>>375 テカとローゼンの絡みのうち、「面積半分返還私案」部分を書き起こしてみた。
----------
前原誠司
ある新聞の時評なんですが、安倍内閣発足直後の会見で麻生外務大臣が「二
島ではこっちがだめ、四島では向こうがだめ。間をとって三島返還というのは、
ひとつのアイデアとして考えられる」と、こういうお話をされたということで
あります。
これを直ちに私は批判するつもりはありません。交渉事でありますので、ど
のくらいの時間をかけるのかと、今年が日ソ共同宣言(なぜか中ソと言った)
五十周年ということでございまして、スペインなんかは二百何年かけて領土問
題を解決したという例もありますので、拙速にやって損したということ、タイ
ムスパンをどれだけとるかということは、大変重要な問題だと思いますけれど、
交渉事には私はアローワンスがあってもいいと思うんです。ただ、ひとつ私、
気になりましたのは、たとえば二島先行返還のときもそうだったんであります
が、島の大きさというものを、果たしてそういう議論をされている方々はちゃ
んとわかっておられるのかということなんですね。四島あって半分は二島じゃ
ないんですね。
ご存知であればお答えを頂きたいと思いますけれど、歯舞、色丹が四島のう
ち何パーセントで、じゃあ三島、国後まで入れたら何パーセントか、大臣。ご
存知なければいいですよ、私、お答えしますから。
麻生太郎
あの、ご指摘正しいと思いますが、半分にしようじゃないかといいますと、
択捉島の二十五パーセントを残り三島にくっつけますと、ちょうど五十・五十
くらいの比率になります。だいたい、アバウトそのくらいの比率だと存じます。
----------
【続く】