【政治経済】平成床屋談義 町の噂その41

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12日出づる処の名無し
ttp://ftalphaville.ft.com/blog/2007/11/15/8944/gavekals-four-scenarios-for-what-lies-ahead/
Gavekal’s four scenarios for what lies ahead
(FTアルファヴィレ)香港のGavekalの主張する、経済予測の4つのシナリオ

現状のマーケットには異常に高い不確定性があるわけで、経済成長がどうなるのか、金融
機関のバランスシートがどうなるのか、住宅産業の不振が何処まで影響するのか、FRBの
マネタリー政策がどう動くのか・・・不確定要素が大変多い。香港の投資会社Gavekalが
顧客向けに出しているニュースレターが興味深い4つのシナリオを提示している。

シナリオ1:FRBは追加利下げをせず、インフレと成長のリスクがバランスしているという
  見通しで進み、アメリカ経済はクレディット危機を乗り越えて成長する。これはとても
  強気のシナリオで、ドルは強くなり、金が値下がりし、香港や中国の株価も値下がりす
  る(両国の株価はアメリカの利下げを織り込んでる)アメリカ財務省債権はベアリッシ
  ュに、他の国の国債も弱含みになる。株式市場はコモディティやサイクリカル(これら
  が最近の主力になっていた)からテクノロジー、ヘルスケア、消費者製品などに主力が
  移行する。日本株は多分、強くなるかもしれない。

シナリオ2:FRBは追加利下げせず、アメリカ経済はクレディット危機を端緒に経済不況に
  突入し、日本の経験したようなデフレに入る。世界の株式が値下がりしドルが弱くな
  リ、コモディティも値下がりし、国債だけがもてはやされる。

シナリオ3:FRBは結局、追加の利下げをすることに為るが経済(成長)活性化に失敗しスタ
  グフレーションになる。金などコモディティがもてはやされ株式やドルは値下がりする。
  このシナリオは国債をのぞいて現在までの市場が織り込んできたしシナリオである。

シナリオ4:FRBは結局、追加の利下げを行い経済成長が復活する。この場合は株式、コモデ
  ィティ、ドルなどに朗報なのだが国債には最悪のシナリオになる。