【政治経済】平成床屋談義 町の噂その30

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222転載人
以下、裏側氏のサイトより転載 1/3

シングルハル・タンカーの話は、おいらより良い資料上げてくれた方がいるので割愛。
ひとつだけ追加すると、各港での対応は、規則と言うより、ポート・オーソリティーの判断の方が大きい。
ポート・オーソリティーが入港不適と判断したら、入港出来ません。ちなみに、つい先日、居住国の港へ入ろうとした
米海軍のペリー級FFGが、ミサイル・ランチャーにミサイルが乗ってるって理由で入港拒否されてます。

フォート・グランジ:
これはその通りですた。給油艦しか見てなかった。給兵艦(艦隊補給艦の方が正解?)としては、
フォート・ロザリー在籍してる。(2003年版The Royal navy handbook)
ま、艦種的に関係ないのも同意。改名理由もちゃんと乗ってた。しかし76年建造かい・・・もう30年超えるんだねえ・・・

パキ艦燃料の話:
いぁ、21型がタインとスペイってのは判ってるんだが、就役時、タイン、スペイをDFM(F-76の以前の呼び方)で動かして
いたのかどうか、なんだが・・・ってのも、タイン、スペイには、軸ベアリングの潤滑問題があって、潤滑油変更やら、
軸の海水冷却やら、ベアリング変更やらがあったはず。(チリ海軍で問題になってた。)燃焼室での燃焼温度に制限があった
と思ってるんだが・・・ちなみに日本でライセンスされたモノでこの話は聞いた事が無い。
この辺の制限がどうなのか、パキの艦の情報が無い。譲渡時すでに改修済みなのかどうか??

ヨウツベの話:
あれ、水補給なのか?たしかナレーションでは燃料って言ってたと思ったが・・・

シリウス級:
ああ、もう就役してたのか。まだかかると思ってたんだが。これね、スペック見ると問題点が判るよ。
エンジンが1基1軸のくせして、直ドライブ。つまり低速ディーゼル船なんだよ。
ああ、F-76で動く低速ディーゼルの例があれば、意見は改めるがね。直結シャフトの場合、エンジンの軸回転数は良くて
100rpmくらいだ。60とか70rpmってのがざらにある。
これは前にも書いたと思うが、下手なAO使うなら、もっとでかいタンカーにハイラインのテンショナー仮設しても同じ程度
の事は可能だ。このクラスは民間タンカーにハイライン付けただけのもの。これが今のインド洋での補給が出来るなら、
リーフ級でもできるわな。

2/3へ続く
223日出づる処の名無し:2007/10/11(木) 17:09:50 ID:DS2Lg4wd
民主 沖縄戦決議、衆院でも提示 [10/11]
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1192087345/
224転載人:2007/10/11(木) 17:10:28 ID:LmHam836
続き 2/3

エトナ級、ストロンボリ級:
エトナ級が「とわだ」級と同じ?まさか。2100m3もドライカーゴどころか、弾薬まで補給可能、おまけに電子機器、
メカニカル、エレクトロメカニカと、三つも独立した工作部を持ってる艦だよ。給兵艦って言い方悪ければ、
高速支援艦だな。でも、航続7000海里じゃ、インド洋縦横に走り回るわけにも行かんだろ。
ストロンボリ級は確かにタンカーって言っても良い。でもね、ちゃんとバートレップやるって書いてあるんだけど?
スペックには無いが、バートレップするだけのカーゴは持ってるはずだよね。8700tの艦に。
で、AOEってなら、艦隊随伴程度の速度は必要。18Kt最大でどうするのよ。おまけに航続4600海里だよ。
イタリア海軍の支援艦としちゃ有用だけど、多国籍の艦艇に広いインド洋で走り回って補給できる艦じゃないよね。

さてと、いろいろ言われてるみたいだが、いくつか反論しておこう。
ただし、これは床屋さんに上がった分じゃないけどね。軍板も書けないからこっちに書いときます。

リーフ級:
別にペルシャ湾水域に存在したって不思議じゃ無い。ただ、「自衛隊と同じように補給行動をする」のが無理なだけ。
それと、民間タンカーでも給油だけなら出来るよ。防舷材(直径が3mくらいあるゴムの浮きね。)入れて、横抱きにしちゃえば、
ハイラインもバートレップもクソも無いわ。無茶苦茶波が大きく無い限り、道板だって渡せる。
もちろん、双方共停止状態でね。水深が浅い所ならタンカーが錨打っても良い。
10万t超えるようなVLCCなんかなら、軍艦は埠頭に係留するようなもんだ。これ、5万t級のタンカー同士ですらやる方法ね。

で、問題は、この方法をなぜやらないのか、ってこと。おいら的には理由はただ一つだね。
それは、この方法じゃ「間に合わない」多分、監視に給油のための穴が開くんだろうと思う。
ただ、これ、補給艦相手に限れば、結構有効だと思うんだけどね。ULCCでも洋上ステーションさせといて、補給艦を横抱きで給油、
補給艦が各艦に、ってやり方。これならシングルハルの問題も回避出来るし、積み取り時間も短縮出来る。ま、横曳きハイライン
よりも天候、海況の影響は受け易いけれどねぇ・・・・やらないって事は、インド洋の海況がそんなに生易しく無いって事かも・・・

3/3へ続く
225転載人:2007/10/11(木) 17:11:49 ID:LmHam836
続き 3/3

艦の速度:
何だか知らんが、やたら補給時速度にこだわってるね。これはすでに明確にしたはずで、12Ktだ。で、こんなもんは別に問題にならない。
5Kt差で120海里、20Ktで6時間だそうで・・・その6時間でタービン艦はどれだけの燃料を消費する?
補給を受けなければ、作戦継続ができない艦が、6時間、20Ktで走り続けられるのかね?
仮にそれが出来ても、天候や海況で補給が出来なかったら、補給が可能になるまでの燃料はあるのかね?
補給艦の速度が重要な意味を持つという論旨をずらそうとしてもだめだね。

補給艦の大きさ:
「とわだ」級と「サプライ」級を比較して、3倍だから、云々。で、そのサプライ級は何隻インド洋に派遣出来るのかね?
「サプライ」級は4隻、空母任務群は米国にいくつある?
「とわだ」級は3隻あって、現在その3隻がすべてローテーションしてる。他の任務に就く事は、基本的に無い。
3隻の「サプライ」級が「とわだ」級と同様にローテーションしてるなら、成り立つ理屈だが、居なけりゃ話にもならんわな。
ところで、「サプライ」級は最低、常時1隻、この作戦のための補給ステーションに就いてるのかい?そこから話を始めようじゃないか。

パキスタン問題:
なんかごちゃごちゃ言ってごまかしてるが、パキは自衛隊の補給が無ければ、参加できないよ。
自前燃料での参加は戦略備蓄の取り崩しって意味だからね。
最近は良くなったにせよ、インドとの関係を考えれば、純軍事的に戦略備蓄を取り崩してまで、参加する必要性は無い。
パキはそれほど石油精製能力があるわけじゃ無いから、精製度の高い、クリーンな燃料は数量的に多くは生産できないし、事実、
航空燃料なんかではシンガポールで委託精製してるくらいだしね。
政治的って言うなら、それはパキ側の話じゃ無いわな。反対に米英は「政治的」にパキの参加が必要だわ。
で、それには日本の補給艦が必須だって事だわな。ま、政治的ってなら、パキは日本からなんか供与される事には抵抗が無いって事くらいか?

で、パキの補給艦を上げて、性能的には自衛隊と変わらないって言ったのは誰?43年前に建造された船の現状ってのがどういうもんか、
知らなければ言えないやね。44年前に作られた操舵用油圧サーボのオイルシールって今でも同じ物が売ってると思うか?

*すみませんが、またご親切な方、床屋さんへコピペお願いします。度々申し訳ありません。

以上、地球の裏側氏のサイトより転載しました。