>>110 要点を整理してくださってありがとうございます。
非常に論点を解りやすく説明されていると思います。
少し小見出しをつけると、読解力のない否定論者にも理解しやすくなると思います。
【事実経過】
まず南京の便衣兵は殆ど「元正規軍」である。
それも戦闘中ではなく安全区から摘出した 「便衣兵容疑者」である。
正規軍が国際法違反(
>>57に参照)した場合には「凡そ戦時重罪人は(略、という流れでいくことになる。
【否定論的コクサイホウ論の矛盾 1】
所か、おかしな論理を言い出す否定派がいた。
便衣兵は戦時重罪人にはあたらないから「裁判」の必要がないと主張した。
理由は便衣兵を戦時重罪人として扱う法律がないから。
では南京の便衣兵(正規軍)は何をもっては何を違反すれば交戦資格を失い捕虜の権利も無くなるというのかな?
記憶に間違いがなければ確かに否定派のボス東中野氏は交戦資格の4条件の違反を盾に「処刑」の合法を主張したね。
だがハーグ陸戦規則の第一条の交戦者の4条件は「正規軍」向けではなくあくまで「民兵」などが「交戦資格」を与えられる「条件」に過ぎない。
「正規軍も厳守しろ」とは国際法のどこにも明記されていない。(
>>87)
従ってこの否定派論理から言えば「法律は無いから違法ではない」とすれば便衣兵(正規軍に限るが)は違法ではないので「処刑」される筋合いはないのである。
【否定論的コクサイホウ論の矛盾 2】
そうしたら、今度は別の否定派から「正規軍には当然適用されるということだ」と主張した。
だったら、規則違反した兵士は「戦時重罪人」として「凡そ戦時重罪人は(略、という流れで ならなげればならんのに・・・。
という否定派同士の論理矛盾。「同士撃ち」がはじめたわけ。以上。