の受診」は結婚、出産の時期と付合しなくもない。
立ち話でめぐみさんはカン氏に「三石(サムソク)区域の招待所にいる」と述べたというが、カン氏によると三石の招待所は、「ワンランク上の工作員」が住む場所で、近くには金日成主席の別荘があることで知られていた。
(2/2ページ)
このときめぐみさんはカン氏に「どこにいるのか」と聞き、カン氏が「政治学校(工作員教育の金正日政治軍事大学=86年当時は朝鮮労働党中央委員会直属政治学校)だ」と答えると、「大変なところにいますね」「今度、政治学校に見物に行きますよ」と話したと
いう。政治軍事大学では工作員訓練のため毎年、死亡者が出るが、めぐみさんがそうした実情に精通していたことをうかがわせる。カン氏はベンツに乗り込むめぐみさんに「生きていれば会えますよ」と声をかけて別れたという。
■ ■ ■
カン氏は83年以後、金正日政治軍事大学で工作員訓練を受けたが、大学内では「めぐみを見た記憶はない」と述べている。一方、元工作員の安明進氏は「88年から91年にかけ、大学内で目撃した」と証言している。
カン氏はしかし、後のめぐみさんの夫、金英男氏は大学内で2回目撃したという。「いい男でカリスマ性があり、とても目立っていた」。最近の韓国の報道で金英男氏であることを知ったという。「金氏は連絡所(工作員派遣基地)から訓練に来ていた現役の工作員
に、韓国式の言葉などを講義していたようだ」としている。
拉致被害者とみられる日本人は大学敷地内の出版社に2人、外国人招待所に2人の計4人。また、大学から徒歩30分の龍城地区・工作員招待所には、夫婦1組を含む5人がいたという。欧州系外国人についても、金正日政治軍事大学に2人、龍城地区に3人
いたと語った。
【視点】日韓当局の情報協力カギ めぐみさん拉致で新証言 (1/2ページ)
2008.7.3 01:35
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080703/kor0807030137003-n1.htm これまでの北朝鮮元工作員の証言を振り返ると、1987年に、大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元死刑囚によって、日本語教育係「李恩恵」の存在が明らかになり(91年に田口八重子さんと断定)、97年には安明進氏が、横田めぐみさんを目撃したと
証言した。しかし、2002年の小泉純一郎首相(当時)の訪朝で北朝鮮が拉致を認めて以降は、断片証言はあったものの具体性に欠けていた。
今回のカン・ヨンイル氏の証言で目を引くのは、めぐみさんが「工作員専用の招待所」に暮らしていたことだ。カン氏は招待所で工作員になるための基礎教育を受けていた。めぐみさんが工作員の教育係ではなく、北朝鮮当局が工作員そのものに仕立てあげ
ようとしていた可能性すらある。
日本人拉致事件が頻発した70年代後半から北朝鮮内で工作員特殊教育を受け、韓国入りした元工作員は、日本人や欧米の拉致被害者の実態を知っている可能性が高い。彼らの中には韓国の情報当局に供述している者もいるが、「聞かれなければ答えな
かった」という元工作員もいる。
(2/2ページ)
問題は、日韓捜査当局などによる日本人拉致に関する情報交換がこれまで、必ずしも順調ではなかったことだ。カン氏のように口を閉ざしてきた元工作員らからの聞き取りは、拉致の実態解明に向けた貴重な証言であるだけに、日韓間の緊密な協力が求め
られる。
日朝が拉致被害者の「再調査」で合意し、日本として実効性のある調査を追及できるかどうかという新局面に入った今、北朝鮮に情報を提供させる最大の武器となるのは、日本側の具体的な情報だ。その意味でも、カン氏の証言は吟味する価値が高い。
(久保田るり子)
女工作員と同居か 北の説明、再びほころび めぐみさん拉致で新証言 (1/2ページ)
2008.7.3 01:35
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080703/kor0807030136002-n1.htm 韓国在住の元北朝鮮工作員、カン・ヨンイル氏(44)=仮名=の横田めぐみさんに関する新証言を、これまでの北朝鮮側の説明と照らし合わせると、明らかに食い違う部分がある。証言は、北朝鮮の説明の信憑(しんぴよう)性に対する強い疑念を、改めて
突き付けてもいる。
カン氏がめぐみさんと同じ招待所にいたと証言した時期は、1982〜83年。北朝鮮側は「めぐみさんは81〜84年まで、田口八重子さんと忠龍里招待所で同居していた」と説明しており、食い違う。
一方、帰国した拉致被害者は「めぐみさんと田口さんが同居していたのは84〜86年」と証言している。めぐみさんが田口さんと同居する前に、カン氏らがいた招待所にいたとしても矛盾はない。
田口さんは、大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元死刑囚と招待所に同居しながら「日本人化教育係」に従事させられていたが、金元死刑囚によれば、その時期は「81年夏から83年春」。田口さんは金元死刑囚と同居した後、1年以内にめぐみさんと
同居したことになる。
めぐみさんが田口さんと同居する前にどこにいたのか、カン氏の証言はこの“空白”を、かなりの部分埋めている。
(2/2ページ)
カン氏がいた平壌市内の招待所には、めぐみさんや韓国人拉致被害者ら4組がいたという。めぐみさんは「北朝鮮女性と同居していた」とされる。カン氏はこの招待所で「工作員教育を受けた」としているが、めぐみさんが実際にそこで何をしていたかまでは分
からない。
ただ、帰国した被害者の証言に「めぐみさんは『スクヒ』という女性に日本語を教えていた」というものがある。金元死刑囚の同僚に「金淑姫(スクヒ)」という女工作員がいたことから、めぐみさんも工作員に日本語を教えさせられていた可能性が、これまでにも
指摘されていた。カン氏と同じ招待所でめぐみさんが同居していた北朝鮮の女性が、「スクヒ」だった可能性もある。(中村将)
「拉致は6カ国協議で解決」 ブッシュ米大統領
2008.7.3 08:48
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080703/amr0807030854001-n1.htm ブッシュ米大統領は2日、ホワイトハウスで一部日本メディアと会見し、拉致問題について「6カ国協議の枠組みの中で解決する問題だ」と述べ、米国が6カ国協議で北朝鮮に圧力をかけていく方針を示した。
大統領は拉致問題を6カ国協議の未解決重要問題として位置付ける考えを強調し、日本への配慮を示した。しかし、中国やロシア、韓国が熱心ではなく、共同歩調をとれるかの見通しは立っていない。
大統領は北朝鮮が核兵器の保有数を明示しなかったり、拉致問題解決に踏み出さない場合の対応について「単独制裁でなく多国間の制裁となる」と指摘し、5カ国による共同対応を模索する考えを明らかにした。
大統領は拉致被害者の家族の間で不安が強まっていることについて「母親(横田早紀江さん)の懸念はよく分かる」と述べた。(共同)
発言骨子
一、拉致問題は6カ国協議の枠組みの中で解決
一、北朝鮮が拉致や核の問題で約束を守らなければ「多国間の制裁」も検討
一、温室効果ガス削減の長期目標の合意を期待
(共同)
拉致問題言及声明案見送り 安保理 中露が反対
2008.7.3 09:41
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080703/kor0807030942004-n1.htm 【ニューヨーク=長戸雅子】米国は2日、北朝鮮による核計画申告を受け、国連安全保障理事会で協議していた報道機関向け声明案を取り下げる意向を表明した。修正案で加えられた拉致問題の早期解決を促す一文に中国、ロシアが難色を示し、採択の
条件である全会一致が見込めないと判断したためだ。
当初の声明案は核申告を歓迎する内容にとどめられていたが、先月30日に配布された修正案には日米の意向で「拉致問題の早期解決を含む人権、人道上の懸念に対処するため、速やかに行動するよう北朝鮮に強く要請する」との文言が加えられた。
中露両国は北朝鮮を刺激するだけ、と否定的な見解を表明。中国の劉振民次席大使はこの日、「安保理の声明は6カ国協議の対話継続に有益なものであるべきだ」と述べ、「拉致問題(の扱いは)は6カ国協議メンバーのなかでも意見が分かれている」と
拉致問題は日朝間で解決する問題との認識を改めて示した。
ハリルザド米国連大使は「安保理の声明には達成されたことを評価するだけでなく、何が行われるべきかについての言及が必要。拉致問題も扱われるべきだ」と述べた。
国連外交筋によると、「拉致問題」という明確な文言が入った安保理の文書はまだないという。
北朝鮮への「解除差し止め」法案、米議員が下院に提出
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080703-OYT1T00415.htm?from=main1 【ワシントン=宮崎健雄】米下院外交委員会のイリアナ・ロスレーティネン共和党筆頭理事とブラッド・シャーマン委員(民主)は、北朝鮮が核爆弾の数などを申告しない限り、テロ支援国指定解除の発効を差し止める法案を提出した。
北朝鮮が6月26日に核申告を提出したことを受け、ブッシュ米大統領は議会に指定解除を通告。8月11日に発効する予定だが、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で合意した「完全かつ正確」な申告とはほど遠いとの批判があがっており、議会の反発が
超党派で具体化した形だ。
法案では、核兵器の数のほか、高濃縮ウランによる核開発や他国への核協力についても完全かつ検証可能な形で申告するよう北朝鮮に求めている。ただ、8月11日まで時間がないことや、大統領が拒否権を発動できることなどから、成立の見通しは低いと
みられる。
(2008年7月3日12時56分 読売新聞)
不正輸出の真空ポンプ、真空排気装置本体が日本製と判明
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080703-OYT1T00491.htm?from=main2 北朝鮮の核関連施設に日本製真空ポンプが不正輸出された事件で、真空ポンプが組み込まれた真空排気装置本体が日本製だったことが、捜査当局の調べでわかった。
神奈川県相模原市の機械装置メーカーの前身企業から1989〜92年、国内の北朝鮮系商社を通じて輸出されていた。捜査当局は、北朝鮮が当時から日本製機器を使って核開発の準備を進めていたとみて注目している。
真空排気装置は、中にプルトニウムを入れて真空状態にすることで不純物を取り除くことができる。使用済み核燃料を発電用燃料や核兵器として再利用するための過程で使われる。
捜査関係者によると、同装置は真空ポンプと同様に、国際原子力機関(IAEA)が2007年、北朝鮮・寧辺(ヨンビョン)のプルトニウム再処理施設を査察した際に見つけた。
89〜92年の輸出には、現在は存在しない日本国内の北朝鮮系商社が関与したとされる。この部品の中に真空ポンプがあった。今回問題となった真空ポンプは、前のポンプが故障したための交換部品だった。
交換部品は、北朝鮮の貿易会社「南川江(ナムチョンガン)貿易」への輸出を仲介した台湾の商社「蓮笙興業有限公司(トランスメリット)」が、型番指定で現在のメーカーに発注。メーカーは、外為法違反容疑で社長が書類送検された輸出入代行業「ナカノ
・コーポレイション」に輸出手続きを依頼した。
経済産業省によると、89年当時、北朝鮮などへの輸出については対共産圏輸出統制委員会(COCOM)などの規制はあったが、今回のような吸気口6インチ径の小型真空ポンプは対象に含まれていなかった。大量破壊兵器に転用可能な機器に幅広く
網をかける「キャッチオール規制」が02年に導入され、輸出に許可が必要となった。
機械装置メーカーの社長(71)は「前身の会社が83年、商社2社に、真空排気装置6台などを納入した。当時は、核開発に転用されるなどとは全く考えられず、北朝鮮に渡ったかどうかも知らない」と話している。
(2008年7月3日15時20分 読売新聞)
衛藤氏「テロ指定解除は確かな一歩」と評価
2008.7.3 19:35
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080703/plc0807031936014-n1.htm 超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」副会長の衛藤征士郎元防衛庁長官は3日、日本外国特派員協会で講演し、北朝鮮のテロ支援国家指定解除について「小さな一歩かもしれないが、確かな一歩を踏み出した」と肯定的に評価した。その上で「わが
国の経済制裁が前に出れば出るほど北朝鮮が陸続きのロシア、中国、韓国との貿易量を増やした状況を見据えるべきだ」と、安倍晋三前首相らの制裁継続論を牽制(けんせい)した。
衛藤氏はまた、拉致被害者の再調査について「第一級の調査団を派遣し、徹底した調査を行うことが必要だ」と述べた。
6か国協議、10日にも北京で開会の方向
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080704-OYT1T00272.htm?from=main1 北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の首席代表会合が10日にも北京で開会される方向となった。
議長国の中国が最終調整しており、近く日程を発表する。
協議筋は4日、「10日に夕食会を開いて開会するか、翌11日開会の方向だ」と語った。
首席代表会合は昨年9月以来、約10か月ぶり。会合では、北朝鮮が提出した核計画申告の検証方法について協議するほか、申告に盛り込まれなかった核兵器の取り扱いも話し合う。核の専門家による非核化作業部会も開く。
当初、今週前半にも開く方向で調整が行われたが、北朝鮮が難色を示し、見送られた。「北海道洞爺湖サミット直前に6か国協議の開催に同意することで、北朝鮮はサミットでの自国への批判をかわす狙いがあるのではないか」(日本政府筋)との指摘も出ている。
(2008年7月4日11時13分 読売新聞)
「北朝鮮論議は3年早い」 加藤元幹事長、安倍前首相を厳しく批判
2008.7.4 12:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080704/stt0807041241000-n1.htm 自民党の加藤紘一元幹事長は4日のTBS番組収録で、安倍晋三前首相が北朝鮮との対話重視派である山崎拓前副総裁に対し「百害あって利権あり」などと発言したことについて「許せない。昨年の参院選大敗や前代未聞の首相辞任をしており、論議に参加
するより3年は地元で選挙民と対話すべきだ」と厳しく批判した。
同時に「安倍氏がもう少し国際情勢が分かる人であれば、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議は(中国などではなく)東京で行われていた」と指摘。官房副長官を務めていた当時の安倍氏の対応により日本が主導権を握る機会を失ったとの認識を示した。
また、「最大の問題は小泉路線を続けるか続けないかだ。福田康夫首相の政治哲学を出すとすれば内閣改造だ」と述べ、「小泉改革」路線転換のため内閣改造を求めた。
燃料棒抜き取りペース回復 北朝鮮、テロ解除意識か
2008.7.4 11:30
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080704/kor0807041129001-n1.htm 北朝鮮が6カ国協議の合意に基づく寧辺の核施設無能力化のうち、鈍化させていた実験用黒鉛減速炉からの燃料棒抜き取り作業のペースを今週から回復させていることが4日分かった。米政府が議会通告したテロ支援国家指定解除を確実にする思惑も
あるとみられる。協議筋が明らかにした。
北朝鮮は無能力化に相応するエネルギー支援の遅れを理由に昨年末から燃料棒抜き取り作業のペースを落とし、最近では1日約15本まで鈍化させていた。だが、6月27日の冷却塔爆破に立ち会った米国務省のソン・キム朝鮮部長に作業加速を表明、
実際に今週からこれまでのほぼ2倍の1日約30本を抜き取るペースに回復させ始めたという。
北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除は、議会通告から45日後となる8月10日以降に発効する。米議会での反発を抑えるため、無能力化に前向きな姿勢を示そうとしている可能性がある。(共同)
北朝鮮の寧辺核施設 米、20億円を無能力化に拠出
2008.7.4 11:36
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080704/amr0807041136007-n1.htm マコーマック米国務省報道官は3日の記者会見で、北朝鮮の寧辺の核施設無能力化作業に、これまでに同省の「不拡散・軍縮基金」から1950万ドル(約20億円)の拠出が決まっていることを明らかにした。
同報道官によると、先月27日の冷却塔爆破の費用として、米政府は250万ドルを負担した。米紙ニューヨーク・タイムズによると爆破費用総額は500万ドルで、米政府が負担したのは約半額。残りをどこが負担したのかは不明だ。
同基金は総額2000万ドルで、残額が少なくなっている。ブッシュ大統領は先月30日に、核実験実施国に対する援助を制限する武器輸出管理法の「グレン修正条項」の北朝鮮への適用を、非核化措置などに限って免除する規定を盛り込んだ法案に署名。
今後、さらなる無能力化の進展や核廃棄段階に進んだ場合の予算措置を可能にした。(共同)
核兵器用に25・5キロ 北朝鮮のプルトニウム開発
2008.7.4 14:00
ttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/080704/kor0807041359003-n1.htm 北朝鮮が6カ国協議の合意に基づき議長国中国に提出した「すべての核計画申告」のプルトニウムによる核開発の部分で、抽出したプルトニウムの総量を約38・5キロとした上で、兵器化するために使用した量を25・5キロと記述していたことが4日分かった。
協議筋が明らかにした。
北朝鮮が2006年10月に実施した核実験では、約2キロを使用したことが判明しているが、これは兵器化した量とは別に取り上げている。
こうした申告内容は、10日にも再開される同協議首席代表会合で検証手順の調整とともに参加国間で検討されることになる。兵器化するための25・5キロがそのまま利用されれば、少なくとも約5個分の核兵器が製造可能となる計算だ。
プルトニウム開発を通じた核兵器生産の脅威を6カ国協議の合意によって当面除去したとの評価と、検証次第でさらに究明が必要だとの立場が、今後の協議で錯綜(さくそう)することも予想される。(共同)