【31日まで】小沢民主党研究第129弾【ぼくのなつやすみ】

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350高千穂 ◆VyZKkSDatc
 今年6月にドイツで開催された主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)での安倍晋三
首相(当時)と中国の胡錦濤国家主席との首脳会談をめぐり、中国側がその直前の台湾の
李登輝前総統の訪日を理由に会談を拒否していたことが27日、複数の関係者の証言で
分かった。
 しかし、日本側が譲らず、中国側が全面的に折れるかたちで決着、会談は行われた。こう
した安倍政権の“遺産”をどう継承できるかが、今後の対中外交の焦点になりそうだ。
 関係者によると、サミット開催に合わせた日中首脳会談は、日中間の戦略的互恵関係の
促進や北朝鮮問題などを話し合うため、早い段階で日本側が呼びかけ、中国も応じる構え
だった。
 ところが、中国側は、5月末になって会談中止を通告してきた。理由は、5月30日の李氏
来日だ。中国政府は、28日の日中外相会談で楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相が
麻生太郎外相(当時)に李氏訪日への懸念を表明していた。それにもかかわらず、日本側が
李氏の入国に何の制限も加えなかったことを問題視したのだ。
 これに対し、日本政府は、「サミット正式参加国は日本だ。招待国の中国と無理して会談
することはない」(当時の官邸筋)と会談の提案そのものを引っ込めた。
 これにあわてたのが中国だった。すぐに「李氏は日本で講演を予定している。これを(マス
コミなどに)完全クローズにするなら安倍氏と会談してもいい」とハードルを下げてきた。
 それでも日本側が「会談開催に李氏訪日の件を絡めるならば、会う必要はない」という安倍
氏の考えを伝えたところ、中国側は6月3日になって「条件はつけない。ぜひ会談を行いたい」
と全面的に譲歩。8日の首脳会談が実現した。
 李氏は7日に靖国神社参拝と講演を予定通り行い、講演では、「多くの人々が中国経済の
高度成長に惑わされ、危機の存在を否定するが的外れだ」などとも語った。
 日本側は「首脳会談で胡主席が、李氏に靖国を参拝させた日本を批判すると予想した」
(官邸筋)。だが、胡主席は李氏の靖国参拝にさえ触れなかった。
 中国側が強硬姿勢をあっさり転換したことについて、外務省幹部は「それが中国の交渉術」
とした上で、「これまで日本は中国の機嫌を損ねることばかりを恐れ、相手の思惑通りに
動いていた。しかし、このときは日本がぶれず、譲歩を引き出した」と振り返る。

つづく
351高千穂 ◆VyZKkSDatc :2007/10/28(日) 19:05:25 ID:TRWEaPtD
 外交筋は「安倍氏は靖国神社に行くとも行かないとも言わない『あいまい戦術』という
かたちで靖国カードを保持していたので、中国も強く出られなかった」と解説する。
 中国としては、あまり日本を刺激すると安倍氏が反中国の姿勢を鮮明にし、結果的に、
安倍氏の靖国参拝を招き、中国国内の暴動や反政府活動を誘発しかねない状況になるのを
恐れたというわけだ。
 政権交代後の今月11日に北京で開かれた東シナ海のガス田開発に関する局長級協議で、
中国側は、改めて強硬姿勢をみせている。
 こうした状況から、外務省内には「“親中派”の福田康夫首相に花を持たせる考えはない」
との見方も広がり始めた。外交筋は、「福田首相は早々に『靖国には参拝しない』と述べ、
靖国カードを手放しており、くみしやすいとみている」と指摘している。

ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071027/plc0710272135004-n1.htm