当時日本が公式に了承した条約で朝鮮独立のことが書かれているのはカイロ宣言(ポツダム宣言)くらい。
カイロ宣言(カイロ広報)
http://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/01/002_46shoshi.html “The aforesaid three great powers, mindful of the enslavement of the people of Korea,
are determined that in due course Korea shall become free and independent.”
ここでは別に日韓併合が不当だったとか、併合の解消をしろとか言ってない。
朝鮮の住人(日本人)が奴隷状態にあるから朝鮮を独立させろと言ってる。
伝統的に奴隷状態とは自らの自由が他者によってコントロールされていることを指し、
国家レベルの話では、政府権力や法規を生む出す主体が他者であることを言う。
きちんとした選挙制度があって政府や法規を作る主体が住民(国民)自身なら、
奴隷状態になってるとは言わない。
で、当時の日本を振り返ってみると、天皇制があったとはいえ、
日本本土では選挙が行われ、在日を含めた国民によって
政府が作られていたと言えるが、朝鮮ではそうではない。
朝鮮に住む人々(日本国民)には日本本土出身の者でも選挙権がなかった。
彼らは本土の住人による支配を受けていたわけだ。
ゆえに、カイロ宣言を普通に解釈すれば、その支配関係の解消であり、
選挙権が認められてない朝鮮住人にって独立政府が樹立させるべき
ということになる。
既に選挙権も参政権もあった本土住人(在日)を非国民化するなどと言う話はない。