■□■人権擁護法案反対KN極東総司令部 5■□■

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175日出づる処の名無し
連投すみません。これで一段落しますのでご容赦ください。

行政事件訴訟法が改正されて効力を発揮したのは平成17年4月1日からなので人権擁護法案提出時には、委員会が暴走
するという仮定をする場合に、冤罪や行き過ぎたふるまいを止める手段が十分に整備されていなかったのは確かです。

この点については行政事件訴訟法が改正されたことで状況が随分マシになったと思います。

もちろん、反対運動を起した頃には、反対意見には十分すぎるほどの正当性があったと思いますし、今でも一定以上の正当性は
認められます。ここで指摘があったように疑われた側が訴訟を起さないと、待ったがかからない点のバランスの悪さや個人で行政
に対する訴訟を起すことのハードルの高さという指摘は間違ってないと思います。

ですが、アニサロでは、この辺りの事情が変わってきます。アニメに行き過ぎた規制をかけようと委員会が個人を狙い撃ちにしたと
仮定しても、その行政指導によって利害が生じる者は行政事件訴訟法の中で規定されている様に、無効確認等の訴訟を起こす
要件を満たすので、制作会社やテレビ局が訴えを起すことが可能で、ハードルが高すぎて委員会の横暴に歯止めをかけられない
事態は考えられません。

無茶な出頭要請で過料を課して当事者の社会生活を阻害するような圧力はかけられません。出頭拒否が正当かどうか判断する
のは、行政手続法に基づき地方裁判所が扱うからです。むしろ事実関係の確認に必要な範囲を大幅に逸脱した出頭要請をした
人権委員会が非難されて終わりでしょう。

「特定」の者に対する差別的言動や虐待、「不特定多数」の者に対する不当な差別的取扱いを助長する行為のいずれも普通の
アニメが規制される要件になり得ないことと併せて考慮すると、「アニメもやばい」は法解釈を適切にできない人の勘違いか、
故意に誤った認識による扇動を行っているかのどちらかだということになります。

このスレッドで法案に反対している人たちの主張には正当性が認められますが、アニメサロンに居座って1人で頑張っている人
の主張には正当性が認められない、板違いで迷惑というのはそういうことです。

こういう人が居ることで、反対派全体が胡散臭く見られることは、このスレにとっても大変な不利益だと思いますよ。