>>62 >明治から現在にかけての歴史観を取り戻していれば、無効論も受け入れられるが、
>単に国会決議をするだけでは、心情的に受け入れられない国民も多数居るでしょう。
逆の着想が必要じゃないでしょうか?
歴史観を取り戻すために留意しなければならないのが「さて?現行憲法こそが歴史忘却の元凶ではなかったか?」
という視点だと思います。東京裁判史観・自虐史観の発信源は「日本国憲法史観」です。
偽憲法は偽造された歴史でないと正当化できません。教科書問題は原因(偽憲法)に即した現象(偽歴史)となっ
たまでです。ゆえに、偽憲法を改正(=承継)しても歴史偽造の必要性は今までどおり変わりません。
改正しても「日本国憲法」は「日本国憲法」です。「日本国憲法」の出自はいつまでも被占領下のものとして説明
教育されます。そこには正統性も合法性もない。帝国憲法違反、国際法違反、戦争犯罪性が明らかです。
議事録に明らかなように「事実の上でも」又、帝国憲法に明らかなように「法律理論の上でも」もともと「日本国憲法」
は憲法として無効なのですから無効論は生き続けます。論理的には無効論が正しいということが継続します。
つまり、無効な憲法には無効確認が可能となる「始期」(いつから)はあっても「終期」(いつまで)というものはありま
せん。無効憲法は無効確認による消滅の運命を、実際に消滅するまで自らの内に胎んでいるのです。
消滅の運命を約束されているのです。
改正論者には、この「消滅の運命を約束されている」ことを本当に文字通り理解してもらいたいです。
さらには、無効論という正論に対抗して被占領下の憲法制定史について「国民が圧倒的に支持した」とか「戦前は
天皇制絶対主義の国家であった」などとウソをつきつづけなければならないことは今と変わりません。
偽憲法は東京裁判史観や自先祖虐待史観と相性がぴったりです。
このとおり、改正することによって歴史観回復は余計に困難になります。