ttp://online.wsj.com/article/SB119577253477701437.html?mod=rss_opinion_main French Street Fight November 23, 2007; Page A12
(WSJ欧州版、社説)フランスのストライキ
一週間近く続いているフランスの交通ストライキの評論で、この事件は指導者がレーガン
に近いのか、シラクに近いのかを分けるもの、と書いている。
交通ストライキの原因は年金問題での特別扱いに関わるもので、一部の公共部門職員にの
み関係する。この問題自体はフランス経済の全体やその将来には関係が無い。しかしなが
らサルコジ大統領がこの先フランス経済の世界における競争力を回復するために規制改革
などを進めてゆく為には、組合を「中立化(=過剰な政治性を排除)」しなければならない。
その意味で、ストライキの帰結は、フランスの改革の可能性の先行きを占うものになる。
ストライキ解決の為の交渉が続いていて、水曜日には多くのフランス国有鉄道従業員は
ストライキの中断に賛成したがストライキ自体は継続している、だが組合側は防衛的に
なっている。
サルコジ大統領は就任以降、石油価格高騰や金融世界のクレディット危機など容易ならぬ
情勢の中で社会・経済改革を目指している。ストライキは追加の困難をもたらすもので、
サルコジ政権の運営は容易ではないけれど、サルコジによってフランス経済が低迷から抜
け出す可能性への期待は高い。