【文化】ジャポニスム第六十三面【世界の中の日本】

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710日出づる処の名無し
日本語は、漢字、ひらがな、カタカナの他に実は、もう一つ文字表記の体系があり、
それは、文字+ルビでの日本語表現だそうで。
基本的なルビの使い方は「漢字+ひらがなの読み」だけど、これを一つの文字として捉えると
表意文字と表音文字を取り入れたほとんど反則状態の超変体卑怯文字であり、これを日本人は普段意識しないで活用しているとのこと。

利点としては
・読みやすさを崩さずに文章を記述可能(アルファベットの版組(はんぐみ)みだと文字(もじ)の上(うえ)にルビ打てないんで
文節(ぶんせつ)の後(うし)ろにイタリックで挿入(そうにゅう)するか、脚注にするしかない。
・コンパクトさに加えて、瞬間的な情報の取得が他と比べてし易い。
・漢字を良く知らない子供でも特別に文章を用意しなくてもいい。
・常に漢字の読みを学習している状態である。
・漢字の視覚とひらがなの音の両方を活用して読んでるので言葉が記憶しやすい。
とか

で、今現在このルビをフル活用してるのが日本の漫画らしい。
あの吹き出しに入れる為コンパクトに情報をまとめられたルビ付き日本語を長ったらしくせずに
いい感じに翻訳するのはかなり難しいとのこと。

で、普通のルビならまだしも、漢字+カタカナルビとか 日本語全般+関連後ルビ
・主機関、起動(メインエンジン、スタート)  了解(ラジャー)
・強敵(とも) 家族(わたしたち) 森羅万象(ありとあらゆるもの) AQUA(火星)

とかは、もう翻訳不能で匙を投げている状態なんだと。

以上、当たり前すぎて日本人にはなかなか意識できないジャポニズムでした。