ttp://www.nikkei.co.jp/keiki/uskoyou/ 日本経済、4,4
米国−雇用統計:3月の米雇用者、8万人の大幅減・失業率も5.1%に上昇
【ワシントン=米山雄介】米労働省が4日発表した3月の雇用統計(季節調整済み)によ
ると、非農業部門の雇用者数は前月に比べ8万人減少し、3カ月連続のマイナスとなった。
2003年3月(21万2000人減)以来、5年ぶりの大幅な減少。1、2月も当初発表の2万2000減、
6万3000人減から共に7万6000人減へと大幅に下方修正した。米雇用の悪化が鮮明となった
形で、景気後退の可能性が現実味を帯びてきた。
3月の雇用者数の市場予測の平均は5万人減で、結果は大きく下振れした。1―3月の合計で
雇用者数の減少は23万2000人にのぼり、住宅市場の低迷や金融不安の影響が実体経済に広
がってきたことを裏づけた。失業率(軍人を除く)も5.1%と前月から0.3ポイント上昇した。
一方、平均時給は17.86ドル(約1822円)と前月比で0.3%、前年同月比では3.6%の高めの
伸びを示した。