「嫌韓流」についてはニューヨーク・タイムズ紙の論評が的確と思われる。
★アジアのライバルを醜く描いた『マンガ嫌韓流』が飛ぶように売れる日本★
ニューヨーク・タイムズ 2005年11月19日
http://www.nytimes.com/2005/11/19/international/asia/19comics.html?pagewanted=1&hp 〜嫌韓厨のアジア蔑視・脱亜入欧願望は、矛盾と劣等感の顕れ〜
<抜粋>劣等民族として中国人と朝鮮人を描写し、それらとの対決を主張するマンガが、過去4か月に日本でダントツの
ベスト・セラーになった。この本は、近隣アジア諸国の人々に対する悪意ある描き方や、歴史の反省のないばかりか、しばしば
攻撃的でさえあるセリフを通じて、日本と他のアジア諸国との関係悪化の底流にある一部の日本人の歪んだ心の一端を
覗うことができる。
嫌韓流の執筆に携わった西尾幹二氏は、新しい日本の教科書を作る会の名誉会長であり、 この国粋主義団体は中学校
教科書から戦時下の残虐行為の引用を削除するように圧力をかけている。彼は、日本が隣人に行った犯罪には全く鈍感な
一方で、近代日本で最も影響力のあった知識人“福沢諭吉”が、1885年に執筆した『脱亜論』で、日本は西洋の先進国を
真似るべきで、アジアの遅れた隣人、特に中国と朝鮮から学ぶものは何もないという言葉を引用している。(・・・・続く)