【政治経済】平成床屋談義 町の噂その48

このエントリーをはてなブックマークに追加
537日出づる処の名無し
ttp://economist.com/daily/news/displaystory.cfm?story_id=10230215&top_story=1
The challenge to Beijingoism Dec 26th 2007 | BEIJING From Economist.com
China prepares for the Olympic games―and its critics
(エコノミスト)中国政府も、反体制派も、オリンピックを目指して準備を進める

中国は2008年8月の北京オリンピックに向けて準備を進めている。$430mをかけた鳥の巣の
ようなスタジアムはじめインフラ建設は期日までの完成を目指して進んでおり、中国政府
は開会式と閉会式の演出の為にSteven Spielbergを雇っている。

しかし、北京オリンピックの反対する勢力は世界に多くあって、スーダンの石油開発投資
だとか、チベット問題、台湾問題、地球温暖化や環境問題、人権問題など多くの反対者は
北京オリンピックをその反対運動のアピールを行なう機会にしようとしている。

北京オリンピックは1980年代にアフガニスタン侵攻を問題視してボイコットの起こったモ
スクワ・オリンピック以来、最も反対運動の多いオリンピックである。中国政府はそれら
国外の反対運動のみならズ、国内の政治問題にも悩みを抱えている。2007年に悪化したイ
ンフレーションは2008年にも続きそうで、低所得層にとって大きな痛みとなる。オリンピ
ックは地球温暖化や環境問題の運動家にとってアピールの良い機会になりそうで、温首相
らは対策案の打ち出しに迫られている。

実際問題、中国は環境問題で幾つかの悩みを抱えており、例えば北京の水不足もそのひと
つである。この為中国政府は河北省から300kmのパイプラインで、揚子江の水を北京に送
ろうとしている。環境運動家はこのプロジェクトにも反対していて、それが揚子江の環境
を悪化させ、水は飲用不可能になるだろうという。

北京オリンピックの成功は中国共産党にいくらかの追加の自慢のネタを与えるであろうが
成功の為には批判を和らげる政策も必要であろう。オリンピックは中国のデモクラシーの
先導者にはならないが、北京政権の指導者と国民を、発展中の中国に対する世界の関心に
慣れさせる事を助けるであろう。

#むしろ、関心はオリンピック後の(祭りの後の)経済がどうなるのかという事に・・