天皇家の成り立ちや出自はどうでもいい。
今の天皇家がやがて政治的権威というシステムに組み込まれていったのは
最初に台頭していった祖先が優秀だったからではあろうが、
別の優秀な血筋がそういうものになっていったとしても別に事体は変わらないだろう。
国内的には男系であれ、雑系若しくはこれから新たな女系を築いていっても
国民の敬愛を意地出来るのならば、確かに問題はないのだろう。
個人的には敬宮様が天皇になられても敬愛は出来る。
だが世界的に君主の娘とその夫の子が皇太子になった場合、
皇太子がやがて君主になった時、祖父の王朝は断絶し父の血の王朝に切り替わったのだと看做される。
何故、男系であるべきかと言うのはそれがこれまで続いてきたという伝統があるからだ。
男系が続いてきたからこそ、世界最古の王朝と認められている。
血統のドミノは倒れた時点でおしまいだ。
雑系または新たな女系に切り替わったら、世界最古の記録もいつか他国に破られるかも知れん。
特にアメリカのような歴史の浅い國とつきあってく上で、世界最古の伝統は強みになり、
男系維持は国益であるのだと思う。