チャンネル「桜」メディア界・激震 Part14

このエントリーをはてなブックマークに追加
422日出づる処の名無し

そろそろ統一的な見解を表明して議論の根底を大枠で規定する。

 1. 「日本という国」 に 「共通する理念」 とは単に 「いくつかの価値観を共有する社会」 の一つということである

 2. 仮にもし 「価値観が民族主義的原理主義である」 あるいは 「価値観が原理主義的一党独裁バンザイである」 というのなら
    「日本という国」 は 「それには組しない」 し 「それを後押しもしない」

 3. さらにもし 「価値観が宗教的原理主義である」 あるいは 「価値観が特定宗教による独裁バンザイである」 というのなら
    「日本という国」 は 「それには組しない」 し 「それを後押しもしない」

 4. 仮にもし 「価値観が資本主義であり自由主義であり民主主義である」 というのなら
    「日本という国は戦後一貫してそれであり、かつそれであり続けたいと願い」 かつ
    可能ならば 「それに組し」 て 「それでない世界よりもそれである世界を後押ししたい」 と考えている

これが、「日本という国」 を規定している根底であり、それがたまたま東アジアの日本列島という地域に
おいて現在までにずっと共有されてきているコンセンサスであり、それを共有することで 「国家」 を規定
しているという認識を持つべきである。

これ以外のこと、例えば 「天皇」 に関わることの一切は、それは憲法において 「象徴」 として記載される
ことを許すという 「共有可能な認識」 があるだけであり、これは 「日本という国」 を規定する根底の観念
ではないというべきだと考えられる。この前提で 「日本という国」 を想定すればあらゆることが整理可能であり、
矛盾が少なくなると考える。そしてこれが本来の近代的な国家概念だろうと考えられる。どうだろうか。
423日出づる処の名無し:2007/05/16(水) 13:28:45 ID:JKb+mEfD
>>422

従って、ここから出発すれば、例えば、仮に将来、条件が整えば、

  「民族主義的でなく、かつ、一党独裁でなく、かつ特定宗教の独裁でもない」
   ところの東アジアの統合

ということには、現在の 「日本という国」 の 「国民」 は同意にやぶさかではない
またはその基本的条件に賛同する、と考えて差し支えないものと思われた。

そこでは特定民族の優越であるとかの概念は入らないし、独裁的ないかなる機構も
共有し得ないものにならなければならず、現在もしそういった要素が卓越した国が
ありそれがずっと存続する場合には、こうした統合はあり得ないということでもあった。

そうならば、現在そうした国が抱く領土拡張や覇権主義といった観念が仮にあるとするなら
それには異をとなえざるを得ない、という必然的な結論に至るということだった。
なぜ中国に組し得ないのかはこれではっきりする。
424日出づる処の名無し:2007/05/16(水) 13:38:52 ID:JKb+mEfD

中国がまだ一党独裁であることが意味することとは、たとえば、現在もまだ続いている
法輪功への弾圧という状況に現われていて、これが 「一党独裁」 という国家体制が
意味し、時に応じて現われてくるところの典型的なパターンであったことを思い起こさせた。

この構造的に不可避な状況は、ちょうど北朝鮮で現われている状況と同じであった。

結果的に今では大国の中国共産党がやっていることも、超小国の北朝鮮がやってきた
ことも、その本質は全くイコールであることはここから結論可能であったが、中国共産党
の場合は、1980年代に入ってすぐ経済の開放政策を取ったことからそれが分りにくくなって
いたということで、ソビエトが生きているまでは親日方針を採っていたために日本国民には
その本質がより不明にされて来たということに過ぎないのではないだろうか。
425日出づる処の名無し:2007/05/16(水) 13:48:14 ID:JKb+mEfD

なぜ日本を嫌う近隣国が多いのかは、そこでの反日教育の徹底ぶりからして
避けられない問題ということと、日本でも結果として同じようになっている問題の
両方があり、その原因をいつかは総括して改革する必要があった

中国では自国の忌み嫌うべき歴史を隠蔽していて、文革での大殺戮と大破壊の歴史、
周辺国への侵略と虐殺の現実などを一般国民には教えず、同時に日本については
帝国主義時代の大陸侵攻とそこでの蛮行を極大に教える反面、戦後平和主義となり
国交も回復して巨額のODAも提供してきたことは一切教えないなど、「自国=清廉
だが日本=悪玉のまま」教育だったが、実は日本では中国の侵略主義の実態については
教育も報道もタブーで行なわれなかったことが原因である。

それで、日本が戦時の自国の悪逆を印象付ける歴史教育になったことには、悪い面と良い面
の両方あった。大陸での旧日本陸軍の侵攻は問題がないわけではなく、責められても
仕方ない面があったことを素直に反省して戦後の平和主義の日本というイメージを高める
ことに成功したということと、結果としてその面でBBCでの世界的なアンケート調査では
 「世界に良い影響を与えている」 という評価が出るなど成果もあったことは確かである。
426日出づる処の名無し:2007/05/16(水) 13:52:22 ID:JKb+mEfD

一方で、こうした歴史観を教育して日本を閉じ込める戦略を取ったのは米占領時代の
教育政策の結果でもあり、旧日本領の韓国などの民族主義的反日教育に介入しなかった
のも日本への牽制として有効と判断したからで日本を永久的に実質上の属国にする
ためにこの有効な戦略は成功した。その結果、日本の印象は世界に対して良くなったが
中国、韓国朝鮮からの精神攻撃に対して謝罪するだけが対策となったのも、実はそうした
国民の意識がそのように制御されたことが最大に奏功したからでもあって、多分に彼らの
対日工作の結果でもあった。

一方で当時与えた平和憲法は今では米国には邪魔になり、現在は改憲して集団的自衛権
を認めさせる方向に動いていた。平和憲法がもたらした平和なイメージの日本が得た部分は
多かったが、中国共産党の悪質な自国統治政策の実態やそれへの批判までもが封じられて
しまった偏向の結果、国民はバランスの取れた倫理観が保てず、一方的に自国だけが悪党
だという印象だけが増長する結果となったのだった。やはりこれは正しくはなかったのかも
しれない。
427日出づる処の名無し:2007/05/16(水) 13:58:19 ID:ZKcm7aAe
朝鮮や中国を敵視するあまり、
「価値観が民族主義的原理主義である」 あるいは 「価値観が原理主義的一党独裁バンザイである」体制を日本に望み、後押ししようとしているのが、狂信的国家原理主義桜信者。
桜がなくなれば、日本は終わり、と、のたまう狂信ぶり、自己陶酔ぶりは、オウム信者のそれと何ら変わりがない。
少数であろうと、弱小であろうと、オウムの例がある。
今のうちに徹底的に(言論によって)叩いておかなければならない。
428日出づる処の名無し:2007/05/16(水) 13:58:59 ID:JKb+mEfD
>>426 (続き)

それでもなぜ北朝鮮などへの批判や反感だけは高まったのかと言えば、それは北朝鮮の国内統治
のありようがつぶさに伝えられ、その価値観が許容不可能なものであることが客観的にも主観的にも
判断された結果だった。

そこが中国や韓国の国内状況の実態がテレビ新聞のマスコミによって詳しく伝えられて来なかった
ことと、完全に対照的な点であった。

もし仮に中国共産党のやっている宗教弾圧や周辺国への侵略、良民の拷問虐待、虐殺、度重なる
原爆実験の加害の現実がはっきり報道されてきていたら、中国政府への反感、批判・非難の声は
抑えることができなかったはずだったし、相対的に日本の過去の大陸侵攻の悪逆という事実との
バランス感覚上、当然彼らへの批判は正当なものとして育つはずだったが、それができなかった。

長年のこの報道の偏向が国内の言論の偏向を維持し促進した結果として 「自国嫌い」 になると
いう構図ができてきたと推察される。それが日本文化から自国民が乖離した大半の理由であり、
それとは逆に海外の外国人がむしろ武士道などの伝統的日本文化にあこがれてやってきて
日本文化の有力な担い手になっていることの意味が読み取れるのである。
429日出づる処の名無し:2007/05/16(水) 14:07:20 ID:JKb+mEfD

韓国については中国に対する状況とは異なっていたが、朝鮮半島統治についての歴史的な事実や
併合時の状況、それまでの朝鮮の歴史の詳細などが教育内容から抜け落ちてしまったことが大きかった。

台湾統治と本質的に変わらないものだったことも教えられなかったし、そこでの当時の台湾人や朝鮮人
の生活実態とも知らされずに 「一方的に日本が彼らを虐待した」 という印象を植え付ける教育になった
ことが、韓国朝鮮に対する観念において蔓延したデマの原因の根底を支えたのではないだろうか。

本当は、台湾朝鮮での日本の治政は、欧米列強が当時までに行なってきたそれとは本質的には異なる
ものだったことも一切教えられないままだった。そのために台湾がなぜ親日的かの理由を知らない人も
多かった。

430日出づる処の名無し:2007/05/16(水) 14:08:02 ID:Zzstthh3
http://nf.ch-sakura.jp/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=2296&forum=1&start=90
>正直に申し上げて、恥ずかしながらチャンネル桜友の会会員数は、未だ一千名
>にも達していない状況で有ります。
>予想通り(予想外?)というのか、苦戦であります。
>このまま行けば、半年以内に行き詰り、放送を中止することになるでしょう。
>これが厳しい現実であります。

天下国家を語る前に経営努力しないとなw
あと信者はなんで御布施しないんだろう?不思議でしょうがない。
431日出づる処の名無し:2007/05/16(水) 14:26:29 ID:JKb+mEfD

結局、日本は今世界に印象の良い国になったのには良い面だった。しかし、それで正当な
批判精神までもが無くされてしまったことは良くなかったということであった。

なぜ中国共産党は覇権的性格を変えないままあえて米国に対抗しようとするのかについては
結局、中国が本当の意味で民主化することは共産党という存在自体の消滅を意味し、それを
危惧するということが第一なのではなかったか?

その表れとして、法輪功弾圧という現実があっただろうし、共産党に匹敵する構成人員数自体
が共産党の存在自体への脅威になり、その認識と同時に突如弾圧が開始されたという経緯を
そのまま物語った。

基本的に「共産党一党支配という価値観」は「人民のためのそれではなく党人らの利権のための
価値観」であるに至っては、もはやそこには正当な根拠も理由もないはずであったが、

「中国」 と 「他国との対立」 というものが、「そうでない」 価値観との対立なのだとすれば、
「中国の政権」 がその価値観を、現在のスタンダードである共通の価値観、すなわち現在の日本の
それでもある(>>422) 「資本主義であり自由主義であり民主主義であるそれ」 と同じものに
しさえするなら、彼らの根本問題は解消されてしまうことを意味するようにも思われた。

すなわち、本質的に民主化なった中国は現在の日本のそれと同様に、覇を唱える必然性がなくなり
「中国で真の意味の民主化が実現」 した暁には、現在深刻に懸念されていた 「中国の覇権と
いう問題」 はなくなるという結論に至るのではないか?

仮にもし、現在の日本が 「核抑止」 によって現在の中国に対抗した場合、国土の広さと莫大な
人口の違いで、日本側の不利は相当程度に明らかだろうが、もし日本の国防がかなうとすれば、
それは中国の真の民主化によって初めて解決されるのではないだろうか。
432日出づる処の名無し:2007/05/16(水) 14:39:53 ID:JKb+mEfD

>>422からにある通り、ここらで日本のスタンスを明示的に示し、世論をバラバラな状態から
整理された世論にまとめていくことが望まれていると感じられたため、ここにそのモデルを
掲げてみた。

   >>422-426>>428-429>>431   ・・・・・(*1)

こうであるなら、右翼であるとかネトウヨであるとか国粋主義者であるとかいった意味の束ね方
は無意味であることは誰にでもはっきりわかる。

この (*1) をスタンダード世論モデルとして掲げることを提案し、
これに対してどのようなスタンスを取るのかを検討してみてほしい。

こうすれば健全にしてまとまった意味のある言論になり、スタンダードとして掲げるに足る
より広範な支持が得られるのではないか。

何かの運動をしていく場合、その概念構造を明瞭に掲げ、理想と理念に疑念を抱かれない
ように定義する必要があったかと感じていたので、あえて長文にて掲示した。

以上、検討願いたく考える。