【左じゃないよ】小沢民主党研究第46弾【中韓派だよ!】
>>375 テカとローゼンの絡みのうち、「面積半分返還私案」部分を書き起こしてみた。
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前原誠司
ある新聞の時評なんですが、安倍内閣発足直後の会見で麻生外務大臣が「二
島ではこっちがだめ、四島では向こうがだめ。間をとって三島返還というのは、
ひとつのアイデアとして考えられる」と、こういうお話をされたということで
あります。
これを直ちに私は批判するつもりはありません。交渉事でありますので、ど
のくらいの時間をかけるのかと、今年が日ソ共同宣言(なぜか中ソと言った)
五十周年ということでございまして、スペインなんかは二百何年かけて領土問
題を解決したという例もありますので、拙速にやって損したということ、タイ
ムスパンをどれだけとるかということは、大変重要な問題だと思いますけれど、
交渉事には私はアローワンスがあってもいいと思うんです。ただ、ひとつ私、
気になりましたのは、たとえば二島先行返還のときもそうだったんであります
が、島の大きさというものを、果たしてそういう議論をされている方々はちゃ
んとわかっておられるのかということなんですね。四島あって半分は二島じゃ
ないんですね。
ご存知であればお答えを頂きたいと思いますけれど、歯舞、色丹が四島のう
ち何パーセントで、じゃあ三島、国後まで入れたら何パーセントか、大臣。ご
存知なければいいですよ、私、お答えしますから。
麻生太郎
あの、ご指摘正しいと思いますが、半分にしようじゃないかといいますと、
択捉島の二十五パーセントを残り三島にくっつけますと、ちょうど五十・五十
くらいの比率になります。だいたい、アバウトそのくらいの比率だと存じます。
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【続く】
【
>>444の続き】
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前原誠司
二島が七パーセント。歯舞、色丹で七パーセント。国後を入れて三島で三十
六パーセント。ですからおっしゃるように、十四パーセント……択捉ってすご
く大きいです、六十四パーセントあるわけでして、ですから半々にしたとして
も、いままさに外務大臣がおっしゃったように、半々にしたとしても択捉はあ
る程度は入れなきゃいけないと。ですから三島という言い方をしてしまうと、
自民党の議員さんで、モスクワで三島でいいんだなんておっしゃった方が、議
長の息子さんでおられるようでありますけれど、これは私はよくない話だと思
うんですね。
繰り返し申し上げますけれども、交渉事ですからいろんなアローワンスがあ
ってもよい。しかし、中国とロシアが国境線の確定をしたときに、お互い半々
にしたんです、中露は。だからそれに倣えというのではありません。原則は四
島でありますけれども、この問題を本当に解決するんだという意識があればで
すね、いまのことも含めて、三島と言い切ってはだめ。つまりは、仮に半分に
まけたとしてもですよ、私はまけるつもりはありませんが、まけたとしても四
島ははいるんだというところの認識を持って、この話はしておかなくてはいけ
ないということでありまして、その点、交渉されるのは外務大臣、当事者です
から、公式見解はもう時間も三十分しかありませんので、公式見解はわかって
います。それは当然あるとして、しかしご自身の言葉でですね、じゃあ臨むに
あたって、今の私の指摘も含めてどういうふうに考えておられるのか。本音で
答弁を頂きたいと思います。
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【続く】
【
>>445の続き】
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麻生太郎
ご指摘のありましたとおりだと存じますが、基本的には、いわゆるこの話を
このままずっと二島だ四島だゼロだ一だというんで、ずっと引っ張ったままか
れこれ六十年きたわけですが、こういった状況をこのまま放置して行くという
ことが双方にとっていいかといえば、これは何らかの形で解決する方法を考え
るべきではないか。これがプライオリティの一番です。
二番目は、その時には双方が納得するような話でないといかんのであって、
いま言われましたように、二島だ三島だ四島だという話になると、これはこっ
ちが勝ってこっちが負けだという話みたいになって、双方ともなかなか合意が
得られないと。いって、いまジトマンスキーって、中国とロシアの間の島のこ
とですが、あのジトマンスキーの時はあれで話をつけたという例もあります。
確かに領土の話というのは、先ほどスペインの話を出されましたし、ほかに
も世の中いろいろ、世界中ありますんで、その中には金で話をつけた、たとえ
ばアラスカのような例もあれば、また、ニューオーリンズの例もあれば、いろ
いろ、例はいっぱいあります。そういった例を引くにつけましても、この種の
話をするときに、いま言われたように島の面積も考えないで、二島だ四島だ三
島だというのは話の他、全くそうだと思います私も。
したがって、半分だった場合というのを頭に入れておりましたんで、択捉島
の西半分というか南のところはもらってはじめて、それで半分よという話にな
るんだと存じます。幸いにして右というか、東方、北東の方に人口は集中して
おりますんで、そこらのところの人口比が圧倒的に多いというのも事実なんで
すが、いろんな意味でこれは交渉事ですから、いま、いろいろ交渉していくに
あたって、現実問題をふまえたうえで、双方どうするかというところは十分に
腹に含んだうえで、交渉にあたらねばならんと思っております。
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【おしまい】